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A 8960 : 2004
表 1 垂直ネットの寸法及び許容差
幅×長さ 幅及び長さの許容差
m %
6× 6 +2
6×12 0
7× 7
7×14
備考 表記以外の幅及び長さについては,受渡当事者間の協定に
よって定めてもよい。
5. 品質
5.1 外観
垂直ネットの外観は次による。
a) 縁ロープ及び補強ロープは,網目に対する通し間隔は均一で,網目から外れがあってはならない。
b) 網地は,切れ,破れ,形のゆがみ,網目のずれ,編みむら,織りむらなどの使用上有害な欠点があっ
てはならない。
5.2 性能
垂直ネットの性能は,7.によって試験し,表2の規定に適合しなければならない。
表 2 垂直ネットの性能
項目 性能
網目の寸法(1) 13 mm以上18 mm以下
網糸引張強さ(2) 270 N以上
ロープの引張強さ(3) 3 kN以上
耐貫通性(4) 貫通しない。
JIS L 1091に規定する6. 燃焼性の区分方法のA-1法の区
防炎性 分3又は,A-2法の区分3に適合すること。D法において
は,区分2に適合すること。
注(1) 図1図4に示す網目の寸法a,bが異なる場合,その大きい方の値を網目の寸法としなければならない。
(2) 網糸引張強さは,その試験データの最低値が適合しなければならない。
(3) ロープ引張強さは,その試験データの最低値が適合しなければならない。
(4) 貫通試験は試験に用いる供試体のすべてが適合しなければならない。
6. 構造
垂直ネットの構造は,次の要求事項を満足しなければならない。
a) 垂直ネットは網地とともに縁ロープ,取付けロープ及び補強ロープを用い,網目の2目めにロープを
通すなど(図6参照),網地とロープが容易に外れない構造でなければならない。
b) 縁ロープ,取付けロープ及び補強ロープの直径は6 mm以上とする。
c) 垂直ネットの長さが14 mを超えるものについては,14 m以内に1か所の割合で補強ロープを取り付
けなければならない。
d) 垂直ネットの4隅,及び垂直ネットの寸法が7 mを超えるものについては,7m以内に1か所の割合
で取付けロープを取り付けなければならない。
e) 垂直ネットの網目の寸法(5)は,13 mm以上で,18 mm以下でなければならない(図14参照)。
注(5) 図1図4に示す網目の寸法a,bが異なる場合,その大きい方の値を網目の寸法としなければ
ならない。
――――― [JIS A 8960 pdf 6] ―――――
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2目め m) 網糸
b) 縁ロー
プ
2目め
図 6 縁ロープ通し参考図面
7. 試験
7.1 網目の寸法測定試験
垂直ネットの網目の寸法の測定試験は次による。
a) 試験室の状態は,温度20±2 ℃,相対湿度 (65±2) %(以下,標準状態という。)とする。
b) 供試体は,試験片の採取に十分な大きさで,網地の端末から50 cm以上離れた部分から採取し,標準
状態の試験室に1昼夜放置したものを試験に供する。
c) 標準状態の試験室にて調整した供試体から,15目分の試験片を幅方向及び長さ方向についてそれぞれ
3片採取し,5 Nの初荷重を加えた状態で,10目分の網目の寸法を測定する。幅方向及び長さ方向そ
れぞれ3回測定の平均値を1目当たりの寸法に換算し,小数点第二位以下を四捨五入し,小数点1け
たまで表す。
7.2 網糸の引張強さ試験
垂直ネットの網糸の引張強さ試験は,次による。
a) 試験室の状態は,温度20±2 ℃,相対湿度 (65±2) %(以下,標準状態という。)とする。
b) 供試体は,試験片の採取に十分な大きさとし,網地の端末から50 cm以上離れた部分から採取し,標
準状態の試験室に1昼夜放置したものを試験に供する。
c) 標準状態の試験室にて調整した供試体から,試験片を幅方向及び長さ方向についてそれぞれ5片採取
し,定速伸張引張試験機にて,破断時の引張強さを測定し,その最低値を表す。
1) 結節網地,無結節網地及び織製網地それぞれの網糸をなるべく密着させ,正しく上つかみに取り付
ける。次に,試験片に不自然なたるみがないように,試験片の他端を下つかみに取り付け,つかみ
間隔2030 cm,引張速度20±1 cm/minとして直線の引張強さの測定を行う(図7及び図8参照)。
――――― [JIS A 8960 pdf 7] ―――――
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引張試験機のつかみ部分
m) 網糸
n)
節
図 7 無結節網地,結節網地の網糸の引張試験方法
2) ラッセル網の網地の引張強さは1本2節の状態で定速伸張型引張試験機に直径58 mmの鋼性フッ
クを取り付け,図8のように上下のフックに試験片を引っ掛け,測定を行う。
n) 節
左側に折り重ねる
それぞれの n) 節
節のつけ根で切る
右側に 引張試験機のフック
折り重ねる (引掛部分)
図 8 ラッセル網地の網糸の引張試験方法(1本2節法)
7.3 ロープの引張強さ
ロープの引張強さ試験は,JIS L 2704,JIS L 2705,JIS L 2706又はJIS L 2707
によって定速緊張型引張試験機を用いて行い,引張強さを求める。
7.4 耐貫通性試験
垂直ネットの耐貫通性試験は図9に示すように水平面に対し30度傾斜している試験
枠(6)に供試体(7)を取り付ける(図10参照)(8)。また,ネット取付け時の垂れは短辺長の5 %以下とする。
図11に示す5 kgの落体(9)を,フレーム縁面レベルから1 mの高さから円筒チップを下方にした状態で落
下点に自由落下させる。
なお,耐貫通性試験は無作為に抜き取った3枚の供試体について各々1回ずつ行い,ネットの貫通及び
――――― [JIS A 8960 pdf 8] ―――――
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破断の有無(10)を調べる。落下点はネットの中心とする。
注(6) 試験枠はJIS G 3444に規定するSTK500の鋼管とし,図9及び図10に示す形状及び寸法とする。
(7) 供試体の大きさは,1 830×5 100 mmとする。
(8) 試験枠と供試体ネットとの固定ピッチは,300 mmごとに1か所の割合で固定する。
(9) 落体は,図11に示す形状及び寸法のものとし,チップ部及び円柱部の材料は,JIS G 4051に規
定するS45C又はこれと同等以上の物理的性能をもたなければならない。
(10) 網糸が切断した場合,貫通とする。
――――― [JIS A 8960 pdf 9] ―――――
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落体つり上げ部分
落体切り離し部分(電磁石など)
試験枠 落体
1m
落下高さ
結束ロープ
30°
試験枠 供試体
落下位置 結束ロープ
供試体の幅方向
供試体の長さ方向
平面図
図 9 垂直ネットの耐貫通試験装置(例)
――――― [JIS A 8960 pdf 10] ―――――
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JIS A 8960:2004の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 8960:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8952:1995
- 建築工事用シート
- JISG3444:2015
- 一般構造用炭素鋼鋼管
- JISG3444:2021
- 一般構造用炭素鋼鋼管
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISL1091:1999
- 繊維製品の燃焼性試験方法
- JISL2704:1992
- ナイロンロープ
- JISL2705:1992
- ポリエチレンロープ
- JISL2706:1992
- ポリプロピレンロープ
- JISL2707:1992
- ポリエステルロープ