8
A 5021 : 2018
2) 試験成績書等によって全ての種類の原粗骨材のアルカリシリカ反応性が無害と判定された再生粗骨
材Hについては,アルカリシリカ反応性試験のロットの最大値は,3か月で製造できる量とするこ
とができる。
3) 試験成績書等によって全ての種類の原粗骨材,及び全ての種類の原細骨材のアルカリシリカ反応性
が無害と判定された再生細骨材Hについては,アルカリシリカ反応性試験のロットの最大値は,3
か月で製造できる量とすることができる。
4) 原コンクリートから採取した全ての種類の原粗骨材を対象に,7.7のアルカリシリカ反応性試験を行
い,無害と判定された場合は,再生粗骨材Hのアルカリシリカ反応性試験を省略することができる。
5) 原コンクリートから採取した全ての種類の原粗骨材,及び全ての種類の原細骨材を対象に,7.7のア
ルカリシリカ反応性試験を行い,無害と判定された場合は,再生細骨材Hのアルカリシリカ反応性
試験を省略することができる。
d) 舗装版に用いる場合には,原粗骨材が特定できるとき,すりへり試験のロットの最大値は,同一原骨
材で製造される量とする。
8.2 検査データの保管
生産者は,検査によって得られた試験値の記録を所定の期間保管しなければならない。
9 表示
表示は,次による。
a) 再生骨材Hの送り状には,次の事項を表示しなければならない。
1) 種類·区分(4.4の呼び方による。)
2) 生産者名,製造工場名及びその所在地
3) 製造時期及び出荷年月日
4) 質量又は容積
5) 納入先会社名及び工場名
b) 原コンクリートの発生所在地。ただし,原骨材が特定できる場合で,かつ,必要な場合。
10 報告
生産者は,購入者から要求があった場合には試験成績書を提出しなければならない。試験成績書の標準
の様式を,表7及び表8に示す。
――――― [JIS A 5021 pdf 11] ―――――
9
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表7−試験成績書の標準様式(1)
コンクリート用再生粗骨材H試験成績書
種類·区分
原コンクリートの
生産者名 発生所在地
物理試験 :
製造工場名及びその所在地 試験実施日
アルカリシリカ反応性試験 :
試験項目(物理試験) 規格値 試験値 注記
絶乾密度(JIS A 1110) 2.5 g/cm3以上 表乾密度( )
吸水率(JIS A 1110) 3.0 %以下
すりへり減量(JIS A 1121) 35 %以下 舗装版に用いる場合
粒形判定実積率 55 %以上 再生粗骨材H 2005について実施
微粒分量(JIS A 1103) 1.0 %以下
塩化物量(JIS A 5002又はJIS A
0.04 %以下
1154)
気体発生量(附属書C) 5 mL以下
上限値 A(1.0 %)B(0.5 %)C(0.1 %)D(0.5 %)E(0.2 %)F(0.1 %)G(1.0 %) 全不純物量(2.0 %)
不純物量(附属書B)
試験値 A( )B( )C( )D( )E( )F( )G( ) 全不純物量( )
100
ふるい分け試験(JIS A 1102) ふ
ふるいの呼び
ふるいを通るものの る
い 80
寸法(mm) 質量分率(%) を
50 通
る 60
ふ 40
も
る 25 の
い の 40
分 20
質
け 15 量
試 分 20
験 13
率
結 10 (
果 %
5 02.5
) 5 10 15 20 25 40
2.5
(5) (10) (15) (20) (25) (40) (50)
粗粒率
協議により定めた粗粒率 ふるいの呼び寸法(mm)
アルカリシリカアルカリシリカ反応性の判定方法(試験成績書,
種類 産地又は品名
反応性 JIS A 1145,JIS A 1146又は附属書D)
原粗骨材
再生粗骨材Hの 判定結果 A : 無害と判定,B : 無害でないと判定又は試験を行っていない
アルカリシリカ
反応性 試験方法 JIS A 1145,JIS A 1146又は附属書D
物理試験
原粗骨材
試験機関名 アルカリシリカ反応性試験
再生粗骨材H
アルミニウム片·亜鉛片試験
担当部署 :
作成者
担当者名 :
――――― [JIS A 5021 pdf 12] ―――――
10
A 5021 : 2018
表8−試験成績書の標準様式(2)
コンクリート用再生細骨材H試験成績書
種類·区分
原コンクリートの
生産者名 発生所在地
物理試験 :
製造工場名及びその所在地 試験実施日
アルカリシリカ反応性試験 :
試験項目(物理試験) 規格値 試験値 注記
絶乾密度(JIS A 1109) 2.5 g/cm3以上 表乾密度( )
吸水率(JIS A 1109) 3.5 %以下
微粒分量(JIS A 1103) 7.0 %以下
粒形判定実積率 53 %以上
塩化物量(JIS A 5002又はJIS A
0.04 %以下
1154)
気体発生量(附属書C) 5 mL以下
上限値 A(1.0 %)B(0.5 %)C(0.1 %)D(0.5 %)E(0.2 %)F(0.1 %)G(1.0 %) 全不純物量(2.0 %)
不純物量(附属書B)
試験値 A( )B( )C( )D( )E( )F( )G( ) 全不純物量( )
100
ふるい分け試験(JIS A 1102) ふ
ふるいの呼び
ふるいを通るものの る
い 80
寸法(mm) 質量分率(%) を
ふ 10 通
る る 60
5
い も
分 2.5 の
け 1.2 の 40
試 質
験 0.6 量
結 0.3 分 20
果 率
0.15 (
粗粒率 % 00.15
) 0.3 0.6 1.2 2.5 5 10
協議により定めた粗粒率
ふるいの呼び寸法(mm)
アルカリシリカアルカリシリカ反応性の判定方法(試験成績書,
種類 産地又は品名
反応性 JIS A 1145,JIS A 1146又は附属書D)
原粗骨材
原細骨材
再生細骨材Hの 判定結果 A : 無害と判定,B : 無害でないと判定又は試験を行っていない
アルカリシリカ
反応性 試験方法 JIS A 1145,JIS A 1146又は附属書D
物理試験
原骨材
試験機関名 アルカリシリカ反応性試験
再生細骨材H
アルミニウム片·亜鉛片試験
担当部署 :
作成者
担当者名 :
――――― [JIS A 5021 pdf 13] ―――――
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A 5021 : 2018
附属書A
(規定)
原骨材の特定方法
A.1 一般
この附属書は,コンクリート用再生骨材Hの原骨材を特定する方法について規定する。
A.2 特定方法
原骨材の特定は次によって,構造物ごとに行うものとする。
a) 原骨材に関する記録がある場合 解体構造物等の工事記録,原コンクリートの配合報告書,原骨材の
試験成績書などによって原骨材の種類,及び産地又は品名を明らかにできる場合,原骨材は,特定さ
れたものとして扱う。
b) 原骨材に関する記録がない場合 解体構造物等の工事記録,原コンクリートの配合報告書,原骨材の
試験成績書などによって原骨材の種類,及び産地又は品名を明らかにできない場合,A.3に従って原
コンクリートの一部を取り出し,原骨材の色,形,大きさなどを観察する。観察の結果,原骨材の種
類及びその数が判別できる場合,原コンクリートに含まれる原骨材の全てを産地及び品名が不明のま
ま特定されたものとして扱う。
A.3 原コンクリートの採取方法
原コンクリートの採取方法は,次のいずれかによる。
a) 構造物から採取する場合
1) コンクリート用コアドリル,コンクリート用カッターなどによって,原骨材の色,形及び大きさが
十分に判別できる寸法の原コンクリートを採取する。
2) 原コンクリートの採取箇所は,建築物においては各階の床から1か所以上,かつ,各階の壁又は柱
から1か所以上とし,土木構造物においては各打込み区画につき1か所以上とする。ただし,採取
区画のコンクリート量が1 000 m3を超える場合は,1 000 m3ごとに1か所以上とする。
b) コンクリート塊から採取する場合
1) コンクリート塊の受入れ時に,原骨材の色,形及び大きさが十分に判別できる寸法の原コンクリー
トを採取する。
2) 原コンクリートの採取は,コンクリート塊10 tごとに1回以上とする。
――――― [JIS A 5021 pdf 14] ―――――
12
A 5021 : 2018
附属書B
(規定)
限度見本による再生骨材Hの不純物量試験方法
B.1 一般
この附属書は,コンクリート用再生骨材Hの不純物量試験について規定する。
B.2 試料
B.2.1 試料の採取
試験するロットを代表するように再生骨材Hを採取し,JIS A 1158によって,ほぼ所定量となるまで縮
分する。
B.2.2 試料の量
試料の最小質量は,再生粗骨材Hの場合は10 kgとする。また,再生細骨材Hの場合は500 gとする。
B.3 試験方法
試料中の不純物を明確に目視判定できる程度に試料を受皿などの上に広げた状態と,B.4によって作製
した各不純物量の上限値を示す限度見本とを目視によって比較し,各不純物量を推定する1)。ただし,ア
ルミニウム,亜鉛以外の金属片の量を推定するとき,アルミニウム片及び亜鉛片とそれら以外の金属片と
を区別しにくい場合は,アルミニウム片及び亜鉛片を含めて推定してもよい。試料が乾燥して不純物の目
視判定が難しい場合は,水を噴霧するなどして試料を湿潤状態にする。各不純物混入量の推定値の合計を
全不純物量とする。
注1) 不純物の質量を測定して各不純物量を推定してもよい。
B.4 限度見本の作製方法
B.2.2に示す量の不純物を含まない再生粗骨材H又は再生細骨材Hに,表4に示す不純物の内容ごとに
上限量を混入したものをそれぞれ作製する。不純物の寸法及び形状は,製造後の再生粗骨材H及び再生細
骨材Hに含まれる状態を想定したものとする。また,表4の分類に適合しないと考えられる不純物の混入
が予想される場合は,別途限度見本を作製しなければならない。試料との比較には,作製した限度見本を
B.3と同程度の広さに広げて写真に撮ったもの2) を用いてもよい。
注記 限度見本の作製に当たっては,不純物量の上限値を加えた場合だけでなく,その半量を加えた
場合なども併せて作製しておくと判定に便利である。
注2) 写真による判別が困難と考えられる場合には,必要に応じて限度見本中の不純物,又は写真中
の不純物に着色するとよい。
――――― [JIS A 5021 pdf 15] ―――――
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JIS A 5021:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
JIS A 5021:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA0203:2019
- コンクリート用語
- JISA1102:2014
- 骨材のふるい分け試験方法
- JISA1103:2014
- 骨材の微粒分量試験方法
- JISA1104:2019
- 骨材の単位容積質量及び実積率試験方法
- JISA1109:2020
- 細骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1110:2020
- 粗骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1121:2007
- ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験方法
- JISA1144:2010
- フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法
- JISA1145:2017
- 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)
- JISA1146:2017
- 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(モルタルバー法)
- JISA1154:2020
- 硬化コンクリート中に含まれる塩化物イオンの試験方法
- JISA1158:2014
- 試験に用いる骨材の縮分方法
- JISA1158:2020
- 試験に用いる骨材の縮分方法
- JISA1804:2009
- コンクリート生産工程管理用試験方法―骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(迅速法)
- JISA5002:2003
- 構造用軽量コンクリート骨材
- JISK8575:2018
- 水酸化カルシウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISR5201:2015
- セメントの物理試験方法
- JISR5210:2009
- ポルトランドセメント
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい