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B 1192-3 : 2018
測定方法は,図9に示すように,ねじ軸の片端をボールを介して固定面に突き当てながら,ねじ軸をね
じ部両端から呼び径の2倍の距離(2d0)においてVブロックなどで支え,測定子を支持部端面に当てる
とともに,支持部外径にdの間隔で2個の測定子を当て,ねじ軸を1回転させたときの振れRに支持部2
か所の振れSとS'との差を加えた値を,ねじ軸ねじ部軸線に対する支持部端面の円周振れとする。
なお,支持部外径に当てる測定子間隔dに確保できない場合には,可能な測定子間隔(d')とし,その
ときの振れSとS'との差にd/d'を乗じた値で代用する。
6.4 ナットの取付部の精度
6.4.0 ねじ軸の支持方法
ねじ軸の支持方法は,ナットの精度の測定にねじ軸の曲がり及び傾きの影響による測定誤差が極力含ま
れないように正確に支持する。
6.4.1 C系列ボールねじのナット取付部の精度
6.4.1.1 ねじ軸のねじ部軸線に対するナット基準面又はフランジ取付面の円周振れT1a(予圧ナットだけ
に適用)
ねじ軸のねじ部軸線に対するナット基準面又はフランジ取付面の円周振れの測定方法は,図10による。
注記 許容値については,表7参照。
図10−ねじ軸のねじ部軸線に対するナット基準面又はフランジ取付面の円周振れの測定方法
測定方法は,図10に示すように,ねじ軸をナット両端面から呼び径の2倍(2d0)の位置のねじ軸外径
においてVブロックなどで支え,その先端をボールを介して固定面に突き当て,ナットの基準面,フラン
ジ取付面のナット外径又はフランジ外径にできる限り近い位置に測定子を当て,ねじ軸とナットとを同時
回転させたときの振れT1aを測定し,この値をねじ軸のねじ部軸線に対するナット基準面又はフランジ取
付面の円周振れとする。また,受渡当事者間の協定によって,ねじ軸を両センタ支持で測定してもよい。
6.4.1.2 ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(円筒形の場合)の半径方向の円周振れU1a(予圧ナ
ットだけに適用)
ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(円筒形の場合)の半径方向の円周振れの測定方法は,図11
による。
――――― [JIS B 1192-3 pdf 16] ―――――
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注記 許容値については,表7参照。
図11−ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(円筒形の場合)の半径方向の円周振れの測定方法
測定方法は,図11に示すように,ねじ軸をナット両端面から呼び径の2倍(2d0)の位置で固定し,ナ
ットの外周面に測定子を当て,ナットを1回転させたときの振れU1aを測定し,この値をねじ軸のねじ部
軸線に対するナット外周面(円筒形の場合)の半径方向の円周振れとする。
6.4.1.3 ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(平面形取付面の場合)の平行度V1ha又はWha(予圧
ナットだけに適用)
ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(平面形取付面の場合)の平行度の測定方法は,図12による。
a) 測定方法1 b) 測定方法2
注記1 平行度 V1ha=V1−V1'又はWha=W−W'。
注記2 許容値については,表7参照。
図12−ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(平面形取付面の場合)の平行度の測定方法
測定方法は,図12に示すように,ねじ軸を,ナット両端面から呼び径の2倍(2d0)のねじ部外径にお
いてVブロックなどを用いて支え,取付面の2点の定盤からの高さV1及びV1'を測定し,又は図12 b)に示
すように,ナット取付面を基準にして,ナット近傍のねじ部外径の2点の定盤からの高さW及びW'を測
定し,各々2点の高さの差をねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(平面形取付面の場合)の平行度
とする。
これらの場合のV1−V1'間又はW−W'間の距離は,表7の測定基準長さとする。
――――― [JIS B 1192-3 pdf 17] ―――――
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6.4.2 Cp系列及びCt系列ボールねじのナット取付部の精度
6.4.2.1 ねじ軸のねじ部軸線に対するナットのフランジ取付面の円周振れT2a(予圧ナットだけに適用)
ねじ軸のねじ部軸線に対するナットのフランジ取付面の円周振れの測定方法は,図13による。
注記 許容値については,表8参照。
図13−ねじ軸のねじ部軸線に対するナットのフランジ取付面の円周振れの測定方法
測定方法は,図13に示すように,ねじ軸をナット両端面から呼び径の2倍(2d0)の位置のねじ軸外径
においてVブロックなどで支え,その先端をボールを介して固定面に突き当て,フランジ取付面のフラン
ジ外径にできる限り近い位置に測定子を当て,ねじ軸とナットとを同時回転させたときの振れT2aを測定
し,この値をねじ軸のねじ部軸線に対するナットのフランジ取付面の円周振れとする。
6.4.2.2 ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(円筒形の場合)の半径方向の円周振れU2a(予圧ナ
ットだけに適用)
ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(円筒形の場合)の半径方向の円周振れの測定方法は,図14
による。
注記 許容値については,表8参照。
図14−ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(円筒形の場合)の半径方向の円周振れの測定方法
測定方法は,図14に示すように,ねじ軸をナット両端面から呼び径の2倍(2d0)の位置で固定し,ナ
ットの外周面に測定子を当て,ナットを1回転させたときの振れU2aを測定し,この値をねじ軸のねじ部
――――― [JIS B 1192-3 pdf 18] ―――――
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軸線に対するナット外周面(円筒形の場合)の半径方向の円周振れとする。
6.4.2.3 ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(平面形取付面の場合)の平行度V2ha(予圧ナットだ
けに適用)
ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(平面形取付面の場合)の平行度の測定方法は,図15による。
注記1 平行度 V2ha=V2−V2'。
注記2 許容値については,表8参照。
注記3 測定長さが,測定基準長さと異なる場合の補正方法
V2hp'=V2hp×ln2/100
ここに,V2hp' : 補正後の平行度許容値
V2hp : 平行度許容値(表8参照)
ln2 : 測定長さ
図15−ねじ軸のねじ部軸線に対するナット外周面(平面形取付面の場合)の平行度の測定方法
測定方法は,ねじ軸を図15に示すように支え,測定子を取付面に垂直に当て,取付面の所定の測定長さ
にわたる定盤からの高さの差によって求める。
6.5 ねじ軸の半径方向の全振れ精度
6.5.1 C系列ボールねじのねじ軸支持部軸線に対するねじ部外径の半径方向の全振れXa
ねじ軸の支持部軸線に対するねじ部外径の半径方向の全振れの測定方法は,図16による。
注記1 全振れXaは測定値X, X',··· の最大値。
注記2 許容値については,表9参照。
図16−C系列ボールねじのねじ軸支持部軸線に対するねじ部外径の半径方向の全振れの測定方法
――――― [JIS B 1192-3 pdf 19] ―――――
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測定方法は,図16に示すように,ねじ軸をその支持部においてVブロックなどを用いて水平に支え,
測定子をねじ軸の外周に当て,ねじ軸を1回転させたときの振れX,X' ···を軸方向数箇所の位置について
測定し,その最大値によって求める。また,受渡当事者間の協定によって,ねじ軸を両センタ支持で測定
してもよい。
なお,ナットをねじ軸に組み込んだ状態で測定を行う場合は,測定に支障を来さないようにその位置に
配慮する。
6.5.2 Cp系列及びCt系列ボールねじのねじ軸ねじ部軸線に対するねじ部外径の半径方向の全振れYa又
はZa
ねじ軸のねじ部軸線に対するねじ部外径の半径方向の全振れの測定方法は,図17による。
注記1 全振れYa又はZaは測定値Y, Y',··· の最大値。
注記2 許容値については,表10参照。
注記3 測定長さが測定基準長さと異なる場合の補正方法。
Yp'=Yp×l/l3又はZp'=Zp×l/l3
ここに, Yp' : 補正後の全振れ許容値
Zp' : 補正後の全振れ許容値(ねじ部長さが測定基準長さl3の4倍以上の場合)
Yp又はZp : 全振れ許容値(表10参照)
l3 : 測定基準長さ(表10参照)
l : 測定長さ
図17−Cp系列及びCt系列ボールねじのねじ軸ねじ部軸線に対する
ねじ部外径の半径方向の全振れの測定方法
測定方法は,図17に示すように,ねじ軸をねじ部端面から呼び径の2倍(2d0)の位置の外径において
Vブロックなどを用いて支え,測定子をねじ軸の外周面に当て,ねじ軸を1回転させたときの振れY,Y'
···又はZ,Z'···を基準測定長さl3ごとに軸方向数箇所の位置について測定し,その最大値によって求める。
ねじ部長さが,測定基準長さl3の2倍未満の場合は,測定位置はねじ部の中央とする。
なお,ナットをねじ軸に組み込んだ状態で測定を行う場合は,測定に支障を来さないようにその位置に
配慮する。また,受渡当事者間の協定によって,ねじ軸を両センタ支持で測定してもよい。
6.6 動トルク
動トルクの測定方法は,図18による。
――――― [JIS B 1192-3 pdf 20] ―――――
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JIS B 1192-3:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3408-3:2006(MOD)
JIS B 1192-3:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.060 : 工作機械システム > 25.060.99 : その他の工作機械システム
JIS B 1192-3:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1192-1:2018
- ボールねじ―第1部:用語及び記号
- JISK2001:1993
- 工業用潤滑油―ISO粘度分類
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態