JIS B 1054-2:2013 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第2部:ナット

JIS B 1054-2:2013 規格概要

この規格 B1054-2は、10℃~35℃の環境温度範囲で試験したときの,オーステナイト系,マルテンサイト系及びフェライト系耐食ステンレス鋼製ナットの機械的性質について規定。

JISB1054-2 規格全文情報

規格番号
JIS B1054-2 
規格名称
耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第2部 : ナット
規格名称英語訳
Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel fasteners -- Part 2:Nuts
制定年月日
2001年1月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 3506-2:2009(IDT)
国際規格分類

ICS

21.060.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ねじ I 2020, ねじ II 2020
改訂:履歴
2001-01-20 制定日, 2005-07-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2013-05-20 改正日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 1054-2:2013 PDF [26]
                                                                 B 1054-2 : 2013 (ISO 3506-2 : 2009)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 記号・・・・[3]
  •  4 強度区分の表し方,表示及び仕上げ・・・・[3]
  •  4.1 強度区分の表し方・・・・[3]
  •  4.2 表示・・・・[4]
  •  4.3 仕上げ・・・・[5]
  •  5 化学成分・・・・[6]
  •  6 機械的性質・・・・[6]
  •  7 試験方法・・・・[7]
  •  7.1 硬さ・・・・[7]
  •  7.2 保証荷重・・・・[7]
  •  附属書A(参考)ステンレス鋼の鋼種分類及び鋼種区分・・・・[8]
  •  附属書B(参考)ステンレス鋼の成分仕様(ISO 683-13:1986からの抜粋)・・・・[10]
  •  附属書C(参考)冷間加工用ステンレス鋼(ISO 4954:1993からの抜粋)・・・・[12]
  •  附属書D(参考)塩化物が引き起こす応力腐食に特定の抵抗をもつオーステナイト系ステンレス鋼(EN 10088-1:2005からの抜粋)・・・・[14]
  •  附属書E(参考)高温での機械的性質及び低温での適用・・・・[15]
  •  附属書F(参考)オーステナイト系ステンレス鋼の鋼種区分A2(18/8鋼)における粒界腐食の時間-温度線図・・・・[16]
  •  附属書G(参考)オーステナイト系ステンレス鋼の磁性・・・・[17]
  •  附属書JA(参考)ステンレス鋼の鋼種及び化学成分(JISとISO規格との対比表)・・・・[18]

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――――― [JIS B 1054-2 pdf 1] ―――――

B 1054-2 : 2013 (ISO 3506-2 : 2009)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 1054-2:2001は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 1054の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 1054-1 第1部 : ボルト,小ねじ及び植込みボルト
JIS B 1054-2 第2部 : ナット
JIS B 1054-3 第3部 : 引張力を受けない止めねじ及び類似のねじ部品
JIS B 1054-4 第4部 : タッピンねじ

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                                       日本工業規格(日本産業規格)                          JIS
B 1054-2 : 2013
(ISO 3506-2 : 2009)

耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第2部 : ナット

Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel fasteners- Part 2: Nuts

序文

  この規格は,2009年に第2版として発行されたISO 3506-2を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格の附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,10 ℃35 ℃の環境温度範囲で試験したときの,オーステナイト系,マルテンサイト系及
びフェライト系耐食ステンレス鋼製ナットの機械的性質について規定する。機械的性質は,この環境温度
より高い温度又は低い温度では変化する。
この規格は,次のナットに適用する。
− ねじの呼び径Dが,39 mm以下のもの
− JIS B 0205-1による一般用メートルねじで,ねじの呼び径とピッチとの組合せがJIS B 0205-2及びJIS
B 0205-3によるもの
− 任意の形状
− 二面幅寸法がJIS B 1002(網かけしたものは除く。)によるもの
− ナットの高さmが0.5D以上のもの
この規格は,次のような特殊な性質が要求されるナットには適用しない。
− 戻り止め性能
− 溶接性
注記 強度区分に関する機械的性質の要求事項を全て満たしている場合には,この規格の鋼種区分と
強度区分の表し方の体系は,この規格で規定する範囲外の寸法(例えば,D>39 mm)に対して
も適用することができる。
この規格は,特定の環境における耐食又は耐酸化性については規定しないが,特定の環境で用いる材料
についての幾つかの情報を,附属書Dに示す。腐食及び耐食性に対する定義は,ISO 8044を参照。
この規格の目的は,耐食ステンレス鋼製ナットを幾つかの強度区分に分類することである。材料の中に
は,大気中で−200 ℃の低温又は800 ℃までの高温で使用できるものがあるため,機械的性質に与える温
度の影響に関する情報を,附属書Eに示す。
高温又は氷点下の温度で使用する場合,耐食及び耐酸化性能並びに機械的性質については,それぞれの
特殊な使用条件に合うように受渡当事者間の協定によることができる。高温域における炭素含有量に依存

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2
B 1054-2 : 2013 (ISO 3506-2 : 2009)
する粒界腐食の危険の度合いを,附属書Fに示す。
全てのオーステナイト系ステンレス鋼製ナットは,固溶化熱処理後の状態では通常,非磁性であるが,
冷間加工後に磁気的性質が現れるものがある(附属書G参照)。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3506-2:2009,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel fasteners−Part 2: Nuts
(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部 : 基準山形
注記 対応国際規格 : ISO 68-1:1998,ISO general purpose screw threads−Basic profile−Part 1: Metric
screw threads(IDT)
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部 : 全体系
注記 対応国際規格 : ISO 261:1998,ISO general purpose metric screw threads−General plan(IDT)
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部 : ねじ部品用に選択したサイズ
注記 対応国際規格 : ISO 262:1998,ISO general purpose metric screw threads−Selected sizes for screws,
bolts and nuts(IDT)
JIS B 1002 二面幅の寸法
注記 対応国際規格 : ISO 272:1982,Fasteners−Hexagon products−Widths across flats(MOD)
JIS B 1047 耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化
注記 対応国際規格 : ISO 16048:2003,Passivation of corrosion-resistant stainless-steel fasteners(IDT)
JIS B 1052-2 締結用部品の機械的性質−第2部 : 保証荷重値規定ナット−並目ねじ
注記 対応国際規格 : ISO 898-2:1992,Mechanical properties of fasteners−Part 2: Nuts with specified
proof load values−Coarse thread(IDT)
JIS B 1052-6 締結用部品の機械的性質−第6部 : 保証荷重値規定ナット−細目ねじ
注記 対応国際規格 : ISO 898-6:1994,Mechanical properties of fasteners−Part 6: Nuts with specified
proof load values−Fine pitch thread(IDT)
JIS B 1092 締結用部品−品質保証システム
注記 対応国際規格 : ISO 16426:2002,Fasteners−Quality assurance system(IDT)
JIS G 0573 ステンレス鋼の65 %硝酸腐食試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 3651-1:1998,Determination of resistance to intergranular corrosion of stainless
steels−Part 1: Austenitic and ferritic-austenitic (duplex) tainless steels−Corrosion test in nitric acid
medium by measurement of loss in mass (Huey test)(MOD)
JIS G 0575 ステンレス鋼の硫酸・硫酸銅腐食試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 3651-2:1998,Determination of resistance to intergranular corrosion of stainless
steels−Part 2: Ferritic, austenitic and ferritic-austenitic (duplex) tainless steels−Corrosion test in
media containing sulfuric acid(MOD)

――――― [JIS B 1054-2 pdf 4] ―――――

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B 1054-2 : 2013 (ISO 3506-2 : 2009)
JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験−試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 6506-1:2005,Metallic materials−Brinell hardness test−Part 1 : Test method
(MOD)
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 6507-1:2005,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 1: Test method
(MOD)
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 6508-1:2005,Metallic materials−Rockwell hardness test−Part 1: Test method
(scales A, B, C, D, E, F, G, H, K, N, T)(MOD)

3 記号

  この規格で用いる主な記号は,次による。
D ねじの呼び径
m ナットの高さ
P ねじのピッチ
ReL 下降伏応力(下降伏点)
Rp0.2 0.2 %永久伸びに対する応力(永久伸び0.2 %耐力)
s 二面幅
Sp 保証荷重応力
μr 磁場内での透磁率

4 強度区分の表し方,表示及び仕上げ

4.1 強度区分の表し方

  ステンレス鋼製ナットの材料の鋼種区分及び機械的性質の強度区分に対する表し方の体系を,図1に示
す。ステンレス鋼製ナットに対する強度区分の表し方は,ハイフン(-)によって分けた二つのブロックか
ら構成し,第1ブロックは材料の鋼種区分を表し,第2ブロックは製品の機械的性質の強度区分を表す。
鋼種区分(第1ブロック)の表し方は,次による。
− A : オーステナイト系ステンレス鋼
− C : マルテンサイト系ステンレス鋼
− F : フェライト系ステンレス鋼
これらは,鋼種分類を示し,鋼種に含まれる化学成分の範囲を1桁の数字で示す(表1参照)。
ナットの高さmが0.8D以上のナット(スタイル1,スタイル2又はフランジ付き六角ナット)に対する
強度区分(第2ブロック)は,保証荷重応力の1/10の数値で示される2桁の数字で表し,ナットの高さm
が0.5D以上で0.8D未満のナット(低ナット又はスタイル0ナット)に対する強度区分は,3桁の数字で
表し,最初の数値“0”が,低ナット又はスタイル0のナットであることを示し,次の2桁が保証荷重応力
の1/10を示す。以下は,強度区分の表し方の例である。
例1 A2-70 冷間加工された保証荷重応力の最小値が,700 MPaのオーステナイト系ステンレス鋼
(m≧0.8Dのナット)
例2 C4-70 焼入れ焼戻しされた保証荷重応力の最小値が,700 MPaのマルテンサイト系ステンレ
ス鋼(m≧0.8Dのナット)

――――― [JIS B 1054-2 pdf 5] ―――――

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JIS B 1054-2:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3506-2:2009(IDT)

JIS B 1054-2:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 1054-2:2013の関連規格と引用規格一覧