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B 1185 : 2010
11.2 ねじ検査
ナットのねじ検査は,JIS B 1071又はこれに代わる方法によって測定を行い,箇条6の規定に適合しな
ければならない。
11.3 保証トルク試験
保証トルク試験に用いる座金及びボルトは,全面にスピンドル油を塗布する。その後,ナットは,図1
のように,ボルトに座金を入れて供試ナットをねじ込み,次のa)又はb)の方法によって表2のトルクを加
えたとき,箇条7の規定に適合しなければならない。
この場合,最初の1/2回転は,レンチを使用してナットを緩めてよい。
なお,ボルトのねじ山が崩れた場合は,ボルトの強さを高めて再試験する。
a) 図1のように組み立てられたもののボルト頭部を万力などで軽く挟んで回らないようにし,供試ナッ
トの翼部をジグなどでつかみ,これにトルクを加えて試験する。この場合,翼部のつかみ代は,座の
高さ(kc)を除いた部分とする[図2のa)参照]。
b) 図1のように組み立てられたものの供試ナット翼部を万力などで軽く挟み,ボルトにトルクを加えて
試験する。この場合,翼部のつかみ代は,座の高さ(kc)を除いた部分とする[図2のb)参照]。
注記 供試ナットの翼部とトルクを加えるジグの溝(又は翼部を固定する用具)との間に大きなすき
間があるときは,図3のように適切な当て金を入れる。
平座金 : 硬さ 30HRC(300HV)以上
厚さ(h)は,供試ボルトの不完全ねじ部長さ(x)より大きい。
ボルト : 硬さ 27HRC(280HV)以上
座面の表面粗さ Rz 25
ねじの公差域クラス 6g
図1−保証トルク試験
a) b)
図2−ボルト又は翼部を固定する方法
――――― [JIS B 1185 pdf 6] ―――――
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B 1185 : 2010
図3−当て金の例
11.4 表面状態検査
ナットの表面状態は,目視によって検査を行い,箇条10の規定に適合しなければならない。
12 製品の呼び方
ナットの呼び方は,JIS B 1010による。
なお,保証トルクの区分を指定する場合は,1種及び2種のナットに対してA又はBのいずれかを表2
に基づいて示す。一段大きい翼部を指定した場合は,種類の後に(大形)と付け加える。材料は,その一
般名称によるものでもよい。
例1 ねじの呼びがM5,種類が3種の高形,材料が鋼板,亜鉛めっきのちょうナットの場合
ちょうナットJIS B 1185−M5−3種高形−鋼板−亜鉛めっき
例2 ねじの呼びがM8,種類が1種(大形),保証トルクの区分がA,材料がFCMW34-04のちょう
ナットの場合
ちょうナットJIS B 1185−M8−1種(大形)−A−FCMW34-04
13 表示
13.1 製品の表示
製品の表示については,特に規定しない。
13.2 包装の表示
包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。
a) 規格番号又は規格名称
b) 種類
c) ねじの呼び
なお,1種及び2種のナットに対しては,ねじの呼びの後に保証トルクの区分(A又はB)を表示
する。
例 M5−A
d) 材料(材料の表示は,鋼,鋳鋼,ステンレス鋼,黄銅などの一般名称でもよい。)
e) 指定事項(例えば,表面処理など)
f) 数量
g) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS B 1185 pdf 7] ―――――
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B 1185 : 2010
表3−ちょうナット1種
単位 mm
ねじの呼び dk db kc dd k ya yb t1 t2
d 最小 約 最小 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 最大 最大 最大 最大
M2 4 3 2 12 ±1.5 6 ±1.5 2.5 3 0.3 0.11
M2.2
M2.5 5 4 3 16 8 2.5 3 0.13
M3 0.4
M4 7 6 4 20 10 3 4 0.19
M5 8.5 7 5 25 12 3.5 4.5 0.5 0.23
M6 10.5 9 6 32 ±2 16 4 5 0.29
M8 14 12 8 40 20 4.5 5.5 0.6 0.39
M10 18 15 10 50 25 5.5 6.5 0.7 0.50
M12 22 18 12 60 30 7 8 1 0.61
(M14) 26 22 14 70 35 ±2 8 9 1.1 0.72
M16 1.2
(M18) 30 25 16 80 40 8 10 1.4 0.83
M20* 34 28 18 90 ±2.5 45 9 11 1.5 0.94
(M22) 38 32 20 100 50 10 12 1.6 1.06
M24* 43 36 22 112 56 11 13 1.8 1.20
ねじの呼びに括弧,又は*を付けたものは,できるだけ用いない。座面側のねじ部面取りは,その直径が
ねじの谷の径よりもわずかに大きい程度とする。ただし,この面取りは,注文者の指定によって省略して
もよい。
大きい翼部を必要とする場合は,一段上の寸法(dk,db,kc,dd,k,ya及びyb)を用いてもよい。
注a) 直径0.8×dkの円内に対して適用する。
――――― [JIS B 1185 pdf 8] ―――――
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B 1185 : 2010
表4−ちょうナット2種
単位 mm
ねじの呼び dk db kc dd k ya yb t1 t2
d 最小 約 最小 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 最大 最大 最大 最大
M3 6.5 4 3 17 ±1.5 9 ±1.5 3 4 0.4 0.18
M4
M5 8 6 4 21 11 3.5 4.5 0.5 0.22
M6 10 7 4.5 27 13 4 5 0.27
M8 13 10 6 31 ±2 16 4.5 5.5 0.6 0.36
M10 16 12 7.5 36 18 5.5 6.5 0.7 0.44
M12 20 16 9 48 23 7 8 1 0.55
(M14) 1.1
M16 27 22 12 68 35 ±2 8 9 1.2 0.75
(M18) 1.4
M20* 1.5
ねじの呼びに括弧,又は*を付けたものは,できるだけ用いない。座面側のねじ部面取りは,その直径が
ねじの谷の径よりもわずかに大きい程度とする。ただし,この面取りは,注文者の指定によって省略して
もよい。
大きい翼部を必要とする場合は,一段上の寸法(dk,db,kc,dd,k,ya及びyb)を用いてもよい。
注a) 直径0.8×dkの円内に対して適用する。
――――― [JIS B 1185 pdf 9] ―――――
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B 1185 : 2010
表5−ちょうナット3種
単位 mm
高形 低形 t1
yd db kc dd k yg
ねじの呼び ks ct ks ct
d 最小 約 約 基準 許容差 基準許容差 最大 基準許容差 約 基準 許容差 約 最大
寸法 寸法 寸法 寸法
M3 10 5 2 16 ±1 6.5 ±1 4 3.5 ±0.5 1 1.4 ±0.3 0.8 0.4
M4 12 6 2.5 19 8.5 5 4 1.6
M5 13 7 3 22 9 5.5 4.5 1.8 0.5
M6 15 9 3.5 25 9.5 6 5 ±0.8 2.4 ±0.4 1.0
M8 17 10 5 28 11 7 6 1.2 3.1 ±0.5 1.2 0.6
M10 20 12 6 35 ±1.5 12 8 7 3.8 0.7
――――― [JIS B 1185 pdf 10] ―――――
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JIS B 1185:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.20 : ナット
JIS B 1185:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB0205-2:2001
- 一般用メートルねじ―第2部:全体系
- JISB0209-3:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第3部:構造体用ねじの寸法許容差
- JISB1010:2003
- 締結用部品の呼び方
- JISB1044:2001
- 締結用部品―電気めっき
- JISB1071:2010
- 締結用部品―精度測定方法