JIS B 0147:2004 ブラインドリベット―用語及び定義 | ページ 2

                                                                                              5
B 0147 : 2004 (ISO 14588 : 2000)
図 9 心部を中実とする固着性強化形段付き引張破断マンドレル
2.2.2 押込みピン(drive pin) リベットの頭部から突き出した状態に組み込まれたものであって,被締
結部材を貫通してリベットを挿入した後,隠れ頭を成形するために,リベットの頭部頂面と同じ高さにな
るまで押し込まれ,リベットの端部を押し広げるピン。
図10を参照のこと。
図 10 押込みピン
2.3 ブラインドリベットの胴部の種類
2.3.1 開放形胴部(open end) 全体が中空であって,どの種類のマンドレルも用いることができるリベ
ットの胴部。
図11を参照のこと。
備考 マンドレルの種類については,2.2.1.12.2.1.6を参照。
図 11 開放形胴部
2.3.2 延長開放形胴部(open end, extended set) 締結可能な厚さの範囲が広い,開放形のリベットの胴
部。
図12を参照のこと。

――――― [JIS B 0147 pdf 6] ―――――

6
B 0147 : 2004 (ISO 14588 : 2000)
図 12 延長開放形胴部
2.3.3 密閉形胴部(closed end) 端部が密閉され,装着後も密閉されたままのリベットの胴部。
図13を参照のこと。
備考 マンドレルの種類2.2.1.2又は2.2.1.4を用いてもよい。
図 13 密閉形胴部
2.3.4 割り形胴部(split end) 端部が二つ以上の部分になるように,軸方向に分割されたリベットの胴
部。
図14及び図15を参照のこと。
備考 マンドレルの種類2.2.1.12.2.1.4,2.2.1.6又は2.2.2を用いてもよい。
図 14 割り形胴部
図 15 割り形胴部

――――― [JIS B 0147 pdf 7] ―――――

                                                                                              7
B 0147 : 2004 (ISO 14588 : 2000)
2.3.5 溝付き形胴部(slotted shank) 頭部の下側と端部との間で,胴部に軸方向の溝をもつリベットの
胴部。
図16を参照のこと。
備考 マンドレルの種類2.2.1.12.2.1.5を用いてもよい。
図 16 溝付き形胴部
2.4 ブラインドリベットの心部の種類
2.4.1 中実心部(filled core) リベット装着後,全体的にマンドレルの残留部分によってふさがれる心部。
図7,図8及び図9を参照のこと。
2.4.2 半中実心部(semi-filled core) リベット装着後,一部だけがマンドレルの残留部分によってふさ
がれる心部。
図5を参照のこと。
2.4.3 中空心部(hollow core) リベット装着後,マンドレルは残留せず,中空のままになる心部。
図4及び図6を参照のこと。
2.5 性能特性
2.5.1 極限引張荷重(ultimate tensile load) リベットが破断するまでの間に発生する軸方向の最大引張
荷重。
2.5.2 極限せん断荷重(ultimate shear load) リベットが破断するまでの間に発生する最大せん断荷重。
2.5.3 リベット装着荷重(rivet setting load) リベットを装着するために加える荷重。
2.5.4 マンドレル破断荷重(mandrel break load) 引張破断マンドレルを破断させるために必要な荷重。
capability)
(pull-together 装着において,被締結部材間のすき間を取り除くことがで
2.5.5 引寄せ性能
きるリベットの能力。
2.5.6 締付け力(clamping force) 装着において,リベットによって締結部に加えられる最大の力。
2.5.7 残留力(residual load) 装着したリベットの軸方向引張力。
2.5.8 マンドレルの耐プッシュアウト力(mandrel push out resistance) 装着前のリベット本体から,マ
ンドレルが抜け出すことに対する抵抗力。
2.5.9 マンドレル頭部の保持性能(mandrel head retention capability) 装着後,リベットの中に残るマン
ドレルの一部を保持する能力。
2.5.10 密閉性能(sealing capability) 装着後,気体,液体又は固体が,心部及びすき間穴から漏れること
を防止するリベットの能力。
(hole capability)
fill 装着後,胴部の横膨張がすき間穴を満たす能力。
2.5.11 穴充満性能

――――― [JIS B 0147 pdf 8] ―――――

8
B 0147 : 2004 (ISO 14588 : 2000)
2.6 寸法
2.6.1 ブラインドリベット(blind rivet) リベットの各部の寸法名称を,図17に示す。
φdk
φdm
φd
k
p l
b
φdk
φdm
φd
p k l
b 見掛けの長さ d リベットの直径
dk 頭部の直径 dm マンドレルの直径
k 頭部の高さ l リベットの長さ
p マンドレルの突出し長さ
図 17 ブラインドリベットの寸法
2.6.1.1 リベットの長さ(rivet length) リベットの軸線と平行に測定した,突出頭の下側又は皿頭の頂
面からリベットの端部までの距離(l)。
2.6.1.2 見掛けの長さ(blind length) 開放形胴部のリベットにおいて,リベットの軸線と平行に測定し
た,突出頭の下側又は皿頭の頂面からマンドレル頭部の末端までの距離(b)。
備考 密閉形胴部のリベットについては,その見かけの長さは,リベットの長さに等しい。
2.6.1.3 マンドレルの突出し長さ(mandrel protrusion) リベットの軸線と平行に測定した,装着前のリ
ベット頭部から突き出したマンドレル軸部の最大長さ(p)。
2.6.2 ブラインドリベットの適用(blind rivet application) ブラインドリベットの適用寸法の名称を,図
18に示す。

――――― [JIS B 0147 pdf 9] ―――――

                                                                                              9
B 0147 : 2004 (ISO 14588 : 2000)
b
cr
φdh
cr
g e
ca
b 見掛けの長さ ca 隠れ側の軸方向すき間
cr 隠れ側の半径方向すき間 dh すき間穴の直径
e 隠れ側の突出し長さ g グリップ長さ
図 18 適用寸法
2.6.2.1 すき間穴の直径,組立穴の直径(clearance hole, assembly hole) 締結に際し,被締結部材にリベ
ットを挿入するために必要な一つ又は複数の穴の直径(dh)。
2.6.2.2 グリップ長さ(grip length) 被締結部材の全厚さ(g)。
2.6.2.3 グリップ範囲(grip range) ある長さのリベットによって,適切に締結することができる被締結
部材の全厚さの最小値から最大値の範囲。
2.6.2.4 隠れ側の突出し長さ(blind side protrusion) 見掛けの長さ(b)の最大値とグリップ長さ(g)の
最小値との差(e)。
2.6.2.5 隠れ側の軸方向すき間(blind side axial clearance) 被締結部材の隠れ側の面と,マンドレルの頭
部又はリベットの端部に対向する部材面との距離(ca)。
備考 隠れ側の軸方向すき間は,リベットの適切な装着を可能にするために,隠れ側の突出し長さよ
り大きくしておく必要がある。
2.6.2.6 隠れ側の半径方向すき間(blind side radial clearance) リベットの軸線から直角に測定した,被
締結部材の内面までの距離(cr)。
備考 隠れ側の半径方向すき間は,リベットの適切な装着を可能にするために,リベットの頭部の半
径より大きくしておく必要がある。
2.6.2.7 工具すき間(tool clearance) リベットの適切な挿入及び装着が行われるように,装着工具を用
いるのに必要な取付側の最小空間。
2.7 ブラインドリベットの装着及び装着工具

――――― [JIS B 0147 pdf 10] ―――――

次のページ PDF 11

JIS B 0147:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14588:2000(IDT)

JIS B 0147:2004の国際規格 ICS 分類一覧