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JIS B 1057:2001 規格概要
この規格 B1057は、銅,銅合金及びアルミニウム合金の非鉄金属を用いて製造したボルト(植込みボルトを含む。)小ねじ,ナットなどのねじ部品で,適用条件(ねじの形式 : JIS B 0205Bによるもの;ねじの呼び範囲 : M1.6~M39のもの;材料 : 銅,銅合金及びアルミニウム合金のもの)に該当するものの機械的性質とその試験,検査及び表示について規定。
JISB1057 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B1057
- 規格名称
- 非鉄金属製ねじ部品の機械的性質
- 規格名称英語訳
- Mechanical properties of non-ferrous metal fasteners
- 制定年月日
- 1989年1月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 8839:1986(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 21.040.01, 21.060.10, 21.060.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ねじ I 2020, ねじ II 2020
- 改訂:履歴
- 1989-01-01 制定日, 1994-03-01 改正日, 2001-03-20 改正日, 2005-07-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS B 1057:2001 PDF [15]
B 1057 : 2001
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS B 1057 : 1994は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正は,JIS B 1052が平成10年1月20日に改正されたこと及びJIS B 1052の附属書3(強度区
分4T12Tのナット)が平成12年12月31日限りで廃止されることによって,新たにJIS B 1181の附属
書2として規定されることに伴う形式改正である。
JIS B 1057には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 1057 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 1057 : 2001
非鉄金属製ねじ部品の機械的性質
Mechanical properties of non-ferrous metal fasteners
序文 この規格は,1986年に第1版として発行されたISO 8839, Mechanical properties of fasteners−Bolts,
screws, studs and nuts made of non-ferrous metalsを元に,技術的内容を変更をすることなく作成した日本工業
規格であるが,対応国際規格に規定されていない規定事項を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。今回の改
正は,JIS B 1052が平成10年1月20日に改正されたこと及びJIS B 1052の附属書3(強度区分4T12T
のナット)が平成12年12月31日限りで廃止されることによって,新たにJIS B 1181の附属書2として
規定されることに伴う形式改正である。
なお,規格のうちであみかけ( )を施した事項は,対応国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,銅,銅合金及びアルミニウム合金の非鉄金属を用いて製造したボルト(植込
みボルトを含む。)小ねじ,ナットなどのねじ部品で,表1の適用条件に該当するもの(1)の機械的性質とそ
の試験,検査及び表示について規定する。
注(1) この規格で適用の対象とする非鉄金属製のボルト,小ねじ及びナットは,以下,ボルト,小ね
じ及びナットといい,それらを総称する場合は非鉄金属ねじ部品という。
表1 非鉄金属ねじ部品の適用条件
適用項目 適用条件
ねじの形式 JIS B 0205によるもの。
ねじの呼び範囲 M1.6M39のもの。
材料 銅,銅合金及びアルミニウム合金のもの。
備考1. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 8839 : 1986 Mechanical properties of fasteners−Bolts, screws, studs and nuts made of
non-ferrous metals (MOD)
2. この規格は,一般に用いる非鉄金属ねじ部品の,常温における機械的性質を規定したもので,
耐食性,導電性などの特別な性質が要求されるものには適用しない。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの規格はその最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS B 1051 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第1部 : ボルト,ねじ及び植込みボルト
――――― [JIS B 1057 pdf 2] ―――――
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B 1057 : 2001
備考 ISO 898-1 : 1999, Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy steel−Part 1 :
Bolts, screws and studsが,この規格と一致している。
JIS B 1052 鋼製ナットの機械的性質
JIS B 1058 締結用部品の機械的性質第7部呼び径110mmのボルト及びねじのねじり強さ試験及び
最小破壊トルク
備考 ISO 898-7 : 1992, Mechanical properties of fasteners−Part 7 : Torsional test and minimum torques
for bolts and screws with nominal diameters 1 mm to 10 mmが,この規格と一致している。
JIS Z 2201 金属材料引張試験片
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0101による。
4. 機械的性質の表し方 非鉄金属製ねじ部品の機械的性質は,表2に示す材質区分の記号によって表す。
表2 材質区分の記号
非鉄金属の区分 材質区分の記号(2)
銅 CU1
銅合金 CU2
CU3
CU4
CU5
CU6
CU7
アルミニウム合金 AL1
AL2
AL3
AL4
AL5
AL6
注(2) 材質区分の記号は,非鉄金属の区分及び非鉄金属ねじ部品
に対する機械的性質の水準(5.1及び5.2参照)を示す。
5. 機械的性質
5.1 ボルト・小ねじの機械的性質
5.1.1 ボルト・小ねじの引張強さ,耐力及び伸び ボルト及び小ねじの引張強さ,永久伸び0.2%の耐力
及び破断後の伸びは,表3による。
――――― [JIS B 1057 pdf 3] ―――――
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B 1057 : 2001
表3 ボルト・小ねじの引張強さ,耐力及び伸び
材質区分の記号 ねじの呼びの区分 機械的性質
引張強さ(3) 耐力(4) 伸び(5)
N/mm2 N/mm2 %
最小 最小 最小
CU1 M1.6以上 M39以下 240 160 14
CU2 M1.6以上 M6以下 440 340 11
M6を超え M39以下 370 250 19
CU3 M1.6以上 M6以下 440 340 11
M6を超え M39以下 370 250 19
CU4 M1.6以上 M12以下 470 340 22
M12を超え M39以下 400 200 33
CU5 M1.6以上 M30以下 590 540 12
CU6 M6を超え M39以下 440 180 18
CU7 M12を超え M39以下 640 270 15
AL1 M1.6以上 M10以下 270 230 3
M10を超え M20以下 250 180 4
AL2 M1.6以上 M14以下 310 205 6
M14を超え M36以下 280 200 6
AL3 M1.6以上 M6以下 320 250 7
M6を超え M39以下 310 260 10
AL4 M1.6以上 M10以下 420 290 6
M10を超え M39以下 380 260 10
AL5 M1.6以上 M39以下 460 380 7
AL6 M1.6以上 M39以下 510 440 7
注(3) 引張強さは,7.2.1のa)によって求めた製品の引張強さに適用する。
(4) 耐力は,7.2.1のb)によって求めた永久伸び0.2%の耐力に適用する。
(5) 伸びは,7.2.1のb)によって求めた破断後の伸びに適用する。
備考1. この表の機械的性質は,“ねじの呼びの区分”に属するものに適用し,その区分から外れている
ものに対する機械的性質を特に必要とする場合は,受渡当事者間の協定による。
2. 塑性加工の割合が大きいねじ部品で,この表の適用が困難なものに対する機械的性質は,受渡
当事者間の協定による。
5.1.2 ボルト小ねじのねじり強さ
ねじの呼びM1.6M5のボルト及び小ねじのねじり強さは,表4による。
――――― [JIS B 1057 pdf 4] ―――――
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B 1057 : 2001
表4 ボルト・小ねじのねじり強さ
ねじの呼び 材質区分の記号
CU1 CU2 CU3 CU4 CU5 AL1 AL2 AL3 AL4 AL5 AL6
ねじり強さ(最小)(6)
M1.6 0.06 0.10 0.10 0.11 0.14 0.06 0.07 0.08 0.10 0.11 0.12
M2 0.12 0.21 0.21 0.23 0.28 0.13 0.15 0.16 0.20 0.22 0.25
M2.5 0.24 0.45 0.46 0.5 0.6 0.27 0.3 0.3 0.43 0.47 0.5
M3 0.4 0.8 0.8 0.9 1.1 0.5 0.6 0.6 0.8 0.8 0.9
M3.5 0.7 1.3 1.3 1.4 1.7 0.8 0.9 0.9 1.2 1.3 1.5
M4 1.0 1.9 1.9 2.0 2.5 1.1 1.3 1.4 1.8 1.9 2.2
M5 2.1 3.8 3.8 4.1 5.1 2.4 2.7 2.8 3.7 4.0 4.5
注(6) ねじり強さは,7.2.2によって求めた製品のねじり強さに適用する。
なお,材質区分CU6及びCU7は,M5を超えるものに適用することにしているので,そのねじり強さは
規定しない。
5.1.3 その他の機械的性質 非鉄金属製のボルト及び小ねじに対して5.1.1及び5.1.2以外の機械的性質を
必要とする場合は,受渡当事者間の協定による。
5.2 ナットの機械的性質
5.2.1 ナットの保証荷重応力 ナットの保証荷重応力は,表3に示した引張強さ(最小)の値による。
なお,ナットは7.2.3によって試験したとき,破断したり,ねじ山がせん断することなく,保証荷重(付
表1参照)に耐えなければならない。また,荷重を除去した後,ナットは,マンドレルから手で取り外せ
なければならない。
5.2.2 その他の機械的性質 非鉄金属製のナットに対して5.2.1以外の機械的性質を必要とする場合は,
受渡当事者間の協定による。
6. 材料 非鉄金属ねじ部品の材質区分に対する材料は,表5による。ただし,この表以外のものでも製
品の品質が表5の材料を用いたときと同じように確保できる同系統の材料は,受渡当事者間の協定によっ
て用いることができる。
――――― [JIS B 1057 pdf 5] ―――――
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JIS B 1057:2001の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8839:1986(MOD)
JIS B 1057:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.20 : ナット
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.10 : ボルト,ねじ,びょう
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.040 : ねじ山 > 21.040.01 : ねじ山一般
JIS B 1057:2001の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB0205:1997
- メートル並目ねじ
- JISB1051:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1052:1998
- 鋼製ナットの機械的性質
- JISB1058:1995
- 締結用部品の機械的性質 第7部 呼び径1~10mmのボルト及びねじのねじり強さ試験及び最小破壊トルク
- JISZ2201:1950
- 医療用遠心沈デン器
- JISZ2201:1998
- 金属材料引張試験片