JIS B 1041:1993 締結用部品―表面欠陥 第1部 一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト | ページ 2

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B 1041-1993 (ISO 6157-1 : 1988)
3.3 くぼみ くぼみは,鍛造又は据込み時に,金属が充満しきれなかったことによって起こるボルト若
しくはねじの表面の浅い穴,又はへこみである。
原因 くぼみは,せん断時の欠けくずのこん跡か,又は素材上のさびの形成によって発生する。
このようなくぼみは,鍛造又は据込み工程では縮小しない。
外観
限界 くぼみの深さh :
h≦0.02d(1) : 最大0.25mm
くぼみの総面積 :
座面上のくぼみの総面積は,座面面積の10%を超えてはならない。
注(1) =ねじの呼び径

――――― [JIS B 1041 pdf 6] ―――――

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B 1041-1993 (ISO 6157-1 : 1988)
3.4 しわ しわは,鍛造時にねじ部品の表面に生じる金属の重なりである。
原因 しわは,一つの鍛造工程における形状と体積との不一致に基づく材料の移動によって発生する。
外観
限界 座面又はそれより下の部分の凹角部のしわは,この規格又はねじ部品規格のなかで特別に許容されていない
限り,許容されない。凸角部のしわは,許容される。
3.5 工具きず 工具きずは,軸方向又は円周方向の浅い深さの溝である。
原因 工具きずは,ボルト及びねじの表面上を製造工具が移動するときに発生する。
外観
限界 機械加工によって発生した軸部,首下部又は座面の工具きずは,ISO 468によって試験したとき,表面粗さ
Ra=3.2
参考 ISO 468の規定内容はJIS B 0601(表面粗さの定義と表示)と同等である。

――――― [JIS B 1041 pdf 7] ―――――

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B 1041-1993 (ISO 6157-1 : 1988)
3.6 損傷 損傷は,ボルト又はねじの表面が生じたへこみである。
原因 損傷(例えば,へこみ,すりきず,打こん及び溝)は,ボルト及びねじの製造時,並びに例えば,荷積みな
どの取扱いの際に,外からの作用によって生じる。
外観 外からの作用と識別できるような,決まった幾何形状,位置又は方向はない。
限界 上に述べた損傷は,機能又は使用性を損なわない限り,不合格と判定してはならない。
ねじの最初の3山にあるへこみ,すりきず,打こん及び溝は,トルク0.001d3(1) N・m(最大)で,通りねじリ
ングゲージにねじ込まれれば許容される。
注(1) =ねじの呼び径
4. 検査及び評価方法 受入検査は,JIS B 1091を参照して,以下の手順による。表面欠陥を確認し損な
うおそれがある場合には,表面の被覆は,試験前に除去しなければならない。
4.1 原理 製造者は,どのような検査手順を用いてもよいが,製品をこの規格に適合させるために当然
払うべき配慮を行うものとする。
購入者は,ねじ部品の1ロットの合否を判定するため,受入検査時に,ここに規定する検査手順を用い
てもよい。この手順はまた,ねじ部品の契約時に,購入者と供給者との間に合議がなされなかったならば,
規定との一致性について論争が起こった場合にも適用する。
4.2 非破壊試験 ランダムサンプルをJIS B 1091に従ってロットから抜き取り,それらに対して,目視
試験,又は例えば,磁気探傷試験,渦流探傷試験などのほかの適当な試験のいずれかを実施する。欠陥の
ある製品が見付からなければ,そのロットは合格とする(4.4も参照)。欠陥のある製品が発見された場合
には,それらを4.3の手順に対するロットの大きさとする。
4.3 破壊試験 4.2の手順によって欠陥のある製品が発見された場合には,2次サンプルは,JIS B 1091
に従ってそれらの中から抜き取るものとし,最も重大な欠陥を示しており,最大の深さが予想される表面
欠陥を90°に横切る断面をもつ製品から成るものとする。
4.4 評価 どのようなねじ部品においても,もし,目視検査で,どこかの部分に焼割れが発見されるか,
座面又はそれより下の部分の凹角部に,非円形の首部をもつねじ部品における“クローバの葉状”のしわ
を除くしわが発見された場合,ロットは不合格と判定する。
破壊試験に関しては,どのようなねじ部品でも,適用できる種類の欠陥に対して規定される許容限界を
超える,鍛造割れ,裂けきず,すじきず及び重なり,くぼみ,工具きず又は損傷が発見された場合,ロッ
トは不合格と判定する。

――――― [JIS B 1041 pdf 8] ―――――

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B 1041-1993 (ISO 6157-1 : 1988)
おねじ部品の表面欠陥新規JIS原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 吉 本 勇 拓殖大学
(幹事) 萩 原 正 彌 名古屋工業大学
大 橋 宣 俊 湘南工科大学
喜 田 勝治郎 通商産業省機械情報産業局
桐 山 和 臣 工業技術院標準部
稲 葉 元 成 日本ねじ研究協会
井 上 惇 日産自動車株式会社
小 林 正 彦 社団法人日本工作機械工業会
谷 口 良 憲 トヨタ自動車株式会社
辻 健 次 ダイキン工業株式会社
西 住 茂 紀 株式会社東芝
深 沢 一 男 株式会社フカサワ
明 石 哲 也 株式会社トープラ
内 山 利 一 株式会社名古屋螺子製作所
尾 形 卓 桂川精螺製作所
小 澤 興 一 株式会社互省製作所
田 中 誠之助 株式会社佐賀鉄工所
室 原 達 也 ミネベア株式会社
井 上 勝 大同特殊鋼株式会社
小 野 秋 男 新日本製鐵株式会社
本屋敷 伸 一 株式会社神戸製鋼所
(事務局) 中 村 智 男 日本ねじ研究協会
文責 萩原 正彌(名古屋工業大学)

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  • ISO 6157-1:1988(IDT)

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