JIS B 1174:2017 六角穴付きボタンボルト | ページ 2

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B 1174 : 2017
きり加工の場合の穴形状
rsは,ねじがない円筒部をもつボルトの首下丸みを示す。
rtは,全ねじボルトの首下丸みを示す。
注a) 円筒部の径dsは,ねじがない円筒部の最小長さls, minが規定されているものに適用する。
b) ねじ先は,JIS B 1003に規定する面取り先とする。ただし,M4以下は,あら先でもよい。
c) ねじ先の不完全ねじ部長さ u≦2P。
d) 六角穴の口元には,僅かな丸み又は面取りがあってもよい。
e) きり加工の場合,ドリル穴の残りは,六角形の辺の長さ(e/2)の1/3を超えてはならない。
図1−六角穴付きボタンボルト

――――― [JIS B 1174 pdf 6] ―――――

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表3−六角穴付きボタンボルトの寸法
単位 mm
ねじの呼びd M3 M4 M5 M6 M8 M10 M12 M16
P a) 0.5 0.7 0.8 1 1.25 1.5 1.75 2
b b) 参考 18 20 22 24 28 32 36 44
da 最大 3.6 4.7 5.7 6.8 9.2 11.2 13.7 17.7
dk 最大 5.70 7.60 9.50 10.50 14.00 17.50 21.00 28.00
最小 5.40 7.24 9.14 10.07 13.57 17.07 20.48 27.48
dL 参考 2.6 3.8 5.0 6.0 7.7 10.0 12.0 16.0
ds 最大 3 4 5 6 8 10 12 16
最小 2.86 3.82 4.82 5.82 7.78 9.78 11.73 15.73
dw 最小 5.00 6.84 8.74 9.57 13.07 16.57 19.68 26.68
e c) ) 最小 2.303 2.873 3.443 4.583 5.723 6.863 9.149 11.429
k 最大 1.65 2.20 2.75 3.30 4.40 5.50 6.60 8.80
最小 1.40 1.95 2.50 3.00 4.10 5.20 6.24 8.44
rf 最大 3.70 4.60 5.75 6.15 7.95 9.80 11.20 15.30
最小 3.30 4.20 5.25 5.65 7.45 9.20 11.50 14.50
rs 最小 0.10 0.20 0.20 0.25 0.40 0.40 0.60 0.60
rt 最小 0.30 0.40 0.45 0.50 0.70 0.70 1.10 1.10
s d) 呼び 2 2.5 3 4 5 6 8 10
最大 2.080 2.580 3.080 4.095 5.140 6.140 8.175 10.175
最小 2.020 2.520 3.020 4.020 5.020 6.020 8.025 10.025
t 最小 1.04 1.30 1.56 2.08 2.60 3.12 4.16 5.20
w 最小 0.20 0.30 0.38 0.74 1.05 1.45 1.63 2.25

――――― [JIS B 1174 pdf 7] ―――――

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表3−六角穴付きボタンボルトの寸法(続き)
単位 mm
ねじの呼びd M3 M4 M5 M6 M8 M10 M12 M16
l e) ls及びlg f)
ls lg ls lg ls lg ls lg ls lg ls lg ls lg ls lg
呼び 最小 最大 最 最 最 最 最 最 最 最 最 最 最 最 最 最 最 最
長さ 小 大 小 大 小 大 小 大 小 大 小 大 小 大 小 大
6 5.76 6.24
8 7.71 8.29
10 9.71 10.29
12 11.65 12.35
16 15.65 16.35
20 19.58 20.42
25 24.58 25.42 4.5 7
30 29.58 30.42 9.5 12 6.5 10 4 8
35 34.5 35.5 11.5 15 9 13 6 11
40 39.5 40.5 16.5 20 14 18 11 16 5.75 12
45 44.5 45.5 19 23 16 21 10.75 17 5.5 13
50 49.5 50.5 24 28 21 26 15.75 22 10.5 18
55 54.4 55.6 26 31 20.75 27 15.5 23 10.25 19
60 59.4 60.6 31 36 25.75 32 20.5 28 15.25 24
65 64.4 65.6 30.75 37 25.5 33 20.25 29 11 21
70 69.4 70.6 35.75 42 30.5 38 25.25 34 16 26
80 79.4 80.6 45.75 52 40.5 48 35.25 44 26 36
90 89.4 90.6 50.5 58 45.25 54 36 46
注a) は,ねじのピッチ。
b) 太い階段線の間で網かけのないものに適用する。
c) min=1.14 smin
d) 六角穴の寸法e及びsのゲージ検査は,JIS B 1016による。
e) 一般に流通している呼び長さの範囲は,太い階段線の枠内になる。
f) 網かけのものは全ねじで,首下部の不完全ねじ部の長さは3 P以内とする。網かけのないものの数値は,lg及び
lsの値を示し,次の式による。
lg, max=lnom−b, ls, min=lg, max−5P

――――― [JIS B 1174 pdf 8] ―――――

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表4−六角穴付きボタンボルトの製品仕様
材料 鋼 ステンレス鋼
一般要求事項 適用規格 JIS B 1099
ねじ 公差域クラス 強度区分12.9/12.9は,5g6g(JIS B 1176の附属書JA参照)
その他の強度区分は,6g
適用規格 JIS B 0205-3,JIS B 0209-2,JIS B 0209-3
機械的性質 強度区分 8.8,10.9,12.9/12.9 a) −
鋼種区分− − A2-70,A3-70,A4-70,A5-70
強度区分 A2-80,A3-80,A4-80,A5-80
表示記号b) 08.8,010.9,012.9/012.9 A2-070,A3-070,A4-070,A5-070
A2-080,A3-080,A4-080,A5-080
適用規格 JIS B 1051 c) JIS B 1054-1 d)
公差 部品等級 A
適用規格 JIS B 1021
仕上げ−皮膜 表面処理なし
電気めっきe)の要求がある場合は,JIS B
不動態化処理の方法は,JIS B 1047を参
1044による。 照。
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の要
求がある場合は,JIS B 1046による。
付加的な要求又はその他の仕上げ若しくは皮膜については,受渡当事者間の協定によ
る。
表面状態 表面欠陥の限界は,JIS B 1041による。 −
ただし,強度区分12.9/12.9の場合は,JIS
B 1043による。
受入検査 受入検査手順は,JIS B 1091による。
注a) 強度区分12.9/12.9の製品を使用する場合には,注意が必要である。製造業者の技量,使用環境及び締付け方法
を考慮しなければならない。環境によっては,めっきをしないおねじ部品でも,めっきをしたものと同様な遅
れ破壊を生じるおそれがある。
b) 負荷能力が低いステンレス鋼製ボルトの表示記号は,JIS B 1054-1の次の改正時に規定する。
c) 頭部形状の理由から,これらのねじはJIS B 1051に規定する最小極限引張力の値を満たさなくてもよい。ただ
し,JIS B 1051で規定する強度区分に対する最小極限引張力以外の機械的性質及び材料の要求事項は満たさなけ
ればならない。
さらに,JIS B 1051に規定する引張試験を行ったときには,ボルトは破壊を起こすことなく表5の最小極限引
張力に耐えなければならない。
なお,破断するまで引張試験を行ったとき,破壊は,ねじ部,円筒部,頭部,又は頭部と円筒部との付け根
のいずれで生じてもよい。
d) 頭部形状の理由から,JIS B 1054-1に規定する最小極限引張力の値を満たさなくてもよい。ただし,JIS B 1054-1
で規定する鋼種区分−強度区分に対する最小極限引張力以外の機械的性質及び材料の要求事項は満たさなけれ
ばならない。
さらに,JIS B 1054-1に規定する引張試験を行ったときには,ボルトは破壊を起こすことなく表5の最小極限
引張力に耐えなければならない。
なお,破断するまで引張試験を行ったとき,破壊は,ねじ部,円筒部,頭部,又は頭部と円筒部との付け根
のいずれで生じてもよい。
負荷能力が低いステンレス鋼製ボルトの最小極限引張力の値は,JIS B 1054-1に規定する強度区分70及び80
の引張強さの最小値Rm, min及びAs, nomを基に決められている(表5参照)。
e) 強度区分12.9/12.9は電気めっきを避けるのがよい(JIS B 1044の規定事項を参照)。

――――― [JIS B 1174 pdf 9] ―――――

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表5−負荷能力が低い六角穴付きボタンボルトの最小極限引張力
単位 N
ねじの呼び 強度区分
d 8.8 a) 10.9 a) 12.9/12.9 a) 70 b) 80 b)
最小極限引張力
M3 3 220 4 180 4 910 2 810 3 220
M4 5 620 7 300 8 560 4 910 5 620
M5 9 080 11 800 13 800 7 950 9 080
M6 12 900 16 700 19 600 11 200 12 900
M8 23 400 30 500 35 700 20 400 23 400
M10 37 100 48 200 56 600 32 400 37 100
M12 53 900 70 200 82 400 47 200 53 900
M16 100 000 130 000 154 000 87 900 10 000
注a) IS B 1051で規定する最小極限引張力Fm, minの値の80 %
b) IS B 1054-1で規定する最小極限引張力Fm, min(=Rm, min×As, nom)の値の80 %
表6−六角穴付きボタンボルトの製品の呼び方の例

製品 ねじの呼びがM12,呼び長さl=40 mm,JIS B 1051の強度区分10.9の六角穴付きボタンボルトの場合
呼び方 六角穴付きボタンボルト JIS B 1174−ISO 7380-1−M12×40−010.9
製品 ねじの呼びがM12,呼び長さl=40 mm,JIS B 1054-1の鋼種区分A2及び強度区分70の六角穴付きボ
タンボルトの場合
呼び方 六角穴付きボタンボルト JIS B 1174−ISO 7380-1−M12×40−A2-070

――――― [JIS B 1174 pdf 10] ―――――

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JIS B 1174:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 7380-1:2011(MOD)
  • ISO 7380-2:2011(MOD)

JIS B 1174:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 1174:2017の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0101:2013
ねじ用語
JISB0143:2013
締結用部品―ねじ部品の寸法の記号及び意味
JISB0205-2:2001
一般用メートルねじ―第2部:全体系
JISB0205-3:2001
一般用メートルねじ―第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
JISB0209-2:2001
一般用メートルねじ―公差―第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法―中(はめあい区分)
JISB0209-3:2001
一般用メートルねじ―公差―第3部:構造体用ねじの寸法許容差
JISB1003:2014
締結用部品―メートルねじをもつおねじ部品のねじ先
JISB1009:2014
締結用部品―おねじ部品―呼び長さ及びねじ部長さ
JISB1016:2006
六角穴のゲージ検査
JISB1021:2003
締結用部品の公差―第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット―部品等級A,B及びC
JISB1041:1993
締結用部品―表面欠陥 第1部 一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
JISB1043:1993
締結用部品―表面欠陥 第3部 特殊要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
JISB1044:2001
締結用部品―電気めっき
JISB1046:2020
締結用部品―非電解処理による亜鉛フレーク皮膜システム
JISB1051:2014
炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ
JISB1054-1:2013
耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第1部:ボルト,小ねじ及び植込みボルト
JISB1091:2003
締結用部品―受入検査
JISB1099:2012
締結用部品―ボルト,小ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項
JISB1176:2014
六角穴付きボルト