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A 5416 : 2016
あらかじめ厚形パネルの内部に埋設したALCパネル取付け用の部品。
3.9
ALC粉末
ALCを微粉砕し,原料として用いるもの。
4 種類
4.1 厚形パネル
厚形パネルは,形状,表面の意匠加工の有無及び用途によって,表1のとおり区分する。
なお,品質に影響を与えない切欠きなどの加工については,受渡当事者間の協定による。
表1−厚形パネルの区分
形状による区分 表面の意匠加工の有無による区分 用途による区分
平パネル 外壁用,間仕切壁用,屋根版用,床版用
一般パネル
意匠パネル 外壁用,間仕切壁用
平パネル
コーナーパネル 外壁用,間仕切壁用
意匠パネル
4.2 薄形パネル
薄形パネルは,形状及び表面加工の有無によって,表2のとおり区分する。
なお,薄形パネルには,用途による区分はない。また,品質に影響を与えない切欠きなどの加工につい
ては,受渡当事者間の協定による。
表2−薄形パネルの区分
形状による区分 表面加工の有無による区分
平パネル
一般パネル
意匠パネル
平パネル
コーナーパネル
意匠パネル
5 品質
5.1 ALCの品質
5.1.1 圧縮強度及び密度
ALCの圧縮強度及び密度は,9.2に規定する試験を行ったとき,表3の規定に適合しなければならない。
表3−圧縮強度及び密度
項目 規定値
圧縮強度 N/mm2 3.0以上
密度 kg/m3 450を超え550未満
5.1.2 乾燥収縮率
ALCの乾燥収縮率は,9.3に規定する試験を行ったとき,表4の規定に適合しなければならない。
――――― [JIS A 5416 pdf 6] ―――――
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A 5416 : 2016
表4−乾燥収縮率
項目 規定値
乾燥収縮率 % 0.05以下
5.2 ALCパネルの品質
5.2.1 外観
ALCパネルの外観は,表5の規定に適合しなければならない。
表5−外観
項目 規定
ひび割れ 約0.6 m離れたとき,目視によって認められない。
反り,くぼみ,気泡むら及び欠け 使用上有害なものがない。
5.2.2 曲げ強さ
単位荷重に対するALCパネルの曲げ強さは,次による。
a) 厚形パネル 厚形パネルは,9.5に規定する試験を行ったとき,表6の規定に適合するとともに,曲げ
ひび割れ荷重の下限値を加えたときに,目視によってせん断ひび割れの発生がないことを確認する。
表6−厚形パネルの曲げ強さ
形状による 用途による 曲げひび割れ荷重a) 曲げひび割れ荷重の下限値b) を加えたときのたわみc)
区分 区分 N mm
一般 外壁用 Wn Wp 11 l
(Wn−Wp) l 以上 1 000 以下
パネル Wn 10 200
間仕切壁用 1 480 tbl 以上 −
屋根版用 Wn 11 l
Wn bl 以上 1 000 以下
Wn Wp 10 250
床版用 Wn 11 l
Wn bl 以上 1 000 以下
Wn Wp 10 400
コーナー 外壁用 Wp bc1bc3 t Wn Wp bc1bc3t / b1c
11 l
Wn b1cl 以上 1 000 以下
パネル b1c Wn 10 200
間仕切壁用 1 480 t (bc1+bc3−t) 以上 −
上記の文字記号及びその意味は,次による。
Wn : 単位荷重(N/m2)d)
Wp : パネル質量による荷重(N/m2)。ただし,荷重の算定に用いる単位容積質量は,外壁用パネルの場合は
500 kg/m3,屋根版用及び床版用パネルの場合は650 kg/m3とする。
b : 一般パネルの幅(m)
bc1,bc3 : コーナーパネルの幅(m)。ただし,この算定式は,荷重を受ける面の幅をbc1とする(図13及び図14
参照)。
t : ALCパネルの厚さ(m)
l : 支点間距離(m)
注a) 9.5で求めた荷重−たわみ曲線で最初に変曲点を示す荷重。曲げひび割れ荷重は,切捨てして10 N単位に丸
めた値とする。
b) 曲げひび割れ荷重欄に規定された荷重の下限値。
c) たわみは,切上げして小数点以下1桁に丸めた値とする。
d) 使用部位別に固定荷重,積載荷重,風圧力などを考慮し,関係法令を満足しなければならない。
一般に設計者によって指定される。
――――― [JIS A 5416 pdf 7] ―――――
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A 5416 : 2016
b) 薄形パネル 薄形パネルは,9.5に規定する試験を行ったとき,表7の規定に適合しなければならない。
表7−薄形パネルの曲げ強さ
形状による区分 ALCパネルの厚さ 曲げひび割れ荷重a)
mm N
50以上 800以上
一般パネル
50未満 200以上
50以上 200以上
コーナーパネル
50未満 100以上
注a) 9.5で求めた荷重−たわみ曲線で最初に変曲点を示す荷重。曲げひび割れ荷重は,切捨てし
て10 N単位に丸めた値とする。
5.2.3 埋設部品の引抜き強さ
埋設部品の引抜き強さは,9.6に規定する試験を行ったとき,表8の規定に適合しなければならない。
表8−埋設部品の引抜き強さ
用途による区分 引抜き強さa)
N
WnbL
外壁用
1
以上
2
WnbL
間仕切壁用
2
以上
2
上記の文字記号及びその意味は,次による。
Wn1 : 外壁用パネルに作用する負圧の単位荷重(N/m2)
Wn2 : 間仕切壁用パネルに作用する単位荷重(N/m2)
b : ALCパネルの幅(m)
L : ALCパネルの長さ(m)
注a) 引抜き強さは,切捨てして100 N単位に丸めた値とする。
5.2.4 断熱性能
ALCパネルの断熱性能は,9.7に規定する試験を行ったとき,表9の規定に適合しなければならない。
表9−断熱性能
項目 規定値
熱抵抗値 m2K/W 5.3 d 以上a)
上記の文字記号及びその意味は,次による。
d : [パネル厚さ(mm)/1 000(mm)]
ただし,パネル厚さは,平パネルではALCパネルの厚さを,模様
を施した意匠パネルでは溝深さを差し引いた厚さを,傾斜を施した
意匠パネルでは薄い方の厚さとする。
注a) 熱抵抗値は,切捨てによって小数点以下2桁に丸める。
6 寸法及び許容差
6.1 厚形パネルの寸法
厚形パネルの呼び寸法は,表10による。
――――― [JIS A 5416 pdf 8] ―――――
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A 5416 : 2016
表10−厚形パネルの呼び寸法
単位 mm
寸法 模様の 傾斜面の
区分
厚さa) 幅b) 長さ 深さ 厚さの差
一般 平 外壁用 100以上 2 400以下
パネル パネル 床版用 200以下
− −
間仕切壁用,屋根版用 75以上
200以下
6 000以下
意匠 外壁用,間仕切壁用 100 610以下 10以下
25以下
パネル 120,125 25以下
150,175,180,
30以下 60以下
200
コーナー 平 外壁用,間仕切壁用 100以上
− −
パネル パネル 150以下
意匠 外壁用,間仕切壁用 100 400以下 4 500以下 10以下
パネル 120,125 25以下 −
150,175,180 30以下
注a) 意匠パネルの厚さは,パネルの最も厚い部分をいう。
b) コーナーパネルの幅[図16 a) に示すbc1,bc2,bc3,bc4]は,外面側の寸法をいう。
6.2 薄形パネルの寸法
薄形パネルの呼び寸法は,表11による。
なお,附属書Aに,代表的な薄形パネルを示す。
表11−薄形パネルの呼び寸法
単位 mm
寸法
区分 模様加工後の厚さb)
厚さa) 幅c) 長さ
一般パネル 平パネル 3 000以下 −
35以上 606
意匠パネル パネル厚さ50未満は,30以上
75未満 以下 2 400以下
パネル厚さ50以上は,40以上
コーナーパネル 平パネル −
35以上 200
意匠パネル 3 030以下 パネル厚さ50未満は,30以上
75未満 以下
パネル厚さ50以上は,40以上
注a) 意匠パネルの厚さは,パネルの最も厚い部分をいう。
b) 模様加工後の厚さは,パネルの最も薄い部分をいう。
c) コーナーパネルの幅[図16 a) に示すbc1,bc2,bc3,bc4]は,外面側の寸法をいう。
6.3 ALCパネルの寸法許容差
ALCパネルの呼び寸法に対する寸法許容差は,9.8に規定する試験を行ったとき,表12の規定に適合し
なければならない。
――――― [JIS A 5416 pdf 9] ―――――
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A 5416 : 2016
表12−ALCパネルの許容寸法差
単位 mm
形状による区分 項目 許容差
一般パネル 寸法 厚さ ±2
幅 0
−4
長さ ±5
模様加工後の厚さ ±2
コーナーパネル 寸法 厚さ ±3
幅 ±3
長さ ±5
模様加工後の厚さ ±3
注記 模様加工後の厚さは,表11に示す薄形パネルの呼び寸法
6.4 コーナーパネルの直角度
コーナーパネルの直角度は,9.8に規定する試験を行ったとき,表13の規定に適合しなければならない。
なお,直角からのずれの符号は,図6による。
表13−コーナーパネルの直角度の許容値
項目 直角からのずれの許容値
直角度a) ) ±1/100
注a) 図6に示すe1/bc1及びe2/bc1をいう。
b) 厚形パネルの場合,図17 a) に示すta1とta2及びtb1とtb2のそれぞれの差を
1.5 mm以下とし,内面側の直角度を確保する。
a) 直角とのずれの符号 b) プラス側の角度の測定例 c) マイナス側の角度の測定例
図6−コーナーパネルの直角度
7 材料
7.1 原料
ALCパネルの製造に用いる原料は,石灰質原料,けい酸質原料,水,気泡剤及び混和材料とし,パネル
の品質及び使用上に有害な影響を与えるものであってはならない。
なお,原料の一部として,ALC粉末を用いてもよい。
7.2 補強材
ALCパネルに使用する補強材は,JIS A 5505に規定するメタルラス,JIS G 3101に規定する棒鋼,JIS G
――――― [JIS A 5416 pdf 10] ―――――
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JIS A 5416:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
JIS A 5416:2016の関連規格と引用規格一覧
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- JISA1129-3:2010
- モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法―第3部:ダイヤルゲージ方法
- JISA1420:1999
- 建築用構成材の断熱性測定方法―校正熱箱法及び保護熱箱法
- JISA5505:2020
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- 一般構造用圧延鋼材
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- JISG3445:2021
- 機械構造用炭素鋼鋼管
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- 鉄線
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- 溶接金網及び鉄筋格子
- JISG3551:2021
- 溶接金網及び鉄筋格子