JIS B 0146-3:2012 クレーン用語―第3部:タワークレーン

JIS B 0146-3:2012 規格概要

この規格 B0146-3は、タワークレーンの主な形式,パラメータ,一般概念,構成要素などに関する用語の定義について規定。

JISB0146-3 規格全文情報

規格番号
JIS B0146-3 
規格名称
クレーン用語―第3部 : タワークレーン
規格名称英語訳
Cranes -- Vocabulary -- Part 3:Tower cranes
制定年月日
2012年3月21日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4306-3:2003(MOD)
国際規格分類

ICS

01.040.53, 53.020.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
土木 II 2020, 物流 2019
改訂:履歴
2012-03-21 制定日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 0146-3:2012 PDF [16]
                                                                                 B 0146-3 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 分類・・・・[1]
  •  4 用語及び定義・・・・[2]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 0146-3 pdf 1] ―――――

B 0146-3 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本クレーン協会(JCA)及び財団
法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 0146の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 0146-1 第1部 : 一般
JIS B 0146-2 第2部 : 移動式クレーン
JIS B 0146-3 第3部 : タワークレーン
JIS B 0146-5 第5部 : 天井走行クレーン及び橋形クレーン

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 0146-3 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0146-3 : 2012

クレーン用語−第3部 : タワークレーン

Cranes-Vocabulary-Part 3: Tower cranes

序文

  この規格は,2003年に第3版として発行されたISO 4306-3を基に作成した規格であるが,国内で稼働
するタワークレーンに関して対応国際規格に規定されていない用語及びその定義を追加して作成した日本
工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を追加している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,タワークレーンの主な形式,パラメータ,一般概念,構成要素などに関する用語の定義に
ついて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4306-3:2003,Cranes−Vocabulary−Part 3: Tower cranes(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0146-1 クレーン用語−第1部 : 一般

3 分類

  用語の分類は,次による。
a) 形式
1) 設置方式
2) 構造
3) ジブの形式
4) 動作形態
b) パラメータ
1) 荷重パラメータ
2) 寸法パラメータ
3) 動作・速度パラメータ

――――― [JIS B 0146-3 pdf 3] ―――――

2
B 0146-3 : 2012
4) 移動(走行路)パラメータ
c) 一般概念
1) 動作
2) 安定度
d) 構成要素
e) 制限装置及び指示装置
f) 荷重

4 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0146-1によるほか,次による。
注記 用語で丸括弧“( )”を付してあるものは,丸括弧の中の用語を含める場合と丸括弧の中の用
語を省く場合との二通りを用いてよいことを示すが,丸括弧の中を含める用語を優先する。
a) 形式
1) 設置方式
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1101 部材組立方式 クレーンの各部材部品を搬入し,組み立てる方式(図1101参照)。 assembling method
from components
1102 自動組立方式 self-erecting
クレーンの部材全体が折り畳まれた状態で搬入され,そのまま自
動で組み立てられる方式(図1102参照)。 method
2) 構造
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1201 マスト上部旋回式タ high-level slewing
通常のクレーンで直立するマスト上部に旋回機構がある形式のク
ワークレーン レーン。 tower crane
1202 マスト下部旋回式タ low-level slewing
マスト下部に旋回機構がありマストを含めた上部全体が旋回する
ワークレーン 形式のクレーン。 tower crane
3) ジブの形式
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1301 水平式(ジブ)タワ horizontal jib type
ジブ及びカウンタジブが旋回中心を挟んで水平に配置されたクレ
ークレーン ーン(図1301参照)。 tower crane
1302 起伏式(ジブ)タワ luffing jib type
ジブが旋回体基部のピンを中心にジブを支える起伏ワイヤロープ
ークレーン tower crane
又はペンダントロープを巻き上げ下げし,設定された最大作業半
径と最小作業半径との間でフック位置を移動させる形式のクレー
ン(図1302参照)。
1303 gooseneck jib type
折れ曲がり式(ジブ) 2分割されたジブ間をピン接合したもので先端側のジブは水平移
タワークレーン tower crane
動し,手前側のジブが起伏する形式のクレーン(図1303参照)。
1304 折り畳み式(ジブ) jack-knife boom
ほぼ等しい長さの2本のジブが接合部で折れ曲がりジブ先端がほ
タワークレーン ぼ水平に移動する形式のクレーン(図1304参照)。 type crane
1305 伸縮式(ジブ)タワ ジブが伸縮する形式のタワークレーン(図1305参照)。 extending jib
ークレーン tower crane

――――― [JIS B 0146-3 pdf 4] ―――――

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B 0146-3 : 2012
4) 動作形態
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1401 定置式タワークレー stationary tower
地表の基礎又はく(躯)体の地中ばり(梁)に基礎フレーム,台
ン 座が固定されたクレーン。 crane
1402 走行式タワークレー traveling tower
下部フレームのアウトリガに車輪を取り付け,レール上を移動す
ン る形式のクレーン(図1402参照)。 crane
1403 クライミングクレー climbing crane
建設工事に用いられるジブクレーンで,工事の進捗に伴い必要に
ン 応じてマストを継ぎ足し,旋回架構をせり上げる形式のクレーン。
b) パラメータ
1) 荷重パラメータ
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2101 定格荷重曲線 lifting load
クレーンの作業半径によって変化する正味荷重を表すグラフ。
capacity chart
2102 基礎反力 base reaction
作業時,地震時,休止時における荷重の組合せによるタワークレ
forces
ーン支持くい(杭)などの基礎部に発生するモーメント及び垂直
荷重によって基礎台座部に発生する圧縮力又は引抜力。
2103 水平反力 horizontal reaction
建物の垂直方向の進捗に伴って最大自立高さを超えてクライミン
forces
グする場合,建物の鉄骨などから控えをとる位置で発生する応力。
2104 最大定格荷重 maximum lifting
起伏式のタワークレーンにおいてはジブを最大作業半径から起こ
した場合,作業半径が小さくなるにつれてつり上げ可能重量が capacity
徐々に増加するが,ある作業半径より内側ではジブに加わる軸力
が大きくなるのでジブの座屈に対する安全性を考慮して一定とし
た最大のつり上げ可能な質重。
水平式のジブでは安定モーメントを考慮し作業半径が小さくなる
につれて段階的に増加するもののうち最大のつり上げ可能な質
量。
2) 寸法パラメータ
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2201 揚程 lifting height
タワークレーンの場合,地上からマスト最上端までの高さ。地下
部分にフックが下がる場合はこの分も加える。
2202 最大自立高さ maximum free
作業時,地震時,休止時に発生する最大モーメントに耐えるクレ
ーン各部の強度で制限される最大高さ。 standing height
2203 最大作業半径 決まったジブの長さで作業できる最大範囲。 maximum working
radius
2204 後方旋回半径 タワークレーンの旋回部分の後端部が横切る最大範囲。 tail slewing radius
3) 動作・速度パラメータ
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2301 最大ロープ速度 つり上げられる荷重によって変動するロープ速度の最大値。 maximum rope
speed
2302 最大巻上・巻下速度 maximum hook
各作業半径における無負荷及び最大定格荷重時のフック速度。
speed
2303 起伏速度 luffing speed
最大作業半径から最小作業半径までジブを起伏させる場合に要す
る時間。

――――― [JIS B 0146-3 pdf 5] ―――――

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クレーン―用語―第1部:一般