この規格ページの目次
JIS A 6205:2003 規格概要
この規格 A6205は、コンクリートに混和剤として用いる鉄筋コンクリート用防せい(錆)剤について規定。
JISA6205 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A6205
- 規格名称
- 鉄筋コンクリート用防せい剤
- 規格名称英語訳
- Corrosion inhibitor for reinforcing steel in concrete
- 制定年月日
- 1982年12月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 77.060, 91.100.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 生コンクリート 2020, 土木 I 2020, 土木 II 2020
- 改訂:履歴
- 1982-12-01 制定日, 1987-09-01 改正日, 1993-03-01 改正日, 1998-04-20 確認日, 2003-02-20 確認日, 2003-11-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-05-20 改正日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS A 6205:2003 PDF [16]
A 6205 : 2003
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,コンクリート用化
学混和剤協会(JCAA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS A 6205:1993は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS A 6205には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) 鉄筋の塩水浸せき試験方法
附属書2(規定) コンクリート中の鉄筋の促進腐食試験方法
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 6205 pdf 1] ―――――
A 6205 : 2003
pdf 目 次
ページ
1. 適用範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2. 引用規格・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
3. 定義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
4. 品質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
4.1 性能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
4.2 塩化物イオン(Cl-)量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
4.3 全アルカリ量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
5. 試験方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
5.1 腐食の状況(目視)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
5.2 防せい率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
5.3 コンクリート試験・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
5.4 塩化物イオン(Cl-)量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
5.5 全アルカリ量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
6. 検査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
7. 表示・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
8. 報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
附属書1(規定)鉄筋の塩水浸せき試験方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
附属書2(規定)コンクリート中の鉄筋の促進腐食試験方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS A 6205 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 6205 : 2003
鉄筋コンクリート用防せい剤
Corrosion inhibitor for reinforcing steel in concrete
1. 適用範囲 この規格は,コンクリートに混和剤として用いる鉄筋コンクリート用防せい(錆)剤(以下,
防せい剤という。)について規定する。
2. 引用規格 付表1に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS A 0203によるほか,次による。
a) 基準コンクリート 防せい剤の品質を試験するときの基準とする,防せい剤を用いないコンクリート。
b) 試験コンクリート 防せい剤の品質を試験するときの試験の対象とする,基準コンクリートに防せい
剤を用いたコンクリート。
c) 防せい率 防せい剤の腐食抑制効果を表す指標で,基準コンクリート中の鉄筋の発せい面積から試験
コンクリート中の鉄筋の発せい面積を差し引いた値を基準コンクリート中の鉄筋の発せい面積で除し
た値の分率(%)。
4. 品質
4.1 性能 防せい剤の性能は,5.によって試験を行ったとき,表1の規定に適合しなければならない。
ただし,コンクリートの凝結時間及び圧縮強度については,スランプ8 cm及び18 cmのコンクリートにつ
いて試験を行う。
表1 防せい剤の性能
項目 規定 試験方法
腐食の状況(目視) 腐食が認められないこと 5.1による
防せい率 % 95以上 5.2による
コンクリートの 始発 -60 +60 5.3による
凝結時間の差
min 終結 -60 +60
コンクリートの 材齢 7日 90以上
圧縮強度比
% 材齢28日 90以上
4.2 塩化物イオン(Cl-)量 塩化物イオン量は,5.4によって試験を行ったとき,その値が0.02 kg/m3
――――― [JIS A 6205 pdf 3] ―――――
2
A 6205 : 2003
以下でなければならない。
4.3 全アルカリ量 全アルカリ量は,5.5によって試験を行ったとき,その値が0.02 kg/m3以下でなけれ
ばならない。
5. 試験方法
5.1 腐食の状況(目視) 腐食の状況(目視)は,附属書1による。
5.2 防せい率 防せい率は,附属書2による。
5.3 コンクリート試験
5.3.1 コンクリートの材料 コンクリート試験に用いる材料は,次による。
a) セメント セメントは,JIS R 5210に規定する普通ポルトランドセメントを使用する。
b) 骨材 骨材は,清浄・堅硬で耐久性があり,ごみ,泥,有機不純物,塩化物などを有害量含まないも
ので,粗骨材は砕石,細骨材は砂とし,表2に示す品質をもつものとする。骨材の粒度,大小粒が適
度に混合しているもので,その粒度は,表3に示す範囲とする。
表2 骨材の品質
骨材の 絶乾密 吸 水 粒形判 粘土塊 網ふるい 有機不純物 安定性 塩化物 アルカリ
種類 度(1) 率(1) 定実積 量(3) 0.075 mm (5) (5回) (NaClと シリカ反
率(2) を通過す (6) して) (7) 応性
g/cm3 % % % る量(4) % % (8)
%
粗骨材 2.5 2.0 57 0.25 1.0以下 ― 10以下 ― 無害
以上 以下 以上 以下
細骨材 2.5 3.0 ― 1.0 2.0以下 標準色液又 8以下 0.02以下 無害
以上 以下 以下 は色見本よ
り淡い
注(1) IS A 1109及びJIS A 1110による。
(2) IS A 5005の5.8(粒形判定実積率試験)の規定による。
(3) IS A 1137による。
(4) IS A 1103による。
(5) IS A 1105による。
(6) IS A 1122による。
(7) IS A 5002の5.5(塩化物)の規定による。ただし,試料の量は1000 gとする
(8) IS A 1145又はJIS A 1146による。
表3 骨材粒度[ふるいをとおるものの質量分率(%)]
骨材の ふるいの呼び寸法(9) m
種類
25 20 15 10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15
粗骨材 100 90100 5575 2545 05 02 − − − −
細骨材 − − − − 100 85100 6080 3050 1525 210
注(9) ふるいの呼び寸法は,それぞれJIS Z 8801-1に規定する網ふるいの公称目開き26.5 mm,19.0 mm,
16.0 mm,9.5 mm,4.75 mm,2.36 mm,1.18 mm,600 μm,300 μm及び150 μmである。
c) 水 練混ぜに用いる水は,上水道水とする。
5.3.2 配合 配合は,基準コンクリートが次のa) d) に適合するように規定する。試験コンクリートは,
基準コンクリートと同一の配合とする。
a) 単位セメント量 単位セメント量は,スランプが8 cmのコンクリートでは300 kg/m3,スランプが18
――――― [JIS A 6205 pdf 4] ―――――
3
A 6205 : 2003
cmのコンクリートでは320 kg/m3とする。
b) 単位水量 単位水量は,次による。
1) 基準コンクリートの単位水量は,練上がり時のスランプが8±1cm,又は18±1cmとなる量とする。
2) 試験コンクリートの単位水量は,基準コンクリートと同一とし,防せい剤を含めた量とする。
c) 空気量 空気量は,次による。
1) 基準コンクリートの空気量は,2.0 % 以下とする。
2) 試験コンクリートの空気量は,基準コンクリートの空気量に1.0 %を加えた値を超えてはならない。
d) 細骨材率 基準コンクリートの細骨材率は, 4050 %の範囲で良好なワーカビリティーが得られる
値とし,試験コンクリートの細骨材率は基準コンクリートと同一とする。
e) 防せい剤の使用量 試験コンクリート1 m3当たりの防せい剤の使用量は,製造業者が指定する標準使
用量(以下,標準使用量という。)を用いる。
5.3.3 コンクリートの作り方 コンクリートの作り方は,JIS A 1138による。
5.3.4 練混ぜ 練混ぜは,次による。
a) ミキサ 練混ぜに用いるミキサは,JIS A 1119によって試験し,強制練りミキサでは1.5分間,重力
式ミキサでは3分間練り混ぜたとき,コンクリート中のモルタルの単位容積質量差が0.8 %以下,コ
ンクリート中の単位粗骨材量の差が5 %以下となるもので,練混ぜ性能試験に適合したものでなけれ
ばならない。
b) 防せい剤の使用方法 防せい剤は,あらかじめ練混ぜ水に混入し,ミキサに投入する。
c) 練混ぜ時間 コンクリートは,すべての材料をミキサに投入した後,強制練りミキサでは1.5分間,
重力式ミキサでは3分間練り混ぜる。
d) 練混ぜ量 基準コンクリートと試験コンクリートの1バッチの練混ぜ量は等量とする。
e) 練上り温度 コンクリートの練上がり温度は,20±3 ℃とする。
5.3.5 試料 コンクリートの試料採取方法は,JIS A 1115による。
5.3.6 コンクリートの試験方法 コンクリートの試験方法は,次による。
a) スランプ スランプの試験は,JIS A 1101による。試験は1回行い,結果の値をその種類のコンクリ
ートのスランプとする。
b) 空気量 空気量の試験はJIS A 1128による。試験は1回行い,結果の値をその種類のコンクリート
の空気量とする。
c) 凝結時間 コンクリートの凝結時間の試験は,JIS A 1147によって行う。試験は2回行い,結果の平
均値をその種類のコンクリートの凝結時間とする。
d) 圧縮強度 コンクリートの圧縮強度の試験は,JIS A 1108によって行う。供試体は,型枠を取り外す
までは温度20±3 ℃の室内で乾燥しないように養生し,型枠を取り外した後は温度20±2 ℃の水中又
は霧室で強度試験を行うまで養生する。材齢は,7日及び28日とする。
5.3.7 計算 計算は,次による。
a) コンクリートの凝結時間の差 コンクリートの始発時間の差又は終結時間の差は,5.3.6 c) によっ
て求めた始発及び終結時間から次の式によってそれぞれ算出し,算出した値を整数に丸める。
tT
T T c
――――― [JIS A 6205 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS A 6205:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
JIS A 6205:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA0203:2019
- コンクリート用語
- JISA1101:2005
- コンクリートのスランプ試験方法
- JISA1101:2020
- コンクリートのスランプ試験方法
- JISA1103:2014
- 骨材の微粒分量試験方法
- JISA1105:2015
- 細骨材の有機不純物試験方法
- JISA1108:2018
- コンクリートの圧縮強度試験方法
- JISA1109:2020
- 細骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1110:2020
- 粗骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1115:2020
- フレッシュコンクリートの試料採取方法
- JISA1119:2014
- ミキサで練り混ぜたコンクリート中のモルタルの差及び粗骨材量の差の試験方法
- JISA1122:2014
- 硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法
- JISA1128:2019
- フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法―空気室圧力方法
- JISA1132:2020
- コンクリートの強度試験用供試体の作り方
- JISA1137:2014
- 骨材中に含まれる粘土塊量の試験方法
- JISA1138:2018
- 試験室におけるコンクリートの作り方
- JISA1145:2017
- 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)
- JISA1146:2017
- 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(モルタルバー法)
- JISA1147:2019
- コンクリートの凝結時間試験方法
- JISA5002:2003
- 構造用軽量コンクリート骨材
- JISA5005:2009
- コンクリート用砕石及び砕砂
- JISA5005:2020
- コンクリート用砕石及び砕砂
- JISA6204:2011
- コンクリート用化学混和剤
- JISG3108:2004
- みがき棒鋼用一般鋼材
- JISG3108:2021
- みがき棒鋼用一般鋼材
- JISG3123:2004
- みがき棒鋼
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8121:2007
- 塩化カリウム(試薬)
- JISK8123:2018
- 塩化カルシウム(試薬)
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8159:2017
- 塩化マグネシウム六水和物(試薬)
- JISK8575:2018
- 水酸化カルシウム(試薬)
- JISK8987:2006
- 硫酸ナトリウム(試薬)
- JISK9003:2014
- 流動パラフィン(試薬)
- JISR5210:2009
- ポルトランドセメント
- JISR6252:2006
- 研磨紙
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい
- JISZ8805:2011
- pH測定用ガラス電極