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B 1130 : 2012
表1−丸み移行円の寸法
単位 mm
ねじの呼びa) a b) da1 平座金の寸法
d 最大 最大 小形系列 並形系列 大形系列
S形 N形 L形
h d2 h d2 h d2
基準寸法 基準寸法 基準寸法 基準寸法 基準寸法 基準寸法
(最大) (最大) (最大)
M2 2P c) 2.4 0.6 4.5 0.6 5 0.6 6
M2.5 2.8 0.6 5 0.6 6 0.6 8
M3 3.3 0.6 6 0.6 7 0.8 9
(M3.5) 3.7 0.8 7 0.8 8 0.8 11
M4 4.3 0.8 8 0.8 9 1 12
M5 5.2 1 9 1 10 1 15
M6 6.2 1.6 11 1.6 12 1.6 18
M8 8.4 1.6 15 1.6 16 2 24
M10 10.2 2 18 2 20 2.5 30
M12 12.6 2 20 2.5 24 3 37
注記 平座金の寸法は,JIS B 1258から抜粋。
注a) ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
b) 座金がねじの座面又は首下丸みに接触した状態で,面取りのないねじリングゲージを用いて測定したときの
座金の下面から完全ねじ山までの最大長さ(図1参照)。
c) は,ねじのピッチ。
− 受渡当事者間の協定によって選択することができるアンダカット(U形)の首下部をもつねじの形状・
寸法は,図4及び表2による。
注a) 接続は滑らかでなければならない。
図4−アンダカット(U形)の首下部形状
表2−U形の寸法
単位 mm
ねじの呼びd M3 M4 M5 M6 M8 M10 M12
da2 最大 3.6 4.7 5.7 6.8 9.2 11.2 13.7
r 最小 0.1 0.2 0.2 0.25 0.4 0.4 0.6
v 最大 0.20 0.25 0.25 0.30 0.4 0.4 0.5
最小 0.05 0.05 0.05 0.05 0.1 0.1 0.1
注記 その他の寸法は,表1参照。
――――― [JIS B 1130 pdf 6] ―――――
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B 1130 : 2012
5 製品仕様及び適用規格
座金組込みねじの構成部品は,完成した状態で表3のそれぞれの製品規格に規定する材料及び機械的性
質に適合していなければならない。
疑義が生じた場合の判定のためには,座金を取り外してJIS B 1051に基づいて機械的性質に関する試験
を行う。
座金組込みねじで使用する座金の硬さ区分は,次による。
− ねじの強度区分8.8以下 : JIS B 1258で規定する座金の硬さ区分200 HV又は300 HV
− ねじの強度区分9.8及び10.9 : JIS B 1258で規定する座金の硬さ区分300 HV
注記 完成品の座金の硬さ区分は,附属書Aに記載する製造方法で得ることができる。
6 ねじと座金との組合せ
ねじと座金との標準的な組合せ及び製品に用いる記号は,表3による。
最大の丸み移行円の径da1をもつねじに組み込まれた最小の内径d1をもつ座金は,座金と首下丸みの部
分で干渉を起こすことがある。その場合には,首下丸み部に接触痕が生じて,締付けトルクと締付け力と
の関係に影響を及ぼす可能性がある。
干渉及び接触痕を避けるためには,アンダカット(U形)の首下部をもつねじ又は面取りを施した座金
の使用が望ましい。
表3−ねじと座金との組合せ−記号
ねじ 座金a)
適用規格 種類 記号 種類
S形 N形 L形
記号S 記号N 記号L
JIS B 1180 全ねじ六角ボルト−並目ねじ−A S1 − × ×
全ねじ六角ボルト−並目ねじ−B
JIS B 1180 呼び径六角ボルト−並目ねじ−A b)
S2 − × ×
呼び径六角ボルト−並目ねじ−B b)
JIS B 1111 十字穴付きなべ小ねじ S3 − × ×
JIS B 1176 六角穴付きボルト S4 × × ×
JIS B 1101 すりわり付きなべ小ねじ S5 − × ×
JIS B 1101 すりわり付きチーズ小ねじ S6 × × ×
JIS B 1136 ヘクサロビュラ穴付きボルト S10 × × ×
JIS B 1107 ヘクサロビュラ穴付きなべ小ねじS11 − × ×
JIS B 1189 フランジ付き六角ボルト S12 − × ×
注記 ×印は,ねじと座金との標準的な組合せを示す。
注a) IS B 1258による。
b) IS B 1180の呼び径六角ボルトを箇条4の規定に従って円筒部を細くしたものは,JIS B
1180の有効径六角ボルトと同等である。
7 表面処理
表面処理は,電気めっきの要求がある場合はJIS B 1044,非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の要求が
ある場合にはJIS B 1046による。
そのほかの表面処理に関しては,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS B 1130 pdf 7] ―――――
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B 1130 : 2012
8 製品の呼び方
鋼製平座金組込みねじの呼び方は,次の構成による。
− 製品の種類
− 規格の番号
− 構成するねじの特性
− ねじの種類を示す記号(表3参照)
− 座金の種類を示す記号(表3参照)
− 座金の硬さ区分
例1 JIS B 1180(記号S1)に規定するM6×30−8.8の全ねじ六角ボルトと,JIS B 1258に規定す
る並形の平座金(記号N,硬さ区分200 HV)とを組み合わせた座金組込みねじの場合
平座金組込みねじ JIS B 1130−ISO 10644−M6×30−8.8−S1−N 200 HV
例2 JIS B 1180(記号S1)に規定するM6×30−8.8のねじでアンダカット(U形)の全ねじ六角
ボルトと,JIS B 1258に規定する並形の平座金(記号N,硬さ区分300 HV)とを組み合わせ
た座金組込みねじの場合
平座金組込みねじJIS B 1130−ISO 10644−M6×30−8.8−U−S1−N 300 HV
9 表示
9.1 製品の表示
製品の表示は,JIS B 1051の9.(表示)による。
9.2 包装の表示
包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。
a) 規格番号又は規格名称
b) ねじの種類
c) ねじの部品等級(ねじの公差域クラス)1)
d) ねじの呼び×呼び長さ
e) ねじの強度区分
f) 座金の種類
g) 座金の部品等級
h) 座金の硬さ区分
i) 数量
j) 指定事項
k) 製造業者名又はその略号
注1) ねじの公差域クラスは,部品等級の規定に含まれているが,必要に応じ括弧を付けて示す。
――――― [JIS B 1130 pdf 8] ―――――
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B 1130 : 2012
附属書A
(参考)
座金組込みねじの製造方法
受渡当事者間の協定がない場合は,製造業者が選択した方法によって製造した座金組込みねじを引き渡
す。
熱処理する座金組込みねじの製造には,次の二つの異なった方法がある。
a) 方法1 ねじブランクに座金を組み込んだ後にねじ転造を行う。その後に熱処理を行い,機械的性質
に対する全ての要求事項を満たすようにする。
b) 方法2 ねじブランクと座金とはそれぞれ独立に製造し,それらを組み込んだ後にねじ部を転造する。
――――― [JIS B 1130 pdf 9] ―――――
8
B 1130 : 2012
B1
3
附属書JA
13
(参考)
0 : 2
JISと対応国際規格との対比表
012
JIS B 1130:2012 鋼製平座金組込みねじ−座金の硬さ区分200 HV及び300 HV ISO 10644:2009 Screw and washer assemblies made of steel with plain washers−
Washer hardness classes 200 HV and 300 HV
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇(V) JISと国際規格との技術的差異の
国際 条ごとの評価及びその内容 理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 1 一致
2 引用規格
3 用語及び定義 用語及び定義の引用規格 − − 追加 JIS B 0101を引用 用語の適合性のために必要
を規定
4 形状・寸法 34 一致
5 製品仕様及び
適用規格
6 ねじと座金と ねじと座金との標準的な 5 変更 適用規格としてのISO 15072 細目ねじに関する規格であり,適用範
の組合せ 組合せ及び製品に用いる を削除 囲外であるため。
記号を規定
7 表面処理 表面処理に関する規定 6 変更 ISO 9717の引用を削除 対応するJISがないためであり,削除
しても技術的内容に問題はない。
8 製品の呼び方 7 一致
9 表示 製品の表示及び包装の表 − 追加 製品の表示及び包装の表示をISO見直し時に提案を検討
示を規定 追加
附属書A(参考) 一致
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 10644:2009,MOD
――――― [JIS B 1130 pdf 10] ―――――
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JIS B 1130:2012の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10644:2009(MOD)
JIS B 1130:2012の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.30 : 座金,ロッキングエレメント
JIS B 1130:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB1044:2001
- 締結用部品―電気めっき
- JISB1046:2020
- 締結用部品―非電解処理による亜鉛フレーク皮膜システム
- JISB1051:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1101:2017
- すりわり付き小ねじ
- JISB1107:2018
- ヘクサロビュラ穴付き小ねじ
- JISB1111:2017
- 十字穴付き小ねじ
- JISB1136:2014
- ヘクサロビュラ穴付きボルト
- JISB1176:2014
- 六角穴付きボルト
- JISB1180:2014
- 六角ボルト
- JISB1189:2014
- フランジ付き六角ボルト
- JISB1258:2012
- 座金組込みねじ用平座金―小形,並形及び大形系列―部品等級A