JIS B 1061:2020 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定した平座金

JIS B 1061:2020 規格概要

この規格 B1061は、JIS B 1051及びJIS B 1052-1で規定する強度区分のボルト,小ねじ,植込みボルト及びナットによるねじ締結体に用いる平座金の機械的及び物理的性質について規定。

JISB1061 規格全文情報

規格番号
JIS B1061 
規格名称
炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定した平座金
規格名称英語訳
Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy steel -- Flat washers with specified property classes
制定年月日
2020年11月20日
最新改正日
2020年11月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 898-3:2018(IDT)
国際規格分類

ICS

21.060.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2020-11-20 制定
ページ
JIS B 1061:2020 PDF [16]
                                                                   B 1061 : 2020 (ISO 898-3 : 2018)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 記号・・・・[2]
  •  5 座金の強度区分の表し方,及び座金の強度区分とねじ部品の強度区分との組合せ・・・・[3]
  •  6 材料・・・・[3]
  •  7 機械的及び物理的性質・・・・[4]
  •  8 試験方法・・・・[5]
  •  8.1 硬さ試験・・・・[5]
  •  8.2 脱炭試験・・・・[8]
  •  8.3 浸炭試験・・・・[10]
  •  8.4 再焼戻し試験・・・・[11]
  •  9 表示・・・・[11]
  •  9.1 一般・・・・[11]
  •  9.2 製品の表示・・・・[11]
  •  9.3 包装の表示・・・・[12]
  •  附属書A(規定)強度区分380HVの座金の延性試験・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1061 pdf 1] ―――――

           B 1061 : 2020 (ISO 898-3 : 2018)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本ねじ研究協会(JFRI)及び
一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があ
り,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1061 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
B 1061 : 2020
(ISO 898-3 : 2018)

炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−強度区分を規定した平座金

Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy steel- Flat washers with specified property classes

序文

  この規格は,2018年に第1版として発行されたISO 898-3を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,JIS B 1051及びJIS B 1052-2で規定する強度区分のボルト,小ねじ,植込みボルト及びナ
ットによるねじ締結体に用いる平座金の機械的及び物理的性質について規定する。
注記1 これらのタイプの座金は,おねじ自身ではめ合うめねじ山を成形するおねじなど,他の締結
用ねじ部品にも使用することが可能である。
この規格の要求事項に適合する座金は,1035 ℃の環境温度範囲で評価するので,高温及
び/又は低温では規定の機械的及び物理的性質を満足しないことがある。
注記2 この規格で規定するおねじ部品は,−50 ℃+150 ℃の温度範囲で使用する。−50 ℃より低
い温度及び+150 ℃を超えて+300 ℃までの温度範囲については,個々の適用状況に対して適
切な選択を行うために,締結用部品の材料の専門家から必要に応じて助言を得ることが可能
である。
この規格は,厚さ0.2 mm12 mmの炭素鋼又は合金鋼で作られた,次の組込み用及び非組込み用平座金
にも適用する。
− 平座金(ギザ付き,リブ付き又は面取りの有無を問わない。)
− 角座金
− 角穴座金
− 成形プレート
次の特性の要求事項は,規定しない。
− 耐食性
− 溶接性
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 898-3:2018,Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy steel−Part 3: Flat
washers with specified property classes(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”

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           2
B 1061 : 2020 (ISO 898-3 : 2018)
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 1048 締結用部品−溶融亜鉛めっき
注記 対応国際規格 : ISO 10684,Fasteners−Hot dip galvanized coatings
JIS B 1051 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−強度区分を規定したボルト,小ねじ及び
植込みボルト−並目ねじ及び細目ねじ
JIS B 1052-2 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第2部 : 強度区分を規定したナット−並
目ねじ及び細目ねじ
JIS B 1130 鋼製平座金組込みねじ−座金の硬さ区分200 HV及び300 HV
注記 対応国際規格 : ISO 10644,Screw and washer assemblies made of steel with plain washers−Washer
hardness classes 200 HV and 300 HV
JIS B 1257 座金組込みタッピンねじ用平座金−並形及び大形系列−部品等級A
注記 対応国際規格 : ISO 10669,Plain washers for tapping screw and washer assemblies−Normal and
large series−Product grade A
JIS B 1258 座金組込みねじ用平座金−小形,並形及び大形系列−部品等級A
注記 対応国際規格 : ISO 10673,Plain washers for screw and washer assemblies−Small, normal and
large series−Product grade A
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 6507-1,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 1: Test method
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 6508-1,Metallic materials−Rockwell hardness test−Part 1: Test method
ISO 1891-4,Fasteners−Vocabulary−Part 4: Control, inspection, delivery, acceptance and quality

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101による。

4 記号

  この規格で用いる主な記号は,次による。
d1 座金の内径(mm)
d2 座金の外径(mm)
F 試験力(N)
G 完全脱炭層の深さ(mm)
r 延性試験用支持具及び圧力具の半径(mm)
t 平座金の呼び厚さ(mm)
teff 座金の有効厚さ(mm)
α 延性試験用支持具及び圧力具の角度(°)

――――― [JIS B 1061 pdf 4] ―――――

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B 1061 : 2020 (ISO 898-3 : 2018)

5 座金の強度区分の表し方,及び座金の強度区分とねじ部品の強度区分との組合せ

  座金の強度区分の記号は,次の二つで構成する。
− 左側の数字は,表3に規定するビッカース硬さの最小値を示す。
− 右側の文字HVは,ビッカース硬さであることを意味する。
例 表3によって,最小ビッカース硬さが200の鋼製平座金の強度区分は,200HVとなる。
表2及び表3に規定する全ての要求事項を満足すれば,適用範囲外のサイズ(例えば,厚さt>12 mm
の座金)に対しても,この強度区分の表し方を適用してもよい。
この規格では多くの強度区分を規定しているが,これらの強度区分を全ての座金及び/又は全ての座金
組込みボルト·ナットの座金に適用することを意味するものではない。表1に,平座金の強度区分とボル
ト,小ねじ,植込みボルト及びナットとの組合せを示す。
表1−平座金の強度区分とねじ部品の強度区分との組合せ
JIS B 1051及びJIS B 1052-2によるねじ部品 組み合わせる平座金の強度区分
強度区分 100HV 200HV a) 300HV a) 380HV b), c)
ボルト,小ねじ及び 並高さナット及び高ナット
植込みボルト
e) e) e)
4.6,4.8,5.6,5.8 5 RC e)
d), e) e) e)
6.8 6 RC e)
f) e) e)
8.8 8 RC e)
f) d), e) e)
9.8,10.9 10 RC e)
f) f) d) )
12.9,12.9 12 RC e)
RC : 推奨する組合せ。
注a) IS B 1130又はJIS B 1258では,座金組込みねじ用の組込み座金の強度区分として,200HV及び300HVだけ
が規定されている。
b) 現行JISの平座金の製品規格には,強度区分380HVは採用されていない。この強度区分は,必要な場合,受
渡当事者間で合意して使用する。
c) 強度区分380HVの座金を用いてねじ締結体を設計する場合(特に,横長穴及び/又は拡大した穴に使用する
場合)は,座金への曲げ作用及び引張応力の影響を考慮する必要がある。
d) ねじ締結体の設計及び/又は取付条件が確認されている場合に,使用してもよい。
e) この組合せは,ねじ締結体に使用することが可能である。
f) この組合せは,使用してはならない。
おねじ自身ではめ合うめねじを成形するねじ,及び軟質な材料(例えば,樹脂,木材など)に用いるね
じの場合には,用途に応じて座金の強度区分を選択する。

6 材料

  各強度区分の座金に対する炭素鋼及び合金鋼の化学成分の限界は,表2による。化学成分は,関連する
JISに従って評価する。
注記 合金鋼には,平座金に使用できるばね鋼を含む。
溶融亜鉛めっきを施す平座金については,JIS B 1048に規定する材料についての追加の要求事項を適用
する。
座金は,組込み用部品として組込み状態で焼入焼戻しを行う場合は,熱処理をしない状態で供給しても
よい。この場合,座金の化学成分は,JIS B 1258に従って,受渡当事者間の協定による。

――――― [JIS B 1061 pdf 5] ―――――

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JIS B 1061:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 898-3:2018(IDT)

JIS B 1061:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 1061:2020の関連規格と引用規格一覧

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