33
A 5023 : 2018
計算する。
fc1 fc2
fc 100 (%)
fc1 fc2
cf : 圧縮強度のうち大きい値
ここに, 1
cf : 圧縮強度のうち小さい値
2
F.4 練混ぜ性能の評価
F.3で求めた空気量差(%),スランプ差(cm),コンクリート中のモルタルの単位容積質量差(%),単
位粗骨材量差(%)及び圧縮強度差(%)を,連続式の固定ミキサの練混ぜ性能を示す指標とする。表F.2
の値以下であれば,コンクリートは均等に練り混ぜられているとする。
表F.2−空気量差(%),スランプ差(cm),コンクリート中のモルタルの
単位容積質量差(%),単位粗骨材量差(%)及び圧縮強度差(%)
項目 許容差
空気量差(%) 1
スランプ差(cm) 3
0.8
コンクリート中のモルタルの単位容積質量差(%)
コンクリート中の単位粗骨材量差(%) 5
圧縮強度差(%) 7.5
F.5 記録
記録は,次の事項について行う。
a) 連続式の固定ミキサの種類,形式,名称
b) 試験実施の年月日,天候,気温,湿度
c) 試験実施機関名
d) 粗骨材の最大寸法(mm),骨材の種類及び粒度
e) 配合
f) 試料の採取方法及び採取量
g) 空気量差(%)
h) スランプ差(cm)
i) モルタルの単位容積質量差(%)
j) 単位粗骨材量差(%)
k) 圧縮強度差(%)
l) 連続式の固定ミキサの練混ぜ性能についての評価
――――― [JIS A 5023 pdf 36] ―――――
34
A 5023 : 2018
A5
3
附属書G
02
(参考)
3 : 2
技術上重要な改正に関する新旧対照表
0 18
現行規格(JIS A 5023:2018) 旧規格(JIS A 5023:2016) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
4 種類 再生骨材コンクリートLの種類は,粗骨材の最大寸 4 種類 再生骨材コンクリートLの種類は,標準品,塩分規制
生産実態の調査によって,塩
法,スランプ及び呼び強度を組み合わせた表1に示す 分規制品については発注及び
品及び仕様発注品に区分し,粗骨材の最大寸法,スラ
○印とする。 ンプ,空気量及び呼び強度を組み合わせた表1に示す
製造実績はほとんどなく,仕
○印とする。ただし,粗骨材の最大寸法を40 mmと様発注品については標準品の
表1−再生骨材コンクリートLの種類 する場合には,スランプ18 cmを除く。 規定にないスランプの指定を
粗骨材の スランプ 呼び強度 4.1 標準品2) 受けたときなどへの対応が主
最大寸法 18 21 24 呼び強度を18,21又は24,粗骨材の最大寸法を20 であることが判明した。
mm cm mm,25 mm又は40 mm,荷卸し地点におけるスラン そこで,今回の改正では再生
再生骨材 20,25,40 8,10,12, ○ ○
○ 骨材コンクリートLの種類に
プを8 cm,15 cm又は18 cmとする再生骨材コンクリ
コンクリ 15,18 a) ートLをいう。 よる区分を,標準品,塩分規
ートL なお,空気量は規定しない。 制品及び仕様発注品から一本
注記 再生骨材コンクリートLは,裏込めコン 4.2 塩分規制品3) 化し,再生骨材コンクリート
クリート,間詰めコンクリート,なら(均) Lの1区分とした。ただし,
標準品の品質規定に加えて,荷卸し地点におけるフレ
しコンクリート,捨てコンクリートなど 塩化物含有量,空気量などの
ッシュコンクリート中の塩化物含有量の上限値を規
の,高い強度・高い耐久性が要求されな 定した再生骨材コンクリートLをいう。 品質が指定される場合を想定
い部材又は部位に使用する。再生骨材コ 4.3 仕様発注品4) し,新たに指定及び協議事項
ンクリートLは,通常高い凍結融解抵抗 購入者が再生骨材Lを除く材料及び配合を指定してを設け,購入者と生産者とが
性を確保するのが難しいため,凍結融解 発注する再生骨材コンクリートLであり,呼び強度は
協議の上,指定することがで
作用を受けない部材又は部位に使用す 18,21及び24である。 きるようにした。
る。 なお,生産者は購入者から指定された材料及び配合に
なお,化学混和剤を用いて,単位水量 従い,コンクリートを製造する。
が過大にならないようにするのがよい。
注a) 粗骨材の最大寸法を40 mmとする場合に
は,スランプ18 cmを除く。
――――― [JIS A 5023 pdf 37] ―――――
35
A 5023 : 2018
現行規格(JIS A 5023:2018) 旧規格(JIS A 5023:2016) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
4 種類 再生骨材コンクリートLの購入に当たっては,次の
(続き) a) h) までの事項について生産者と協議する。
なお,a) 及びb) は指定,c) h) は必要に応じて協議
の上,指定することができる。ただし,a) h) までの
事項は,この規格で規定している範囲とする。
a) セメントの種類
b) 粗骨材の最大寸法
c) 混和材料の種類及び使用量
d) 5.4に規定する塩化物含有量の上限値
e) 呼び強度を保証する材齢
f) 空気量
g) IS A 5308の附属書A(レディーミクストコンク
リート用骨材)に適合する骨材2) と混合使用する
場合は,再生細骨材L及び再生粗骨材Lの容積混
合率
h) その他必要な事項
注2) IS A 5308の附属書Aに適合する骨材のうち,
人工軽量骨材は除く(8.2参照)。
11 検査 11.1 検査項目 11 検査 11.1 検査項目 実態調査による製造実績及び
検査は,圧縮強度及びスランプについて行う。 検査項目は,次による。 品質管理状況並びに再生骨材
なお,箇条4で空気量及び/又は塩化物含有量の指定 a) 標準品では,圧縮強度及びスランプについて行コンクリートLが使用される
がある場合は,空気量及び/又は塩化物含有量につい う。 可能性がある用途を考慮し,
ても行う。 1) 圧縮強度の試験頻度は,呼び強度ごとに,1週
圧縮強度及びスランプの試験
11.2 圧縮強度 間に少なくとも1回とする。したがって,3回頻度は少なくともJIS A 5022
圧縮強度は,10.2の試験を行い,5.1の規定に適合す の試験はコンクリートを製造しない週(連続7
と同等でもよいとの考えか
れば合格とする。 日間)を除く3週間以内に行う。 ら,150 m3について1回を標
試験頻度は,150 m3について1回を標準とする。 準とした。
2) スランプの試験頻度は,スランプ値ごとに,出
購入者の承認を得て,工場出荷時4) において採取した 荷日1日に少なくとも1回とする。
試料を用いて作製した供試体について,10.2の試験を b) 塩分規制品では,圧縮強度,スランプ及び塩化物
A5
行うことができる。 含有量について行う。
023
1回の試験結果は,任意の1運搬車から採取した試料 1) 圧縮強度の試験頻度は,標準品と同じとする。
: 2
で作った3個の供試体の試験値の平均値で表す。 2) スランプの試験頻度は,標準品と同じとする。
0 18
3
――――― [JIS A 5023 pdf 38] ―――――
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A 5023 : 2018
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3
現行規格(JIS A 5023:2018) 旧規格(JIS A 5023:2016) 改正理由
0
箇条番号 内容 箇条番号 内容
23
及び題名 及び題名
: 2
11 検査 11 検査
なお,3回の試験は,水セメント比と強度の関係が同 3) 塩化物含有量の試験頻度は,出荷日1日に少な
0 1
(続き) (続き) くとも1回とする。
8
一で,かつ,同じ呼び強度のものであれば,スランプ
が相違しても,同一ロットのコンクリートとして行っ c) 仕様発注品では,購入者から指定された材料及び
てよい。 配合を用いたコンクリートであることを保証す
11.3 スランプ るための検査項目,検査方法及び検査ロットの大
スランプは,10.3の試験を行い,5.2の規定に適合す きさを,事前に受渡当事者間の協議によって決め
れば合格とする。 る。ただし,仕様発注品の各試験頻度及び検査ロ
試験頻度は,150 m3について1回を標準とする。 ットの大きさは,標準品又は塩分規制品よりも大
購入者との協議によってスランプの値が工場出荷時4) きくしてはならない。
に規定された場合には,スランプの試験は工場出荷時4) 11.2 圧縮強度
において行うことができる。 圧縮強度は,10.2の試験を行い,5.1の規定に適合す
スランプが許容の範囲を外れた場合には,10.1によっ れば合格とする。
て新しく試料を採取して1回に限り10.3によって試験 購入者の承認を得て,工場出荷時6) において採取し
を行い,その結果が5.2の規定に適合すれば,合格と た試料を用いて作製した供試体について,10.2の試験
することができる。 を行うことができる。
11.4 空気量 1回の試験結果は,任意の1運搬車から採取した試料
空気量は,10.4の試験を行い,5.3の規定に適合すれ で作った3個の供試体の試験値の平均値で表す。
ば合格とする。 なお,3回の試験は水セメント比と強度の関係が同一
試験頻度は,150 m3について1回を標準とする。 で,かつ,同じ呼び強度のものであれば,スランプが
購入者との協議によって空気量の値を工場出荷時4) 相違しても,同一ロットのコンクリートとしてよい。
の値とした場合には,空気量の試験は工場出荷時4) に 11.3 スランプ
おいて行うことができる。 スランプは,10.3の試験を行い,5.2の規定に適合す
空気量が許容の範囲を外れた場合には,10.1によって れば合格とする。
新しく試料を採取して1回に限り10.4によって試験を 購入者との協議によってスランプの値が工場出荷時6)
行い,その結果が5.3の規定に適合すれば,合格とす に規定された場合には,スランプの試験は工場出荷時
6) において行うことができる。
ることができる。
11.5 塩化物含有量 スランプが許容の範囲を外れた場合には,10.1によっ
塩化物含有量は,10.5の試験を行い,5.4の規定に適 て新しく試料を採取して1回に限り10.3によって試
合すれば合格とする。 験を行い,その結果が5.2の規定に適合すれば,合格
試験頻度は,1日1回を標準とする。 とすることができる。
なお,塩化物含有量の検査は,工場出荷時4) でも, 11.4 塩化物含有量
荷卸し地点での所定の条件を満足するので,工場出荷 塩化物含有量は,10.5の試験を行い,5.3の規定に適
時4) に行うことができる。 合すれば合格とする。
――――― [JIS A 5023 pdf 39] ―――――
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A 5023 : 2018
現行規格(JIS A 5023:2018) 旧規格(JIS A 5023:2016) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
11 検査 11.6 指定事項 11 検査 なお,塩化物含有量の検査は,工場出荷時6) でも,
(続き) (続き)
購入者が箇条4において指定した事項については,生 荷卸し地点での所定の条件を満足するので,工場出荷
産者と購入者との協議によって検査方法を定め,検査 時6) に行うことができる。
を行う。 11.5 空気量
空気量は,10.4の試験を行い,5.4の規定に適合すれ
ば合格とする。
購入者との協議によって空気量の値が工場出荷時6)
に規定された場合には,空気量の試験は工場出荷時6)
において行うことができる。
空気量が許容の範囲を外れた場合には,10.1によって
新しく試料を採取して1回に限り10.4によって試験
を行い,その結果が5.4の規定に適合すれば,合格と
することができる。
13 報告 13.2 再生骨材コンクリートL納入書 13 報告 13.2 再生骨材コンクリートL納入書 既存のレディーミクストコン
生産者は,運搬の都度,1運搬車ごとに,再生骨材コ 生産者は,運搬の都度,1運搬車ごとに,再生骨材コ
クリート工場,再生骨材コン
ンクリートL納入書を購入者に提出しなければなら ンクリートL納入書を購入者に提出しなければならクリートM工場などが,再生
ない。再生骨材コンクリートL納入書の標準の様式 ない。再生骨材コンクリートL納入書の標準の様式骨材コンクリートLを製造す
は,表4による。ただし,納入書の様式は,表4と同 は,表4による。 る場合を想定し,納入書の書
等以上の情報が記載されたものでもよい。 式について範囲を拡大した。
A.5.7 塩化物量試験は,次のいずれかによる。 A.4.7 塩化物量試験は,次による。 多様な評価方法を認めること
塩化物量 a) IS A 5002の5.5(塩化物)による。ただし,試料
塩化物量 a) 塩化物量試験は,JIS A 5002の5.5(塩化物)によ
とした。また,取扱いを厳密
試験 試験
溶液中の塩化物量(塩化物イオン濃度)の分析は, る。ただし,試料の量は1 000 gとし,塩化物量
にしなくてはならない試薬を
JIS A 1144の箇条4(分析方法)による。 試験の結果を4倍した値を塩化物量とする。 避けるため,JIS A 5002によ
なお,試料の量は1 000 gとし,塩化物量試験の b) 妨害イオンの影響がある場合は,塩化物を抽出し
る場合の分析方法を別途規定
結果を4倍した値を塩化物量とする。 た上澄液のpHを約7に調整してよい。 した。
b) IS A 1154による。
A5 023 : 2
0 18
3
JIS A 5023:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
JIS A 5023:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA0203:2019
- コンクリート用語
- JISA1101:2005
- コンクリートのスランプ試験方法
- JISA1101:2020
- コンクリートのスランプ試験方法
- JISA1102:2014
- 骨材のふるい分け試験方法
- JISA1103:2014
- 骨材の微粒分量試験方法
- JISA1104:2019
- 骨材の単位容積質量及び実積率試験方法
- JISA1108:2018
- コンクリートの圧縮強度試験方法
- JISA1109:2020
- 細骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1110:2020
- 粗骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1115:2020
- フレッシュコンクリートの試料採取方法
- JISA1116:2019
- フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法及び空気量の質量による試験方法(質量方法)
- JISA1119:2014
- ミキサで練り混ぜたコンクリート中のモルタルの差及び粗骨材量の差の試験方法
- JISA1128:2019
- フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法―空気室圧力方法
- JISA1132:2020
- コンクリートの強度試験用供試体の作り方
- JISA1144:2010
- フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法
- JISA1145:2017
- 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)
- JISA1146:2017
- 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(モルタルバー法)
- JISA1154:2020
- 硬化コンクリート中に含まれる塩化物イオンの試験方法
- JISA1158:2014
- 試験に用いる骨材の縮分方法
- JISA1158:2020
- 試験に用いる骨材の縮分方法
- JISA1801:2009
- コンクリート生産工程管理用試験方法―コンクリート用細骨材の砂当量試験方法
- JISA5002:2003
- 構造用軽量コンクリート骨材
- JISA5021:2018
- コンクリート用再生骨材H
- JISA5022:2018
- 再生骨材コンクリートM
- JISA5308:2019
- レディーミクストコンクリート
- JISA6201:2015
- コンクリート用フライアッシュ
- JISA6202:2017
- コンクリート用膨張材
- JISA6204:2011
- コンクリート用化学混和剤
- JISA6205:2003
- 鉄筋コンクリート用防せい剤
- JISA6206:2013
- コンクリート用高炉スラグ微粉末
- JISA6207:2016
- コンクリート用シリカフューム
- JISA8603-2:2010
- コンクリートミキサ―第2部:練混ぜ性能試験方法
- JISR5210:2009
- ポルトランドセメント
- JISR5211:2009
- 高炉セメント
- JISR5213:2009
- フライアッシュセメント
- JISR5214:2019
- エコセメント
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい