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A 6201 : 2015
度 : 毎分62±5回転)で始動させる。パドルを始動させて30秒後に,規定量の標準砂を30秒間で入れる。
高速(自転速度 : 毎分285±10回転,公転速度 : 毎分125±10回転)にし,引き続き30秒間練混ぜを続け
る。90秒間練混ぜを休止し,休止の最初の15秒間にかき落としを行う。休止後,再び高速で始動させ,
60秒間練り混ぜる。練混ぜ時間は,休止時間も含めて4分間である。
練混ぜが終了後,練り鉢を練混ぜ機から外し,さじで10回かき混ぜる。
なお,さじは,JIS R 5201の9.2.4に規定するものを用いる。
C.5.3 フロー試験
フロー試験には,JIS R 5201の12.1に規定するフローテーブル,フローコーン及び突き棒を用いる。
モルタルを,乾燥した布でよく拭ったフローテーブル上の中央の位置に正しく置いたフローコーンに2
層に分けて詰める。各層は,突き棒の先端がその層の約1/2の深さまで入るよう,全面にわたって各々15
回突き,最後に不足分を補い表面をならす。直ちにフローコーンを正しく上の方に取り去り,15秒間に15
回の落下運動を与え,モルタルが広がった後の径を最大と認める方向と,これに直角な方向とで測定し,
その平均値をミリメートルを単位とする無名数の整数で表す。試験は2回行い,その平均値をフロー値と
する。
フロー値の測定に用いたモルタルは,圧縮強度試験に用いてはならない。
C.5.4 圧縮強度試験
C.5.4.1 供試体の作製
供試体の作製は,次のとおりとする。
a) 供試体の大きさ 圧縮強度試験に用いる供試体は,断面が正方形の角柱体とし,その長さは40 mmと
し,供試体の長さは160 mmとする。成形用型は,通常,JIS R 5201の11.2.2に規定するモルタル供
試体成形用型とする。
b) 成形 供試体は,モルタルの練混ぜ終了後すぐに作製する。型詰め機は,JIS R 5201の11.2.3に規定
するテーブルバイブレータを用い,モルタル供試体成形用型は添え枠を載せて,テーブルバイブレー
タに固定しておく。テーブルバイブレータの振動時間は,全部で120±1秒である。モルタルは,成形
用型に2層に詰める。
1層目のモルタルは,振動開始から15秒間で成形用型の高さの1/2までさじで詰める。次の15秒間
は,詰める作業を休止する。さじで鉢のモルタルを集めながら,次の15秒間に残りのモルタルを,1
層目と同じ順序で詰める。さらに,引き続き75秒間振動を加える。
振動終了後,テーブルバイブレータに載せた成形用型を静かに外す。すぐに成形用型から添え枠を
外して,残りのモルタルを使って約5 mm盛上げをし,湿気箱に入れる。その後,モルタルを詰めて
からブリーディングが収まった後1),成形用型の上のモルタルの盛上げを削りとり,上面を平滑にす
る。削りとりは,金属製のストレートエッジ(JIS R 5201の図9参照)を鉛直に保ち,それぞれの方
向に一度ずつのこ引きを行う。最後にストレートエッジをなでる方向に傾け,押し付けないで一度軽
くなでることによって,上面を平滑にする。削りとりが終わったら,厚さ6 mmで190 mm×160 mm
のガラス板を成形用型の上に置く。同様の寸法の鋼又は不透水性の板を使用してもよい。
脱型時に供試体が分かるように成形用型に目印を付け,湿気箱に入れる。1日より長い材齢の試験
については,成形後20時間から24時間の間に,供試体に印を付けて丁寧に脱型を行い,水槽に入れ
て完全に水中に浸す。1日材齢の試験については,供試体を試験する前の20分以内に脱型を行い,試
験まで湿布で覆っておく。
なお,養生水を交換する場合は,一度に全量を交換してはならない。
――――― [JIS A 6201 pdf 16] ―――――
15
A 6201 : 2015
注記 型枠は,水漏れのないようにグリースを塗布して締め付ける。また,供試セメント,試料,
標準砂及び水は,室温と等しくなるようにあらかじめ試験室内に準備しておく。
注1) 標準的な放置時間は,3時間程度である。
C.5.4.2 測定
圧縮強度試験には,JIS R 5201の11.2.4に規定する試験機を使用する。試験時の材齢は,28日(湿気箱
中24時間,水中27日間)及び91日(湿気箱中24時間,水中90日間)とする。
圧縮強度試験は,上記の材齢の3個の供試体をJIS R 5201の11.2.5に規定する試験機によって2分割し
た6個の試料を用いて行い,供試体を成形したときの両側面を加圧面とし,荷重用加圧板を用いて供試体
中央部に,毎秒2 400±200 Nの割合で載荷して最大荷重を求める。
C.6 フロー値比及び活性度指数の計算
C.6.1 フロー値比
フロー値比は,次の式によって算出し,その数値は,四捨五入によって整数に丸める。
2
F 100
1
ここに, F : フロー値比(%)
l1 : 基準モルタルのフロー値
l2 : 試験モルタルのフロー値
C.6.2 活性度指数
活性度指数は,次の式によって算出し,その数値は,四捨五入によって整数に丸める。
2
A 100
1
ここに, A : 活性度指数(%)
c1 : 各材齢における基準モルタル供試体6個の圧縮強度の平均
値(N/mm2)
c2 : 各材齢における試験モルタル供試体6個の圧縮強度の平均
値(N/mm2)
――――― [JIS A 6201 pdf 17] ―――――
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A 6201 : 2015
A6
2
附属書D
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(参考)
1 : 2
技術上重要な改正に関する新旧対照表
0 15
現行規格(JIS A 6201:2015) 旧規格(JIS A 6201:1999) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
5 品質 表1−フライアッシュの品質 の項目 5. 品質 表1 フライアッシュの品質 の項目 旧規格では,表1の項目の中で二酸化け
二酸化けい素含有量 二酸化けい素 い素だけが,試験結果の数量を表す名称
になっていなかったため,名称を“二酸
化けい素含有量”に変更した。
5 品質 表1−フライアッシュの品質 の注 5. 品質 表1 フライアッシュの品質 の注 二酸化けい素含有量の分析方法は,旧規
注a) 二酸化けい素含有量は,溶解質量分析方 注(1) 強熱減量に代えて,未燃炭素含有率の測
格で規定されていた方法又は蛍光X線
法又は蛍光X線分析方法による。 定をJIS M 8819又はJIS R 1603に規定 分析方法によることを,表1の二酸化け
b) 強熱減量に代えて,未燃炭素含有率の測
い素含有量の注として記述した。
する方法で行い,その結果に対し強熱減
定をJIS M 8819又はJIS R 1603に規定 量の規定値を適用してもよい。 なお,新たに,従来の方法の名称を“溶
する方法で行い,その結果に対し強熱減 (2) 粉末度は,網ふるい方法又はブレーン方
解質量分析方法”とした。
量の規定値を適用してもよい。 法による。
c) 粉末度は,網ふるい方法又はブレーン方
(3) 粉末度を網ふるい方法による場合は,ブ
法による。ただし,網ふるい方法による レーン方法による比表面積の試験結果
場合は,ブレーン方法による比表面積の を参考値として併記する。
試験結果を参考値として併記する。
8 試験方法 8.1 二酸化けい素含有量 8. 試験方 8.1 二酸化けい素 8.1の細分箇条名“二酸化けい素”を表
法
二酸化けい素含有量は,次の溶解質量分析方 二酸化けい素の試験は,次のとおり行う。 1の項目の名称に合わせて“二酸化けい
法又は蛍光X線分析方法による。 素含有量”に変更した。
8.1.1 溶解質量分析方法 また,旧規格で規定されていた試験方法
“溶解質量分析方法”を,8.1.1におい
て記述した。
8. 試験方
8 試験方法 j) 二酸化けい素含有量は,次の式によって算 j) 二酸化けい素の含有率は次の式によって 二酸化けい素含有量の算出結果の数値
法
出し,四捨五入によって小数点以下1桁に 算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1の丸め方をJIS Z 8401の方法から四捨
丸める。 けたに丸める。 五入の方法に変更した。
――――― [JIS A 6201 pdf 18] ―――――
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A 6201 : 2015
現行規格(JIS A 6201:2015) 旧規格(JIS A 6201:1999) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
8 試験方法 8.1.2 蛍光X線分析方法 8. 試験方 (なし) 二酸化けい素含有量の分析方法として
蛍光X線分析方法による二酸化けい素含有量 法 の蛍光X線分析方法を8.1.2において記
の試験は,附属書Aによる。 述した。
8 試験方法 8.2 湿分 8. 試験方 8.2 湿分 湿分の算出結果の数値の丸め方をJIS Z
法
c) 湿分は次の式によって算出し,四捨五入に 8401による方法から四捨五入の方法に
c) 湿分は次の式によって算出し,JIS Z 8401
よって小数点以下1桁に丸める。 によって小数点以下1けたに丸める。 変更した。
8 試験方法 8.3 強熱減量 8. 試験方 8.3 強熱減量 強熱減量の算出結果の数値の丸め方を
b) 更に15分ずつ強熱を繰り返して,恒量に 法 b) さらに15分ずつ強熱を繰り返して,恒量 JIS Z 8401の方法から四捨五入の方法
なったときの減量(m6)から次の式によっ (7)になったときの減量(m6)から次の式に
に変更した。
て強熱減量を算出し,四捨五入によって小 よって強熱減量を算出し,JIS Z 8401によ
数点以下1桁に丸める。 って小数点以下1けたに丸める。
なお,恒量とは,強熱を繰り返した,そ 注(7) 強熱前後の質量差が0.5 mg以下になっ
の前後の質量差が0.5 mg以下になったと たとき。
きをいう。
12 報告 表2−試験成績表の様式の一例 の項目 12. 報告 表2 試験成績表の様式 表1に合わせて,“二酸化けい素”を“二
二酸化けい素含有量a) 品質 酸化けい素含有量”に変更した。また,
強熱減量b) 二酸化けい素 二酸化けい素含有量の分析が蛍光X線
粉末度c) 強熱減量(1) 分析方法による場合は,その試験値に
注a) 蛍光X線分析方法による場合は,その試 粉末度(2) (XRF)と付記することを注で記述した。
験値に(XRF)と付記する。 注(1) 未燃炭素測定による場合は,その試験値
旧規格の表2の備考の用紙に関する記
b) 未燃炭素測定による場合は,その試験値
に(炭素)と付記する。 述は規定であるため,本文中へ移動し
に(炭素)と付記する。 (2) 粉末度は,網ふるい方法又はブレーン方
た。
c) 粉末度は,網ふるい方法又はブレーン方
法による。
法による。ただし,粉末度を網ふるい方 (3) 粉末度を網ふるい方法による場合は,ブ
法による場合は,ブレーン方法による比 レーン方法による比表面積の試験結果
表面積の試験結果を参考値として併記 を参考値として併記する。
する。 備考 用紙の大きさは,日本工業規格(日本産業規格)A列4
番(210×297 mm)とする。
A6 201 : 2
0 15
2
――――― [JIS A 6201 pdf 19] ―――――
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A 6201 : 2015
A6
2
現行規格(JIS A 6201:2015) 旧規格(JIS A 6201:1999) 改正理由
2
箇条番号 内容 箇条番号 内容
01
及び題名 及び題名
: 2
附属書A (なし) 二酸化けい素含有量の蛍光X線分析方
0 15
(規定)フラ 法として附属書Aを追加した。
イアッシュ
の二酸化け
い素含有量
の蛍光X線
分析方法
附属書B B.4.1 45 μmふるい残分 附属書1 5.1 45 田 算出結果の数値の丸め方をJIS Z 8401
(規定)45 45 田 の値は,次の式によって算出
(規定)45 45 田 の値は,次の式によって算出
による方法から四捨五入の方法に変更
μmふるい し,その数値は,四捨五入によって整数に丸め 田し,その数値は,JIS Z 8401によって整数に丸 した。
残分試験方 る。 残分試験方 める。
法(網ふる 法(網ふる
い方法) い方法)
附属書C C.6.1 フロー値比 附属書2 7.1 フロー値比
(規定)フラ (規定)フラ
フロー値比は,次の式によって算出し,その フロー値比は,次の式によって算出し,その
イアッシュ 数値は,四捨五入によって整数に丸める。 イアッシュ 数値は,JIS Z 8401によって整数に丸める。
のモルタル C.6.2 活性度指数 のモルタル 7.2 活性度指数
によるフロ によるフロ
活性度指数は,次の式によって算出し,その 活性度指数は,次の式によって算出し,その
ー値比及び 数値は,四捨五入によって整数に丸める。 ー値比及び 数値は,JIS Z 8401によって整数に丸める。
活性度指数 活性度指数
の試験方法 の試験方法
JIS A 6201:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
JIS A 6201:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH6201:1986
- 化学分析用白金るつぼ
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0119:2008
- 蛍光X線分析通則
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8615:2007
- 炭酸カリウム(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8863:2007
- ほう酸(試薬)
- JISM8819:1997
- 石炭類及びコークス類―機器分析装置による元素分析方法
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISQ0030:2019
- 標準物質―選択された用語及び定義
- JISR1301:1987
- 化学分析用磁器るつぼ
- JISR1302:1980
- 化学分析用磁器蒸発ざら
- JISR1603:2007
- ファインセラミックス用窒化けい素微粉末の化学分析方法
- JISR5201:2015
- セメントの物理試験方法
- JISR5210:2009
- ポルトランドセメント
- JISZ1505:2004
- クラフト紙袋―セメント用
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい