JIS A 1122:2014 硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法

JIS A 1122:2014 規格概要

この規格 A1122は、硫酸ナトリウムの結晶圧による破壊作用を応用した骨材の安定性試験方法について規定。

JISA1122 規格全文情報

規格番号
JIS A1122 
規格名称
硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法
規格名称英語訳
Method of test for soundness of aggregates by use of sodium sulfate
制定年月日
1954年10月20日
最新改正日
2018年10月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

91.100.01, 91.100.30
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, 生コンクリート 2020, 土木 I 2020, 土木 II 2020
改訂:履歴
1954-10-20 制定日, 1957-10-20 確認日, 1963-10-20 確認日, 1963-12-02 確認日, 1967-03-18 確認日, 1973-03-01 確認日, 1976-03-09 改正日, 1979-05-15 確認日, 1986-10-04 確認日, 1989-03-01 改正日, 1995-03-01 確認日, 1998-07-06 改正日, 2005-05-19 改正日, 2011-12-02 確認日, 2014-02-25 改正日, 2018-10-25 確認
ページ
JIS A 1122:2014 PDF [11]
                                                                                   A 1122 : 2014

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 試験用器具・・・・[1]
  •  4 試験用溶液・・・・[2]
  •  4.1 試験用溶液・・・・[2]
  •  4.2 塩化バリウム・・・・[2]
  •  5 試料・・・・[2]
  •  5.1 細骨材試料・・・・[2]
  •  5.2 粗骨材試料・・・・[2]
  •  5.3 岩石を試験する場合・・・・[3]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  7 計算・・・・[4]
  •  7.1 各群の損失質量分率・・・・[4]
  •  7.2 骨材の損失質量分率・・・・[4]
  •  7.3 岩石の損失質量分率・・・・[4]
  •  8 報告・・・・[4]
  •  附属書A(参考)骨材の損失質量分率を算出する場合の例・・・・[6]
  •  附属書B(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 1122 pdf 1] ―――――

A 1122 : 2014

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
コンクリート工学会(JCI)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS A 1122:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 1122 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 1122 : 2014

硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法

Method of test for soundness of aggregates by use of sodium sulfate

1 適用範囲

  この規格は,硫酸ナトリウムの結晶圧による破壊作用を応用した骨材の安定性試験方法について規定す
る。JIS A 5002に示された構造用軽量コンクリート骨材のうち,人工軽量骨材を除く天然軽量骨材及び副
産軽量骨材にも,この規格が適用できる。
注記 この試験は,気象作用に対する骨材の安定性を判断するための一つの情報を与える。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1102 骨材のふるい分け試験方法
JIS A 5002 構造用軽量コンクリート骨材
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8986 硫酸ナトリウム十水和物(試薬)
JIS K 8987 硫酸ナトリウム(試薬)
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい

3 試験用器具

3.1   ふるい ふるいは,JIS Z 8801-1に規定する公称目開きが150 μm,300 μm,600 μm及び1.18 mm,
2.36 mm,4.75 mm,9.5 mm,16 mm,19 mm,26.5 mm,37.5 mm 1) の金属製網ふるいとする。
注1) これらのふるいは,それぞれ0.15 mm,0.3 mm,0.6 mm及び1.2 mm,2.5 mm,5 mm,10 mm,
15 mm,20 mm,25 mm,40 mmふるいと呼ぶことができる。
3.2 金網かご 骨材を入れる金網かご2) は,箇条4に規定する試験用溶液に侵されないもので,その網
目は,骨材粒がこぼれ落ちないように十分に細かいものとする。
注2) 側面,底面などに穴をあけて,骨材に付着している試験用溶液が切れるようにした容器を用い
てもよい。
3.3 容器 骨材を試験用溶液に浸すために用いる容器は,溶液に侵されないもので,箇条6 b)の操作が
できるものとする。
3.4 はかり 細骨材用のはかりは目量0.1 g,粗骨材用のはかりは目量1 g又はこれより小さいものとす
る。
3.5 乾燥機 乾燥機は,排気口のあるもので,105±5 ℃に保持できるものとする。

――――― [JIS A 1122 pdf 3] ―――――

2
A 1122 : 2014

4 試験用溶液

4.1 試験用溶液

  試験用溶液は,次のようにして作った硫酸ナトリウム飽和溶液とする。2530 ℃の清浄な水1 Lに,JIS
K 8987に規定する特級の硫酸ナトリウム(無水)(Na2SO4)を約250 g又はJIS K 8986に規定する特級の
硫酸ナトリウム十水和物(結晶)(Na2SO4・10H2O)を約750 gの割合で加え,よくかき混ぜながら溶かし,
約20 ℃となるまで冷やす。溶液は,48時間以上20±2 ℃の温度に保った後,試験に用いる。試験時には,
容器の底に結晶が生じており,密度は,1.1511.174 g/cm3でなければならない。ここで,試験用溶液の密
度の値は,質量と体積との関係から算出するか,密度浮ひょう又は比重浮ひょうを用いて確認する。

4.2 塩化バリウム

  試験用溶液の骨材への残留の有無を調べるための塩化バリウム(BaCl2)は,JIS K 8155に規定する特級
を用いることとし,その溶液濃度は510 %とする。

5 試料

5.1 細骨材試料

  細骨材を試験する場合の試料は,次による。
a) 試料は,代表的なものを約3 kg以上採取する。10 mmふるいにとどまる粒は,細骨材として取り扱わ
ない。
b) 試料の一部を用いて,JIS A 1102によってふるい分け試験を行い,表1に示す粒径による群に分け,
各群の質量分率を求めて3),質量分率が5 %以上となった群について安定性試験を実施する。
表1−粒径による群分け
ふるいで区分した各群の粒径の範囲
0.6 mmふるいを通過し 0.3 mmふるいにとどまる
1.2 mmふるいを通過し 0.6 mmふるいにとどまる
2.5 mmふるいを通過し 1.2 mmふるいにとどまる
5 mmふるいを通過し 2.5 mmふるいにとどまる
10 mmふるいを通過し 5 mmふるいにとどまる
c) ふるい分け試験に用いる試料を採った残りの試料に水をかけてよく洗いながら,0.3 mmふるいにとど
まる粒を採り,105±5 ℃の温度で一定質量となるまで乾燥した後,ふるい分ける。この試料を,b)
に規定する各群ごとに100.0 gをはかりとって4) 各群の試料とし,別々に保存する。ここで,ふるい
の目にはさまった粒を試料に混ぜてはならない。
注3) 同時に採取した代表的な試料で既にふるい分け試験を実施している場合は,その試験結果を
採用してもよい。
4) まず概略のふるい分けによって約110 gをとり,この試料を1分間にふるいを通過する量が
試料質量の0.1 %以下となるまでふるった後,100.0 gの試料をはかりとるとよい。

5.2 粗骨材試料

  粗骨材を試験する場合の試料は,次による。
a) 試料は代表的なものを採取し,その最小質量は骨材の最大寸法に応じて表2に示す値とする。ただし,
この量が採取できない場合には,代表的な試料であることを確かめる。
なお,骨材の最大寸法が40 mmを超える場合は,40 mmふるいでふるい分け,ふるいを通過するも
のを試験用試料とする。

――――― [JIS A 1122 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
A 1122 : 2014
表2−粗骨材試料の質量
骨材の最大寸法 採取する試料の最小質量
mm kg
10 4
15 6
20 8
25 10
40 16
b) 試料を5 mmふるいでふるい,ふるいにとどまったものについて,JIS A 1102によって,ふるい分け
試験を行い,表3に示す粒径による群に分け,各群の質量分率を求めて5),質量分率が5 %以上とな
った群について安定性試験を実施する。
注5) 同時に採取した代表的な試料で既にふるい分け試験を実施している場合は,40 mmふるいを
通過し5 mmふるいにとどまる群について再計算し,各群の質量分率を求めてもよい。
c) 水をかけてよく洗った粗骨材を105±5 ℃の温度で一定質量となるまで乾燥した後,各群ごとに表3
に規定する量以上をはかりとって各群の試料とし,別々に保存する。ここで,構造用軽量コンクリー
ト骨材(人工軽量骨材は除く。)の場合は各群の試料の最小質量は表3の1/2とする。
表3−粗骨材試料の各群の質量
ふるいで区分した各群の粒径の範囲 試料の最小質量
g
10 mmふるいを通過し 5 mmふるいにとどまる 300
15 mmふるいを通過し10 mmふるいにとどまる 500
20 mmふるいを通過し15 mmふるいにとどまる 750
25 mmふるいを通過し20 mmふるいにとどまる 1000
40 mmふるいを通過し25 mmふるいにとどまる 1500

5.3 岩石を試験する場合

  岩石を試験する場合は,なるべく等形,等大で,1個の質量が約100 gとなるように砕く。砕いた粒を洗
い,105±5 ℃の温度で一定質量となるまで乾燥した後,5 000±100 gを採って試料とする。

6 試験方法

a) 試験用溶液は,試験に用いる前に,よくかき混ぜて密度を確認する。ここで,試験用溶液の密度の値
は,質量と体積との関係から算出するか,密度浮ひょう又は比重浮ひょうを用いて確認する。
b) 各群の試料をそれぞれ別の金網かごに入れ,試験用溶液の中に浸す。これらの操作の間に試料をこぼ
さないよう十分注意する。このとき溶液の表面は,試料の上面から15 mm以上高くなるようにする6)。
溶液の蒸発及び異物の混入を防ぐため,適切な蓋をする。溶液の温度は20±2 ℃に保つ。
試料を溶液に浸しておく時間は,1618時間とする。
注6) 構造用軽量コンクリート骨材(人工軽量骨材は除く。)の場合は,試料の上に適切な質量の金
網をのせるとよい。
c) 試料を溶液から取り出して,液がしたたらなくなった後,試料を乾燥機に入れ,乾燥機内の温度を1
時間に40±10 ℃の割合で上げ,105±5 ℃の温度で46時間乾燥する。
d) 乾燥した試料を室温まで冷やす。
e) ) d)の操作を5回繰り返す。溶液の使用回数(試料の浸せき回数)は,10回を限度とする。ただし,

――――― [JIS A 1122 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS A 1122:2014の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1122:2014の関連規格と引用規格一覧