JIS B 1193-1:2013 ボールスプライン―第1部:一般特性及び要求事項

JIS B 1193-1:2013 規格概要

この規格 B1193-1は、ボールスプラインの特性(形状及び寸法;試験方法;検査;製品の呼び番号;表示)について規定。

JISB1193-1 規格全文情報

規格番号
JIS B1193-1 
規格名称
ボールスプライン―第1部 : 一般特性及び要求事項
規格名称英語訳
Ball splines -- Part 1:General characteristics and requirements
制定年月日
2013年10月21日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 23848-1:2009(MOD)
国際規格分類

ICS

21.100, 21.120.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械要素(ねじを除く) 2021
改訂:履歴
2013-10-21 制定日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 1193-1:2013 PDF [21]
                                                                                  B 1193-1 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 量記号・・・・[2]
  •  5 種類及び等級・・・・[2]
  •  6 特性・・・・[3]
  •  6.1 溝ねじれ・・・・[3]
  •  6.2 スプライン軸の精度・・・・[3]
  •  6.3 外筒の取付部の精度・・・・[4]
  •  6.4 スプライン軸の支持部の軸線に対するスプライン部の外径の全ラジアル振れ・・・・[4]
  •  6.5 硬さ・・・・[4]
  •  7 形状及び寸法・・・・[8]
  •  8 試験方法・・・・[8]
  •  8.1 試験環境・・・・[8]
  •  8.2 スプライン軸の溝ねじれ・・・・[8]
  •  8.3 スプライン軸の各部の精度・・・・[8]
  •  8.4 外筒の取付部の精度・・・・[10]
  •  8.5 スプライン軸の支持部軸線に対するスプライン部外径の全ラジアル振れ・・・・[11]
  •  8.6 硬さ・・・・[11]
  •  9 検査・・・・[11]
  •  10 製品の呼び番号・・・・[11]
  •  11 表示・・・・[12]
  •  附属書A(規定)ボールスプラインの外筒の代表的な形状及び寸法・・・・[13]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[18]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1193-1 pdf 1] ―――――

B 1193-1 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本工作機器工業会(JMAA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,
JIS B 1193:2004は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 1193の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 1193-1 第1部 : 一般特性及び要求事項
JIS B 1193-2 第2部 : 動定格荷重,静定格荷重及び定格寿命

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1193-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1193-1 : 2013

ボールスプライン−第1部 : 一般特性及び要求事項

Ball splines-Part 1: General characteristics and requirements

序文

  この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 23848-1を基に,技術的内容は変更しないが,量記
号を加えるなど,構成を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,ボールスプラインの特性及び次の事項について規定する。
− 形状及び寸法
− 試験方法
− 検査
− 製品の呼び番号
− 表示
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 23848-1:2009,Machine tools−Ball splines−Part 1: General characteristics and requirements
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証及び校正
注記 対応国際規格 : ISO 6507-2,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 2: Verification and
calibration of testing machines(MOD)
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 6507-1,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 1: Test method(MOD)
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
注記 対応国際規格 : ISO 554,Standard atmospheres for conditioning and/or testing−Specifications
(MOD)

――――― [JIS B 1193-1 pdf 3] ―――――

2
B 1193-1 : 2013

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による(図1参照)。
3.1
ボールスプライン(ball spline)
回転動力の伝達又は回り止めの機能を果たしながら滑らかな軸方向の相対運動を行う転がり機械要素。
スプライン軸,外筒本体,玉,循環機構,及びシールで構成する。
3.2
スプライン部有効長さ(effective spline length)
スプライン軸上で外筒が軸方向に移動することができる,実際の長さ。
3.3
溝ねじれ(groove twist of the ball spline)
外筒がスプライン部有効長さを移動したときの,軸に対する外筒の回転方向の変位量。
3.4
呼び径(nominal diameter of the spline shaft)
公差をもたないスプライン軸のスプライン部の外径又は公差をもたないピッチ円径で表す直径。
注記1 スプライン部とは,スプライン溝が付与されている軸部分。
注記2 ピッチ円径とは,スプライン軸及び外筒本体が,玉と理論的な接触点で接触している場合の
玉中心を包含する円筒の直径。
3.5
スプライン溝(spline groove)
スプライン軸と外筒との組立品において,玉が滑らかに転動できるように,スプライン軸の外周面及び
外筒本体の内面に軸方向に研削,転造等によって直線状に設けた凹状の軌道。
3.6
外筒(spline outer race)
内部にスプライン溝を設けた外筒本体,玉,循環機構(保持器,側板及びエンドキャップ)などからな
る集合体。
3.7
スプライン軸(spline shaft)
循環する多数の玉を介して外筒の溝と軸方向にかん合することができる,スプライン溝をもつ軸。

4 量記号

  この規格で用いる主な量記号は,次による。
D1 : ボールスプライン外筒の外径
d0 : ボールスプライン軸の呼び径

5 種類及び等級

  ボールスプラインの種類は,図1及び表1に示すように,AI形1),AII形2) 及びR形3) に区分する。そ
れぞれの種類は,特性によってC1,C3及びC5の三つの等級に分け,次に示す記号によって表す。
− P : 等級C1
− H : 等級C3

――――― [JIS B 1193-1 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 1193-1 : 2013
− 無記号 : 等級C5
注1) 丸軸形アンギュラコンタクトボールスプライン
2) 異形軸形アンギュラコンタクトボールスプライン
3) 丸軸形ラジアルコンタクトボールスプライン
AI形 AII形 R形
注記 図は,構造の一例である。
図1−ボールスプラインの各部の名称
表1−ボールスプラインの種類及び記号
名称 種類 外筒のフランジの有無 シールの有無
ボールスプライン AI形 なし なし
AII形 あり 片側(U)a)
R形 両側(UU)a)
あり(F)a) なし
あり 片側(U)a)
両側(UU)a)
注a) 表中の括弧内文字は表示記号であるが,その使用方法は箇条10による。

6 特性

6.1 溝ねじれ

  スプライン軸の溝ねじれの許容値は,8.2の方法によって測定したとき,スプライン軸のスプライン部有
効長さの間に任意にとった100 mmについて,表2の許容値に適合しなければならない。
8.2の方法による測定で,スプライン軸と外筒との相対移動量が100 mm以上とれない場合には,測定で
きる最大移動量に比例して表2の許容値から換算した値を適用する。換算した値の丸め方は,JIS Z 8401
による。
表2−スプライン軸のスプライン部有効長さに対する溝ねじれの許容値(図3参照)
単位 μm
等級 C1 C3 C5
溝ねじれの許容値(最大) 6 13 33

6.2 スプライン軸の精度

  スプライン軸の支持部の軸線に対する,スプライン溝及び部品取付部外径のラジアル振れ並びに支持部
端面のアキシアル振れは,8.3.18.3.3の方法によって測定したとき,各々,表3表5の振れ公差に適合
しなければならない(図2及び図4図6を参照)。

――――― [JIS B 1193-1 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS B 1193-1:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 23848-1:2009(MOD)

JIS B 1193-1:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 1193-1:2013の関連規格と引用規格一覧