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JIS B 1170:2011 規格概要
この規格 B1170は、一般に用いる鋼製の溝付き六角ナット及びステンレス鋼製の溝付き六角ナットの特性について規定。
JISB1170 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B1170
- 規格名称
- 溝付き六角ナット
- 規格名称英語訳
- Hexagon slotted and castle nuts
- 制定年月日
- 1960年3月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 21.060.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ねじ II 2020
- 改訂:履歴
- 1960-03-01 制定日, 1963-03-01 確認日, 1964-07-01 改正日, 1965-04-01 改正日, 1968-04-01 改正日, 1971-04-01 確認日, 1974-03-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-01-01 確認日, 1984-01-01 確認日, 1987-10-01 改正日, 1994-03-01 改正日, 2001-03-20 改正日, 2005-07-20 確認日, 2011-04-20 改正日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS B 1170:2011 PDF [11]
B 1170 : 2011
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 種類・・・・[1]
- 5 形状・寸法・・・・[2]
- 6 ねじ・・・・[2]
- 7 機械的性質・・・・[2]
- 8 材料・・・・[3]
- 9 表面状態・・・・[4]
- 9.1 表面粗さ・・・・[4]
- 9.2 外観・・・・[4]
- 10 表面処理・・・・[4]
- 11 試験・検査・・・・[4]
- 11.1 形状・寸法・・・・[4]
- 11.2 ねじ・・・・[4]
- 11.3 機械的性質・・・・[4]
- 11.4 表面状態・・・・[4]
- 12 製品の呼び方・・・・[5]
- 13 表示・・・・[5]
- 13.1 製品の表示・・・・[5]
- 13.2 包装の表示・・・・[5]
- 附属書A(参考)溝の偏心(G)の検査方法の一例・・・・[9]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 1170 pdf 1] ―――――
B 1170 : 2011
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの
申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 1170:2001は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 1170 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 1170 : 2011
溝付き六角ナット
Hexagon slotted and castle nuts
1 適用範囲
この規格は,一般に用いる鋼製の溝付き六角ナット(以下,鋼ナットという。)及びステンレス鋼製の溝
付き六角ナット(以下,ステンレスナットという。)の特性について規定する。
この規格で,鋼ナット及びステンレスナットを総称する場合は,単に“ナット”という。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部 : 全体系
JIS B 0209-3 一般用メートルねじ−公差−第3部 : 構造体用ねじの寸法許容差
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状 : 輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ
ータ
JIS B 1010 締結用部品の呼び方
JIS B 1044 締結用部品−電気めっき
JIS B 1052-2 締結用部品の機械的性質−第2部 : 保証荷重値規定ナット−並目ねじ
JIS B 1071 締結用部品−精度測定方法
JIS B 1082 ねじの有効断面積及び座面の負荷面積
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4315 冷間圧造用ステンレス鋼線
JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験−試験方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101による。
4 種類
ナットの種類は,ねじの呼び径(d)に対する二面幅(s)の大きさによって区分し,更に形状及び高さ
の違いによって表1のとおり区別する。
――――― [JIS B 1170 pdf 3] ―――――
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B 1170 : 2011
表1−種類
種類 s/d 形状の区分 形式
溝付き六角ナットa) 1.45以上b) 1種・2種・3種・4種 高形・低形
小形溝付き六角ナット 1.45未満c) 1種・2種・3種・4種 高形・低形
注a) 小形のものと区別する必要がある場合は,並形溝付き六角ナットという。
b) 呼び径7695 mmの溝付きナットは例外で,そのs/dは1.45未満である。
c) 呼び径8 mmの溝付きナットは例外で,そのs/dは1.45以上である。
5 形状・寸法
ナットの形状・寸法は,表2による。
表2−形状・寸法
種類 形状の区分 形式 呼び径の範囲 仕上げ程度 形状・寸法
溝付き六角ナット 1種,3種 高形 4 39 mm 上,中 表7
低形 10 39 mm
2種,4種 高形 12100 mm
低形 14100 mm
小形溝付き六角ナット 1種,3種 高形 8 24 mm 上,中 表8
低形 8 24 mm
2種,4種 高形 12 24 mm
低形 12 24 mm
6 ねじ
ナットのねじは,JIS B 0205-2に規定するメートル並目ねじ及び細目ねじとし,表3による。ねじの公
差域クラスは,JIS B 0209-3に規定する6H又は7Hとする。ただし,特に指定のない場合には,6Hとす
る。
なお,電気めっきを施したねじもJIS B 0209-3に規定する公差域クラスの許容差内になければならない。
表3−ねじの呼び径及びピッチ
単位 mm
ねじの呼び径d 4 (4.5)5 6 (7) 8 10 12 (14)16 (18)20 (22)24 (27)30 (33)
ピッチP 並目 0.7 0.75 0.8 1 1 1.25 1.5 1.75 2 2 2.5 2.5 2.5 3 3 3.5 3.5
細目 − − − − − 1 1.25 1.25 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 2 2 2 2
ねじの呼び径d 36 (39)42 (45)48 (52)56 (60)64 (68)72 (76)80 (85)90 (95)100
ピッチP 並目 4 4 4.5 4.5 5 5 5.5 5.5 6 6 − − − − − − −
細目 3 3 − − − − − − − − 6 6 6 6 6 6 6
注記1 ねじの呼び径dに括弧を付けたものは,なるべく用いないのがよい。
注記2 細目ねじのピッチで,この表以外のものを必要とする場合には,JIS B 0205-2のピッチを使用することができ
る。
7 機械的性質
ナットの機械的性質は,表4による。
なお,機械的性質の強度区分は,表5による。
――――― [JIS B 1170 pdf 4] ―――――
3
B 1170 : 2011
表4−ナットの機械的性質
種類 材料 形式 ねじの呼び径d 機械的性質
溝付き六角ナット 鋼 高形 39 mm以下 表5の強度区分4T,5T,6T,8T,10T a)
42 mm以上 受渡当事者間の協定による。
低形 −
ステンレス鋼 高形,低形 −
小形溝付き六角ナット鋼 高形 − 表5の強度区分4T,5T,6T,8T a)
高形 − 受渡当事者間の協定による。
ステンレス鋼 高形,低形 −
注a) 溶接性,耐食性,300 ℃以上(快削性の場合は250 ℃以上)の耐熱性及び−50 ℃以下の耐寒性が要求され
るものには適用しない。
表5−機械的性質の強度区分
強度区分 4T 5T 6T 8T 10T
呼び保証荷重応力 N/mm2 400 500 600 800 1 000
実保証荷重応力a) N/mm2 392 490 588 785 981
硬さb) ブリネル硬さ 最大 HB 302 353
最小(参考) HB 90 110 140 170 225
ロックウェル硬さ 最大 HRC 30 36
最小(参考) HRB 49 63 78 88 −
HRC − 18
ビッカース硬さ 最大 HV 320 360
最小(参考) HV 95 117 150 178 230
注a) 保証荷重値(実保証荷重応力にねじの有効断面積を乗じる)が343 kNを超える場合は,保証荷重試験は省
略してもよいが,受渡当事者間の協定によって最小硬さを決めたときは,その値を満足しなければならない。
b) 硬さは,ブリネル硬さ,ロックウェル硬さ又はビッカース硬さのいずれかとする。
8 材料
ナットの材料は,次による。
a) 鋼ナットで,ねじの呼び径39 mm以下のもの(低形は除く。)の材料は,一般に表6の化学成分を満
足する炭素鋼又は合金鋼で,製品が表4に規定する機械的性質を満足するものを用いる。
表6−化学成分
強度区分 化学成分 %
C(最大) Mn(最小) P(最大) S(最大)
4T,5T及び6T a) 0.50 − 0.110 0.150
8T 0.58 0.30 0.060 0.150
10Tb) 0.58 0.30 0.048 0.058
注a) 強度区分4T,5T及び6Tの材料は,受渡当事者間の協定によって,快削鋼を用いてもよい。ただし,
この場合のP,S及びPbの含有量は,次による。
P : 0.12 %以下,S : 0.34 %以下,Pb : 0.35 %以下
b) 強度区分10Tの材料は,ナットの機械的性質を向上させるために必要に応じて他の合金元素を加えて
もよい。
b) ステンレスナット,低形の鋼ナット及びねじの呼び径42 mm以上の高形の鋼ナットの材料は,受渡当
事者間の協定による。ただし,ステンレスナットの材料は,指定がない限りJIS G 4303又はJIS G 4315
――――― [JIS B 1170 pdf 5] ―――――
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JIS B 1170:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.20 : ナット
JIS B 1170:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB0205-2:2001
- 一般用メートルねじ―第2部:全体系
- JISB0209-3:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第3部:構造体用ねじの寸法許容差
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB1010:2003
- 締結用部品の呼び方
- JISB1044:2001
- 締結用部品―電気めっき
- JISB1052-2:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―第2部:強度区分を規定したナット―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1071:2010
- 締結用部品―精度測定方法
- JISB1082:2009
- ねじの有効断面積及び座面の負荷面積
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4315:2013
- 冷間圧造用ステンレス鋼線
- JISZ2243:2008
- ブリネル硬さ試験―試験方法
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法