JIS A 1145:2017 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)

JIS A 1145:2017 規格概要

この規格 A1145は、コンクリート用骨材のアルカリシリカ反応性を,化学的な方法によって比較的迅速に判定する試験方法について規定。コンクリート用骨材のうち,人工軽量骨材(粗,細)には適用しない。

JISA1145 規格全文情報

規格番号
JIS A1145 
規格名称
骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)
規格名称英語訳
Method of test for alkali-silica reactivity of aggregates by chemical method
制定年月日
2001年6月12日
最新改正日
2017年3月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

91.100.01
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, 生コンクリート 2020, 土木 I 2020, 土木 II 2020
改訂:履歴
2001-06-12 制定日, 2007-12-17 改正日, 2012-10-19 確認日, 2017-03-25 改正
ページ
JIS A 1145:2017 PDF [11]
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pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試料・・・・[2]
  •  5 試験用装置及び器具・・・・[2]
  •  5.1 試料調製用装置及び器具・・・・[2]
  •  5.2 試験用装置及び器具・・・・[2]
  •  6 水及び試薬・・・・[3]
  •  6.1 水・・・・[3]
  •  6.2 試薬・・・・[3]
  •  7 試料の調製・・・・[3]
  •  8 試験方法・・・・[4]
  •  8.1 アルカリと試験用試料との反応操作・・・・[4]
  •  8.2 アルカリ濃度減少量の定量方法・・・・[4]
  •  8.3 溶解シリカ量の定量方法・・・・[5]
  •  9 結果・・・・[7]
  •  10 精度・・・・[7]
  •  11 骨材のアルカリシリカ反応性の判定・・・・[7]
  •  12 報告・・・・[8]
  •  附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 1145 pdf 1] ―――――

A 1145 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
コンクリート工学会(JCI)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS A 1145:
2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 1145 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 1145 : 2017

骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)

Method of test for alkali-silica reactivity of aggregates by chemical method

1 適用範囲

  この規格は,コンクリート用骨材のアルカリシリカ反応性を,化学的な方法によって比較的迅速に判定
する試験方法(以下,化学法という。)について規定する。ただし,コンクリート用骨材のうち,人工軽量
骨材(粗,細)には適用しない。また,硬化コンクリートから取り出した骨材に対しては,箇条11の判定
は適用しない。
この試験方法は,骨材のアルカリシリカ反応性を判定するものであるので,その他の反応を呈する可能
性のある骨材は,岩石学的な調査を行う必要がある。
なお,技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書Aに示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0203 コンクリート用語
JIS A 1158 試験に用いる骨材の縮分方法
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203によるほか,次による。
3.1
アルカリシリカ反応,ASR
骨材中の反応性をもつシリカ[二酸化けい素(SiO2)]と,コンクリートに含まれるアルカリ(Na+,K
+など)とが反応することによって生じた生成物が吸水して膨張し,コンクリートにひび割れなどを生じ
させる現象。
3.2
アルカリ濃度減少量,Rc
骨材との反応によって消費された水酸化ナトリウムの量。

――――― [JIS A 1145 pdf 3] ―――――

2
A 1145 : 2017
3.3
溶解シリカ量,Sc
骨材とアルカリとの反応によって溶出したシリカの量。

4 試料

  試料は,未使用骨材及びフレッシュコンクリート中の骨材とし,粗骨材及び細骨材について代表的なも
のを約40 kg採取する。

5 試験用装置及び器具

5.1 試料調製用装置及び器具

  試料調製用装置及び器具は,次による。
a) 粉砕装置1) 粗骨材を約5 mm以下の粒度に粉砕することができるものとする。
注1) ロッドミル,ジョークラッシャ,ディスク形製砂機,ロール形製砂機などをいう。
b) 微粉砕装置 5 mm以下の骨材を300 μm以下の粒度に粉砕することができる粉砕機又はその他適切な
装置とする。
c) ふるい JIS Z 8801-1に規定する公称目開きが300 μm及び150 μmふるい2)とする。
注2) これらのふるいの寸法は,それぞれ0.3 mm及び0.15 mmふるいと呼ぶことができる。
d) 乾燥機 排気口のあるもので105±5 ℃に保持できるものとする。

5.2 試験用装置及び器具

  試験用装置及び器具は,次による。
a) 量り 骨材試料の計量に用いる量りは,ひょう量150 g以上で目量が10 mg又はこれより小さいもの
とする。溶解シリカ量を質量法で定量する場合に用いる量りは,ひょう量80 g以上で目量が0.1 mg
又はこれより小さいものとする。
b) 反応容器 反応容器は,ステンレス鋼又は適切な耐食性材料で製作された容量5060 mLの容器とし,
気密に蓋をすることができるもので,空試験時にシリカの溶出がなく,アルカリ濃度減少量が10
mmol/L未満のものとする。
c) 恒温水槽 恒温水槽は,反応容器全体を沈めて静置させた状態で,80±1 ℃に24時間保持することが
できるものとする。
d) 水浴 水浴は,水温が95 ℃以上に保持できるものとする。
e) 砂浴 砂浴は,砂温が100 ℃以上に保持できるものとする。
f) 原子吸光分析装置 原子吸光分析装置は,JIS K 0121による。
g) 光電光度計又は分光光度計 光電光度計又は分光光度計は,JIS K 0115による。
h) 電気炉 電気炉は,最高温度1 100 ℃で長時間保持ができるものとする。
i) 分析用器具類 分析用器具類は,次のものを用いる。
1) 全量ピペット(1 mL,2 mL,4 mL,5 mL,6 mL,8 mL,10 mL,20 mL,25 mL,30 mL,40 mL)
2) ブフナー漏斗(内径約60 mm)
3) ビュレット(25 mL)
4) 全量フラスコ(100 mL,1 L)
5) 三角フラスコ(100 mL)
6) ビーカー(100 mL,200 mL)

――――― [JIS A 1145 pdf 4] ―――――

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A 1145 : 2017
7) 時計皿
8) 共栓付ポリエチレン製容器(30100 mL)
9) ポリエチレン瓶(100 mL,1 L)
10) 白金るつぼ(30 mL)
11) 磁器るつぼ(30 mL)
12) デシケータ
13) 吸引ろ過装置

6 水及び試薬

6.1 水

  水は,蒸留水又は同程度以上の純度をもつ水とする。

6.2 試薬

  試薬は,それぞれのJISに規定する試薬の特級又はこれと同等以上のものを使用する。
a) 1 mol/L水酸化ナトリウム標準液 1.000±0.010 mol/Lで,±0.001 mol/Lまで標定3)したものとする。
注3) IS K 8001による。
b) 0.05 mol/L塩酸標準液 0.05 mol/Lで,±0.001 mol/Lまで標定3)したものとする。
c) 過塩素酸(質量分率60 %又は質量分率70 %)
d) 塩酸(1+1)
e) 硫酸(1+10)
f) フェノールフタレイン指示薬(1 %エタノール溶液) フェノールフタレイン1 gをエタノール(1+1)
100 mLに溶解し,滴瓶に入れて保存する。
g) モリブデン酸アンモニウム溶液(質量濃度10 %) モリブデン酸アンモニウム[(NH4)6Mo7O24・4H2O]
10 gを水に溶かして100 mLとする。溶液が透明でない場合は,ろ紙(JIS P 3801に規定する5種C)
を用いてろ過する。この溶液はポリエチレン瓶に保存する。白色沈殿が生じたら新たに作り直す。
h) しゅう酸溶液(質量濃度10 %) しゅう酸二水和物10 gを水に溶かして100 mLとする。この溶液は
ポリエチレン瓶に保存する。
i) シリカ標準液(SiO2 10 mmol/L) シリカ(純度99.9 %以上)を磁器るつぼに入れて,1 000 ℃で約1
時間強熱後,デシケータ中で放冷する。冷却したシリカ0.601 gを白金るつぼ(30 mL)に量り取り,
炭酸ナトリウム(無水)を3.0 g加えてよく混合する。徐熱してから1 000 ℃の電気炉に入れてシリカ
を融解する。冷却後,温水100 mLを入れたビーカー(200 mL)に入れ融成物をよく溶かす。白金る
つぼはよく洗浄して取り出す。溶液は1 Lの全量フラスコに移し,水を加えて定容とした後,ポリエ
チレン瓶に入れて保存する。この標準液は,検量線作成の都度調製する。
j) けい素標準液(Si 1 000 mg/L) i) のシリカ標準液に代えて,市販の原子吸光分析用けい素標準液(Si
1 000 mg/L)を使用してもよい。

7 試料の調製

  試料は,次の方法によって調製する。
a) 試料の縮分 骨材をよく混合し,JIS A 1158によって縮分して約10 kgの代表骨材を採取する。
b) 粗粉砕 代表骨材を粉砕装置によって約5 mm以下に粉砕する。これをよく混合した後,縮分して約
1 kgの代表試料を採取する。

――――― [JIS A 1145 pdf 5] ―――――

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