JISB0178 : 2020 耐摩耗工具用語

JIS B 0178:2020の規格概要

この規格 B0178は、耐摩耗工具で用いる用語及びその定義を規定。

JISB0178 規格全文情報

規格番号
JIS B0178 
規格名称
耐摩耗工具用語
制定年月日
2020/11/20
最新改正日
JIS 閲覧
 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.040.25,25.100.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
改訂:履歴
  • 2020-11-20制定日

B 0178:2020

目 次

ページ

1 適用範囲 [ p.1 ]

2 分類 [ p.1 ]

3 用語及び定義 [ p.1 ]

3.1 耐摩耗工具に関する一般用語 [ p.2 ]

3.2 用途によって耐摩耗工具を区別する用語 [ p.6 ]

3.3 耐摩耗工具ごとに用いる用語 [ p.6 ]

3.3.1 引抜き工具 [ p.6 ]

3.3.2 圧延工具 [ p.13 ]

3.3.3 せん断工具 [ p.20 ]

3.3.4 鍛造工具 [ p.25 ]

3.3.5 金型 [ p.30 ]

3.3.6 電子関連部品用工具 [ p.34 ]

3.3.7 機械取付部品 [ p.35 ]

3.3.8 その他耐摩耗製品 [ p.40 ]

附属書A(参考)耐摩耗工具で作られる製品 [ p.41 ]

参考文献 [ p.42 ]

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B 0178:2020

まえがき

この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本機械工具工業会(JTA)及び一般財団法

人日本規格協会(JSA)が作成した産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,日

本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

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日本産業規格 JIS

B 0178:2020

耐摩耗工具用語

Wear resistant tools-Terminology

1

適用範囲

この規格は,耐摩耗工具で用いる用語及びその定義を規定する。

2

分類

耐摩耗工具は,広範囲の製品に用いる種々の被加工材(図1参照)に応じた工具を総称している。した

がって,それらの用語を一律に網羅することは困難であり,よく用いられる基本的な用語を,次の3種類

に分類して定義する。

a) 耐摩耗工具に関する一般用語。3.1で定義する。

b) 用途によって耐摩耗工具を区別する用語。3.2で定義する。

c) 3.2で定義する次の耐摩耗工具ごとに用いる用語。3.3で定義する。

1) 引抜き工具

2) 圧延工具

3) せん断工具

4) 鍛造工具

5) 金型

6) 電子関連部品用工具

7) 機械取付部品

8) その他耐摩耗製品

ここで,要素及びその他の用語があるものは,それも定義する。また,5),7)及び8)は工具と呼ばない

が,他の1)~4)及び6)と同様な使用目的で用いられることから,この規格では工具として分類した。

なお,耐摩耗工具で作られる製品を,附属書Aに示した。

3

用語及び定義

この規格で規定する用語及び定義は,次による。

注記1 同じ用語を複数の用途で異なる意味で用いる場合は,用語の前の丸括弧内に用途を示してい

る。常に呼称しない部分も丸括弧内に示している。これらの括弧及び括弧内の語は省略して

もよい。さらに,読み方が紛らわしいものは,読み方を用語の下の丸括弧内に平仮名で示し

ている。

注記2 図は,用語の理解をしやすくするための一例を示し,形状及び大きさを規定するものではな

い。また,図中の括弧内の数字は,この規格の用語の番号を示している。

注記3 用語の語源,他規格との関連などを示す方が理解しやすいと思われるものは,注記している。

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2

B 0178:2020

3.1

耐摩耗工具に関する一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

0101

超硬合金

耐摩耗工具では,主体となる硬質相の炭化タングステン(WC)を結

合相のコバルト(Co)で焼結結合したWC-Co合金及びそれを改良し

た合金。

注記1 WC-Co合金の改良は,次を2種類以上組み合わせて行われる。

a) Coに,クロム(Cr)などの金属成分を固溶させ,さらに

そのCoをニッケル(Ni)で,一部又は全て置換する。

b) 炭化クロム(Cr3C2),炭化バナジウム(VC)などを,少

量含ませる。

c) 意図的に結合相を含ませないバインダーレス,又は僅か

に含ませる擬バインダーレスとする。

d) WCの平均粒径(以下,WC粒度という)を,WC粒度1 μm

未満,1 μm以上2.5 μm未満,2.5 μm以上5.0 μm未満,

又は5.0 μm以上とする。

注記2 この定義は,JIS B 4053で規定する超硬合金の材料記号HW

の材料の分類とは異なる。

cemented carbide

0102

超硬(合金)工

超硬合金を使用した工具。

注記 切削工具,耐摩耗工具及び鉱山土木工具に大別される。

cemented carbide

tool

0103

塑性変形

材料に外力を加えた場合の,材料の大きさ又は形状に永久変形が残る

変形様式。

plastic deformation

0104

塑性加工

材料の塑性変形を利用して,各種材料を必要な形状・寸法に加工する

方法。

plastic working,

deformation

processing,

deformation

working

0105

弾性限

材料が永久変形を生じない限界応力。

elastic limit

0106

弾性変形

材料に外力を加えた場合の,材料の大きさ,形状などに永久変形が残

らない変形様式。

elastic deformation

0107

硬さ

材料の表面又は表面近傍の機械的性質の一つ。

注記 耐摩耗性の指標とすることが多く,耐摩耗工具では,一般にロ

ックウェル硬さのスケールA(JIS Z 2245参照)を用いる。ビ

ッカース硬さ(JIS Z 2244参照)などを用いる場合もある。

hardness

0108

じん(靱)性

力学的な負荷による破壊に対し抵抗する程度,又は,亀裂の伝ぱ(播)

に対する抵抗の程度。

toughness

0109

抗折力

(こうせつり

ょく)

曲げ強さ。

注記1 静的な負荷時のじん(靱)性の指標とすることが多い。

注記2 超硬合金では,試験片を4×8×24 mm程度とし,荷重点及び

支点にはφ4 mmの超硬合金製丸棒を用い,支点間距離を20

mmとした3点曲げ強さの抗折力試験が広く普及している。

transverse rupture

strength

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JIS B 0178:2020の国際規格分類一覧

  • 01.040.25
  • 25.100.01