JIS A 1150:2020 コンクリートのスランプフロー試験方法

JIS A 1150:2020 規格概要

この規格 A1150は、粗骨材の最大寸法が40 mm以下の,高強度コンクリート,高流動コンクリート,水中不分離性コンクリートなどのスランプフロー試験の方法について規定。

JISA1150 規格全文情報

規格番号
JIS A1150 
規格名称
コンクリートのスランプフロー試験方法
規格名称英語訳
Method of test for slump flow of concrete
制定年月日
2001年6月12日
最新改正日
2020年10月26日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 1920-2:2016(MOD)
国際規格分類

ICS

91.100.30
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2001-06-12 制定日, 2007-12-17 改正日, 2014-02-25 改正日, 2020-10-26 改正
                                                                                   A 1150 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験器具・・・・[2]
  •  5 試料・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  7 結果・・・・[3]
  •  8 報告・・・・[3]
  •  附属書JA(参考)コンクリートの500 mmフロー到達時間の測定方法・・・・[5]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[6]
  •  附属書JC(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[9]

――――― (pdf 一覧ページ番号 1) ―――――

A 1150 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
日本コンクリート工学会(JCI)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があ
り,日本産業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本産業規格である。これによって,
JIS A 1150:2014は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

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                                       日本産業規格                             JIS
                                                                              A 1150 : 2020

コンクリートのスランプフロー試験方法

Method of test for slump flow of concrete

序文

  この規格は,2016年に第2版として発行されたISO 1920-2を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本産業規格である。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,技術上重要な改正に関する新旧対照表を,附
属書JCに示す。

1 適用範囲

  この規格は,粗骨材の最大寸法が40 mm以下の,高強度コンクリート,高流動コンクリート,水中不分
離性コンクリートなどのスランプフロー試験の方法について規定する。
  注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
        ISO 1920-2:2016,Testing of concrete−Part 2: Properties of fresh concrete(MOD)
          なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
        を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
    JIS A 0203 コンクリート用語
    JIS A 1101 コンクリートのスランプ試験方法
    JIS A 1115 フレッシュコンクリートの試料採取方法
      注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 1920-1:2004,Testing of concrete−Part 1: Sampling of fresh
            concrete
    JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作り方
    JIS B 7512 鋼製巻尺

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203による。

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A 1150 : 2020

4 試験器具

4.1   スランプコーン スランプコーンは,JIS A 1101に規定するもの。
4.2   突き棒 突き棒は,JIS A 1101に規定するもの。
4.3   平板 平板は,十分な水密性及び剛性をもつ,板厚3.0 mm以上の鋼などの金属製とし,表面が平滑
なもの。その大きさは,スランプフロー試験ができる余裕をもった寸法とする。取っ手を付ける場合には,
スランプフローの測定の障害にならない位置に取り付ける。
4.4   ノギス又はメジャー ノギス,JIS B 7512のコンベックスルール又はこれに相当するメジャーで,1
mmまで読み取れるもの。
4.5   測定用補助器具 測定用補助器具1) は,図1に示すように,スランプフローの測定に用いるもの。
  注1) 例えば,山形鋼などを切断加工したものがある。
4.6   受け容器 受け容器は,容量約10 L以上のバケツなどとし,必要に応じて用意する。
4.7   ストップウオッチ ストップウオッチは,0.1秒まで計測できるもの。
                                     図1−試験器具の使用例

5 試料

  試料は,JIS A 1115の規定によって採取するか,又はJIS A 1138の規定によって作る。

6 試験方法

  試験方法は,次による。また,参考としてコンクリートの500 mmフロー到達時間の測定方法を,附属

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                                                                                   A 1150 : 2020
書JAに示す。
a) スランプコーン及び平板の設置 スランプコーンは使用前に汚れ,きず及びへこ(凹)みがないこと
    を目視によって確認する。スランプコーンの内面及び平板の上面は,あらかじめ湿布などで拭いてお
    く。スランプコーンは,水平に設置した平板上に置く。なお,水平の確認は,水準器を用いて行う。
b) 試料の詰め方 試料は,材料の分離を生じないように注意して詰め,スランプコーンに詰め始めてか
    ら,詰め終わるまでの時間は2分以内とする。
      高強度コンクリート及び高流動コンクリートの場合,JIS A 1101の箇条6 b)に従って3層に分けて
    詰め,各層5回突き棒で一様に突く,又は必要に応じて適切な受け容器にためておいて偏りがないよ
    うに流し込み,突固め若しくは振動を与えない1層詰めとする。
      水中不分離性コンクリートの場合,JIS A 1101の箇条6 b)に従って3層に分けて詰め,各層25回突
    き棒で一様に突く。
c) スランプフローの測定 スランプコーンに詰めたコンクリートの上面をスランプコーンの上端に合
    わせてならす。突固めによって試料の上面がスランプコーンの上端よりも低くなった場合は,少量の
    同じコンクリートの試料を足して上面をならす。その後,平板にこぼれた試料を湿布などで取り除き,
    直ちにスランプコーンを静かに鉛直方向に連続して引き上げる。スランプコーンを引き上げる時間は,
    JIS A 1101の箇条6 c)に従って高さ300 mmで2秒3秒とする。ただし,試料がスランプコーンとと
    もに持ち上がって落下するおそれのある場合は,試料が落下しない程度にゆっくり引き上げる。この
    後,スランプコーンの内側に多量の試料が付着している場合には,これをかき落として試料の中心部
    に静かに加える。
      コンクリートの動きが止まった後に,広がりが最大と思われる直径と,その直交する方向の直径と
    を1 mm単位で測る。コンクリートの広がりが著しく円形からはずれ,スランプフローの両直径の差
    が50 mm以上となった場合には,同一バッチの別の試料によって新たに試験する。
      なお,スランプを測定する場合には,JIS A 1101の箇条6 c)に従ってコンクリートの中央部におい
    て下がりを0.5 cm単位で測る。
d) フローの流動停止時間の測定 フローの流動停止時間を求める場合には,スランプコーン引上げ開始
    から,目視によって停止が確認されるまでの時間を,ストップウオッチを用いて0.1秒単位で計る。

7 結果

  スランプフローは,両直径の平均値を5 mm又は0.5 cm単位に丸めて表示する。

8 報告

  報告は,次の事項について行う。
a) 必ず報告する事項
  1) 試験年月日
  2) バッチ番号又は運搬車番号
  3) 粗骨材の最大寸法(mm)
  4) スランプフロー(mm又はcm)
b) 必要に応じて報告する事項
  1) 天候

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A 1150 : 2020
  2) 気温又は試験室の温度(℃)
  3) 試料の詰め方(層数及び突き数)
  4) 500 mmフロー到達時間(秒)
  5) フローの流動停止時間(秒)
  6) スランプ(cm)
  7) 目視による材料分離の有無

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                                                                                   A 1150 : 2020
                                         附属書JA
                                          (参考)
               コンクリートの500      mmフロー到達時間の測定方法
JA.1 一般
  この附属書は,粗骨材の最大寸法が40 mm以下の,高強度コンクリート,高流動コンクリート,水中不
分離性コンクリートなどの500 mmフロー到達時間の測定方法について記載する。
JA.2 試験器具
  試験器具は,箇条4による。ただし,4.3の平板には,その表面に,直径200 mm及び直径500 mmの同
心円を描いておく2)。より明確にスランプコーンの設置位置を示すためには,使用するスランプコーンの
底部外形を示す線を,直径500 mmの円と同心となるように描くのがよい。
  注2) 直径200 mmの円は,スランプコーンの設置位置を示している。
JA.3 試料
  試料は,箇条5による。
JA.4 500 mmフロー到達時間の測定
  スランプコーン及び平板の設置,並びに試料の詰め方は,箇条6 a)及びb)による。箇条6 c)に従ってス
ランプコーンを引き上げ,スランプコーン引上げ開始時からコンクリートの広がりが平板に描いた直径
500 mmの円に最初に達したときまでの時間を,ストップウオッチを用いて0.1秒単位で計る。
JA.5 報告
  500 mmフロー到達時間(秒)を必ず報告する。

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A 1150 : 2020
                                         附属書JB
                                          (参考)
                            JISと対応国際規格との対比表
 JIS A 1150                                      ISO 1920-2:2016,(MOD)
 a)   ISの   b) 対応国際 c) 箇条ご                                            e)   ISと対応国際規格
                                    d)   ISと対応国際規格との技術的差異の内容及
    箇条       規格の対    との評      び理由                                   との技術的差異に
    番号       応する箇    価                                                   対する今後の対策
               条番号
 1 4.7.1       変更                                                 国内の実状に合わせて
                                    高流動コンクリート及び水中不分離性コンクリ
                                    ート以外にISO規格では,スランプが210 mmをの変更で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
                                    超えるコンクリートを対象としているが,JISで
                                    は,粗骨材の最大寸法が40 mm以下の高強度コ
                                    ンクリートを対象としている。
 3 3           変更        JISでは,JIS A 0203を引用した。          実質的な差異はなし。
 4.1        4.7.3.1     変更        JISでは,JIS A 1101を引用した。          国内の実状に合わせて
                                                                             の変更で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
 4.2        4.7.3.2     変更        JISでは,JIS A 1101を引用した。          国内の実状に合わせて
                                                                             の変更で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
 4.3        4.7.3.3     変更        JISでは,平面の剛性,大きさ,表面について,
                                                                             国内の実状に合わせて
                                    十分な水密性及び剛性をもつ,板厚3.0 mm以上
                                                                             の変更で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
                                    の鋼などの金属製とし,表面が平滑なものとし,
                                    スランプフロー試験ができる余裕をもった寸法
                                    としている。また,附属書JA(参考)に,500 mm
                                    フロー到達時間の測定を行う場合には,平板へ二
                                    つの円を描くのがよいことを規定。
                                    ISO規格では,800 mm×800 mm以上とし,表面
                                    にスランプコーンの位置を示す200 mmの円及び
                                    500 mmフロー到達時間を測定するために,二つ
                                    の円を平板の表面に描いたものと規定。
 4.4        4.7.3.4     追加        JISでは,JIS B 7512を引用した。          国内の実状に合わせて
                                                                             の追加で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
 4.6        4.7.3.6     変更        JISでは約10 L以上,ISO規格では約12 L以上 実質的な差異はなし。
                                    と規定。
 5 4.2         追加        JISでは,JIS A 1115及びJIS A 1138を引用した。 実質的な差異はなし。

――――― [pdf 7] ―――――

                                                                                   A 1150 : 2020
 a)   ISの   b) 対応国際 c) 箇条ご                                            e)   ISと対応国際規格
                                    d)   ISと対応国際規格との技術的差異の内容及
    箇条       規格の対    との評      び理由                                   との技術的差異に
    番号       応する箇    価                                                   対する今後の対策
               条番号
 6 4.7.4.2     変更        JISでは,高強度コンクリート及び高流動コンク
                                                                             国内の実状に合わせて
 b)                                 リートの場合,3層に分けて詰め,各層5回突き
                                                                             の変更で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
                                    棒で一様に突く,又は必要に応じて適切な受け容
                                    器にためておいて偏りがないように流し込み,突
                                    固め若しくは振動を与えない1層詰めとするよ
                                    う規定。
                                    ISO規格では,同様の詰め方を標準とするが,高
                                    流動コンクリートの場合,突固め又は振動を与え
                                    ない1層詰めとするよう規定。
                                    水中不分離性コンクリートについては,ISO規格
                                    及びJIS共に,3層に分けて詰め,各層25回突
                                    き棒で一様に突くよう規定。
 6 4.7.4.3     変更        スランプフローの測定について,ISO規格では,
                                                                             国内の実状に合わせて
 c)                                 試料の直径を5 mm単位で測ることを規定。JISの変更で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
                                    では,測定器具の最小単位と測定する単位とを合
                                    わせて,1 mm単位で測ることを規定。
                                    また,スランプコーンの内側に多量の試料が付着
                                    している場合に,ISO規格では,無効として報告
                                    し,理由を明記するとともに同一バッチの別の試
                                    料によって新たに試験することを規定。JISでは,
                                    かき落として試料の中心部に静かに加えること
                                    を規定。
                        追加        JISでは,突固めによって試料の上面がスランプ
                                                                             国内の実状に合わせて
                                                                             の追加で,対応国際規格
                                    コーンの上端よりも低くなった場合は,少量の同
                                                                             の変更の予定はない。
                                    じコンクリートの試料を足して上面をならし,そ
                                    の後,平板にこぼれた試料を湿布などで取り除く
                                    と規定。また,スランプを測定する場合には,コ
                                    ンクリートの中央部において下がりを0.5 cm単
                                    位で測ると規定。
 7 4.7.4.3     変更        ISO規格では,二つの測定値の平均値を10 mm又
                                                                             国内の実状に合わせて
                                    は5 mm単位(国内規格で要求される場合)に丸
                                                                             の変更で,対応国際規格
                                    めて表示。JISでは5 mm又は0.5 cm単位に丸めの変更の予定はない。実
                                    て表示。                                 質的な差異はない。
 8 4.7.5       変更        ISO規格では,報告事項に区分は設けていない国内の実状に合わせて
                                    が,JISでは,二つの報告事項に分けて報告。ま
                                                                             の変更で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
                                    た,JISでは,必ず報告する事項として,粗骨材
                                    の最大寸法を追加。必要に応じて報告する事項
                                    に,天候,気温又は試験室の温度及びスランプを
                                    追加。
 附属書JA   4.7.4.4     変更                                                 技術的な差異はなし。
                                    500 mmフロー到達時間の測定は,誤差を生じや
 (参考)                           すく,管理項目として利用されていないと考えら
                                    れることから,JISでは,附属書JA(参考)に記
                                    載。

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A 1150 : 2020
   注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
          − 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
          − 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
   注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
          − MOD : 対応国際規格を修正している。

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                                                                                                                                 A 1150 : 2020
                                                                  附属書JC
                                                                  (参考)
                                                技術上重要な改正に関する新旧対照表
                  現行規格(JIS A 1150:2020)                         旧規格(JIS A 1150:2014)                         改正理由
     箇条番号                    内容                   箇条番号                    内容
     及び題名                                           及び題名
     2 引用規  JIS A 0203 コンクリート用語              2 引用規  JIS A 1101 コンクリートのスランプ試験方法各種試験方法が細分化され,フレッシュ
     格        JIS A 1101 コンクリートのスランプ試験方法格        JIS A 1115 フレッシュコンクリートの試料採コンクリートの品質管理を網羅してし
               JIS A 1115 フレッシュコンクリートの試料採             取方法                                まう方向にいくことと,JIS A 1156(フレ
                  取方法                                          JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作ッシュコンクリートの温度測定方法)で
                 注記 対応国際規格における引用規格 : ISO              り方                                  の報告との重複を避けるため,コンクリ
                      1920-1:2004,Testing of concrete−Part 1:   JIS A 1156 フレッシュコンクリートの温度測ートの温度の規定を削除した。
                      Sampling of fresh concrete                     定方法                                また,用語及び定義(箇条3)を追加し
               JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作          JIS B 7512 鋼製巻尺                      たことによって,JIS A 0203を追加した。
                  り方
               JIS B 7512 鋼製巻尺
     3 用語及  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A−                           −                    “3 用語及び定義”が追加された。
     び定義    0203による。
     4 試験器                                           3 試験用
               平板は,十分な水密性及び剛性をもつ,板厚3.0        平板は,十分な水密性及び剛性をもつ,板厚3.0
                                                                                                           平板の大きさを定性的な記載に変更す
     具        mm以上の鋼などの金属製とし,表面が平滑な 器具      mm以上の鋼製のものとし,大きさが0.8 m×0.8
                                                                                                           ることによって(平板の)選択範囲を広
     4.3 平板                                           3.3 平板
               もの。その大きさは,スランプフロー試験がで         m以上で,表面が平滑なものとする。        げた。
               きる余裕をもった寸法とする。
     5 試料                                             4 試料
               試料は,JIS A 1115の規定によって採取するか,       4.1  試料の準備                          各種試験方法が細分化され,フレッシュ
               又はJIS A 1138の規定によって作る。                   試料は,JIS A 1115の規定によって採取する
                                                                                                           コンクリートの品質管理を網羅してし
                                                                  か,又はJIS A 1138の規定によって作る。   まう方向にいくことと,JIS A 1156での
                                                                  4.2  コンクリートの温度                  報告との重複を避けるため,コンクリー
                                                                                                           トの温度の規定を削除した。
                                                                    コンクリートの温度はJIS A 1156の規定によ
                                                                  って測定する。
                                                                                                                                              A11 50 : 2
                                                                                                                                                      020
                                                                                                                                                  2

――――― [pdf 10] ―――――

    A 1150 : 2020
                                                                                                                                              A1
                                                                                                                                                  2
                  現行規格(JIS A 1150:2020)                         旧規格(JIS A 1150:2014)                         改正理由
                                                                                                                                                1
     箇条番号                    内容                   箇条番号                    内容
                                                                                                                                                  50
     及び題名                                           及び題名
                                                                                                                                                     : 2
     6 試験方                                           5試験方
               高強度コンクリート及び高流動コンクリートの                                                  “適切な受け容器にためておいて偏り
                                                                  高強度コンクリート及び高流動コンクリートの
                                                                                                                                                      020
     法        場合,JIS A 1101の箇条6 b)に従って3層に分法                                                 がないように流し込み,”が“3層に分け
                                                                  場合,適切な受け容器にためておいて偏りがな
     b) 試料の けて詰め,各層5回突き棒で一様に突く,又はb) 試料の                                          て詰め,各層5回突き棒で一様に突く。”
                                                                  いように流し込み,突き固めや振動を与えない
     詰め方                                             詰め方
               必要に応じて適切な受け容器にためておいて偏         一層詰めとするか,又は3層に分けて詰め,各に掛かるのか不明瞭であること,また,
               りがないように流し込み,突固め若しくは振動         層5回突き棒で一様に突く。                試料の詰め方及び突き方は,JIS A 1101
               を与えない1層詰めとする。                          水中不分離性コンクリートの場合,3層に分けて
                                                                                                           の規定に従っていることから,文章の順
               水中不分離性コンクリートの場合,JIS A 1101の       詰め,各層25回突き棒で一様に突く。       序及び表現を修正した。
               箇条6 b)に従って3層に分けて詰め,各層25回
               突き棒で一様に突く。
     6 試験方                                           5 試験方
               スランプコーンに詰めたコンクリートの上面を                                                  フロー測定のコンクリートの試料の量
                                                                  スランプコーンに詰めたコンクリートの上面を
     法                                                 法
               スランプコーンの上端に合わせてならす。突固                                                  を一定値とするため,追記した。また,
                                                                  スランプコーンの上端に合わせてならした後,
     c) スラン                                          c) スラン
               めによって試料の上面がスランプコーンの上端                                                  ペースト及びモルタル成分の多い部分
                                                                  直ちにスランプコーンを鉛直方向に連続して引
     プフロー                                           プフロー
               よりも低くなった場合は,少量の同じコンクリ                                                  を意図的に追加した場合,スランプフロ
                                                                  き上げる。スランプコーンを引き上げる時間は,
     の測定                                             の測定
               ートの試料を足して上面をならす。その後,平         JIS A 1101の規定によって高さ30 cmで23秒  ーの測定値に影響する可能性も否定で
               板にこぼれた試料を湿布などで取り除き,直ち                                                  きないため,追加する試料は,“同じコン
                                                                  とする。ただし,試料がスランプコーンととも
               にスランプコーンを静かに鉛直方向に連続して                                                  クリートの試料”であること,足した後
                                                                  に持ち上がって落下するおそれのある場合は,
               引き上げる。スランプコーンを引き上げる時間         10秒でゆっくり引き上げる。               に上面をならすことを明示した。
               は,JIS A 1101の箇条6 c)に従って高さ300 mm                                                  平板にこぼれた試料の有無によって測
               で2秒3秒とする。ただし,試料がスランプコ                                                    定値が変わるため,湿布などで取り除く
               ーンとともに持ち上がって落下するおそれのあ                                                  具体的な内容を追記した。また,JIS A
               る場合は,試料が落下しない程度にゆっくり引                                                  1101の箇条6 c)の記述と整合させ,スラ
               き上げる。                                                                                  ンプコーンを“静かに”引き上げるとし
                                                                                                           た。
                                                                                                           さらに,試料がスランプコーンとともに
                                                                                                           持ち上がって落下するおそれのある場
                                                                                                           合の引き上げる時間を10秒に特定でき
                                                                                                           ないため,表現を修正した。

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                                                                                                                                 A 1150 : 2020
                  現行規格(JIS A 1150:2020)                         旧規格(JIS A 1150:2014)                         改正理由
     箇条番号                    内容                   箇条番号                    内容
     及び題名                                           及び題名
     8 報告    1) 試験年月日                            7 報告    1) 試験年月日                            試料の詰め方の記載内容が不明確であ
     a) 必ず報 2) バッチ番号又は運搬車番号              a) 必ず報 2) バッチ番号                            ったため,報告事項を具体的な記載と
     告する事  3) 粗骨材の最大寸法(mm)                告する事  3) 粗骨材の最大寸法(mm)                し,b)(必要に応じて報告する事項)に
     項        4) スランプフロー(mm又はcm)            項        4) コンクリートの温度(℃)              移行した。
                                                                  5) 試料の詰め方                          JIS A 1156が制定されたことによって,
                                                                  6) スランプフロー(mm又はcm)            コンクリート温度の報告が両規格で重
                                                                                                           複することを避け,この試験規格では,
                                                                                                           スランプフローの試験方法に特化する
                                                                                                           ため,コンクリートの温度を削除した。
     8 報告    1) 天候                                  7 報告    1) 天候                                  附属書JAにおいて,必ず報告する事項
     b) 必要に 2) 気温又は試験室の温度(℃)            b) 必要に 2) 気温(℃)                            のため,500 mmフロー到達時間を追記
     応じて報  3) 試料の詰め方(層数及び突き数)        応じて報  3) フローの流動停止時間(秒)            した。
     告する事  4) 500 mmフロー到達時間(秒)            告する事  4) スランプ(cm)
     項        5) フローの流動停止時間(秒)            項        5) 目視による材料分離の有無
               6) スランプ(cm)
               7) 目視による材料分離の有無
                                                                                                                                              A11 50 : 2
                                                                                                                                                      020
                                                                                                                                                  2

JIS A 1150:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1920-2:2016(MOD)

JIS A 1150:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1150:2020の関連規格と引用規格一覧