4
A 1418-2 : 2019
ここに, Lk,Fmax : 室内平均最大音圧レベル(dB)
LFmax,j : j番目の測定点における最大音圧レベルの測定値(dB)
m : 測定点の数
各周波数帯域における床衝撃音レベル(Li,Fmax)は,式(3)で求めた室内平均最大音圧レベルの算術平均
値を計算し,小数点以下2桁目を四捨五入して小数点以下1桁まで求める。
6 測定結果の表示
測定結果は,図及び表で表す。図の目盛は,オクターブの幅が15 mm(1/3オクターブの幅が5 mm),
10 dBが20 mmとなるようにとる。各周波数ごとの測定結果は点で示し,順次,直線で結ぶ。
1/3オクターブバンド測定による結果からオクターブバンドごとの値を計算する場合には,次の式(4)に
よる。
3
L,i F max,1 / 3 oct , j /10
LF,i max,oct
10 log10 10 (4)
j1
ここに, Li,Fmax,oct : オクターブバンドごとの床衝撃音レベル(dB)
Li,Fmax,1/3oct,j : 当該オクターブバンドに含まれる1/3オクターブバンド
ごとの床衝撃音レベル(dB)
注記 測定結果の不確かさは,ISO 12999-1に従って確認することができる。
7 報告書
報告書には,測定結果とともに,次の事項を記載する。
a) 規格番号
b) 測定機関名
c) 測定依頼者の名称及び住所
d) 測定実施年月日
e) 建物の構造(平面図,床断面の詳細図,室内仕上げなど)及び測定条件(測定対象床−受音室の関係,
加振点の位置,測定点配置など)の説明
f) 受音室の容積
g) 床衝撃音レベルLi,Fmaxの測定結果
注記 必要に応じてA特性床衝撃音レベルLiA,Fmaxの測定結果
h) 測定方法及び装置の説明
i) 測定結果が暗騒音(電気的ノイズも含む。)の影響を受けている場合には,Li,Fmax≦···dBのように,測
定限界を示す。
j) その他の参考事項(測定時に家鳴り音などの異常な音が聞こえた場合には,その位置と程度,室内の
調度の状況など)
――――― [JIS A 1418-2 pdf 6] ―――――
5
A 1418-2 : 2019
附属書A
(規定)
標準重量衝撃源の仕様
A.1 一般
この附属書は,この規格に従って建築物の床衝撃音遮断性能を測定するために用いる標準重量衝撃源の
仕様について規定する。
A.2 仕様
標準重量衝撃源の仕様は,次に規定する性能を備えたものとする。衝撃源の落下及び拾い上げを自動化
する場合には,衝撃源を含む装置全体の重量は,床の振動特性に影響を与えない範囲とし,作動時に測定
に影響を与えるような機械的振動及び騒音を発生するものであってはならない。
a) 形状 標準重量衝撃源が床に接する部分は,曲率半径825 cmの凸曲面とし,床面への接触面積は
250 cm2以下とする。
b) 衝撃力特性 多様な構造をもつ建築物の重量衝撃に対する床衝撃音遮断性能を測定・評価するための
標準重量衝撃源の特性として,次の2種類を規定する。
1) 衝撃力特性(1) 衝撃時間が20±2 msで単峰型の衝撃力波形をもち,表A.1及び図A.1に示す衝撃
力のエネルギースペクトル特性(オクターブバンド衝撃力暴露レベル)をもつものとする。
表A.1−衝撃力特性(1)のオクターブバンド衝撃力暴露レベル
オクターブバンド オクターブバンド
中心周波数 衝撃力暴露レベル
(Hz) (dB)
31.5 47.0±1.0
63 40.0±1.5
125 22.0±1.5
250 11.5±2.0
500 5.5±2.0
――――― [JIS A 1418-2 pdf 7] ―――――
6
A 1418-2 : 2019
図A.1−衝撃力特性(1)の衝撃力暴露レベルの周波数特性
2) 衝撃力特性(2) 衝撃時間が20±2 msで単峰型の衝撃力波形をもち,表A.2及び図A.2に示す衝撃
力のエネルギースペクトル特性(オクターブバンド衝撃力暴露レベル)をもつものとする。
表A.2−衝撃力特性(2)のオクターブバンド衝撃力暴露レベル
オクターブバンド オクターブバンド
中心周波数 衝撃力暴露レベル
(Hz) (dB)
31.5 39.0±1.0
63 31.0±1.5
125 23.0±1.5
250 17.0±2.0
500 12.5±2.0
――――― [JIS A 1418-2 pdf 8] ―――――
7
A 1418-2 : 2019
図A.2−衝撃力特性(2)の衝撃力暴露レベルの周波数特性
注記 A.2の仕様の条件を満たす具体的な標準重量衝撃源の例を附属書Bに示す。また,衝撃力の
校正方法を附属書Cに示す。
――――― [JIS A 1418-2 pdf 9] ―――――
8
A 1418-2 : 2019
附属書B
(参考)
標準重量衝撃源の例
B.1 一般
この附属書は,A.2に規定する2種類の衝撃力特性をもつ標準重量衝撃源の例を示す。
B.2 衝撃力特性(1)をもつ重量衝撃源の例
次に示す特性をもつタイヤを高さ85 cmから自由落下させることによって,A.2 b) 1)に規定する衝撃力
特性(1)を実現することができる。
a) 空気圧 : (2.4±0.2)×105 Pa
b) 衝撃源の有効質量 : 7.3±0.2 kg
c) 反発係数 : 0.8±0.1
この特性をもつ重量衝撃源の衝撃力波形及びスペクトルの例を図B.1及び図B.2に示す。
なお,上記のタイヤを用いる場合には,その空気圧を厳密に管理することが必要で,測定の前にJIS B
7505-1に規定する2.5級以上の精度をもつ圧力計を用いて校正する。
衝
撃
力
(N)
時間(ms)
図B.1−衝撃力特性(1)をもつタイヤ衝撃源の衝撃力波形
――――― [JIS A 1418-2 pdf 10] ―――――
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JIS A 1418-2:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.120 : 建築物内外の保護 > 91.120.20 : 建築物における音響.音響絶縁
JIS A 1418-2:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
- JISC1513:2002
- 音響・振動用オクターブ及び1/3オクターブバンド分析器
- JISC1514:2002
- オクターブ及び1/Nオクターブバンドフィルタ
- JISC1515:2020
- 電気音響―音響校正器