JIS B 1198:2011 頭付きスタッド | ページ 2

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B 1198 : 2011
表4−溶け代(WA)
単位 mm
軸径(d) 溶け代(WA)
10 3
13 3
16 4
19 4.5
22 5
25 5.5

9 機械的性質

  機械的性質は,12.2で試験したとき,表5の規定に適合しなければならない。
表5−機械的性質
降伏点又は0.2 %耐力 引張強さ 伸び
N/mm2 N/mm2 %
235以上 400550 20以上

10 外観

  外観は,12.3で試験したとき,次の規定に適合しなければならない。
a) スタッドの外観は,使用上有害な欠陥があってはならない。
b) スタッドベースの外観は,さびなどが付着してはならない。

11 溶接後の性能

  スタッドの溶接後の性能は,附属書Aによる。

12 試験

12.1 形状及び寸法

12.1.1 測定器
測定器は,次による。
a) 寸法測定器 JIS B 7507に規定する目量が0.05 mmのノギス,又はこれと同等の目量の測定器。
b) 丸み測定器 図1に示す,測定ピッチが0.5 mm単位の丸み測定器(ラジアスゲージともいう。)又は
これと同等の測定ピッチをもつ測定器。
図1−丸み測定器(ラジアスゲージ)の例

――――― [JIS B 1198 pdf 6] ―――――

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12.1.2 形状及び寸法測定用試験片
試験片の数量は,1検査ロットごとに6本とする。
12.1.3 測定手順
測定手順は,次による。
a) 軸径(d)は,12.1.1 a)に規定した寸法測定器を用いて測定する。測定箇所は,図2に示すスタッドベ
ース端部及びスタッド頭部の首下側から10 mmまでの部分を除いた測定範囲内の中央部1か所で直交
する2方向とし,それぞれを四捨五入して小数点以下2位に丸めた値を測定値とする。
b) 頭部直径(D)は,12.1.1 a)に規定した寸法測定器を用いて測定する。測定箇所は,図3に示す頭部肉
厚部の中央部付近の直交する2方向とし,それぞれを四捨五入して小数点以下2位に丸めた値を測定
値とする。
c) 頭部厚さ(T)は,12.1.1 a)に規定した寸法測定器を用いて測定する。測定箇所は,図4に示す首下の
丸み(r)部から離れたX・Y方向の2方向とし,それぞれを四捨五入して小数点以下2位に丸めた値
を測定値とする。
d) 首下の丸み(r)は,12.1.1 b)に規定した丸み測定器を用いて測定する。測定箇所は,図5に示す首下
の丸み(r)の円弧中心の直交する2方向とする。
単位 mm
図2−軸径(d)の測定部 図3−頭部直径(D)の測定部
図4−頭部厚さ(T)の測定部 図5−首下の丸み(r)の測定部

――――― [JIS B 1198 pdf 7] ―――――

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12.2 機械的性質

12.2.1 試験機
試験機は,JIS Z 2241の9.1(試験機)による。
12.2.2 試験片
試験片は,次による。
a) 試験片の数量は,1検査ロットごとに3本とする。
b) 試験片の寸法は,JIS Z 2241に規定する14A号試験片とする。ただし,つかみ部は,スタッドの軸径
(d)とする。
c) 製品から試験片が取れない場合は,1検査ロット内から試験片を採取する。
12.2.3 試験方法
スタッドの機械的性質は,JIS Z 2241に規定する試験方法による。

12.3 外観試験

  外観試験は,次による。
a) 試験片の数量は,1検査ロットごとに6本とする。
b) スタッドの表面及びスタッドベースの外観試験は,目視による。

12.4 溶接後の性能試験

  スタッドの溶接後の性能試験は,附属書Aによる。

13 製品の呼び方

  製品の呼び方は,例に示すように規格番号又は規格名称,呼び名×指定事項1)の順とする。
例1 JIS B 1198−16×100
指定事項[呼び長さ(L)]
呼び名
規格番号
例2 頭付きスタッド−16×100
指定事項[呼び長さ(L)]
呼び名
規格名称
注1) 呼び長さ(L)。その他,受渡当事者間の協定,注文者の指定又は注文書による事項。

14 検査

14.1 検査の種類及び検査項目

  製品の検査は,形式検査2)と受渡検査3)とに区分し,検査項目は,それぞれ次による。
なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査方式は,合理的な抜取検査方式によるものとし,受渡当事者間
の協定による。
注2) 形式検査とは,製品の品質が,設計(新しく設計,改造又は生産条件が変更など)で示した全
ての特性を満足するかどうかを判定するための検査。
3) 受渡検査とは,既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場
合,必要と認める特性が満足するものであるかどうかを判定するための検査。

――――― [JIS B 1198 pdf 8] ―――――

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a) 形式検査項目
1) 機械的性質
2) 溶接後の性能
3) 形状及び寸法
4) 外観
b) 受渡検査項目
1) 形状及び寸法
2) 外観

14.2 判定基準

  検査は,合理的な抜取検査方式によるものとし,箇条12によって試験を行い,箇条8箇条11の規定
に適合したものを合格とする。

15 表示

15.1 製品の表示

  製品の表示は,規定しない。

15.2 包装の表示

  スタッドの包装の外面に表示する事項は,次による。
a) 規格名称及び規格番号(N)4)
b) 呼び名
c) 指定事項[呼び長さ(L)]
d) 数量
e) 製造年月又はその略号
f) 製造ロット番号
g) 製造業者名又はその略号
注4) この規格に適合した製品については(N)を付記する。

――――― [JIS B 1198 pdf 9] ―――――

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附属書A
(規定)
スタッドの溶接後の性能及び試験方法
A.1 用語及び定義
この附属書で用いる主な用語及び定義は,次による。
A.1.1
カラー
スタッド溶接中において,スタッド本体から溶け出した溶融金属が冷却され,スタッドベース付近の軸
部外周を取り囲むように凝固したもの(図A.1参照)。
A.1.2
セラミックフェルール
スタッド溶接において,アーク発生中,スタッドベースへの空気供給を遮断し,溶接部に適切な形状の
カラーを形成させる磁器製又は焼結材製などの遮蔽物。
A.2 呼び長さ,L
図A.1に示す呼び長さ(L)は,A.5.2で測定したとき,受渡当事者間の協定,注文者の指定又は注文書
によらなければならない。
なお,呼び長さ(L)に対する許容差は,±2 mmでなければならない。
図A.1−溶接後のスタッド
A.3 スタッドの溶接後の外観
スタッドの溶接後の外観は,A.5.3で試験したとき,次の規定に適合しなければならない。
a) カラーは,スタッド軸部全周にわたって欠けがあってはならない。
b) スタッドの倒れは,5°以内でなければならない。
A.4 スタッドの溶接後の性能
A.4.1 引張荷重
引張荷重は,A.5.4で試験したときの破断荷重で,表A.1に規定する引張荷重の最小値と最大値との間に
入らなければならない。また,溶接部で破断してはならない。

――――― [JIS B 1198 pdf 10] ―――――

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