この規格の目次
JIS A 1493:2021の規格概要
この規格 A1493は、ソーラシミュレータを用いて、窓全体及びドア全体の日射熱取得率を測定する方法について規定。
JISA1493 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A1493
- 規格名称
- 窓及びドアの熱性能−ソーラシミュレータを用いた日射熱取得率の測定
- 制定年月日
- 2014/04/21
- 最新改正日
- 2021/02/22
- JIS 閲覧
- 対応国際規格
ISO
- ISO 19467:2017(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 91.060.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 改訂:履歴
- 2014-04-21制定日
- 2019-10-21確認日
- 2021-02-22改正日
A 1493:2021
目 次
ページ
序文 [ p.1 ]
1 適用範囲 [ p.1 ]
2 引用規格 [ p.2 ]
3 用語及び定義 [ p.2 ]
4 記号及び添え字 [ p.2 ]
5 測定原理 [ p.4 ]
5.1 一般 [ p.4 ]
5.2 照射日射がある場合の熱流量の測定 [ p.5 ]
5.3 熱貫流による熱流密度の決定 [ p.6 ]
5.4 照射日射がない場合の熱流量の測定 [ p.7 ]
6 試験装置及び試験体 [ p.8 ]
6.1 試験装置の構成及び概要 [ p.8 ]
6.2 ソーラシミュレータ [ p.10 ]
6.3 恒温室 [ p.10 ]
6.4 計測箱 [ p.11 ]
6.5 試験体取付パネル [ p.11 ]
6.6 校正板 [ p.11 ]
6.7 温度及び照射日射の測定位置 [ p.11 ]
6.8 試験体 [ p.12 ]
7 測定手順 [ p.12 ]
7.1 測定 [ p.12 ]
7.2 参照条件での結果の表現 [ p.13 ]
8 試験報告 [ p.13 ]
8.1 報告書の内容 [ p.13 ]
8.2 不確かさの推定 [ p.14 ]
附属書A(規定)表面熱伝達率の決定 [ p.15 ]
附属書B(規定)温度差が小さい場合の熱貫流率の決定 [ p.17 ]
附属書C(規定)測定した日射熱取得率の補正手順 [ p.18 ]
附属書D(参考)試験装置の設計例 [ p.28 ]
附属書E(参考)温度測定の例 [ p.35 ]
附属書F(参考)太陽エネルギー利用機構をもつ開口装置の測定ガイドライン [ p.37 ]
附属書G(参考)測定及び不確かさの分析の例 [ p.39 ]
附属書H(参考)JIS R 3106及び類似のソーラシミュレータスペクトルによる
スペクトル重み付け手順 [ p.42 ]
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 [ p.47 ]
A 1493:2021
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本建材・住宅設備産業協会(J-CHIF)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添
えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正
した日本産業規格である。これによって,JIS A 1493:2014は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本産業規格 JIS
A 1493:2021
窓及びドアの熱性能−ソーラシミュレータを用いた日射熱取得率の測定
Thermal performance of windows and doors-Determination of solar heat gain coefficient using solar simulator
序文
この規格は,2017年に第1版として発行されたISO 19467を基とし,我が国の実情に合わせるため技術
的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。また,技術上重要な改正に関する旧規格と
の対照表を附属書JBに示すが,対応国際規格にはない事項である。
1
適用範囲
この規格は,ソーラシミュレータを用いて,窓全体及びドア全体の日射熱取得率を測定する方法につい
て規定する。
この規格は,次のものをもつ窓及びドアに適用する。
a) 様々なタイプのグレージング(ガラス又はプラスチック,単層グレージング又は複層グレージング,
低放射率コーティングの有無,紙障子の有無及び空気又は他の気体を封入した中空層をもつものなど)
b) 不透明パネル
c) 様々なタイプのフレーム[木製,樹脂製,金属製(熱遮断構造を含む。),その他材料を任意に組み合
わせたもの]
d) 様々なタイプの日射遮蔽物(ブラインド,スクリーン,紙障子,その他日よけの効果のある附属物)
e) 様々なタイプの太陽エネルギー利用機構をもつ開口装置[建材一体型太陽電池(BIPV)又は建材一体
型太陽集熱器(BIST)]
ただし,次の事項は考慮しない。
f)
ひさし(庇),袖壁など建築部位による日射遮蔽効果
g) 室内と屋外との間での漏気による熱移動
h) 二重窓及び複合窓における中間空気層の換気
i)
窓若しくはドアのフレームと建物外壁との間の戸じゃくり又は接合部の熱橋作用
この規格は,次のものには適用しない。
j)
出窓
JIS A 1493:2021の対応国際規格一覧
- ISO 19467:2017(MOD)
JIS A 1493:2021の引用国際規格一覧
- ISO 15099
- ISO 9845-1
JIS A 1493:2021の国際規格分類一覧
- 91.060.50
JIS A 1493:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- A0202
- 断熱用語
- A1420
- 建築用構成材の断熱性測定方法−校正熱箱法及び保護熱箱法
- A2103
- 窓及びドアの熱性能−日射熱取得率の計算
- A4710
- 建具の断熱性試験方法
- C8904-9
- 太陽電池デバイス−第9部:ソーラシミュレータの性能要求事項
- R3106
- 板ガラスの透過率・反射率・放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法
- Z8401
- 数値の丸め方