この規格ページの目次
JIS B 1092:2006 規格概要
この規格 B1092は、締結用部品の製造業者及び販売業者が対処する,締結用部品の品質保証システムに関する要求事項について規定。
JISB1092 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B1092
- 規格名称
- 締結用部品―品質保証システム
- 規格名称英語訳
- Fasteners -- Quality assurance system
- 制定年月日
- 2006年3月25日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 16426:2002(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 21.060.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ねじ I 2020, ねじ II 2020
- 改訂:履歴
- 2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 1092:2006 PDF [12]
B 1092 : 2006 (ISO 16426 : 2002)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会(JFRI)/財団法人日本規格
協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の
審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 16426:2002,Fasteners―Quality
assurance systemを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS B 1092:2005には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)ppm値を達成するための考察
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 1092 pdf 1] ―――――
B 1092 : 2006 (ISO 16426 : 2002)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 顧客が準備する情報・・・・[3]
- 5. 要求事項・・・・[3]
- 5.1 一般・・・・[3]
- 5.2 トレーサビリティ・・・・[4]
- 5.3 ロット保全・・・・[4]
- 5.4 引渡し・・・・[4]
- 5.5 締結用部品の継続的改善・・・・[4]
- 6. 責任の概要・・・・[4]
- 6.1 製造業者の責任・・・・[4]
- 6.2 販売業者の責任・・・・[4]
- 6.3 使用者の責任・・・・[5]
- 7. 不適合ロットの処置・・・・[5]
- 7.1 一般・・・・[5]
- 7.2 製造業者の選択・・・・[5]
- 7.3 使用者の選択・・・・[5]
- 7.4 販売業者の選択・・・・[5]
- 7.5 再検査・・・・[5]
- 附属書A(参考)ppm値を達成するための考察・・・・[6]
- 参考文献・・・・[10]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 1092 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 1092 : 2006
(ISO 16426 : 2002)
締結用部品―品質保証システム
Fasteners―Quality assurance system
序文
この規格は,2002年に第1版として発行されたISO 16426,Fasteners―Quality assurance systemを翻
訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,機械的締結用部品(以下,締結用部品という。)の品質の検出システム及び予防システムに
関する規格のうち,予防システムのものである。
− JIS B 1091は,受取時に与えられた合格品質水準(AQL)による締結用部品の統計的抜取りを基本
にした受入検査を扱い,主に顧客が用いることを意図した検出システムを規定している。
− JIS B 1092は,検証可能な品質保証システムの下で製造された完全にトレース可能な締結用部品を
対象とし,主に締結用部品の製造業者が用いることを意図した予防システムを規定している。
1. 適用範囲
この規格は,締結用部品の製造業者及び販売業者が対処する,締結用部品の品質保証シス
テムに関する要求事項について規定する。これらの要求事項は,指定された特性をゼロ欠陥に近づける目
的で,不適合締結用部品の製造を減らし,又は予防することを目指したものである。
この規格は,原材料の受取りから製造工程を経て出荷までの,販売業者又は使用者の要求事項を示す。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 16426:2002,Fasteners―Quality assurance system (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1045 締結用部品―水素ぜい化検出のための予荷重試験―平行座面による方法
備考 ISO 15330:1999 Fasteners―Preloading test for the detection of hydrogen embrittlement―Parallel
bearing surface methodが,この規格と一致している。
JIS B 1091 締結用部品―受入検査
備考 ISO 3269:2000 Fasteners―Acceptance inspectionが,この規格と一致している。
JIS Q 9000 品質マネジメントシステム―基本及び用語
備考 ISO 9000:2000 Quality management systems―Fundamentals and vocabularyが,この規格と一致
している。
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
――――― [JIS B 1092 pdf 3] ―――――
2
B 1092 : 2006 (ISO 16426 : 2002)
3.1 先行品質計画(advanced quality planning) 工程故障モード影響解析(工程FMEA)及びコントロー
ルプランを含み,設計目的を,締結用部品の品質計画書の不可欠な要素である設計上の要求に置き換える
ことを容易にするプロセス。
3.2 変更(alter) 最初の製造の後,締結用部品の寸法形状,機械的性質又は性能特性を変えるような,
何らかの処置をする行為。
3.3 Cpk値(Cpk value) 正規分布形をもつ特性について,工程平均と最も近い仕様限界との差を,標準
偏差を単位として表した工程能力の尺度。
3.4 顧客(customer) 製品を受け取る組織又は人。(JIS Q 9000)
備考 顧客は,使用者又は販売業者のいずれでもあり得る。
3.5 混合(commingling) 同じ容器又は置場に,異なる製造ロットの同一締結用部品を混ぜること。
3.6 コントロールプラン(control plan) 工程及び製品の品質を管理し,最小化する手順を決める管理項
目を明確にした,締結用部品の製造プロセスの概要。
3.7 欠陥(defect) 意図された用途又は規定された用途に関連する要求事項を満たしていないこと。(JIS
Q 9000)
備考 欠陥がある締結用部品は,期待又は意図された用途に不適切なものとなる。
3.8 販売業者(仕入業者)[distributor(stockist)] ほかへの再販売を目的として,完成した締結用部品
を購入する次の3種類の組織又は人。
3.8.1 変更販売業者(alteration distributor) 引渡しに先立ち,締結用部品に変更を加える販売業者。
3.8.2 パススルー販売業者(pass-through distributor) 締結用部品の再包装又は変更を加えることなく,
締結用部品製造業者による包装の状態で,再販をする販売業者。
3.8.3 再包装販売業者(repackaging distributor) 引渡しに先立ち,締結用部品を再包装するだけの販売
業者。
3.9 締結用部品の特性(fastener characteristic) 締結用部品の寸法・形状・機械的性質又は性能の特徴。
3.10 締結用部品の品質保証システム(fastener quality assurance system) 締結用部品の寸法・形状・機械
的性質及び性能についての先行品質計画(3.1),継続的改善,欠陥予防及び工程内管理を含み,一般に,試
作品開発,初期生産及び量産についての項目を含む文書化されたコントロールプランの内容を組み入れた締
結用部品の製造システム。
3.11 ロットの混入(lot contamination) 締結用部品の製造ロットに,異なる締結用部品,異種の物体又は
製品が混ざること。
3.12 製造業者(manufacturer) 原材料を購入し,その材料を完成した締結用部品に変える組織。
3.13 製造ロット(manufacturing lot) 単一鋳造品の棒,線,線材又は板から製造され,同一又は類似の工
程を通して,同時に又は連続した時間にわたって,更に,場合によっては,同一の熱処理及び/又はめっき
工程で加工された,部品等級,強度区分及び寸法を含む単一名称の締結用部品の集まり。
備考1. 同一の熱処理又は表面処理の意味は,次による。
─ 連続した工程に対しては,いかなる設定変更もない同じ処理のサイクル。
─ 不連続な工程に対しては,全く同一の一連の負荷としての同じ処理のサイクル(バッチ)。
2. 製造ロットは,加工の目的のために幾つかの製造バッチに分割され,同じ製造ロットに再集合
される場合もある。
(JIS B 1045)
――――― [JIS B 1092 pdf 4] ―――――
3
B 1092 : 2006 (ISO 16426 : 2002)
3.14 製造ロット番号(manufacturing lot number) 製造業者によって指定された固有の番号であって,既
に施された全工程を通して完成品から原材料の加熱又は溶解番号に至る完全なトレーサビリティを与える
もの。
3.15 不適合(non-conformity) 要求事項を満たしていないこと。(JIS Q 9000)
3.16 不適合締結用部品(non-conforming fastener) 一つ以上の不適合をもつ締結用部品。
3.17 百万個当たりの不適合割合(ppm)(non-conforming parts per million) 締結用部品の完成した製造ロ
ット中に含まれる百万個当たりの不適合部品の数。
3.18 製品の継続的改善(product continual improvement) 生産性,品質及び顧客満足を改善するという理
由で,変動,廃棄及び試験頻度を減少させることを考えた規律あるプロセス。
3.19 選択された製品特性(selected product characteristic) 締結用部品の組立及び/又は機能にとって重
大であって,顧客によって指定された特性。
3.20 供給者(supplier) 製品を提供する組織又は人。(JIS Q 9000)
備考 供給者は,製造業者又は販売業者のいずれでもあり得る。
3.21 トレース番号(trace number) 原製造業者及び製造ロット番号を明確にするための,販売業者が指定
するアルファベットと数字とを組み合わせたコード。
3.22 締結用部品のトレーサビリティ(traceability of fasteners) 発送,製造工程及び原材料に特有な加熱
番号を明らかにするために,完成品の履歴を,同一性の識別記録によって決定又は検証できること。
3.23 使用者(user) 組立,修理又は維持の目的で,締結用部品を購入するか又は他の方法で入手し,そ
れらを取り付ける組織又は人。
3.24 ゼロ欠陥の概念(zero defect conception) 与えられた締結用部品のロットの中に,期待又は意図した
使用目的を害するような欠陥をもつ締結用部品がない,という目標を確立する概念。
4. 顧客が準備する情報
顧客は,発注の時点において,この規格を指定しなければならない。
発注においては,意図された用途又は無理なく予想される用途と,その重要性の程度を考慮して,必要
なら,選択された締結用部品の特性を指定しなければならない。
5. 要求事項
5.1 一般
顧客が指定する選択された締結用部品の特性は,文書化されたコントロールプランに含めなけ
ればならない。このコントロールプランは,製造業者が用いる品質保証システムの一部となる。
製造業者及び顧客は,選択された締結用部品の特性ごとに,評価のための適切なppm値及び/又はCpk
値並びに方法について合意しておかなければならない。
締結用部品のその他の全特性に対して,製造業者は,自身が選択した品質計画書を用いてもよい。また,
顧客は,購入した締結用部品の適合のレベルを評価するために,JIS B 1091を根拠にしなければならない。
この規格の条件のもとで製造された締結用部品は,製造ロットを明確にして出荷しなければならない。
締結用部品は,発送文書上の種類及び/又は名称と一致しなければならない。発送文書には,少なくと
も締結用部品の名称及び製造ロット番号又はトレース番号を包含しなければならない。
包装のラベルは,締結用部品の種類及び/又は名称に関する必要な情報のほかに,製造業者の名称,若
しくは販売業者の名称又は識別票(原生産国を含む。),及び製造ロット番号又はトレース番号を包含しな
ければならない。
製造業者は,仕様書に対する締結用部品の適合性を証明するために,どの製造ロットに対しても証拠資
――――― [JIS B 1092 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 1092:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16426:2002(IDT)
JIS B 1092:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.01 : 締結用部品一般
JIS B 1092:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1045:2001
- 締結用部品―水素ぜい化検出のための予荷重試験―平行座面による方法
- JISB1091:2003
- 締結用部品―受入検査
- JISQ9000:2015
- 品質マネジメントシステム―基本及び用語