JIS A 0203:2019 コンクリート用語

JIS A 0203:2019 規格概要

この規格 A0203は、コンクリートに関して用いられる主な用語及び定義について規定。

JISA0203 規格全文情報

規格番号
JIS A0203 
規格名称
コンクリート用語
規格名称英語訳
Concrete terminology
制定年月日
1980年11月15日
最新改正日
2019年5月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.040.91, 91.100.30
主務大臣
経済産業,国土交通
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, 生コンクリート 2020, 土木 I 2020, 土木 II 2020
改訂:履歴
1980-11-15 制定日, 1986-09-15 確認日, 1993-03-15 改正日, 1999-02-25 改正日, 2006-04-25 改正日, 2014-02-25 改正日, 2019-05-25 改正
ページ
JIS A 0203:2019 PDF [20]
                                                                                   A 0203 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 分類・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[17]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 0203 pdf 1] ―――――

A 0203 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
コンクリート工学会(JCI)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び国土交通大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによ
って,JIS A 0203:2014は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣,国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 0203 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 0203 : 2019

コンクリート用語

Concrete terminology

1 適用範囲

  この規格は,コンクリートに関して用いられる主な用語(以下,用語という。)及び定義について規定す
る。
なお,技術上重要な改正に関する新旧対照表を,附属書Aに示す。

2 分類

  用語は,次のとおり分類する。
a) コンクリート
b) 材料
1) セメント
2) 混和材料
3) 骨材
4) 補強材
c) コンクリート及び材料の性質
d) 設備及び施工

3 用語及び定義

  用語及び定義は,次のとおりとする。
a) コンクリート
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1010 セメントペース cement paste
セメント,水及び必要に応じて加える混和材料を構成材料と
ト し,これらを練り混ぜその他の方法によって混合したもの,
又は硬化させたもの。
1020 モルタル mortar
セメント,水,細骨材及び必要に応じて加える混和材料を構
成材料とし,これらを練り混ぜその他の方法によって混合し
たもの,又は硬化させたもの。
1030 グラウト grout
空隙,目地,ひび割れなどの細かい隙間を充するために,
注入用材料として用いるセメントペースト又はモルタル。
1040 ポリマーセメン polymer-modified mortar
結合材にセメント及びセメント混和用ポリマー(又はポリマ
トモルタル ー混和剤)を用いたモルタル(JIS A 1171参照)。
1050 ポリマーモルタ polymer mortar
結合材にポリマーだけを用い,充材及び細骨材を加えたも
ル の。レジンモルタルとも呼ばれる。
1060 ポリマー含浸モ polymer-impregnated
浸透性重合性をもつモノマーを脱気後含浸させ,重合させた
ルタル セメントモルタル。 mortar

――――― [JIS A 0203 pdf 3] ―――――

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A 0203 : 2019
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1101 コンクリート concrete
セメント,水,細骨材,粗骨材及び必要に応じて加える混和
材料を構成材料とし,これらを練り混ぜその他の方法によっ
て混合したもの,又は硬化させたもの。
1102 フレッシュコン まだ固まらない状態にあるコンクリート。 fresh concrete
クリート
1103 プレーンコンク plain concrete
セメント,水,細骨材及び粗骨材だけを構成材料とし,混和
リート 材料を用いないコンクリート。無筋コンクリートを指す場合
がある。
1104 AEコンクリート AE剤などを用いて微細な空気泡を含ませたコンクリート。 air-entrained concrete
1105 流動化コンクリ plasticized concrete
あらかじめ練り混ぜられたコンクリートに流動化剤を添加
ート し,これをかくはんして流動性を増大させたコンクリート。
1106 レディーミクス ready-mixed concrete
整備されたコンクリート製造設備をもつ工場から,荷卸し地
トコンクリー 点における品質を指定して購入することができるフレッシ
ト ュコンクリート(JIS A 5308参照)。
1201 普通コンクリー normal-weight concrete
砂・砂利,砕砂・砕石,各種スラグ骨材などを用いてつくら
ト れる,単位容積質量又は密度が2.3 t/m3前後のコンクリート
(JIS A 5308参照)。
1202 軽量コンクリー lightweight concrete
骨材の全部又は一部に人工軽量骨材を用いて,単位容積質量
ト 又は密度を普通コンクリートよりも小さくしたコンクリー
ト(JIS A 5308参照)。
1203 重量コンクリー heavyweight concrete
骨材の全部又は一部に重量骨材を用いて,単位容積質量又は
ト 密度を普通コンクリートよりも大きくしたコンクリート。
1204 気泡コンクリー cellular concrete
モルタル又は最大寸法の小さな粗骨材を用いたコンクリー
ト トに,多量の気泡を含ませることによって,単位容積質量又
は密度を小さくしたコンクリート。
1205 高流動コンクリ high fluidity concrete
材料分離抵抗性を損なうことなく,流動性を著しく高めたコ
ート ンクリート。
1206 膨張コンクリー 混和材として膨張材を用いたコンクリート。 expansive concrete

1207 ポリマーセメン polymer-modified concrete
結合材にセメント及びセメント混和用ポリマー(又はポリマ
トコンクリー ー混和剤)を用いたコンクリート(JIS A 6203参照)。

1208 ポリマーコンク polymer concrete
結合材にポリマーだけを用い,充材,細骨材及び粗骨材を
リート 加えたもの。レジンコンクリートとも呼ばれる(JIS A 1181
参照)。
1209 ポリマー含浸コ polymer-impregnated
浸透性重合性をもつモノマーを脱気後含浸させ,重合させた
ンクリート セメントコンクリート。 concrete
1210 再生骨材コンク recycled aggregate concrete
骨材の全部又は一部に再生骨材を用いたコンクリート(JIS
リート A 5021,JIS A 5022及びJIS A 5023参照)。
1301 無筋コンクリー 鋼材などで補強されていないコンクリート。 unreinforced concrete,
ト plain concrete
1302 鉄筋コンクリー 鉄筋で補強されたコンクリート。 reinforced concrete

1303 鉄骨鉄筋コンク 鉄骨及び鉄筋で補強されたコンクリート。 steel framed reinforced
リート concrete
1304 プレストレスト prestressed concrete
PC鋼材などによってプレストレスが与えられているコンク
コンクリート リート。
1305 短繊維補強コン 短繊維で補強したコンクリート。 fiber reinforced concrete
クリート

――――― [JIS A 0203 pdf 4] ―――――

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A 0203 : 2019
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1306 連続繊維補強コ 連続繊維補強材で補強したコンクリート。 concrete reinforced with
ンクリート continuous fiber
reinforced polymer
(FRP) ars and/or grids
1401 プレキャストコ precast concrete
工場又は工事現場内の製造設備によって,あらかじめ製造さ
ンクリート れたコンクリート部材又は製品。
b) 材料
1) セメント
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2000 セメント cement
水と反応して,硬化する鉱物質の微粉末。一般にはポルトラ
ンドセメント,混合セメントなどをいう。
2110 ポルトランドセ portland cement
水硬性のカルシウムシリケートを主成分とするクリンカー
メント に適量のせっこうを加え,微粉砕して製造されるセメント。
一般にはJIS R 5210に規定するセメントをいう。
2111 普通ポルトラン 一般の用途に用いる汎用性のあるポルトランドセメントordinary portland cement,
ドセメント (JIS R 5210参照)。 normal portland cement
2112 早強ポルトラン high-early-strength
強度の発現が,普通ポルトランドセメントより早くなるよう
ドセメント に調整されたポルトランドセメント(JIS R 5210参照)。portland cement
2113 超早強ポルトラ ultra-high-early-strength
強度の発現が,早強ポルトランドセメントよりも更に早くな
ンドセメント るように調整されたポルトランドセメント(JIS R 5210参portland cement
照)。
2114 耐硫酸塩ポルト sulfate-resistant portland
硫酸塩の侵食作用に対する抵抗性が,普通ポルトランドセメ
ランドセメン ントより大きくなるように調整されたポルトランドセメンcement
ト ト(JIS R 5210参照)。
2115 中庸熱ポルトラ moderate-heat portland
水和熱が,普通ポルトランドセメントより小さくなるように
ンドセメント 調整されたポルトランドセメント(JIS R 5210参照)。 cement
2116 低熱ポルトラン low-heat portland cement
水和熱が,中庸熱ポルトランドセメントよりも更に小さくな
ドセメント るように調整されたポルトランドセメント(JIS R 5210参
照)。
2117 白色ポルトラン white portland cement
セメントペーストの色が硬化後も白色になるように,鉄分を
ドセメント 少なくしたポルトランドセメント。
2130 混合セメント blended cement
ポルトランドセメントに,高炉スラグ微粉末,シリカ質混合
材,フライアッシュなどの混合材をあらかじめ混合したセメ
ント。
2131 高炉セメント portland blast-furnace slag
混合材として,高炉スラグ微粉末を用いた混合セメント(JIS
R 5211参照)。 cement
2132 シリカセメント portland pozzolan cement
混合材として,シリカ質混合材を用いた混合セメント(JIS R
5212参照)。
2133 フライアッシュ portland fly-ash cement
混合材として,フライアッシュを用いた混合セメント(JIS R
セメント 5213参照)。
2150 アルミナセメン calcium-aluminate cement,
水硬性のカルシウムアルミネートを主成分とするクリンカ
ト ーを微粉砕して製造されるセメント。 high alumina cement
2160 エコセメント ecocement
都市ごみ焼却灰,下水汚泥などを,セメントクリンカーの主
原料とする資源リサイクル形のセメント(JIS R 5214参照)。

――――― [JIS A 0203 pdf 5] ―――――

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JIS A 0203:2019の国際規格 ICS 分類一覧