JISA8506 : 1994 振動ローラの仕様書様式及び性能試験方法

JIS A 8506:1994の規格概要

この規格 A8506は、振動ローラの仕様書の様式及び仕様書記入要領とその性能試験方法について規定。

JISA8506 規格全文情報

規格番号
JIS A8506 
規格名称
振動ローラの仕様書様式及び性能試験方法
制定年月日
1988/10/01
最新改正日
1994/02/01
JIS 閲覧
 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

53.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
土木II:2019
改訂:履歴
  • 1988-10-01制定日
  • 1994-02-01改正日
  • 2001-08-20確認日
  • 2006-11-20確認日
  • 2011-10-20確認日
  • 2016-10-20確認日

日本産業規格 JIS

A 8506-1994

振動ローラの仕様書様式及び性能試験方法

Standard form of specifications andtesting methods of vibrating rollers

1. 適用範囲 この規格は,振動ローラの仕様書の様式(以下,仕様書の様式という。)及び仕様書記入要

領とその性能試験方法について規定する。

なお,性能試験方法は,附属書に規定する。

備考 この規格の引用規格を,次に示す。

JIS A 8304 建設機械用座席の振動伝達特性の試験方法

JIS A 8915 土工機械の重心位置測定方法

JIS B 7507 ノギス

JIS B 7510 精密水準器

JIS B 7512 鋼製巻尺

JIS B 7516 金属製直尺

JIS C 1502 普通騒音計

JIS C 1505 精密騒音計

JIS D 0006 建設機械用ディーゼルエンジンの仕様書様式及び性能試験方法

JIS D 5301 自動車用鉛蓄電池

JIS K 2202 自動車ガソリン

JIS K 2204 軽油

JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法

JIS Z 8705 ガラス製温度計による温度測定方法

JIS Z 8731 騒音レベル測定方法

2. 仕様書の様式 仕様書の様式は,次のとおりとする。

(1) 仕様書は,付表1の様式による。

(2) 仕様書は,振動ローラの諸元及び性能の概略を示すもので,記入の際には,目的に応じ項目を適当に

選ぶことができる。

なお,各部の構造,材料,試験方法なども必要に応じて付記する。

(3) 必要に応じて,全体図などの図面を添付する。

3. 仕様書記入要領 仕様書の記入順序及び記入要領は,次による。

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A 8506-1994

(1) 車両形式名称 振動ローラの呼び方に用い,製造業者名略称,呼び名及び種類(1)の順序に記入する。

注(1) 種類は,締固め車輪の形式(鉄輪式,タイヤ式又はコンバインド式),運転席の形式(搭乗式又

はハンドガイド式)などを記入する。

(2) 製造業者名 製造業者名を記入する。

(3) 質量及び線圧 質量及び線圧は,次による。

(a) 運転質量 振動ローラに規定量の燃料,潤滑油,作動油及び冷却水を搭載し,携行工具その他の附

属品を装備する。バラスト及び散水用水は,規定された最大量を搭載し,乗車定員(1名当たり75kg)

を含む振動ローラの総質量を記入する。

(b) 機械質量 運転質量からバラスト,散水用水及び乗車定員を除いた質量を記入する。

(c) バラスト質量 バラストの種類と,質量又は体積を記入する。

(d) 質量配分 運転質量及び機械質量の状態で,前輪及び後輪に配分される質量を記入する。

(e) 線圧 運転質量及び機械質量の状態で,次の式によって線圧を算出して記入する。

f

f

n

f

b

m

g

P

r

r

n

r

b

m

g

P

ここに, Pf: 線圧(前輪) (N/cm)

Pr: 線圧(後輪) (N/cm)

mf: 前輪に配分される質量 (kg)

mr: 後輪に配分される質量 (kg)

bf: 前輪幅 (cm)

br: 後輪幅 (cm)

gn: 自由落下の標準加速度 (9.81m/s2)

(4) 車輪 車輪は,用途及び種類,寸法,支持方法並びに締固め幅とし,次の事項を記入する。

(a) 用途及び種類 前輪及び後輪における用途及び種類。

(b) 寸法 前輪及び後輪について,鉄輪の場合は直径及び幅,タイヤの場合はタイヤサイズ及び本数。

なお,必要な場合は,ロール板の厚さを記入する。

(c) 支持方法 前輪及び後輪について固定式又は揺動式の別。

(d) 締固め幅 車輪によって締め固められる全幅。

(5) 起振性能 エンジンの定格回転速度における起振機の振動数及び起振力を記入する。

(6) 走行性能 走行性能は,走行速度,外側車輪最小回転半径及び登坂能力とし,次の事項を記入する。

(a) 走行速度 エンジンの定格回転速度における各速度段の前進及び後進の走行速度。

なお,油圧駆動式の場合は,走行速度の範囲を記入する。

(b) 外側車輪最小回転半径 最大かじ取り角度で徐行したとき,最も外側になる車輪の最外側が路面と

接触して描く軌跡の半径。

(c) 登坂能力 登坂可能な坂路の傾斜角度。

(7) 寸法 寸法は,全長,全幅,全高,軸距及び最低地上高とし,次の事項を記入する。

(a) 全長 振動ローラの最大長さ。

(b) 全幅 振動ローラの最大幅。

(c) 全高 水平な地面から振動ローラ最高部(日覆いを除く。)までの高さ。

なお,その最高部の箇所名を付記する。

(d) 軸距 前輪及び後輪の中心間の水平距離。

(e) 最低地上高さ 地表面から振動ローラ(車輪を除く。)の最低部までの高さ。

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A 8506-1994

なお,その最低部の箇所名を付記する。

(8) エンジン エンジンは,名称,形式,シリンダ数−内径×行程,総行程容積,性能,燃料系統,潤滑

系統,空気清浄器,冷却形式,充電発電機,始動電動機及び蓄電池とし,次の事項を記入する。

(8.1) 名称 製造業者名略称,呼び名及び種類の順序に記入する。

(8.2) 形式 サイクル,冷却方式,シリンダ配置,燃焼室形式,過給方式などの順序に記入する。

(8.3) シリンダ数−内径×行程 ミリメートル (mm) の単位で記入する。

(8.4) 総行程容積 単位はリットル (l) とし,0.01の位まで記入する。

(8.5) 性能 附属書(振動ローラ性能試験方法)によって,次の項目を記入する。

(a) 定格回転速度 毎分回転数 (min−1) の単位で記入する。

(b) 定格出力 定格回転速度における出力 (kW) を記入する。

(c) 最大トルク ニュートン・メートル (N・m) の単位で記入し,そのときの回転速度を付記する。

(d) 燃料消費率 定格出力における燃料消費率 (g/kW・h)。

(8.6) 燃料系統

(a) 燃料 JIS K 2204, JIS K 2202などによる種類。

(b) 調速機 遠心式・空気式・油圧式などの別及びオールスピード式・最高最低式などの別。

(8.7) 潤滑系統

(a) 潤滑方式 はねかけ式・歯車ポンプ圧送式などの別。

(b) ろ過方式 フルフロー式・バイパス式などの別。

(c) 冷却方式 空冷式・水冷式などの別。

(8.8) 空気清浄器 遠心式・油槽式・ろ紙式などの別。

(8.9) 冷却形式 ファンの吸込み式・押出し式の別,放熱器の加圧式・開放式の別など。

(8.10) 充電発電機 直流・交流の別,電圧及び出力。

(8.11) 始動電動機 電圧及び出力。

(8.12) 蓄電池 JIS D 5301などによる種類,電圧,容量及び個数。

(9) 伝動装置 伝動順序に従い,次の装置について記入する。

(9.1) 伝動方式 機械式又は油圧式の別を記入する。

(9.2) 主クラッチ

(a) 操作方法 手動式・足踏み式などの別,及びブースタの有無。

(b) 摩擦板 乾式・湿式の別,単板・複板・多板の別及びその枚数,フェーシングの材質。

(9.3) トルクコンバータ

(a) 名称 製造業者名略称及び呼び名。

(b) 形式 要素数,段数,相数。

(9.4) 変速機

(a) 形式 滑りかみ合い式・常時かみ合い式・プラネタリ式などの別。

(b) 操作方式 手動式・油圧作動式などの別。

(c) 変速段数 前進,後進の各速度段数。

(9.5) 逆転機

(a) 形式 歯車クラッチ式・湿式多板クラッチ式・乾式複板クラッチ式・乾式円すいクラッチ式などの

別。

(b) 操作方式 手動式・油圧作動式などの別。

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A 8506-1994

(9.6) 差動機

(a) 形式 クラッチ式・かさ歯車式・プラネタリ式などの別。

(b) ロック装置 ロック装置の有無。

(c) 操作方式 手動式・足踏み式などの別。

(9.7) 油圧駆動装置

(9.7.1) ポンプ

(a) 名称 製造業者名略称及び呼び名。

(b) 形式 歯車式・ピストン式・ベーン式などの別,及び固定式・可変式の別。

(c) 容量及び個数 1回転当たりの理論最大吐出し量及び個数。

(9.7.2) モータ

(a) 名称 製造業者名略称及び呼び名。

(b) 形式 歯車式・ピストン式・ベーン式などの別,及び固定式・可変式の別。

(c) 容量及び個数 1回転当たりの理論最大押しのけ量及び個数。

(9.7.3) 設定圧 リリーフバルブの設定圧。

(9.8) 終減速機

(a) 形式 プラネタリ式・かさ歯車式・チェーン式などの別。

(10) ブレーキ装置 ブレーキ装置は,走行ブレーキ及び駐車ブレーキごとに,次の事項について記入する。

なお,非常ブレーキをもつ場合は,その形式を付記する。

(a) 制動形式 機械式・油圧式の別ごとに,外部緊縮式・内部拡張式・スプリング式又はハイドロリッ

ク式などの別。

(b) 作動形式 機械式・油圧式などの別。

(c) 操作方式 手動式・足踏み式などの別。

(d) 作動箇所 作動する箇所。

(11) かじ取り装置 かじ取り装置は,操向形式,伝達形式及びかじ取り角度とし,次の事項について記入

する。

(a) 操向形式 車輪かじ取り式又はアーティキュレート式の別。

(b) 伝達形式 機械式・油圧式の別を記入し,油圧式の場合は,追随式・非追随式などの別。

(c) かじ取り角度 右側及び左側への最大かじ取り角度。

(12) 起振装置 起振装置は,形式,起振機及び装着箇所とし,次の事項について記入する。

(12.1) 形式 機械式,油圧式などの別。

(12.2) 起振機

(a) 起振方式 一軸式,二軸式などの別。

(b) クラッチ 電動式・遠心式などの別,及び乾式・湿式などの別。

(c) 切換え方式 振幅の切換えの有無及び段数。

(12.3) 装着箇所 装着する箇所。

(13) 防振装置 防振装置は,次の事項について記入する。

(a) 形式 ゴム,スプリングなどの別。

(b) 装着箇所 装着する箇所。

(14) 操縦装置 操縦装置は,運転席,操作レバー・ペダル類,計器,照明装置及びその他とし,次の事項

について記入する。

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JIS A 8506:1994の国際規格分類一覧

  • 53.100

JIS A 8506:1994の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
A8304
土工機械-運転員の座席の振動評価試験
A8915
土工機械の重心位置測定方法
B7507
ノギス
B7510
精密水準器
B7512
鋼製巻尺
B7516
金属製直尺
C1502
-
C1505
-
D0006
-
D5301
始動用鉛蓄電池
K2202
自動車ガソリン
K2204
軽油
Z8704
温度測定方法-電気的方法
Z8705
ガラス製温度計による温度測定方法(追補1)
Z8731
環境騒音の表示・測定方法