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データム形体が実用データム形体に対して不安定な場合は,この円筒をどの方向に動かしても移動
量が等しくなるような姿勢に設定する(図25)。
図25
(3) 共通データム 共通軸直線又は共通中心平面のデータムは,別々のデータム形体に対して,共通の実
用データム形体によってデータムを設定する。実用データム形体である二つの最小外接同軸円筒の軸
直線によって設定した共通軸直線のデータムの例を図26に示す。
図26
(4) 円筒の軸線で平面に垂直なデータム データムAは,データム形体Aに接する平らな平面によって設
定する。データムBは,データムAに垂直でデータム形体Bに内接する最大円筒の軸直線によって
設定する(図27)。
――――― [JIS B 0022 pdf 11] ―――――
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B 0022-1984
図27
備考 この例では,データムAが第一次データム,データムBが第二次データムである。
9. データムの適用 データム及びデータム系は,関連する形体の間に幾何学的関係を設定するための基
準として用いる。
相互に関連したデータム形体及び実用データム形体の精度は,機能上の要求に対して十分でなければな
らない。そのためデータム形体には,形状公差を指定することが望ましい。
データムの図示方法,また,その指定したデータムのデータム形体及び実用データム形体によってその
データムを設定する方法の例を付表に示す。
――――― [JIS B 0022 pdf 12] ―――――
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付表 データムの設定例
データムの図示 データム形体 データムの設定
1. データム−点
1.1 球の中心
付表図1.1(b) 付表図1.1(c)
付表図1.1(a)
1.2 円の中心
付表図1.2(b) 付表図1.2(c)
付表図1.2(a)
1.3 円の中心
付表図1.3(b) 付表図1.3(c)
付表図1.3(a)
2. データム−線
2.1 穴の軸線
付表図2.1(b) 付表図2.1(c)
付表図2.1(a)
――――― [JIS B 0022 pdf 13] ―――――
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B 0022-1984
データムの図示 データム形体 データムの設定
2.2 軸の軸線
付表図2.2(b) 付表図2.2(c)
付表図2.2(a)
3. データム−平面
3.1 部品の表面
付表図3.1(b) 付表図3.1(c)
付表図3.1(a)
3.2 部品の二つの表面の中心平面
付表図3.2(b) 付表図3.2(c)
付表図3.2(a)
――――― [JIS B 0022 pdf 14] ―――――
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B 0022-1984
機械要素部会 幾何学的公差専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 青 木 保 雄 千葉工業大学
大 園 成 夫 東京大学
佐 藤 豪 慶応義塾大学
福 永 太 郎 東京都立工科短期大学
吉 本 勇 東京工業大学精密工学研究所
加 藤 敬 工業技術院計量研究所
小 柳 武 昭 工業技術院標準部
野 上 昭 三 株式会社アマダ
杉 浦 守 彦 石川島播磨重工業株式会社
中 込 常 雄 社団法人自動車技術会
前 田 祥 彦 キャタピラー三菱株式会社
佐々木 茂 夫 東京芝浦電気株式会社生産技術研究所
矢 島 宣 明 株式会社東京精密八王子工場
桑 田 浩 志 トヨタ自動車株式会社
江 守 忠 哉 財団法人日本規格協会
西 村 伸 二 財団法人日本規格協会
津 川 浩 造 日本精工株式会社製品技術研究所
山 崎 隆 株式会社日立製作所土浦工場
広 瀬 藤 司 株式会社三豊製作所
浜 野 徹 三菱重工業株式会社相模原工場
松 本 美 韶 NTN東洋ベアリング株式会社
(専門委員) 沢 辺 雅 二 株式会社三豊製作所
(事務局) 中 谷 節 男 工業技術院標準部機械規格課
根 岸 喜代春 工業技術院標準部機械規格課
JIS B 0022:1984の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5459:1981(MOD)
JIS B 0022:1984の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.10 : 許容限界及びはめ合い
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.100 : 工業製図 > 01.100.01 : 工業製図一般
JIS B 0022:1984の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0021:1998
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―幾何公差表示方式―形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
- JISB0621:1984
- 幾何偏差の定義及び表示