この規格ページの目次
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A 4706 : 2021
a) 試験手順
1) 予備加圧(P0)は,500 Paとする。
2) 変位測定点は,附属書Aによる。
3) 加圧は,正圧及び負圧で実施し,最高圧力(P1)を4等分した圧力で順次加圧する。
なお,最高圧力(P1)は,表1の試験条件又は等級との対応値による。
b) 変位及びたわみ率の算出
1) 変位測定値は,小数点以下1桁とする。
2) 相対変位及びたわみは,1) で求めた値を用いて算出し,小数点以下1桁とする。
3) たわみ率は,2) で求めた値を用いて算出し,分母を整数として分数で示す。
9.5 気密性試験
気密性試験は,JIS A 1516によるほか,次による。
a) 試験圧力 試験圧力Pmaxは,正圧100 Paとする。予備加圧は500 Paで実施し,試験における圧力差
の段階は,10 Pa,30 Pa,50 Pa及び100 Paとする。
b) 建具面積 建具面積は,サッシの枠の内のり寸法によって求める。
c) 通気量の算出 通気量は,建具面積の平方メートル当たりで表し,次による。
1) 通気量が1 m3/(h·m2)未満の場合は,小数点以下2桁とする。
2) 通気量が1 m3/(h·m2)以上の場合は,小数点以下1桁とする。
9.6 水密性試験
水密性試験は,JIS A 1517によるほか,次による。
a) 試験に用いる圧力差の中央値Pは,表1の試験条件又は等級との対応値による。
b) 気密性試験終了後,継続して水密性試験を行う場合は,開閉確認を省略してもよい。
9.7 戸先かまち強さ試験
戸先かまち強さ試験は,JIS A 1522による。ただし,載荷荷重は50 Nとする。
9.8 遮音性試験
遮音性試験は,JIS A 1416によるほか,次による。
a) 試験体 試験体は,使用状態に組み立てた完成品とする。
b) 試験体取付枠 試験体取付枠は,次の条件による。
1) 試験体は,通常の施工状態に準じた構造とする。
2) 試験体取付枠の構造は,各測定周波数において透過する音響エネルギーが少なくとも試験体を透過
する音響エネルギーよりも10 dB以上(可能であれば15 dB以上)低くなるような遮音性能をもつ
材料で構成する。
3) 木造住宅用サッシの試験体取付枠は,サッシの枠の四周を木枠に固定できる構造とする。
c) 試験体の取付け 試験体の取付けに当たり,試験体及び試験体取付枠は,水平,垂直を正しく,かつ,
ねじれ,曲がりのないように試験装置開口部のほぼ中央に取り付ける。
なお,試験装置開口部と試験体又は試験体取付枠との隙間は,十分な遮音性のある材料,例えば,
――――― [JIS A 4706 pdf 11] ―――――
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油土などを詰めて,隙間から音が透過しないようにする。
d) 試験環境 試験環境は,JIS A 1513の3.3(試験環境)による。ただし,受渡当事者間の協議によって,
変更してもよい。
e) 音響透過損失の表示 音響透過損失の表示は,整数とする。
なお,側路伝搬補正は省略してもよい。
f) 試験体面積の押さえ方 試験体面積の押さえ方は,図4による。
なお,屋内外で最も狭い仕上げ面とする。ただし,充部が仕上げ面より狭い場合は,充部で試
験体面積を押さえる。
a) 充部が仕上げ面より広い場合 b) 充部が仕上げ面より狭い場合 c) 充部が仕上げ面より広い場合
と狭い場合との組合せ
Hで示す。
W,高さ方向の押さえを○
幅方向の押さえを○
充部は,充材が枠材と接する場合は,枠材の板厚を含める。
△は,仕上げ面の押さえ位置を示す。
▲は,充部の押さえ位置を示す。
図4−試験体面積の押さえ方の例
9.9 断熱性の試験及び計算
断熱性の試験による場合はJIS A 4710に,又は出窓を対象とする断熱性の試験による場合はJIS A 1492
による。断熱性の計算による場合は,JIS A 2102-1及びJIS A 2102-2による。その試験結果は,有効数字2
桁で表す。
なお,疑義が生じた場合は,JIS A 4710又はJIS A 1492による。
9.10 日射熱取得性の計算
日射熱取得性の計算は,JIS A 2103によるほか,次による。
a) 境界条件 境界条件は,JIS A 2103による夏期条件とする。
b) 日射熱取得性の数値 日射熱取得性の数値は,小数点以下2桁に丸める。
――――― [JIS A 4706 pdf 12] ―――――
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10 検査
10.1 形式検査
形式検査は,表5の項目について,新規設計又は部品などの改良によって性能に影響を及ぼす場合に実
施し,箇条5箇条7の規定に適合したものを合格とする。
なお,◎印の項目については必ず行い,○印の項目については,受渡当事者間の協議によって選択して
行う。
表5−検査項目
性能項目 適用
開閉力a) ◎
開閉繰返しa) ◎
耐風圧性 ◎
気密性 ◎
水密性 ◎
戸先かまち強さb) ◎
遮音性 ○
断熱性 ○
日射熱取得性 ○
外観及び構造 ◎
寸法 ◎
注a) スイングは,外開き窓及び内開き窓に適用し,スライディングは,引違い
窓及び片引き窓に適用する。
注b) スライディングで,耐風圧性の等級S-5以上のものだけに適用する。
10.2 受渡検査
受渡検査は,合理的な抜取検査方式などによって外観,構造及び寸法について行い,箇条6及び箇条7
の規定に適合したものを合格とする。
なお,受渡当事者間の協議によって,製作完了時に行われた製品検査の証紙,検印,記録などを確認す
ることで,これに換えてもよい。
11 製品の呼び方
サッシの呼び方は,次の順序による[c)の例2例4参照]。
a) この規格の番号又は名称
b) 寸法の呼び 幅及び高さ寸法の呼びは,寸法をミリメートル(mm)の単位で表した場合,幅について
は頭3桁,高さについては頭2桁の数値を,幅及び高さの順に並べた5桁の数値とする。この際に,
寸法が1 000 mm未満のときは頭に0を付けて5桁に整える。
例1 幅 1 650 mm
呼び 16513
高さ 1 300 mm
幅 740 mm
呼び 07405
高さ 500 mm
c) 等級 該当する等級区分の記号を耐風圧性,気密性,水密性,遮音性,断熱性及び日射熱取得性の順
――――― [JIS A 4706 pdf 13] ―――――
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に示す。
例2 性能及び等級区分が耐風圧性S-6,気密性A-4,水密性W-5,遮音性T-2,断熱性H-3,日射
熱取得性N-3,をもつ場合
JIS A 4706 07405(S-6,A-4,W-5,T-2,H-3,N-3)
日射熱取得性
断熱性の等級
遮音性の等級
水密性の等級
気密性の等級
耐風圧性の等級
寸法の呼び
規格番号
例3 性能及び等級区分が耐風圧性S-3,気密性A-4,水密性W-4,断熱性H-4をもつ場合
JIS A 4706 17518(S-3,A-4,W-4,H-4)
断熱性の等級
水密性の等級
気密性の等級
耐風圧性の等級
寸法の呼び
規格番号
例4 性能及び等級区分が耐風圧性S-4,気密性A-3,水密性W-3をもつ場合
JIS A 4706 16513(S-4,A-3,W-3)
水密性の等級
気密性の等級
耐風圧性の等級
寸法の呼び
規格番号
12 表示
この規格の全ての要求事項に適合したサッシには,見やすい箇所に次の事項を表示する。
a) 製品の呼び方 製品の呼び方は,こん(梱)包,送り状,仕様書又は納品書などに表示してもよい。
製品の呼び方のうち,寸法の呼びは省略してもよい。
b) 製造年月又はその略号
c) 製造業者名又はその略号
13 取扱い上の注意事項及び維持管理の注意事項
サッシのカタログ,取扱説明書などには,次の事項を記載する。
――――― [JIS A 4706 pdf 14] ―――――
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a) サッシ施工上の注意事項
b) サッシの使用方法及び手入れ方法
c) その他必要な事項
――――― [JIS A 4706 pdf 15] ―――――
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JIS A 4706:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 4706:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1416:2000
- 実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法
- JISA1492:2006
- 出窓及び天窓の断熱性試験方法
- JISA1513:2018
- 建具の性能試験方法通則
- JISA1515:1998
- 建具の耐風圧性試験方法
- JISA1516:1998
- 建具の気密性試験方法
- JISA1517:2020
- 建具の水密性試験方法
- JISA1519:2020
- 建具の開閉力試験方法
- JISA1522:1996
- 建具の戸先かまち強さ試験方法
- JISA1530:2014
- 建具の開閉繰返し試験方法
- JISA2102-1:2015
- 窓及びドアの熱性能―熱貫流率の計算―第1部:一般
- JISA2102-2:2011
- 窓及びドアの熱性能―熱貫流率の計算―第2部:フレームの数値計算方法
- JISA2103:2014
- 窓及びドアの熱性能―日射熱取得率の計算
- JISA4710:2015
- 建具の断熱性試験方法
- JISA5558:2019
- 無可塑ポリ塩化ビニル製建具用形材
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2015
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2021
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH4100:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
- JISH8602:2010
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化塗装複合皮膜
- JISK6744:2019
- ポリ塩化ビニル被覆金属板及び金属帯
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方