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A 1129-1 : 2010
5 測定方法
5.1 基長
基長の定め方は,次による。
a) あらかじめ設定した標点間の距離を基長という。
b) 基長は,測定器の測定範囲,標準尺に設けられた標点間の距離,接眼マイクロメータの目量,粗骨材
の最大寸法を考慮して定める。
c) コンクリートの供試体の場合,基長は粗骨材の最大寸法の4倍以上とする。
d) 基長は,接眼マイクロメータの目量が0.001 mmの場合100 mm1) 以上,目量が0.01 mmの場合200 mm2)
以上とする。
注記 基長の定め方は,一般に標準尺に設けられた標点間の距離を基長とするのが便利である。
注1) 目量が,長さ変化率で10×10−6以下に相当する。
2) 目量が,長さ変化率で50×10−6以下に相当する。
5.2 ガラス板の取付方法
ガラス板は,供試体の側面の中心線上でそれぞれのガラス板の中心間の距離がほぼ基長となるよう取り
付ける。
なお,ガラス板の標線は,供試体の両端からの距離が,モルタル供試体の場合8 mm以上,コンクリー
ト供試体の場合25 mm以上となるように取り付ける。ガラス板の取付方法は,型枠の内面に油粘土又はグ
リースなどではり付けておいて,モルタル又はコンクリートの供試体を成形するか,脱型後の供試体の表
面に接着剤を用いてはり付ける。
5.3 測長方法
測長方法は,次による。
a) 測定器,標準尺及び供試体は,測定時に,その試験ごとに定めた温度になるようにする。特に温度を
定めないときは,20±2 ℃とする。
b) 供試体の測長に先立ち,ガラス板に付着している異物をきれいにふき取っておく。
c) 供試体の測長に先立ち,刻線具でガラス板に刻線しておく。
d) 受台に標準尺を置き,標準尺のゼロの目盛をB顕微鏡のクロスワイヤに正確に一致させる3)。次に,
A顕微鏡のマイクロメータのクロスワイヤを動かし供試体の基長に相当する標準尺の目盛とクロスワ
イヤとを一致させ,マイクロメータの目盛を読み,これを Xとする。
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注3) これは,供試体の受台を左右に動かして行うのが便利である。
e) 供試体をガラス板の面を上にしてコンパレータの受台に静かに載せる。この場合,供試体の目印を付
けておき,供試体の向きが毎回同じになるようにする。
f) 供試体の一方の標線をB顕微鏡のクロスワイヤに正確に一致させる3)。次に,A顕微鏡のマイクロメ
ータのクロスワイヤを動かし,もう一方の標線とクロスワイヤとを一致させ,マイクロメータの目盛
を読み,これをXi2とする。
g) 必要に応じて,供試体の質量を測定する。はかりは,モルタルの場合,ひょう量1 kg以上,目量が0.2
g又はこれより小さいもの,コンクリートの場合,ひょう量15 kg以上,目量が2 g又はこれより小さ
いものを用いるとよい。
6 計算
長さ変化率は,次の式によって算出し,四捨五入によって,有効数字3けたに丸める。
――――― [JIS A 1129-1 pdf 6] ―――――
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X01 X02 Xi1 Xi2
L0
ここに, 長さ変化率(×10−6 又は %)
L0 : 基長
X01,X02 : それぞれ基準とした時点における標準尺及び供試体の測
定値
Xi1,Xi2 : それぞれ時点iにおける標準尺及び供試体の測定値
ただし,L0,X01,X02,Xi1,Xi2の長さの単位は,同一とする。
7 報告
報告は,次の事項について行う。
a) 必ず報告する事項 必ず報告する事項は,次による。
1) 試験方法の種類及び測定器の目量又は最小表示量
2) 供試体の番号,形状寸法及び基長
3) 基長の測定のために基準とした日時及び材齢
4) 測定時の日時及び材齢
5) 各測定時の長さ変化率
6) 基長の測定のために基準とした日時までの養生方法
b) 必要に応じて報告する事項 必要に応じて報告する事項は,次による。
1) 使用材料
2) 配合
3) 供試体の作製方法
4) 保存中の供試体の置き方
5) 測定時の温度及び湿度
6) 各測定時の供試体の質量
――――― [JIS A 1129-1 pdf 7] ―――――
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A 1129-1 : 2010
附属書A
(参考)
モルタル及びコンクリートの乾燥による自由収縮ひずみ試験方法
序文
この附属書は,モルタル又はコンクリート供試体の側面の乾燥による自由収縮ひずみ試験方法について
記載するものであって,規定の一部ではない。
A.1 器具
A.1.1 型枠 モルタル供試体作製用型枠は,JIS R 5201に規定する 40×40×160 mm供試体用型枠とし,
コンクリート供試体作製用型枠は,JIS A 1132に規定する供試体用型枠とする。
A.1.2 測定器 3.3による。
A.1.3 はかり はかりは,モルタルの場合ひょう量1 kg以上で目量が0.2 g又はこれより小さいもの,コ
ンクリートの場合ひょう量15 kg以上で目量が2 g又はこれより小さいものとする。
A.2 供試体
A.2.1 供試体の寸法
4.1による。
A.2.2 供試体の個数
4.2による。
A.2.3 成形方法
成形方法は,次による。
a) モルタル供試体は,JIS R 5201の10.(強さ試験)に規定する強さ試験用の供試体の作り方によって成
形し,成形後は型枠のまま20±2 ℃の室内で湿潤状態に保ち,成形後約24時間で脱型する。
b) コンクリート供試体は,JIS A 1132の5.(曲げ強度試験用供試体)に規定する供試体の作り方によっ
て成形し,成形後は型枠のまま20±2 ℃の室内で湿潤状態に保ち,成形後約24時間で脱型する。
A.2.4 供試体の養生
供試体は脱型後20±2 ℃の水中に浸せきし,材齢が7日になるまで養生する。
A.2.5 供試体の保存
材齢7日後の供試体は,4.3に従って静置し,周辺の温度を20±2 ℃,湿度を(60±5)%に保つ。また,
乾燥期間中の供試体は,モルタルの場合10 mm以上,コンクリートの場合25 mm以上の間隔をあけ,か
つ,供試体下面からの乾燥を妨げないように保存する。
A.3 測定方法
A.3.1 基長
5.1による。
A.3.2 ガラス板の取付方法
5.2による。
A.3.3 測長方法
――――― [JIS A 1129-1 pdf 8] ―――――
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A 1129-1 : 2010
5.3による。
A.3.4 質量測定
測長時に,供試体の質量を測定する。
A.3.5 測定材齢
測定材齢は,次による。
a) 供試体脱型後直ちに第1回目の測定を行う。
b) 供試体が材齢7日になったときに第2回目の測定を行い,この時点を基準とする。
c) 第2回目の測定後,A.2.5に示す条件で保存し,保存期間が1週,4週及び8週並びに3か月,6か月,
9か月及び12か月になったとき,それぞれ測定を行う。
A.4 計算
箇条6による。
A.5 報告
箇条7による。
参考文献 JIS A 1132 コンクリート強度試験用供試体の作り方
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JIS A 1129-1:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.10 : セメント.せっこう.石灰.モルタル
JIS A 1129-1:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ