JIS B 0105:2012 工作機械―名称に関する用語 | ページ 3

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B 0105 : 2012
番号 用語 定義 参考
機械の大きさの表し方 対応英語 慣用語
05602 スプライン 主としてスプライン軸を切削するフ
テーブル上面から工作spline milling
フライス ライス盤。 物中心までの高さ及び machine
盤 センタ間距離。
05603 キー溝フラ 工作物の大きさ。
主として軸のキー溝を切削するフラ keyway milling
イス盤 イス盤。 machine
05604 カムフライ 工作物の大きさ。
親カムに倣ってカムの輪郭を切削す cam milling machine
ス盤 るフライス盤。
05605 クランク軸 クランク軸のジャーナル部又はピン
振り,切削できる工作crankshaft milling クラン
フライス 部を切削するフライス盤(図21参 物の直径及び長さ,並 machine クシャ
盤 照)。 びに最大偏心量。 フトミ
ラー
05606 スラブミラ インゴット(鋳塊)又はスラブ(圧
プラノミラーに準じ slab miller
ー 延材)の表面を削るフライス盤。 る。
f) 研削盤
番号 用語 定義 参考
機械の大きさの表し方 対応英語 慣用語
06000 研削盤 といし車を使用して工作物を研削す grinding machine グライ
る工作機械。 ンダ
注記 数値制御によって運転するも
のと,数値制御によらずに運
転するものとがあり,数値制
御によるものを,特に,数値
制御研削盤という。
06100 円筒研削盤 主として円筒形工作物の外面を研削
テーブル上の振り,セexternal cylindrical
する研削盤。 ンタ間距離,研削でき grinding machine
注記 主軸台,心押台,ベッド,テる外径及びといし車の
ーブル,といし台などからな大きさ。
る(図22参照)。
06101 アンギュラ といし台をテーブル案内面に対して
テーブル上の振り,セangular wheel head
研削盤 ある角度に設定し,工作物の円筒面
ンタ間距離,研削でき cylindrical grinding
と端面とを同時に研削する研削盤。
る外径及びといし車の machine
大きさ。
06102 万能研削盤 といし台及び主軸台が水平面内で旋 universal grinding
回できる構造の円筒研削盤。 machine
注記1 一般に,穴の内面を研削す
る装置を備えている。
注記2 といし台が二重に旋回でき
る構造のものもある。
06200 内面研削盤 工作物の穴の内面を研削する研削盤
テーブル上の振り又は 内研
internal cylindrical
(図23参照)。 取り付けることのでき grinding machine(ない
注記 穴の軸心に直角な端面を研削る工作物の最大直径, けん)
する装置を備えたものもあ 研削できる穴径の範
る。 囲,及び研削できる穴
の長さ。

――――― [JIS B 0105 pdf 11] ―――――

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B 0105 : 2012
番号 用語 定義 参考
機械の大きさの表し方 対応英語 慣用語
06201 立て形内面 水平面内で回転するチャック上に工
研削できる穴径,研削vertical internal
研削盤 作物を取り付け,といし主軸頭をコ
できる外径,研削でき grinding machine
ラム又はクロスレールに沿って送 る長さ,主軸の振り。
り,主として穴の内面を仕上げる研
削盤。
注記 工作物の端面及び円周外面も
研削することができる(図24
参照)。
06300 平面研削盤 主として工作物の平面を研削する研 surface grinding 平研
削盤。 machine (へい
けん・
ひらけ
ん)
06301 角テーブル 往復運動をする角テーブルをもつ平
テーブルの大きさ,テreciprocating type
形平面研 面研削盤。 ーブル又はといし頭の surface grinding
削盤 注記 といし軸が水平の横軸形(図移動量,及びテーブル machine
25参照),垂直の立て軸形,と
上面からといし車下面
いし頭がクロスレール上を移までの距離。
動する門形などがある。
06302 回転テーブ 回転運動をする円形のテーブルをも
電磁チャックの有効直rotary table type
ル形平面 つ平面研削盤。 径,チャック上面から surface grinding
研削盤 注記 といし軸が水平の横軸形,垂といし車下面までの距 machine
直の立て軸形がある(図26参離及びといし車の大き
照)。 さ。
06303 対向二軸平 二つのといし頭を,といし車の端面
研削できる工作物の大double disc surface
面研削盤 が向き合うように配置し,工作物を
きさ及びといし車の大 grinding machine
きさ。
といし車の間を通して両面を同時に
研削する平面研削盤。
06400 成形研削盤 といし車を所要の輪郭形状に成形し
テーブルの大きさ,テprofile grinding
て研削するか,又はといし車を所要
ーブル又はといし頭の machine
の輪郭形状に沿って研削する研削 移動量,及びテーブル
盤。 上面からといし車下面
までの距離。
06401 光学式成形 スクリーン上に工作物を拡大投影し optical profile
研削盤 て,輪郭を所要の形状に研削する成 grinding machine
形研削盤。
06402 角テーブル 往復運動をする角テーブルをもつ成 reciprocating type
形成形研 形研削盤。 profile grinding
削盤 machine
06500 心なし研削 工作物をといし車,調整車及び支持
研削できる直径の範囲centreless grindingセンタ
盤 及びといし車の大き
刃で支えて,主としてその円筒外周 machine レス
面又は内面を研削する研削盤。 さ。
06501 心なし円筒 工作物をといし車,調整車及び支持
研削できる直径の範囲centreless external
研削盤 及びといし車の幅
刃の間に支えて,その外周を加工す cylindrical grinding
る研削盤。(図27参照)。 machine

――――― [JIS B 0105 pdf 12] ―――――

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B 0105 : 2012
番号 用語 定義 参考
機械の大きさの表し方 対応英語 慣用語
06502 心なし内面 ロール及びシューで工作物の外径を centreless internal
研削盤 支持して穴内面を加工する研削盤。 cylindrical grinding
注記 ベアリングの内輪など,工作 machine
物の内外径の同心度を高精度
に加工することができる。
06600 工具研削盤 工具の刃先又はホルダ部を専用に研
研削できる工作物の大tool grinding machine
削する研削盤(図28参照)。 きさ及びといし車の大
注記 一般に,研削する工具の種類きさ。
に応じて機械の名称を付け
る。例えば,バイト研削盤,
ドリル研削盤,カッタ研削盤,
ブローチ研削盤,ホブ研削盤
などがある。
06601 万能工具研 フライス工具,ドリルなどの複数の universal tool
削盤 種類の工具を研削できる工具研削 grinding machine
盤。
06700 ねじ研削盤 一山又は数山のねじ山をもつといし
研削できるねじの直径thread grinding ねじ研
車を用いてねじを研削する研削盤。
及び長さ,並びにとい machine
し車の大きさ。
06701 ウォーム研 ウォームねじを研削する研削盤。 worm screw grinding
削盤 machine
06800 ジグ研削盤 工作物に対してといし軸を高精度に
ジグ中ぐり盤に準じ ジグ研
jig grinding machine
る。
位置決めする装置を備え,主として
ジグの穴の内面を研削する研削盤。
06901 クランク軸 クランク軸のピン部又はジャーナル
テーブル上の振り,研crankshaft grinding
研削盤 部を研削する研削盤。 削できるクランク軸の machine
最大長さ及びアーム間
最小距離,並びにとい
し車の大きさ。
06902 カム研削盤 カムの輪郭を研削する研削盤。 テーブル上の振り,セcam grinding machine カム研
ンタ間距離及びといし
車の大きさ。
06903 センタ穴研 センタ穴のテーパ部を研削する研削
研削できる穴の径及びcentre hole grinding
削盤 盤。 長さ。 machine
06904 案内面研削 工作機械のテーブル,コラム,ベッ
コラム間距離,テーブguideway grinding
盤 ドなどの案内面を研削する研削盤。
ル上面からといし車下 machine,
面までの距離,テーブbedway grinding
ル移動量及び工作物許 machine
容質量。
06905 スプライン スプラインを研削する研削盤。 研削できる軸又は穴のspline grinding
研削盤 注記 スプライン軸用とスプライン径及び長さ,並びにと machine
穴用とがある。 いし車の大きさ。
06906 ロール研削 圧延用,製紙用などのロールの外面
振り,センタ間距離及roll grinding machine
盤 を研削する研削盤。 びといし車の大きさ。
注記 ロールの両端に比べ中央部を
中太又は中細に研削するため
の機構を備えている(図29参
照)。

――――― [JIS B 0105 pdf 13] ―――――

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B 0105 : 2012
番号 用語 定義 参考
機械の大きさの表し方 対応英語 慣用語
06907 軸受溝研削 転がり軸受の軸受溝を研削する研削
振り,研削できる工作raceway grinding
盤 盤。 物の大きさ及びといし machine
車の大きさ。
g) 多軸制御・複合工作機械
番号 用語 定義 参考
機械の大きさの表し方 対応英語 慣用語
07100 ターニング 回転工具主軸,割出し可能な工作主
振り,最大加工径,セturning centre
センタ ンタ間距離,及び主軸
軸,及びタレット又は工具マガジン
又は主軸台の数。
を備え,加工プログラムに従って工
具を自動交換できる数値制御工作機
械(図30参照)。
注記1 心押し台,第2刃物台,第2
主軸台などを備えた機械が
ある。
注記2 機械の構造によって,主軸
が水平の横形,垂直の立て
形,及び立て形とは主軸の
向きが上下逆の倒立形があ
る。
07200 複合加工機 回転工具主軸,連続割出し可能な工 multi-tasking machine
作主軸,及び工具マガジンを備え,
工具を自動的に交換する機能をも
ち,工作物の段取り替えなしに,旋
削,フライス削り,中ぐり,穴あけ,
ねじ切り,ホブ加工などの複数の加
工が行える数値制御工作機械(図31
参照)。
07300 マシニング 主として回転工具を使用し,フライ
各軸移動量,テーブルmachining centre
センタ 又はパレットの上面又
ス削り,中ぐり,穴あけ及びねじ立
は中心から主軸端面ま
てを含む複数の切削加工ができ,か
での距離,及びテーブ
つ,加工プログラムに従って工具を
自動交換できる数値制御工作機械。
ル又はパレット作業面
注記 機械の構造によって,主軸がの大きさ。
水平の横形(図32参照),及
び垂直の立て形(図33参照)
がある。
07400 5軸制御マ 直交3軸及び旋回2軸をもち,同時 five-axis machining
シニング に5軸を制御できるマシニングセン centre
センタ タ(図34参照)。
注記 二つの旋回軸が,テーブル側
にあるテーブル旋回形,主軸
側にある主軸頭旋回形及び旋
回軸がテーブル側と主軸側と
にそれぞれある主軸頭テーブ
ル旋回形(混合形ともいう。)
がある。

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B 0105 : 2012
番号 用語 定義 参考
機械の大きさの表し方 対応英語 慣用語
07401 パラレルリ パラレルリンク機構を用いて主軸頭
各軸移動量,テーブルparallel kinematic
ンク形マ を空間内で運動させ,工作物に対し
又はパレットの上面又 mechanism (PKM)
シニング て任意の方向からフライス削り,穴
は中心から主軸端面ま type machining
センタ あけ,ねじ立てなどの加工を行うこ
での距離,及びテーブ centre
とができるマシニングセンタ。 ル又はパレット作業面
の大きさ。
07500 複合マシニ 工作物の段取り替えなしに,旋削, multi-tasking
ングセン フライス削り,中ぐり,穴あけ,ね machining centre
タ じ切り,ホブ加工,研削などの複数
の異種加工の行えるマシニングセン
タ。
07600 グラインデ 研削といし車の自動交換機能を備 grinding centre
ィングセ え,内外面,端面の研削など,様々
ンタ な研削加工を工作物の段取り替えな
しに実行できる数値制御研削盤。複
合研削盤ともいう。
注記 機械の構造によって,研削と
いし車が水平の横形,及び垂
直の立て形がある。
07700 複合グライ 研削機能のほかに,旋削機能,フラ multi-tasking grinding
ンディン イス削り機能などを備えたグライン centre
グセンタ ディングセンタ。
h) 表面仕上げ機械
番号 用語 定義 参考
機械の大きさの表し方 対応英語 慣用語
08001 ホーニング 主として工作物の円筒内面を,ホー
テーブルの大きさ,加honing machine
盤 工できる穴の直径及び
ニングヘッドを使用してホーニング
仕上げを行う工作機械(図35参照)。
長さ,並びに工作物の
注記 ホーニングヘッドは,といし大きさ。
を円筒内面に押し付けながら
回転するとともに,軸方向に
往復する。
08002 超仕上げ盤 回転する工作物に,粒度の細かいと super-finishing
いしを当て,軸方向に微小な振動を machine
与えながら軸方向に送って工作物の
表面を仕上げる工作機械。
08003 ラップ盤 と粒と加工液とを混合したラップ剤
ラップ又はといし車のlapping machine
大きさ,キャリア又は
を,ラップといわれる工具と工作物
ホルダの大きさ,及び
との間に入れ,両者に圧力を加えな
最大ラップ圧力。
がら滑り動かし,工作物の加工面を
滑らかに仕上げる工作機械(図36参
照)。
注記 と粒及びラップの代わりに,
といしを使用するものもあ
る。

――――― [JIS B 0105 pdf 15] ―――――

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JIS B 0105:2012の国際規格 ICS 分類一覧