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B 1125 : 2015
11 検査
11.1 形状・寸法検査
ドリリングタッピンねじの形状・寸法検査は,次による。
a) ねじ部の形状・寸法検査は,直接測定によって行い,表3に適合しなければならない。
b) 十字穴の形状・寸法検査は,ゲージ沈み深さ(q)及び十字穴とゲージとの食付きを調べる。
ゲージ沈み深さ(q)については,JIS B 1012の3.2.2(H形十字穴のゲージ沈み深さq)によって測
定し,その値は,表4及び表5に適合しなければならない。
また,十字穴とゲージとの食付きについては,JIS B 1012の3.2.3(H形十字穴とゲージとの食い付
き)によって行い,ドリリングタッピンねじが自重によって脱落しなければよい。ただし,呼び長さ
(l)が呼び径の5倍を超えるものには適用しない。
なお,十字穴の翼長さ(m)は,検査の対象としない。
c) ねじ部及び十字穴を除く部分の形状・寸法検査は,JIS B 1071の各部寸法の測定方法又はこれに代わ
る方法によって行い,その値は,表4及び表5に適合しなければならない。
11.2 金属学的性質検査
11.2.1 硬さの試験
ドリリングタッピンねじの硬さの試験は,JIS B 1059の4.1.1(表面硬さの試験)及び4.1.2(心部硬さの
試験)に準じて行う。
なお,心部硬さ試験の測定位置は,ねじの先端から十分離れた平行ねじ部を軸線に対して直角に切断し
た横断面の谷底と軸心とのほぼ中間点とする。
11.2.2 硬化層深さの測定
鋼ドリリングタッピンねじの硬化層深さの測定は,JIS B 1059の4.1.3(硬化層深さの測定)に準じて行
う。
11.2.3 ミクロ組織の試験
鋼ドリリングタッピンねじのミクロ組織の試験は,JIS B 1059の4.1.4(ミクロ組織の試験)に準じて行
う。
11.3 機械的性質検査
11.3.1 ねじ込み試験
11.3.1.1 試験用鋼板
試験用鋼板は,JIS G 3141のSPCCを用い,ねじの呼び径に対する試験用鋼板の板厚は,表13による。
SPCCの硬さは,1/8硬質又はこれに準じたものとし,その他の場合は受渡当事者間の協定による。
表13−試験用鋼板
単位 mm
ねじの呼び径 板厚
3 0.8±0.08
3.5,3.8,4.2,4.8 1.0±0.10
11.3.1.2 試験装置
試験装置の一例を図4に示す。
――――― [JIS B 1125 pdf 11] ―――――
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B 1125 : 2015
図4−ねじ込み試験装置(例)
11.3.1.3 試験方法
ねじ込み試験は,出荷時又は納入時の状態におけるドリリングタッピンねじを供試品とし,定格回転速
度1 8003 000 min−1で,表14の推力を中断することなく軸方向に加えて行う。
なお,この試験は,ねじの先が試験用鋼板に接してから完全ねじ部の一山が完全に通過するまでの時間
とする。
表14−推力
ねじの呼び径 mm 推力 N
3 120
3.5,3.8,4.2,4.8 150
11.3.2 ねじり強さ試験
ドリリングタッピンねじのねじり強さ試験は,JIS B 1059の4.2.3(ねじり試験)に準じて行う。
11.4 表面状態検査
表面状態の検査は,目視によって行い,箇条9に適合しなければならない。
11.5 受入検査
受入検査手順は,特に指定がない限り,JIS B 1091による。
11.6 幾何公差に対する検査
ドリリングタッピンねじの幾何公差に対する検査は,JIS B 1071の幾何偏差の測定方法又はこれに代わ
る方法によって行い,JIS B 1021の5.2(幾何公差−部品等級A)に適合しなければならない。
11.7 表面処理検査
電気亜鉛めっきを施した鋼ドリリングタッピンねじの表面処理検査は,JIS B 1044による。
――――― [JIS B 1125 pdf 12] ―――――
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12 製品の呼び方
ドリリングタッピンねじの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類1),ねじの呼び径×呼び長さ,十
字穴の種類及び材料2)とし,特に指定事項がある場合は,その後に付け加える。
注1) 一条ねじの場合は,ねじ山の条数を省略してもよい。
2) 材料は,その一般名称によるものでよいが,記号による場合は,日本工業規格(日本産業規格)の材料記号によ
る。ただし,鋼ドリリングタッピンねじの場合は,材料を省略してもよい。
例
規格番号又は 種類 ねじの呼び径 十字穴の種類 材料 指定事項
規格の名称 ×呼び長さ
JIS B 1125 十字穴付きトラン 3.5×20 −H
ペットドリリング
タッピンねじ
ドリリングタ 十字穴付きフレキ 3.5×25 −Z SUS410 頭部白色塗装ッピンねじ 二条ドリリングタッピンねじ
13 表示
13.1 製品の表示
ドリリングタッピンねじの製品に対する表示は,一般に施さない。
13.2 包装の表示
この規格の全ての要求事項に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。
a) 規格名称又は規格番号
b) ドリリングタッピンねじの種類(十字穴付きの場合は,H形又はZ形の別を示す。)
c) ねじの呼び径×呼び長さ
d) 材料(材料の表示は,一般名称によるものでもよい。)
e) 数量
f) 指定事項(必要がある場合,例えば,表面処理の指定。)
g) 製造業者名又は略号(略号には,なるべく登録商標を用いる。)
JIS B 1125:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.10 : ボルト,ねじ,びょう
JIS B 1125:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB1012:1985
- ねじ用十字穴
- JISB1021:2003
- 締結用部品の公差―第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット―部品等級A,B及びC
- JISB1044:2001
- 締結用部品―電気めっき
- JISB1059:2001
- タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ―機械的性質及び性能
- JISB1071:2010
- 締結用部品―精度測定方法
- JISB1091:2003
- 締結用部品―受入検査
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG4315:2013
- 冷間圧造用ステンレス鋼線