JIS A 1150:2020 コンクリートのスランプフロー試験方法 | ページ 2

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A 1150 : 2020
2) 気温又は試験室の温度(℃)
3) 試料の詰め方(層数及び突き数)
4) 500 mmフロー到達時間(秒)
5) フローの流動停止時間(秒)
6) スランプ(cm)
7) 目視による材料分離の有無

――――― [JIS A 1150 pdf 6] ―――――

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A 1150 : 2020
附属書JA
(参考)
コンクリートの500 mmフロー到達時間の測定方法
JA.1 一般
この附属書は,粗骨材の最大寸法が40 mm以下の,高強度コンクリート,高流動コンクリート,水中不
分離性コンクリートなどの500 mmフロー到達時間の測定方法について記載する。
JA.2 試験器具
試験器具は,箇条4による。ただし,4.3の平板には,その表面に,直径200 mm及び直径500 mmの同
心円を描いておく2)。より明確にスランプコーンの設置位置を示すためには,使用するスランプコーンの
底部外形を示す線を,直径500 mmの円と同心となるように描くのがよい。
注2) 直径200 mmの円は,スランプコーンの設置位置を示している。
JA.3 試料
試料は,箇条5による。
JA.4 500 mmフロー到達時間の測定
スランプコーン及び平板の設置,並びに試料の詰め方は,箇条6 a)及びb)による。箇条6 c)に従ってス
ランプコーンを引き上げ,スランプコーン引上げ開始時からコンクリートの広がりが平板に描いた直径
500 mmの円に最初に達したときまでの時間を,ストップウオッチを用いて0.1秒単位で計る。
JA.5 報告
500 mmフロー到達時間(秒)を必ず報告する。

――――― [JIS A 1150 pdf 7] ―――――

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A 1150 : 2020
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS A 1150 ISO 1920-2:2016,(MOD)
a) ISの b) 対応国際 c) 箇条ご e) ISと対応国際規格
d) ISと対応国際規格との技術的差異の内容及
箇条 規格の対 との評 び理由 との技術的差異に
番号 応する箇 価 対する今後の対策
条番号
1 4.7.1 変更 国内の実状に合わせて
高流動コンクリート及び水中不分離性コンクリ
ート以外にISO規格では,スランプが210 mmをの変更で,対応国際規格
の変更の予定はない。
超えるコンクリートを対象としているが,JISで
は,粗骨材の最大寸法が40 mm以下の高強度コ
ンクリートを対象としている。
3 3 変更 JISでは,JIS A 0203を引用した。 実質的な差異はなし。
4.1 4.7.3.1 変更 JISでは,JIS A 1101を引用した。 国内の実状に合わせて
の変更で,対応国際規格
の変更の予定はない。
4.2 4.7.3.2 変更 JISでは,JIS A 1101を引用した。 国内の実状に合わせて
の変更で,対応国際規格
の変更の予定はない。
4.3 4.7.3.3 変更 JISでは,平面の剛性,大きさ,表面について,
国内の実状に合わせて
十分な水密性及び剛性をもつ,板厚3.0 mm以上
の変更で,対応国際規格
の変更の予定はない。
の鋼などの金属製とし,表面が平滑なものとし,
スランプフロー試験ができる余裕をもった寸法
としている。また,附属書JA(参考)に,500 mm
フロー到達時間の測定を行う場合には,平板へ二
つの円を描くのがよいことを規定。
ISO規格では,800 mm×800 mm以上とし,表面
にスランプコーンの位置を示す200 mmの円及び
500 mmフロー到達時間を測定するために,二つ
の円を平板の表面に描いたものと規定。
4.4 4.7.3.4 追加 JISでは,JIS B 7512を引用した。 国内の実状に合わせて
の追加で,対応国際規格
の変更の予定はない。
4.6 4.7.3.6 変更 JISでは約10 L以上,ISO規格では約12 L以上 実質的な差異はなし。
と規定。
5 4.2 追加 JISでは,JIS A 1115及びJIS A 1138を引用した。 実質的な差異はなし。

――――― [JIS A 1150 pdf 8] ―――――

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A 1150 : 2020
a) ISの b) 対応国際 c) 箇条ご e) ISと対応国際規格
d) ISと対応国際規格との技術的差異の内容及
箇条 規格の対 との評 び理由 との技術的差異に
番号 応する箇 価 対する今後の対策
条番号
6 4.7.4.2 変更 JISでは,高強度コンクリート及び高流動コンク
国内の実状に合わせて
b) リートの場合,3層に分けて詰め,各層5回突き
の変更で,対応国際規格
の変更の予定はない。
棒で一様に突く,又は必要に応じて適切な受け容
器にためておいて偏りがないように流し込み,突
固め若しくは振動を与えない1層詰めとするよ
う規定。
ISO規格では,同様の詰め方を標準とするが,高
流動コンクリートの場合,突固め又は振動を与え
ない1層詰めとするよう規定。
水中不分離性コンクリートについては,ISO規格
及びJIS共に,3層に分けて詰め,各層25回突
き棒で一様に突くよう規定。
6 4.7.4.3 変更 スランプフローの測定について,ISO規格では,
国内の実状に合わせて
c) 試料の直径を5 mm単位で測ることを規定。JISの変更で,対応国際規格
の変更の予定はない。
では,測定器具の最小単位と測定する単位とを合
わせて,1 mm単位で測ることを規定。
また,スランプコーンの内側に多量の試料が付着
している場合に,ISO規格では,無効として報告
し,理由を明記するとともに同一バッチの別の試
料によって新たに試験することを規定。JISでは,
かき落として試料の中心部に静かに加えること
を規定。
追加 JISでは,突固めによって試料の上面がスランプ
国内の実状に合わせて
の追加で,対応国際規格
コーンの上端よりも低くなった場合は,少量の同
の変更の予定はない。
じコンクリートの試料を足して上面をならし,そ
の後,平板にこぼれた試料を湿布などで取り除く
と規定。また,スランプを測定する場合には,コ
ンクリートの中央部において下がりを0.5 cm単
位で測ると規定。
7 4.7.4.3 変更 ISO規格では,二つの測定値の平均値を10 mm又
国内の実状に合わせて
は5 mm単位(国内規格で要求される場合)に丸
の変更で,対応国際規格
めて表示。JISでは5 mm又は0.5 cm単位に丸めの変更の予定はない。実
て表示。 質的な差異はない。
8 4.7.5 変更 ISO規格では,報告事項に区分は設けていない国内の実状に合わせて
が,JISでは,二つの報告事項に分けて報告。ま
の変更で,対応国際規格
の変更の予定はない。
た,JISでは,必ず報告する事項として,粗骨材
の最大寸法を追加。必要に応じて報告する事項
に,天候,気温又は試験室の温度及びスランプを
追加。
附属書JA 4.7.4.4 変更 技術的な差異はなし。
500 mmフロー到達時間の測定は,誤差を生じや
(参考) すく,管理項目として利用されていないと考えら
れることから,JISでは,附属書JA(参考)に記
載。

――――― [JIS A 1150 pdf 9] ―――――

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A 1150 : 2020
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。

――――― [JIS A 1150 pdf 10] ―――――

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JIS A 1150:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1920-2:2016(MOD)

JIS A 1150:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1150:2020の関連規格と引用規格一覧