JIS A 1155:2012 コンクリートの反発度の測定方法

JIS A 1155:2012 規格概要

この規格 A1155は、普通コンクリートの反発度を,リバウンドハンマーによって測定する方法について規定。

JISA1155 規格全文情報

規格番号
JIS A1155 
規格名称
コンクリートの反発度の測定方法
規格名称英語訳
Method of measurement for rebound number on surface of concrete
制定年月日
2003年5月28日
最新改正日
2016年10月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 1920-7:2004(MOD)
国際規格分類

ICS

91.100.30
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, 生コンクリート 2020, 土木 I 2020, 土木 II 2020
改訂:履歴
2003-05-28 制定日, 2012-03-01 改正日, 2016-10-25 確認
ページ
JIS A 1155:2012 PDF [14]
                                                                                   A 1155 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験用装置及び器具・・・・[2]
  •  4.1 リバウンドハンマー・・・・[2]
  •  4.2 テストアンビル・・・・[2]
  •  4.3 研磨処理器具(と石)・・・・[2]
  •  5 測定の準備・・・・[2]
  •  5.1 リバウンドハンマーの点検・・・・[2]
  •  5.2 測定箇所の選定・・・・[3]
  •  5.3 コンクリート表面の処理・・・・[3]
  •  6 測定方法・・・・[3]
  •  7 計算・・・・[3]
  •  8 報告・・・・[4]
  •  8.1 必ず報告する事項・・・・[4]
  •  8.2 必要に応じて報告する事項・・・・[4]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[5]
  •  附属書JB(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 1155 pdf 1] ―――――

A 1155 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
コンクリート工学会(JCI)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS A 1155:2003は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 1155 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 1155 : 2012

コンクリートの反発度の測定方法

Method of measurement for rebound number on surface of concrete

序文

  この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 1920-7を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。また,技術上重要な改正に関する旧規格との対照を附属書
JBに記載する。

1 適用範囲

  この規格は,普通コンクリートの反発度を,リバウンドハンマーによって測定する方法について規定す
る。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1920-7:2004,Testing of concrete−Part 7: Non-destructive tests on hardened concrete(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS R 6001 研削といし用研磨材の粒度
JIS R 6111 人造研削材
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
反発度
コンクリート表面の硬度を表す指標で,コンクリート表面に重すいを衝突させ,重すいの跳ね返り量を
測定することで得られる値。
3.2
リバウンドハンマー
コンクリート表面の反発度を測定する装置。

――――― [JIS A 1155 pdf 3] ―――――

2
A 1155 : 2012
3.3
テストアンビル
リバウンドハンマーの点検及び検定に用いる鋼製の器具。

4 試験用装置及び器具

4.1 リバウンドハンマー

  次の条件を備えているリバウンドハンマーを用いる。
a) コンクリートの表面を,打撃棒(インパクトプランジャー)を介して,ばねによって重すいで打撃す
る構造となっていること。
b) 重すいの質量,移動距離,インパクトプランジャー先端の球面半径,ばね定数及び衝撃エネルギーが,
表1に示す範囲であること。
表1−リバウンドハンマーの構造
重すいの 重すいの インパクトプランジャー ばね定数 衝撃エネルギー
質量 移動距離 先端の球面半径
(g) (mm) (mm) (N/m) (N・m)
360380 72.078.0 24.025.0 700840 2.102.30
注記 衝撃エネルギーは次の式によって算定する。
1 6
E 10 K L2
2
ここに, E : リバウンドハンマーの衝撃エネルギー(N・m)
K : ばね定数(N/m)
L : 重すいの移動距離(mm)

4.2 テストアンビル

  テストアンビルは,次の条件を備えているものとする。
a) 質量が12 kg以上であること。
b) リバウンドハンマーによる打撃面の硬さが,JIS Z 2245に規定するロックウェル硬さ試験で52 HRC
以上であること。
c) アンビルのテスト面に対し,リバウンドハンマーが常に垂直に打撃できるようなガイドが設置されて
いること。

4.3 研磨処理器具(と石)

  研磨処理器具は,JIS R 6111に規定する緑色炭化けい素研削材(GC)でJIS R 6001に規定するF36粒度
の研磨材を加工したもので,硬質でコンクリート表面を容易に研磨することができる材質のものとする。
注記 コンクリート表面の凹凸状態,除去する付着物の程度,作業状況などによって,ディスクグラ
インダなどの機械式の研磨処理装置を使用してもよい。

5 測定の準備

5.1 リバウンドハンマーの点検

  リバウンドハンマーの点検は,次による。
a) 測定の前及び一連の測定の後に,リバウンドハンマーの点検を行う。ただし,リバウンドハンマーに
よる打撃が500回を超える場合には,500回の打撃ごとに1回はリバウンドハンマーの点検を行う。

――――― [JIS A 1155 pdf 4] ―――――

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A 1155 : 2012
b) 点検は,テストアンビルを打撃してその反発度を測定することによって行う。コンクリート床,アス
ファルト舗装など,十分に堅固な場所にテストアンビルを設置して行うものとする。
c) 点検結果が,リバウンドハンマーの製造時の反発度から3 %以上異なっているリバウンドハンマーは,
測定に用いてはならない。
注記 テストアンビルも,多数回の使用によって性能が変化する場合があるので,5 00010 000回
の打撃をめどに,性能が製造時から変化していないことを確認する。

5.2 測定箇所の選定

  測定箇所の選定は,次による。
a) 測定箇所は,厚さが100 mm以上をもつ床版又は壁部材,一辺の長さが150 mm以上の断面をもつ柱
又ははり部材のコンクリート表面とする1)。
注1) 小寸法で,支間の長い部材及び厚さの薄い床版又は壁部材は,試験箇所として選定しないよ
うにするか,又は背後から別に部材を強固に支持しなければならない。
b) 測定箇所は,部材の縁部から50 mm以上離れた内部から選定しなければならない。
c) 測定箇所は,表面組織が均一で,かつ,平滑な平面部とする。
d) 測定箇所は,豆板,空隙,露出している砂利などの部分及び表面はく離,凹凸のある部分を避ける。

5.3 コンクリート表面の処理

  コンクリート表面の処理は,次による。
a) 測定面にある凹凸及び付着物は,研磨処理装置などで平滑に磨いて取り除き,コンクリート表面の粉
末その他の付着物を拭き取ってから測定する。
b) 測定面に仕上げ層又は上塗り層がある場合には,これを取り除き,コンクリート面を露出させた後,
a)の処理を行ってから測定する。
c) 測定面に浮き水がある場合には,これを取り除き,コンクリート面を露出させた後,a)の処理を行っ
てから測定する。

6 測定方法

  測定方法は,次による。
a) 測定は,環境温度が040 ℃の範囲内で行う。
b) ハンマーの作動を円滑にさせるため,測定に先立ち数回の試し打撃を行う。
c) リバウンドハンマーが測定面に常に垂直方向になるよう保持しながら,ゆっくりと押して打撃を起こ
させる。
d) 1か所の測定2) では,互いに2550 mmの間隔をもった9点について測定する。
注2) 反響,くぼみ具合などから判断して明らかに異常と認められる値,又はその偏差が平均値の
20 %以上になる値があれば,その反発度の測定値は採用せず,これに替わる測定値を補うも
のとする。
e) 測定後のリバウンドハンマーの点検によって,リバウンドハンマーの反発度が製造時の反発度から
3 %以上異なっていたら,直前に行った点検以後の測定値は無効とする。

7 計算

  反発度(R)は,次の式によって1か所の有効な測定値から計算した平均値とし,四捨五入によって有
効数字2桁に丸める。

――――― [JIS A 1155 pdf 5] ―――――

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