JIS A 5901:2018 稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床 | ページ 2

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表4−芯材の厚さ,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔
区分 記号 芯材の厚さ 畳床1枚の質量 縦糸の 横糸の (参考)
mm kg 間隔 間隔 単位面積当
押出法ポ タタミ 100W 95W 92W たりの質量
リスチレ ボードa) kg/m2
ンフォー 厚さ50 mm
ム断熱材 mm mm 製品b)
稲わら畳床 特級品 WR-S − − 34.0 30.7 28.8 30 21 17.0
1級品 WR-1 − − 32.0 28.9 27.0 27 16.0
2級品 WR-2 − − 30.0 27.0 25.4 30 15.0
3級品 WR-3 − − 28.0 25.3 23.7 33 14.0
ポリスチレン − PS-C20 20 − 23.0 20.8 19.5 30 11.5
フォームサン PS-C25 25 − 21.0 19.0 17.8 30 10.5
ドイッチ稲わ PS-C30 30 − 19.0 17.0 16.0 30 9.5
ら畳床
タタミボード − TB-C20 − 20 28.0 25.3 23.7 30 14.0
サンドイッチ TB-C25 − 25 27.0 24.5 23.0 30 13.5
稲わら畳床
注a) タタミボードの芯材の厚さは,タタミボードの厚さの合計値。
b) 厚さ55 mmの畳床の質量は,上記厚さ50 mmの畳床の質量の+10 %増しとする。
c) 質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差 質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差は,表5によ
る。ただし,注文品の質量は,受渡当事者間の協定とし,その許容差は,表5による。
表5−質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差
畳床1枚の質量の許容差 縦糸の間隔の許容差 横糸の間隔の許容差
kg mm mm
±2.5 ±3 ±3

5.3 性能

  畳床の性能は,箇条8に規定する試験を行い,表6を満足しなければならない。
なお,熱抵抗値(m2・K/W)を表示する場合は,箇条9に示す試験又は算出によって熱抵抗値を求めた
とき,表示値を満足しなければならない。
表6−性能
区分 含水率a) 局部圧縮量
% mm
稲わら畳床 特級品 15以下 5.0以下
1級品
2級品
3級品
ポリスチレンフォームサンドイッチ

稲わら畳床タタミボードサンドイッチ稲わら畳床

                   注a) 稲わらの含水率をいう。

――――― [JIS A 5901 pdf 6] ―――――

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6 構造

  畳床の構造は,図1図4による。
なお,特級品,1級品及び2級品は図1に示すように6層以上,3級品は図2に示すように4層以上のも
のとする。
図1−稲わら畳床6層形畳床の構造
図2−稲わら畳床4層形畳床の構造
図3−ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床の構造

――――― [JIS A 5901 pdf 7] ―――――

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図4−タタミボードサンドイッチ稲わら畳床の構造

7 材料及び製造

7.1 材料

  畳床に用いる材料は,次のとおりとし,畳床の種類に応じて使用する。
a) 稲わら 畳床に使用する稲わらは,乾燥したものとする。ただし,したばえに使用するきりわらは,
回収した使用済みの畳床から採取した稲わら“再生稲わら”を用いてもよい。
なお,再生稲わらは,良質のものとし,乾燥機によって105 ℃,2時間以上加熱殺菌及び乾燥処理
を施す。また,再生稲わらの畳床への混入割合は質量比で20 %以下とする。
b) 押出法ポリスチレンフォーム断熱材 畳床に使用する押出法ポリスチレンフォーム断熱材は,JIS A
9521の6.8(密度)に規定する試験を行い,密度が27 kg/m3以上で,その熱伝導率は,JIS A 9521の
5.1(特性)に規定する値又はそれと同等以上の性能をもつものとする。さらに,JIS A 9521の附属書
C(燃焼性試験方法)に規定する試験を行い,燃焼性試験に合格したものとし,その厚さは,20 mm,
25 mm及び30 mmとする。
c) タタミボード 畳床に使用するタタミボードは,JIS A 5905に規定するタタミボード又はそれと同等
以上の性能をもつものとし,その厚さは,10 mm,15 mm及び20 mmとする。
d) 裏面材 畳床に使用する裏面材は,稲わらで編んだこも又はJIS Z 1533に規定するフラットヤーン1
種又は2種で,密度は縦,横とも4本以上/25.4 mmに平織して,JIS P 3401に規定するクラフト紙3
種に圧着したもの又はこれと同等以上の性能をもつものとする。
e) 補強材 ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床に使用する補強材は,単板,厚紙,プラスチ
ック板などで,使用に適したものとする。
f) 縫糸 畳床に使用する縫糸は,附属書Bに規定する糸又はそれらと同等以上の性能をもつ縫糸とする。
ただし,これらの糸に害虫予防などのために薬剤を含浸又は浸透させたものは使用しないものとする。

7.2 製造

  製造は,次による。
a) 畳床 畳床は,図1図4に示す断面をもつように,7.1のa) e) に規定する材料を必要に応じて組
み合わせ,7.1 f) に規定する縫糸を用いて製造する。また,長手方向の両端の縫糸の間隔は,中央部
から狭めるものとし,畳床の裏面中央部には,取っ手を付けるものとする。
b) 防虫処理 稲わら又は畳床には,ダニ,その他の害虫が発生しないように,加熱による方法若しくは
防虫紙(布)による方法又はこれらを組み合わせた方法で防虫処理を施さなければならない。ただし,
フェンチオン,フェニトロチオンなどの有機りん系の薬剤を含有する防虫紙(布)を使用する場合は,
当該製品の製造について医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律による

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承認を受けたものを用いなければならない。

8 試験

8.1 試験の一般条件

  試験の一般条件は,JIS Z 8703に規定する標準温度状態15級(20 ℃±15 ℃)及び標準湿度状態20級
[(65±20) %]による。

8.2 数値の丸め方

  数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Bによって四捨五入とする。

8.3 外観

  平面状態に試験体を置き,約1 m離れたところから目視によって観察する。

8.4 寸法及び糸間隔

  寸法及び糸間隔の測定は,次による。
a) 長さは,図5に示すAB及びCDの2か所を1 mm以上の精度をもつ測定器で測定し,その平均値で
表す。また,測定結果は,整数にする。
なお,タタミボードと押出法ポリスチレンフォーム断熱材の長さが異なる場合,最大の長さの位置
で測定する。
b) 幅は,図5に示すEF及びGHの2か所を1 mm以上の精度をもつ測定器で測定し,その平均値で表す。
また,測定結果は,整数にする。
なお,タタミボードと押出法ポリスチレンフォーム断熱材の幅が異なる場合,最大の幅の位置で測
定する。
c) 厚さは,図5に示すJ,K,L及びMの4点の縫目間隔のほぼ中心を0.5 mm以上の精度をもつ測定器
で測定し,その平均値で表す。測定位置が縫目間隔を狭くした部分(小針)にかかる場合は,その部
分をはずした位置で測定するものとする。また,測定結果は,整数にする。
なお,測定器が畳床に接する部分は,直径約50 mmの円盤とする。
単位 mm
図5−寸法の測定箇所
d) 縦糸及び横糸の間隔 縦糸及び横糸の間隔は,畳床のほぼ中央部において,縦糸,横糸共に11本間の

――――― [JIS A 5901 pdf 9] ―――――

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長さを糸の中心で1 mm以上の精度をもつ測定器で測定し,10で除した値とする。また,測定結果は,
整数にする。

8.5 質量

  試験体の質量を0.1 kg以上の精度をもつ測定器で,0.1 kg単位まで測定するものとする。また,測定
結果は,小数点以下1桁にする。

8.6 含水率

  含水率の測定は,電気抵抗式水分計1) によって行うものとし,測定点は1枚につき図6に示す5点とし,
含水率は1 %単位で表す。測定点の全てが,表6で規定する含水率を満たさなければならない。
注1) 畳床用に校正された測定器(針の押込み長さは,稲わら畳床は25 mm,ポリスチレンフォーム
サンドイッチ稲わら畳床及びタタミボードサンドイッチ稲わら畳床は10 mm)とする。
単位 mm
図6−含水率の測定点

8.7 局部圧縮試験

  局部圧縮試験は,次による。
a) 試験装置 試験装置は,図7に示すものとする。圧入棒は,直径25 mmの鋼製丸棒で,その軸に直角
に切り取ったものとし,畳床表面に垂直に圧入されるように適切なガイドを設けたものとする。圧入
深さの測定器は,JIS B 7503に規定するダイヤルゲージ又はこれと同等以上の性能をもつ測定器具と
し,圧入棒の左右にそれぞれ1個,計2個を取り付ける。
b) 試験方法 試験体を平らな状態に置いた後,図7に示すようにガイド付ダイヤルゲージを設置する。
ダイヤルゲージの初期値(又は目盛をゼロ)を読んでから,圧入棒の上端におもりを静かに載せ,圧
入棒と畳床との接触面に200 Nの荷重が加わるようにする。
載荷30秒後の圧入棒の変位を2個のダイヤルゲージで0.1 mm単位まで読み取り,その平均値をも
って局部圧縮量とする。試験は,畳床表面の任意の3か所で行い,局部圧縮量は,測定値のうちの最
大値をもって表す。
なお,スピンドル先端と畳床表面との間に,厚さ3 mmで大きさ約30 mm×30 mmの板ガラスを挟
むものとする。

――――― [JIS A 5901 pdf 10] ―――――

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