JIS A 8315:2010 土工機械―運転員の身体寸法及び運転員周囲の最小空間 | ページ 2

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A 8315 : 2010 (ISO 3411 : 2007)
1 座席基準点(SIP)
記号 名称 寸法 mm
小柄運転員 中柄運転員 大柄運転員
3A 座高a) 800 894 976
3B 着座時の眼の高さ 690 780 858
3C 肩の高さ 530 585 651
3D ひじの高さ 200 239 285
3E 座高面高さc) 400 449 495
3F ももの高さc) 120 146 170
3G ふくらはぎ背面距離c) 420 474 525
3H ひざの背面距離 530 601 670
3I 着座時のひざの高さ(靴を含む。) 500 558 627
3J 指先からひじまでの高さc) 410 464 515
3K 指先から背面距離c) 750 832 909
3L にぎりによる減少長さc) −65 −73 −80
3M 指先から手首までの距離 170 190 207
3N 手の幅b), c) 80 87 96
3O 手の厚さc), d) 25 30 35
3P SIPから背面距離 113 125 137
3R SIP高さ 80 88 97
4A 肩幅 380 450 514
4B 両ひじ幅c) 385 454 521
4C 着座時の腰の幅 320 378 456
注記 表中の値は,測定した世界中の土工機械の運転員の寸法の範囲を代表するものである。小柄運転
員の寸法は測定のおおよそ5パーセント点(percentile),中柄運転員はおおよそ50パーセント点
(percentile),大柄運転員はおおよそ95パーセント点(percentile)である。体重は,小柄運転員
が51.9 kg,中柄運転員が74.4 kg,大柄運転員が114.1 kgである。
注a) 保護帽着用時には,この寸法に約50 mmを加算する。
b) 手の幅の寸法は,親指を含まない。
c) これらの寸法は,あらかじめ定められた一定の基準によって算出した。
d) 手の厚さは,手のひらではなく,指の付け根の部分による。
図2−運転員の着座時身体寸法

――――― [JIS A 8315 pdf 6] ―――――

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A 8315 : 2010 (ISO 3411 : 2007)
記号 名称 寸法 mm
小柄運転員 中柄運転員 大柄運転員
A 足首−靴底 98 107 120
B ひざ−足首 367 405 450
C 腰−ひざ 372 425 475
D 腰−座席(垂直方向)a), b) 80 88 97
E 腰−背当て(前後方向)b) 113 125 137
F 肩−腰 396 442 486
G 腰−首a), b) 481 538 591
H 肩−ひじb) 247 276 303
I 手首−手のにぎりb) 105 119 137
J ひじ−手首b) 220 246 270
K 眼−身体の中心線b) 71 79 87
L 身長(靴を含む。) 1550 1730 1905
M 眼の高さ−首b) 133 149 164
N 肩−肩(水平方向)b) 310 349 382
O 腰−腰(水平方向)b) 152 170 187
P 足首−ペダル踏点b) 124 138 152
注a) 着座時の寸法を示す。
b) 寸法は,比例によって算出。
図3−身体の関節間の寸法

――――― [JIS A 8315 pdf 7] ―――――

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A 8315 : 2010 (ISO 3411 : 2007)

5 運転員周囲の最小空間

5.1 一般

  運転員周囲の最小空間は,運転席の囲いの内側の寸法である。運転席の囲い(例えば,キャブ,ROPS,
FOPS)に対する運転員の運転・操作に必要な周囲の最小空間を,着座時運転員については図4に,起立時
運転員については図5に示す。幾つかの寸法は,JIS A 8318に規定した座席基準点(SIP)を起点として示
している。空間の輪郭は,囲いの形状を意味しない。この形状は,最小寸法が満足される限り図示と違っ
てもよい。
運転員周囲の最小空間は,図1,図2及び図3に示した大柄運転員の寸法に基づいており,眼で見える
表面変形のない運転席囲いの内側面の寸法である。

5.2 許容する調整範囲

5.2.1  特殊な機械用途に対し,運転員周囲の最小空間の許容する調整範囲及び制約を,5.2.25.2.5に示
す。この規格に示す運転員周囲の最小空間は,土工機械の特定機種に対する規格によって補完又は修正す
ることがある。
5.2.2 特殊な用途では,通常より狭い運転員周囲空間でも運転操作及び運転員保護のために適切な空間を
確保できれば,運転席囲いの最小空間は,図4及び図5の規定より小さくてもよい。
運転員周囲の最小空間に対する修正は,次の事項を含む。
5.2.2.1 運転員の保護帽に対する余裕を与え,通常の座席使用に適合するためには,SIPから運転席の囲
いまでの高さを1 050 mm以上とする必要がある。運転席囲い内で保護帽を着用する必要のない機械用途
では,運転席囲いの高さの最小値を,1 000 mmに減らしてもよい。
5.2.2.2 運転席囲いの高さは,JIS A 8326で定義する座席の形式に応じて,次のように調整してもよい。
a) 垂直の座席サスペンションなしで40 mm減少。
b) 垂直の座席高さ調整なしで40 mm減少。
c) 後傾角が15°以上の座席は,その角度に応じて減少。
5.2.3 運転座席は,運転員が機械の側面を直接見ることができるようにするため,SIPから囲いの上部内
側面までの距離を325 mm以上確保できる場合は,周囲空間の幅方向の中心線からずらして設置してもよ
い。
5.2.4 ある特殊な機械(例えば,ミニ機械)では,この規格で推奨値する最小より狭い運転員周囲空間を
用いる必要があり得る。これらの機械では,運転員周囲の空間の内幅を最小650 mmまで減らしてもよい。
この最小幅の周囲空間を用いる場合は,運転員の操作性及び快適性を確保するため,操縦装置の配置を十
分考慮する必要がある。
5.2.5 運転員が,(例えば,ミニショベルのように)通常かじ取り操作のために前方に傾いたり,(例えば,
小形のブルドーザのように)機械後方直近の視界が必要とされる場合は,SIPから運転員囲いの後端まで
の最小すき間R3を,250 mmに座席の前後調整量の半分を加えた値まで減少してもよい。

――――― [JIS A 8315 pdf 8] ―――――

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A 8315 : 2010 (ISO 3411 : 2007)
単位 mm
1 周囲空間の内側寸法
2 座席基準点(SIP)
注記 幅方向の寸法は,左右対称である。図示寸法の値は,表1を参照。
図4−通常の運転員周囲の最小空間−着席時運転員の場合

――――― [JIS A 8315 pdf 9] ―――――

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A 8315 : 2010 (ISO 3411 : 2007)
単位 mm
1 周囲空間の内側寸法
注記 R2の寸法は,表1に示す。囲いの幅寸法と操縦装置とのすき間は,図4に示すものと同じ。
図5−通常の運転員周囲の最小空間−起立時運転員の場合
表1−寸法(図4及び図5参照)
記号 名称 寸法
mm
a)
R1 SIPと囲い内側の天井間の距離
− サスペンション及び高さ調節装置付きの座席に着座した保護帽着用の運転員 最小1 050
最小1 000
− サスペンション及び高さ調節装置付きの座席に着座した保護帽を着用しない運転員
R2 運転席の囲いの内部の壁が相互に交わる部分及び壁が天井と交わる部分の半径 最大250
b)
R3 SIPから後側の壁までの距離
L1 (SIPと囲い内部の天井間の距離)R1を保つべき範囲のSIPからの前方水平距離 最小500
h1 囲いの上部の側壁の下端のSIPからの垂直距離 最大150
c)
h2 囲いの上部の後壁の下端のSIPからの垂直距離
W 脚部の空間幅 最小560
C1 囲いの上部で側壁と前腕及び手とのすき間 最小500
C2 靴でペダルなどの足操作をしているときの運転員の靴と囲いとのすき間 最小30
注a) IPから運転員の頭上に格納した前窓までの高さは,920 mm以上でなければならない。
b) 最小b+400 mm。ここに,bは水平方向の座席調節量の半分とする。5.2.5参照。
c) この距離は,座席を最低位置に調節したときの背もたれの上端とSIPとの垂直距離以下とする。

――――― [JIS A 8315 pdf 10] ―――――

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JIS A 8315:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3411:2007(IDT)

JIS A 8315:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 8315:2010の関連規格と引用規格一覧