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A 5002 : 2003
a) 器具 分析に用いる器具は,広口共栓瓶1個(1L),ピペット2個(1 mL及び5 mL各1個),ビュレ
ット1個(25 mL),三角フラスコ1個(300 mL),はかり1個(ひょう量2kgで1gまで計量できるも
の)とする。
b) 試薬 試薬は,クロム酸カリウム指示薬(50 g/L)及び0.1 mol/L硝酸銀溶液を用いる。
c) 操作 試料500gをはかりとり,広口瓶に入れ,100110 ℃で恒量となるまで乾燥し,試料の絶乾質
量W(g)を求める。そのまま広口瓶の中の試料に精製水(4)500 mLを注ぎ,ふたをして24時間静置する。
その後,約5分間隔で3回転倒振とうを繰り返し,塩化物を抽出する。しばらくこれを静置して,上
澄液(5)50 mLをピペットで三角フラスコにとる。 これにクロム酸カリウム指示薬を1mL加え,0.1
mol/L硝酸銀溶液で滴定し,振り混ぜても赤色が消えなくなったときを終点とし,そのときの消費量
をA(mL)とする。
注(4)蒸留水又はイオン交換樹脂で精製した水。
(5)必要があればJIS P 3801 の5種Bのろ紙を用いて上澄液をろ過する。
d) 結果の計算 塩化物はNaClとしての質量分率で表す。次の式によって算出し,四捨五入 によって小数
点以下3けたに丸める。
.000584 A10
NaCl= ×100・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
W
ここに, NaCl : 塩化物の含有率(%)
A : 0.1 mol/L硝酸銀溶液の消費量(mL)
W : 試料の絶乾質量(g)
5.6 有機不純物
有機不純物の試験は,JIS A 1105 による。
ここで,粗骨材を試験する場合には,5 mmふるいを全部通るように粉砕して試料とする。
5.7 安定性
安定性の試験は,JIS A 1122 による。
5.8 粘土塊量
粘土塊量の試験は,JIS A 1137 による。
なお,試料の最小質量は,JIS A 1137 に示された試料の質量と同じ程度の容積となる質量とする。
5.9 微粒分量
微粒分量の試験は,JIS A 1103 による。
なお,試料の最小質量は,JIS A 1103 に示された試料の質量と同じ程度の容積となる質量とする。
5.10 粒度
ふるい分け試験は,JIS A 1102 による。
5.11 絶乾密度
絶乾密度の試験は,JIS A 1134 及び JIS A 1135 による。
5.12 モルタル中の細骨材の実積率
モルタル中の細骨材の実積率試験は,次による。
a) 試料 1回の試験に用いる試料は,絶対容積で普通ポルトランドセメント200 mL及び24時間吸水状
態(6)の細骨材600 mLとする。
注(6) 24時間吸水させたときの表面乾燥状態を24時間吸水表面乾燥状態といい,以下,この状態の
吸水率を24時間吸水率という。24時間吸水率の試験方法は,JIS A 1134 及びJIS A 1135 によ
る。
b) 試験用器具 容器は,内径82±0.5 mm,高さ95±0.5 mmの金属製円筒とする。容器の内容積を1 mLの
単位まで正確に測定する。突き棒は,直径9±0.5 mm,長さ250 mm程度の丸鋼で,その先端を半球状
とする。
c) モルタルの練り混ぜ及び水量の決定 a)に示した量のセメントと細骨材とを1gの単位まで正確に計
量してこれをJIS R 5201 に規定される鉢に入れ,2分間練り混ぜ,更に水を加えて3分間練り混ぜる。
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――――― [JIS A 5002 pdf 6] ―――――
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A 5002 : 2003
練り混ぜたモルタルは,JIS R 5201 の11.2(フロー値の測り方)によってフローを2回測定する。2
回の平均値が180±5となるように水量を決定する。
d) モルタルの単位容積質量の測定 c)の方法でモルタルを練り混ぜ,直ちに容器にモルタルを2層に分
けて詰め,その各層を突き棒で25回突く。容器の側面を軽くたたいた後,過剰のモルタルを除き,表
面を平滑にする。容器中のモルタルの質量を1gの単位まで正確に測定して,単位容積質量をe)によ
って計算する。練り混ぜ及び測定は,10分間以内に終了しなければならない。単位容積質量の測定は,
3バッチのモルタルについて行う。
e) 結果の計算 モルタルの単位容積質量Mは,d)によって測定した結果を各バッチごとに次の式を用い
て算出し,四捨五入 によって小数点以下3けたに丸める。
M=vm・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
ここに, M : モルタルの単位容積質量(kg/L)
m : 容器中のモルタルの質量(g)
v : 容器の内容積(mL)
1バッチのモルタルの練り上り量Vmは,次の式を用いて算出し,四捨五入 によって整数に丸める。
mc ms mw
Vm= ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
M
ここに, Vm : 1バッチのモルタルの練り上り量(mL)
mc : セメントの計量質量(g)
ms : 細骨材の計量質量(g)
mw : 水の計量質量(g)
M : モルタルの単位容積質量(kg/L)
モルタル中の細骨材の実積率Dsは,次の式を用いて算出し,四捨五入 によって小数点以下1けたに丸める。
600×100・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
Ds=
Vm
ここに, Ds : モルタル中の細骨材の実積率(%)
600 表面乾燥状態の細骨材の絶対容積(mL)
:
Vm : 1バッチのモルタルの練り上り量(mL)
モルタルの単位容積質量及びモルタル中の細骨材の実積率は,3回の試験の平均値で示す。この際,3
バッチのモルタルによって求めた細骨材の実積率(%)の最大値と最小値との差は,0.5以下でなければな
らない。
参考 モルタルの単位水量Wmは,次の式で計算することができる。
m×1000・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
w
Wm=
Vm
ここに, Wm : モルタルの単位水量(kg/m3)
mw : 水の計量質量(g)
Vm : 1バッチのモルタルの練り上り量(mL)
5.13 粗骨材の実積率
粗骨材の実積率試験は,次のとおりとする。
a) 粗骨材を5 mm,10 mm及び20 mmふるいを用いてふるい分け,100110℃で恒量となるまで乾燥す
る。510 mm及び1020 mmの代表的試料を質量で等量混合して,密度試験では2 kg,単位容積質
量試験では12 kgを1回の試験に用いる試料とする。
b) 粗骨材の絶乾密度をJIS A 1135 によって求める。
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A 5002 : 2003
c) 粗骨材の単位容積質量をJIS A 1104 によって求める。
d) 粗骨材の実積率は,次の式を用いて算出し,四捨五入 によって小数点以下1けたに丸める。
G×100・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6)
DG=
ρG
ここに, DG : 粗骨材の実積率(%)
G : 粗骨材の単位容積質量(kg/L)
G 粗骨材の絶乾密度(kg/L)
ρ :
5.14 コンクリートの圧縮強度及びフレッシュコンクリートの単位容積質量
軽量骨材コンクリートの圧
縮強度は,次に示す材料及び配合のコンクリートの材齢28日の圧縮強度によって示す。単位容積質量は,
同じ配合のフレッシュコンクリートの単位容積質量によって示す。
a) 人工軽量粗骨材,天然軽量粗骨材及び副産軽量粗骨材を試験する場合には,細骨材として砂(7)を用い
る。人工軽量細骨材,天然軽量細骨材及び副産軽量細骨材を試験する場合には,粗骨材として,圧縮
強度区分4の人工軽量粗骨材を用いる。
注(7) IS A 5308 の附属書1(レディーミクストコンクリート用骨材)に規定する砂。
b) コンクリートの配合は,水セメント比を40 %,スランプを8±1cmとする。細骨材率はプラスチック
なコンクリートが得られるように定める(8)。コンクリートにはAE剤,減水剤などを用いない。
注(8)通常の場合,細骨材率は40%としてよい。
c) セメントは,JIS R 5210 の規定に適合し,JIS R 5201の10.(強さ試験)による28日の圧縮強さが59±4
N/mm2の普通ポルトランドセメントとする。
d) 軽量骨材は,24時間吸水表面乾燥状態のものを用いる。
e) 強度試験用コンクリート供試体の作製は,JIS A 1132 による。
f) コンクリートの圧縮強度試験は,JIS A 1108 による。
g) フレッシュコンクリートの単位容積質量試験は,JIS A 1116 による。
6. 検査方法
検査は,JIS Z 9015-0 又は受渡当事者間の協議によってロットの大きさを決定し,合理的
な抜取検査方法によって試料を抜き取り,5.によって試験を行い,4.の規定に適合しなければならない。
なお,受渡当事者間の協議によって,検査項目の一部を省略することができる。
7. 表示
製品の送り状には,次の事項を表示しなければならない。
a) 種類,区分(3.3の呼び方による。)
b) 製造業者名又はその略号
c) 製造工場名又はその略号
d) その他取扱い上の注意事項
8. 報告
製造業者は,購入者から要求があった場合には,種類,区分(9)及び品質を明らかにする試験結
果報告書を提出しなければならない。
注(9)区分を定めたときの骨材の絶乾密度,実積率及び24時間吸水率とコンクリートの圧縮強度及び配合,
フレッシュコンクリートの単位容積質量及びコンクリートに用いたセメントの強さを付記する。
(pdf 一覧ページ番号 6)
――――― [JIS A 5002 pdf 8] ―――――
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A 5002 : 2003
付表1 引用規格
JIS A 1102 骨材のふるい分け試験方法
JIS A 1103 骨材の微粒分量試験方法
JIS A 1104 骨材の単位容積質量及び実積率試験方法
JIS A 1105 細骨材の有機不純物試験方法
JIS A 1108 コンクリートの圧縮強度試験方法
JIS A 1116 フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法及び空気量の質量による試験方法(質量
方法)
JIS A 1122 硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法
JIS A 1132 コンクリートの強度試験用供試体の作り方
JIS A 1134 構造用軽量細骨材の密度及び吸水率試験方法
JIS A 1135 構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率試験方法
JIS A 1137 骨材中に含まれる粘土塊量の試験方法
JIS A 5308 レディーミクストコンクリート
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JIS R 5202 ポルトランドセメントの化学分析方法
JIS R 5210 ポルトランドセメント
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい
JIS Z 9015-0 計数検査に対する抜取検査手順−第0部 : JIS Z 9015抜取検査システム序論
(pdf 一覧ページ番号 7)
JIS A 5002:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
JIS A 5002:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1102:2014
- 骨材のふるい分け試験方法
- JISA1103:2014
- 骨材の微粒分量試験方法
- JISA1104:2019
- 骨材の単位容積質量及び実積率試験方法
- JISA1105:2015
- 細骨材の有機不純物試験方法
- JISA1108:2018
- コンクリートの圧縮強度試験方法
- JISA1116:2019
- フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法及び空気量の質量による試験方法(質量方法)
- JISA1122:2014
- 硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法
- JISA1132:2020
- コンクリートの強度試験用供試体の作り方
- JISA1134:2006
- 構造用軽量細骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1135:2006
- 構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1137:2014
- 骨材中に含まれる粘土塊量の試験方法
- JISA5308:2019
- レディーミクストコンクリート
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR5201:2015
- セメントの物理試験方法
- JISR5202:2010
- セメントの化学分析方法
- JISR5210:2009
- ポルトランドセメント
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい
- JISZ9015-0:1999
- 計数値検査に対する抜取検査手順―第0部:JIS Z 9015抜取検査システム序論