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A 1119 : 2014
附属書A
(参考)
コンクリート中のモルタルの単位容積質量の差
及びコンクリート中の単位粗骨材量の差の算出方法
A.1 コンクリート中のモルタルの単位容積質量の差及びコンクリート中の単位粗骨材量の差の算出例を
表A.1に示す。
表A.1−算出方法
容積方法で空気量を測定した場合 空気室圧力方法で空気量を測定した場合
ミキサ内のコンクリ ミキサ内のコンクリ ミキサ内のコンクリ ミキサ内のコンクリー
ートの前部,同心円のートの後部,同心円のートの前部,同心円のトの後部,同心円の内
外側又はミキサから 内側又はミキサから 外側又はミキサから 側又はミキサから排出
排出されるコンクリ 排出されるコンクリ 排出されるコンクリ されるコンクリート流
ート流の始めの部分 ート流の終わりの部 ート流の始めの部分 の終わりの部分から採
から採取した試料の 分から採取した試料 から採取した試料の 取した試料の試験値
試験値 の試験値 試験値
質量(kg) 容積(L) 質量(kg) 容積(L) 質量(kg) 容積(L) 質量(kg) 容積(L)
空気量試験に用 − 5.970 − 5.970 − 7.079 − 7.079
いた容器の容積
(V)
コンクリートの 4.22 % − 3.57 % − 3.85 % − 3.16 % −
空気量a)
容器の容積(V) − 0.252 − 0.213 − 0.273 − 0.224
と空気量(%)と
の積を100で除し
て求めた空気の
容積(VA)
箇条5 a)で求めた 13.939 5.718 14.130 5.757 16.607 6.806 16.862 6.855
コンクリートの
質量(m)と空気
を含まない容積
網ふるい4.75 mm 7.373 2.784 7.821 2.951 8.785 3.315 9.335 3.515
にとどまる骨材
の質量(mS)と容
積
コンクリート中 6.566 2.934 6.319 2.806 7.822 3.491 7.527 3.340
のモルタルの質
量と容積
コンクリート中 2 238 − 2 252 − 2 241 − 2 254 −
のモルタルの単
位容積質量(M)
コンクリート中 1 235 − 1 310 − 1 241 − 1 319 −
の単位粗骨材量
(G)
コンクリート中 2 252 2 238 2 254 2 241
のモルタルの単 100 .031 % 100 .029 %
2 252 2 238 2 254 2 241
位容積質量の差
――――― [JIS A 1119 pdf 6] ―――――
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A 1119 : 2014
表A.1−算出方法(続き)
容積方法で空気量を測定した場合 空気室圧力方法で空気量を測定した場合
ミキサ内のコンクリ ミキサ内のコンクリ ミキサ内のコンクリ ミキサ内のコンクリー
ートの前部,同心円のートの後部,同心円のートの前部,同心円のトの後部,同心円の内
外側又はミキサから 内側又はミキサから 外側又はミキサから 側又はミキサから排出
排出されるコンクリ 排出されるコンクリ 排出されるコンクリ されるコンクリート流
ート流の始めの部分 ート流の終わりの部 ート流の始めの部分 の終わりの部分から採
から採取した試料の 分から採取した試料 から採取した試料の 取した試料の試験値
試験値 の試験値 試験値
質量(kg) 容積(L) 質量(kg) 容積(L) 質量(kg) 容積(L) 質量(kg) 容積(L)
コンクリート中 1 310 1 235 1 3191 241
の単位粗骨材量 100 0.3 % 100 1.3 %
1 310 1 235 1 3191 241
の差
注a) 空気量の測定は,JIS A 1118の容積方法か,JIS A 1128の空気室圧力方法のいずれかによって行うよう規定され
ているが,空気量が4 %を超えるコンクリートでは,容積方法によって空気量を測定することが望ましい。
A.2 6.1及び6.2で求めたコンクリート中のモルタルの単位容積質量の差(%)及びコンクリート中の単
位粗骨材量の差(%)は,ミキサの練混ぜ性能を示す指標となる。
一般に,次の値以下であれば,コンクリートは均等に練り混ぜられていると考えてよい。
コンクリート中のモルタルの単位容積質量の差 : 0.8 %
コンクリート中の単位粗骨材量の差 : 5 %
なお,この値は,JIS A 8603-2に示されている。
A.3 この試験では,試験操作に伴う誤差,測定値の誤差などが生じやすい種々の要因が考えられるので,
次のa),b)及びc)に示す注意事項を十分に守らなければならない。
a) 箇条4 a)の試料採取場所の規定は,羽根などの回転軸が鉛直な強制練りミキサ,可傾式ミキサ,ドラ
ムミキサなどを対象として決めたものであり,その他の形式のミキサにおいては,次に示す例のよう
に,ミキサの形式,練混ぜの機構などを考慮して適切な試料採取場所を選定しなければならない。
例 水平ドラム中で翼が水平軸の回りに回転して練混ぜの行われる強制練りミキサでは,試料をミ
キサの中央部と端部から採取する,右半部と左半部から採取するなどのように,相異なる2か
所から採取するとよい。
b) この試験では,試料採取方法が適切でないと試料採取方法に起因するモルタルの単位容積質量又は単
位粗骨材量の差を,ミキサの練混ぜ性能による差と誤って判断することになる。特に,粗骨材の最大
寸法の大きいコンクリート及びスランプの大きいコンクリートの場合は,試料採取には注意する必要
がある。
なお,コンクリートの練混ぜ量の大きさによっては,試料の量は箇条4 b)に示した値よりも多く採
取することがよい場合もある。
c) 各部分から採取した試料は,分離しないように練り板の上でよく切り返し,その試料を代表するよう
なコンクリートを空気量試験に用いることが必要である。
参考文献 JIS A 8603-2 コンクリートミキサ−第2部 : 練混ぜ性能試験方法
JIS Z 8301 規格票の様式及び作成方法
――――― [JIS A 1119 pdf 7] ―――――
6
A 1119 : 2014
A1
2
附属書B
11
(参考)
9 : 20
技術上重要な改正に関する新旧対照表
14
現行規格(JIS A 1119:2014) 旧規格(JIS A 1119:2005) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
3.2 はか 3.2 はか
はかりは,ひょう量が試料の質量以上で,かつ,目量 はかりは,5.に示す試験におけるコンクリートの質量を
り が試料質量の0.1 %以下のものとする。 り 0.1 %以上の精度で量ることができるものとする。
4 試料 4. 試料
試料を採取するときは,原則として人がミキサ及びホ なし 生コンクリート工場では,試
ッパ内に入ってはならない。やむを得ず入る場合は, 料採取のためにミキサの運
ミキサが始動しないようJIS A 8613の5.2.3及び5.4.1 転を止めて人間がミキサ内
によって,安全措置をしなければならない。 に入ることになり,大変危険
であるため。
附属書A 参考
コンクリート中のモルタルの単位容積質量の差及びコ JIS Z 8301に合わせた。
コンクリート中のモルタルの単位容積質量の差及びコ
(参考) ンクリート中の単位粗骨材量の差の算出方法を“附属 ンクリート中の単位粗骨材量の差の算出方法を“参考
書A(参考)”として示す。 1.4.”として示す。
旧規格の参考3.を注a) として表A.1へ移動。 JIS Z 8301に合わせた。
3. 空気量の測定は,JIS A 1118の容積方法か,JIS A 1128
の空気室圧力方法のいずれかによって行うよう規定さ
れているが,空気量が4 %を超えるコンクリートでは,
容積方法によって空気量を測定することが望ましい。
JIS A 1119:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
JIS A 1119:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1110:2020
- 粗骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1118:2017
- フレッシュコンクリートの空気量の容積による試験方法(容積方法)
- JISA1128:2019
- フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法―空気室圧力方法
- JISA1135:2006
- 構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA8613:2008
- コンクリートミキサ及びコンクリートプラントの安全要求事項
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい