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A 6203 : 2015
表3−報告書の標準様式(例1)
年 月度 セメント混和用ポリマーディスパージョン試験結果報告書
製造会社名:
製品名称:
種 類 :セメント混和用ポリマーディスパージョン
主な化学組成:
1. ディスパージョンの試験結果
貯蔵安定性試験結果
JIS A 6203 製造時の
項 目 保持温度( ℃)
による規定値 試験結果
保持期間( 日間)
粗粒子,異物,凝固物など
外 観
があってはならない。
密度g/cm3 − (試料温度)
pH − (試料温度)
粘度 mPa・s − (試料温度)
不揮発分% 35.0以上
備考1. 密度の試験方法は,( )法 とした。
備考2. 粘度の測定条件は,(粘度計の形式,円筒の種類及び角速度) とした。
備考3. 貯蔵安定性試験結果は,形式設計時の品質試験結果を記載した。
2. ポリマーセメントモルタルの試験結果
(g)
ポリマーセメントモルタルの配合
練混ぜ方法
セメント 標準砂 ディスパージョン 水 消泡剤
備考4. 消泡剤を使用した場合は,種類を記載する。
項 目 JIS A 6203による規定値 試験結果
フ ロ ー 値 170±5
曲げ強さN/mm2 8.0以上
圧縮強さN/mm2 24.0以上
接着強さN/mm2 1.0以上
吸 水 率 % 10.0以下
透 水 量 g 15以下
長さ変化率% 00.150
――――― [JIS A 6203 pdf 11] ―――――
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A 6203 : 2015
表4−報告書の標準様式(例2)
年 月度 セメント混和用再乳化形粉末樹脂試験結果報告書
製造会社名:
製品名称:
種 類 :セメント混和用再乳化形粉末樹脂
主な化学組成:
1. 粉末樹脂の試験結果
貯蔵安定性試験結果
JIS A 6203 製造時の
項 目 保持温度( ℃)
による規定値 試験結果
保持期間( 日間)
粗粒子,異物,凝固物など
外 観
があってはならない。
揮 発 分 % 5.0以下
強熱残分% −
見掛け密度g/cm3 − (試料温度)
備考1. 貯蔵安定性試験結果は,形式設計時の品質試験結果を記載した。
2. ポリマーセメントモルタルの試験結果
(g)
ポリマーセメントモルタルの配合
練混ぜ方法
セメント 標準砂 粉末樹脂 水 消泡剤
備考2. 消泡剤を使用した場合は,種類を記載する。
項 目 JIS A 6203による規定値 試験結果
フ ロ ー 値 170±5
曲げ強さN/mm2 8.0以上
圧縮強さN/mm2 24.0以上
接着強さN/mm2 1.0以上
吸 水 率 % 10.0以下
透 水 量 g 15以下
長さ変化率% 00.150
――――― [JIS A 6203 pdf 12] ―――――
10
A 6203 : 2015
附属書A
(参考)
セメント混和用ポリマーディスパージョン及び
再乳化形粉末樹脂の貯蔵安定性
A.1 要旨
ディスパージョン及び粉末樹脂を温度20±2 ℃で一定期間貯蔵した後,使用に適する状態を保っている
かどうかを調べる。
A.2 装置及び器具
A.2.1 装置
恒温槽は,20±2 ℃の温度を保持できるもの。
A.2.2 器具
器具は,次による。
a) 容器 容器は,容量100 mL以上のポリ容器(ポリ瓶)とする。
b) メスシリンダ メスシリンダは,容量1 000 mLのものとする。
A.3 手順
A.3.1 ディスパージョン
ディスパージョンの手順は,次による。
a) ディスパージョンを製品の荷姿,容器又はメスシリンダに採り,蓋をして温度20±2 ℃の恒温室又は
恒温槽中に入れて規定日数保持する。規定日数は,製品の使用可能期間の限度日数を標準とし,製造
業者が定める。
b) 規定日数を保持した後,外観,密度,pH,粘度,及び不揮発分(固形分)について測定する。
A.3.2 粉末樹脂
粉末樹脂の手順は,次による。
a) 粉末樹脂を製品の荷姿又は容器に採り,蓋をして温度20±2 ℃の恒温室又は恒温槽中に入れて規定日
数保持する。規定日数は,製品の使用可能期間の限度日数を標準とし,製造業者が定める。
b) 規定日数を保持した後,外観,揮発分,強熱残分,及び見掛け密度について測定する。
――――― [JIS A 6203 pdf 13] ―――――
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A 6203 : 2015
附属書B
(参考)
技術上重要な改正に関する新旧対照表
現行規格(JIS A 6203:2015) 旧規格(JIS A 6203:2008) 改正理由
箇条番号 箇条番号
内容 内容
及び題名 及び題名
3.6 使用可能 ディスパージョン及び粉末樹脂を − − 製品の製造年月日とともに,使用可能期間を明記する
期間 常温で貯蔵したときに,製品の品質 こととしたため,用語及び定義を規定した。
に変化がない期間。
3.7 貯蔵安定 ディスパージョン又は粉末樹脂を − − ディススパージョン及び粉末樹脂の試験に“貯蔵安定
性 使用可能期間貯蔵しても変質しに 性”を規定したため,用語及び定義を規定した。
くい性質。
7.6 貯蔵安定 ディスパージョンの貯蔵安定性は, − − セメント混和用ポリマーディスパージョンの貯蔵安定
性(参考) 製造時及び定められた使用可能期 性は,これまでの改正において常に議論される懸案事
間の限度において,附属書Aに示す 項となっており,その測定項目及び方法が明確化され
方法などによって7.17.5の項目に ることが要望されていた。従来,不揮発分が小さいデ
ついて,その変化の有無を調べる。 ィスパージョンにおいては,特に優れた貯蔵安定性が
要求されるとの認識がなされてきた。しかし,不揮発
分の多寡にかかわらず,製品の貯蔵安定性を確実にす
ることが必要ではないかとの議論がなされ,常温での
未開封状態の製品における使用可能期間を定めるとと
もに,その貯蔵安定性を確認することとした。
ここでは,ポリマーディスパージョンの製品について,
その使用可能期間を,常温での貯蔵安定性により確認
することとし,測定項目を定めるとともに,測定手順
については,附属書(参考)として記した。
A6 203 : 2
0 15
2
――――― [JIS A 6203 pdf 14] ―――――
12
A 6203 : 2015
A6
2
現行規格(JIS A 6203:2015) 旧規格(JIS A 6203:2008) 改正理由
2
箇条番号 箇条番号
03
内容 内容
: 2
及び題名 及び題名
0
8.5 貯蔵安定 粉末樹脂の貯蔵安定性は,製造時及 − − セメント混和用ポリマーディスパージョンの貯蔵安定
15
性(参考) び定められた使用可能期間の限度 性と同様に,製品の貯蔵安定性を確実にすることが必
において,附属書Aに示す方法など 要ではないかとの議論がなされ,常温での未開封状態
によって8.18.4の項目について, の製品における使用可能期間を定めるとともに,その
その変化の有無を調べる。 貯蔵安定性を確認することとした。
ここでは,粉末樹脂の製品について,その使用可能期
間を,常温での貯蔵安定性によって確認することとし,
測定項目を定めるとともに,測定手順については,附
属書(参考)として記した。
10 検査 10. 検査
ディスパージョンの密度,pH,粘度 ディスパージョンの密度,pH及び粘貯蔵安定性の試験を定めたことによって,試験の結果
c) c)
及び貯蔵安定性,粉末樹脂の強熱残 度,粉末樹脂の強熱残分及び見掛けを取扱説明書,カタログなどに記載することを目的と
分及び見掛け密度は,7.2,7.3,7.4, して,箇条10のc)に“貯蔵安定性”を記した。
密度は,7.2,7.3,7.4,8.3及び8.4
7.6,8.3及び8.4によって試験し,11.2 によって試験し,11.2の表示による。
による。
なお,粉末樹脂の貯蔵安定性は,8.5
によって試験し,11.2によるのがよ
い。
11.1 e) 11.1 e)
製造年月日又はその略号,及び使用 製造年月日又はその略号 製品の使用可能期間を定義し,セメント混和用ポリマ
可能期間 ーの容器に,製造年月日又はその略号とともに記すこ
ととした。
11.2 c) ディスパージョン又は粉末樹脂の − − 箇条10のc)に貯蔵安定性を記したことによって,11.2
貯蔵安定性 へも貯蔵安定性を記すこととした。
附属書A ディスパージョン及び粉末樹脂を − − 貯蔵安定性を評価するための方法については,これま
(参考) 温度20±2 ℃で一定期間貯蔵した で懸案事項とされてきていた。本改正においては,ポ
後,使用に適する状態を保っている リマーディスパージョンの製造業者から,貯蔵安定性
かどうかを調べる手順について記 に関する情報の提供を得て,附属書(参考)として,
している。 20±2 ℃における貯蔵安定性の手順について記すこと
とした。
JIS A 6203:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.10 : セメント.せっこう.石灰.モルタル
JIS A 6203:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1171:2016
- ポリマーセメントモルタルの試験方法
- JISK0067:1992
- 化学製品の減量及び残分試験方法
- JISK5101-12-1:2004
- 顔料試験方法―第12部:見掛け密度又は見掛け比容―第1節:静置法
- JISK6387-1:2005
- ゴムラテックス―第1部:サンプリング
- JISK6387-2:2011
- ゴムラテックス―第2部:全固形分の求め方
- JISK6726:1994
- ポリビニルアルコール試験方法
- JISK6828-1:2003
- 合成樹脂エマルジョン―第1部:不揮発分の求め方
- JISK6833-1:2008
- 接着剤―一般試験方法―第1部:基本特性の求め方
- JISR5201:2015
- セメントの物理試験方法
- JISR5210:2009
- ポルトランドセメント
- JISZ8802:2011
- pH測定方法
- JISZ8803:2011
- 液体の粘度測定方法
- JISZ8804:2012
- 液体の密度及び比重の測定方法