JIS B 0403:1995 鋳造品―寸法公差方式及び削り代方式 | ページ 2

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B 0403-1995
表2 鋳鉄品及び鋳鋼品の抜けこう配の普通許容値
単位 mm
寸法区分 l 寸法 A(最大)
を超え 以下
16 1
16 40 1.5
40 100 2
100 160 2.5
160 250 3.5
250 400 4.5
400 630 6
630 1 000 9
備考 lは,図6のl1,l2を意味する。
Aは,図6のA1,A2を意味する。
図6 鋳鉄品及び鋳鋼品の抜けこう配
9.2 アルミニウム合金鋳物の抜けこう配 アルミニウム合金鋳物の抜けこう配の普通許容値は,表3に
よる。
表3 アルミニウム合金鋳物の抜けこう配の普通許容値
単位 度
抜けこう配の区分 外 内
砂型・金型鋳物 2 3
備考 この表の数値は,こう配部の長さ400mm
以下に適用する。
9.3 ダイカストの抜けこう配 ダイカストの抜けこう配の角度の普通許容値は,表4による。

――――― [JIS B 0403 pdf 6] ―――――

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表4 ダイカストの抜けこう配の角度の普通許容値
寸法区分 l (mm) 角度(度)
を超え 以下 アルミニウム合金 亜鉛合金
3 10 6
3 10 5 3
10 40 3 2
40 160 2 1.5
160 630 1.5 1
備考 抜けこう配の角度は,図7による。
図7 ダイカストの抜けこう配
10. 公差域の位置 公差域は,特に指定がある場合を除いて,鋳造品の基準寸法に対して対称的におかな
ければならない。すなわち,公差値の21を正 (+) に,残りの21を負 (−) におく(図2参照)。しかし,特
別な理由で受渡当事者間によって同意されたときには,公差域は非対称的であってもよい。すなわち,正
又は負の側のどちらにあってもよい。
11. 要求する削り代 (RMA)
11.1 一般事項 特に指定した場合を除いて,削り代は,鋳放し鋳造品の最大寸法に対して変化する。す
なわち,最終削り加工後の仕上がった鋳造品の最大寸法による適切な寸法区分から選んだ一つの削り代だ
けが削り加工されるすべての表面に適用される(図12参照)。
形体の最大寸法は,仕上がった寸法に要求する削り代と全鋳造公差とを加えた値を超えてはならない(図
2及び図8図11参照)。
抜けこう配を付けるときには,図5に示すように,仕上がり寸法にこう配+を適用する。
11.2 要求する削り代の等級 要求する削り代は,AからKで表示される10等級とする(表5参照)。
備考 特定の金属及び製造方法に対する推奨する等級は,附属書Bの表B.1に示す。
11.3 鋳造工場で荒削りする表面 鋳造工場で荒削りする表面及び最終削り加工のために必要な削り代は,
ISO 1302によって図面上に注文者が指定する。
参考 ISO 1302の規定内容は,JIS B 0031と同等である。
荒削り加工した状態を得るために必要な削り代は,鋳造工場の責任であり,表5は適用しなくてよい。

――――― [JIS B 0403 pdf 7] ―――――

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表5 要求する削り代 (RMA)
単位 mm
最大寸法(6) 要求する削り代
を超え 以下 削り代の等級
A(7) B(7) C D E F G H J K
− 40 0.1 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.5 0.7 1 1.4
40 63 0.1 0.2 0.3 0.3 0.4 0.5 0.7 1 1.4 2
63 100 0.2 0.3 0.4 0.5 0.7 1 1.4 2 2.8 4
100 160 0.3 0.4 0.5 0.8 1.1 1.5 2.2 3 4 6
160 250 0.3 0.5 0.7 1 1.4 2 2.8 4 5.5 8
250 400 0.4 0.7 0.9 1.3 1.8 2.5 3.5 5 7 10
400 630 0.5 0.8 1.1 1.5 2.2 3 4 6 9 12
630 1 000 0.6 0.9 1.2 1.8 2.5 3.5 5 7 10 14
1 000 1 600 0.7 1 1.4 2 2.8 4 5.5 8 11 16
1 600 2 500 0.8 1.1 1.6 2.2 3.2 4.5 6 9 13 18
2 500 4 000 0.9 1.3 1.8 2.5 3.5 5 7 10 14 20
4 000 6 300 1 1.4 2 2.8 4 5.5 8 11 16 22
6 300 10 000 1.1 1.5 2.2 3 4.5 6 9 12 17 24
注(6) 削り加工後の鋳造品の最大寸法。
(7) 表5の等級A及びBは,特別な場合にだけ適用する。例えば,固定表面及びデータム面又はデー
タムターゲットに関して,大量生産方式で模型,鋳造方法及び削り加工方法を含め,受渡当事者
間の協議による場合。
図8 ボスの外側の削り加工

――――― [JIS B 0403 pdf 8] ―――――

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図9 内側の削り加工
図10 段差寸法の削り加工
図11 形体の一方の側の削り加工

――――― [JIS B 0403 pdf 9] ―――――

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B 0403-1995
図12 最終削り加工した鋳造品の最大寸法
12. 図面上の指示方法
12.1 鋳造公差の指示 この規格による公差は,次のいずれかによって図面上に指示する。
a) 公差に関する一般的な情報として,
例 普通公差 JIS B 0403-CT 12
参考 ISO 8062では,JIS B 0403-CT 12をISO 8062-CT 12と表示している。
b) 型ずれの値を更に制限することが要求される場合(4.参照)には,
例 普通公差 JIS B 0403-CT 12 型ずれ 1.5
参考 ISO 8062では,JIS B 0403-CT 12型ずれ1.5をISO 8062-CT 12型ずれ1.5と表示している。
c) 若しくは,個々の公差を基準寸法に続けて表示する。
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例 95±3又は200 +

12.2 要求する削り代の指示 削り加工する表面,要求する削り代の値,及び要求する削り代の等級を括
弧で囲んで,図面上に表示する。これらは,模型又は金型を造るときに考慮する。要求する削り代は,次
の方法によって図面上に指示する。
a) 公差及び削り代に関する一般的な情報として,
例 JIS B 0403-CT 12-RMA 6 (H)
400mmを超え630mmまでの最大寸法の区分の鋳造品に対して,等級Hにおける6mmの削り代(鋳
造品に対する普通公差でJIS B 0403-CT 12)を指示している。
参考 ISO 8062では,JIS B 0403-CT 12をISO 8062-CT 12と表示している。
b) 個々の要求する削り代が要求される場合,例えば,鋳物上面に必要ならば,図面上の特定な箇所に指
示する(11.3参照)。
例 図13参照
図13 個々の表面上の削り代の指示

――――― [JIS B 0403 pdf 10] ―――――

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JIS B 0403:1995の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8062:1994(MOD)

JIS B 0403:1995の国際規格 ICS 分類一覧