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B 1217 : 2018
表3−フランジに対応する炭素鋼及び低合金鋼ボルトの強度区分
フランジの規格 フランジの呼び圧力 ガスケットの形状 強度区分
JIS B 2220 5K,10K,10K薄形, 全面形 4.6 a),4.8 a),5.6 b),5.8 b),
16K 6.8 b),8.8以上c)
リング 4.6以上c)
20K,30K,40K,63K リング 4.6以上c)
JIS B 2239 5K,10K,10K薄形, リング 4.6以上c)
16K,20K
JIS B 2240 5K,10K,16K 全面形 4.6 d),4.8 d),5.6 b),5.8 b),
6.8 b),8.8以上c)
リング 4.6以上c)
JIS B 2241 5K,10K,16K リング 4.6以上c)
注a) 呼び圧力5Kで呼び径1 000A以下,呼び圧力10Kで呼び径600A以下,及び呼び
圧力10K薄形のフランジで,ガスケットにゴムシート又は綿布入りゴムシートを
用いて温度120 ℃以下で使用する場合に限る。
b) ガスケットに厚さ3 mm未満のジョイントシートを用いる場合は使用できない。
c) “以上”は,それ以上の高い強度区分を示す。
d) 呼び圧力5K及び10Kのフランジで,ガスケットにゴムシート又は綿布入りゴム
シートを用いて温度120 ℃以下で使用する場合に限る。
4.2 ステンレス鋼ボルト
フランジの規格,呼び圧力及びガスケットの形状に対応するステンレス鋼ボルトの材料は,表4による。
表4−フランジに対応するステンレス鋼ボルトの材料
フランジの規格 フランジの呼び圧力 ガスケットの形状 材料
JIS B 2220 5K,10K,10K薄形, 全面形 −
16K リング JIS G 4303のSUS304
20K,30K,40K,63K リング JIS G 4303のSUS316
JIS B 2241 5K,10K,16K リング
温度400 ℃以下の用途では,表4の規定にかかわらず表5のJIS B 1054-1に規定する鋼種区分及び強度
区分のボルトを使用することができる。ただし,ねじの呼びM30×3,M42及びM42×3のボルトの機械
的性質については,JIS B 1054-1の規定を準用する。
温度400 ℃を超える用途については,使用温度におけるボルトの強度を確認しなければならない。
強度区分70及び80のものに対しては,応力腐食割れの発生に注意しなければならない。
表5−フランジに対応するステンレス鋼ボルトの鋼種区分及び強度区分
フランジの規格 フランジの呼び圧力 ガスケットの形状 鋼種区分 強度区分
JIS B 2220 5K,10K,10K薄形, 全面形 A2,A4 70 a),80
16K リング 50,70,
20K,30K,40K,63K リング 80
JIS B 2241 5K,10K,16K リング
注a) ガスケットに厚さ3 mm未満のジョイントシートを用いる場合は使用できない。
4.3 アルミニウム合金ボルト
フランジの規格に対応するアルミニウム合金ボルトの材料は,表6による。
――――― [JIS B 1217 pdf 6] ―――――
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表6−フランジに対応するアルミニウム合金ボルトの材料
フランジの規格 材料
JIS B 2241 JIS H 4040のA2014BD-T6
JIS H 4040のA2024BD-T4
JIS H 4040のA6061BD-T6
5 ナットの材料,鋼種区分及び強度区分
ナットの材料,鋼種区分及び強度区分は,表7による。ただし,JIS B 1052-2又はJIS B 1054-2による
ナットでねじの呼びM30×3,M42及びM42×3のものの機械的性質については,JIS B 1052-2又はJIS B
1054-2の規定を準用し,保証荷重試験力は受渡当事者間の協定による。
ステンレス鋼で,強度区分70及び80のものに対しては,応力腐食割れの発生に注意しなければならな
い。
表7−ナットの材料,鋼種区分及び強度区分
区分 材料a) 鋼種区分 強度区分
炭素鋼及び低合金鋼 JIS G 3101のSS400 − −
JIS G 4051のS25C(N) − −
JIS G 4051のS35C(H) − −
JIS G 4051のS45C(H) − −
ASTM A 194/A 194MのGr.4 − −
ASTM A 194/A 194MのGr.7 − −
− − JIS B 1052-2の5以上b)
ステンレス鋼 JIS G 4303のSUS304 − −
JIS G 4303のSUS316 − −
− JIS B 1054-2のA2 JIS B 1054-2の50,70,80
− JIS B 1054-2のA4 JIS B 1054-2の50,70,80
アルミニウム合金 JIS H 4040のA2014BD-T6 − −
JIS H 4040のA2024BD-T4 − −
JIS H 4040のA6061BD-T6 − −
注a) IS G 4051のS25C(N)及びS45C(H)は,JIS G 0404によって検査を行い,S25C(N)は硬さが123
183HBW,S35C(H)は硬さが167235HBW,S45C(H)は硬さが201269HBWのものとする。
b) “以上”は,それ以上の高い強度区分を示す。
6 ボルトとナットとの組合せ
ボルトとナットとの組合せは,表8による。
――――― [JIS B 1217 pdf 7] ―――――
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B 1217 : 2018
表8−ボルトとナットとの組合せ
区分 ボルト ナット
材料 鋼種 強度区分 材料 鋼種 強度区分
区分 区分
炭素鋼及び低合金鋼 SS400 − − SS400 a) − −
SS490 − − SS400 a) − −
SS540 − − SS400 a) − −
S25C(N) − − S25C(N) ) − −
S35C(H) − − S25C(N) ) − −
S45C(H) − − S35C(H) ) − −
SNB7 − − S45C(H) ) − −
SNB16 − − Gr.4又はGr.7 − −
− − 4.6,4.8, − − 5以上b)
5.6,5.8
− − 6.8 − − 6以上b)
− − 8.8 − − 8以上b)
− − 9.8 − − 9以上b)
− − 10.9 − − 10以上b)
− − 12.9/12.9 − − 12
ステンレス鋼 SUS304 − − SUS304 − −
SUS316 − − SUS316 − −
− A2 50 − A2 50以上b)
− A2 70 − A2 70以上b)
− A2 80 − A2 80
− A4 50 − A4 50以上b)
− A4 70 − A4 70以上b)
− A4 80 − A4 80
アルミニウム合金 A2014BD-T6 − − A2014BD-T6 − −
A2024BD-T4 − − A2024BD-T4 a) − −
A6061BD-T6 − − A6061BD-T6 a) − −
注a) 使用温度において,それ以上の高い強度のものを使用してもよい。
b) “以上”は,それ以上の高い強度区分を示す。
7 ボルト・ナットの形状及び寸法
7.1 ボルト・ナットのねじ
ボルト・ナットのねじの基準寸法は,JIS B 0205-4による。ねじの呼び径とピッチとの組合せは,表9
による。
――――― [JIS B 1217 pdf 8] ―――――
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表9−ねじの呼び径とピッチとの組合せ
単位 mm
呼び径 ピッチ 表記 適用するフランジの呼び圧力
(ねじの呼び)
10 1.5 M10 5K,10K薄形
12 1.75 M12 5K,10K,10K薄形,16K,20K
16 2 M16 5K,10K,10K薄形,16K,20K,30K,
20 2.5 M20 40K,63K
22 2.5 M22
24 3 M24 5K,10K,16K,20K,30K,40K,63K
30 3.5 M30 5K,10K
36 4 M36
42 4.5 M42
30 3 M30×3 16K,20K,30K,40K,63K
36 3 M36×3
42 3 M42×3
ボルト・ナットのねじの公差域クラスは,JIS B 0209-2に規定する6H/6gとする。ただし,ねじの呼び
M30×3は,JIS B 0209-1によって許容限界寸法を定める。
温度が350 ℃を超える用途では,ボルトのねじの公差域クラスを6eとするのが望ましい。公差域クラ
ス6eの許容限界寸法は,JIS B 0209-1によって定める。
7.2 ボルトの形状及び寸法
ボルトは,六角ボルト,両ねじボルト又は全ねじボルトとする。ただし,温度が350 ℃を超える用途で
は,全ねじボルトとする。
ボルトの形状及び寸法は,次のいずれかによる。
a) IS B 1180の本体に規定する呼び径六角ボルトの部品等級A又はBのもの。ただし,円筒部の径(ds)
は,ねじの有効径に等しいものでもよい。また,呼び長さ(l)及び円筒部長さ(lg)1)は,附属書A
を参考にして定める。
ねじの呼びM30×3のものについては,M30のものの寸法を準用する。
各部品等級に対応する公差は,JIS B 1021による。
注1) 円筒部長さ(lg)は,附属書Aにおいて,l−bとして求める。
b) IS B 1180の本体に規定する全ねじ六角ボルトの部品等級A又はBのもの。ただし,呼び長さ(l)は,
附属書Aを参考にして定める。
ねじの呼びM30×3のものについては,M30のものの寸法を準用する。
各部品等級に対応する公差は,JIS B 1021による。
c) IS B 1180の附属書JA(ISO 4014ISO 4018,ISO 8676及びISO 8765によらない六角ボルト)に規定
する六角ボルトの仕上げ程度上又は中のもの。ただし,呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)は,附属
書Aを参考にして定める。
ねじの呼びM30×3及びM42×3のものについては,それぞれM30及びM42のものの寸法を準用
する。
d) 両ねじボルト又は全ねじボルトのJIS B 1021に規定する部品等級Bのもの。全長(lt)及びねじ部長
さ(bt)は,附属書Aを参考にして定める。
円筒部の不完全ねじ部の長さは,約2ピッチとし,ねじ先の形状は,JIS B 1003に規定する面取り
――――― [JIS B 1217 pdf 9] ―――――
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先,丸先又は平先とする。
7.3 ナットの形状及び寸法
ナットの形状及び寸法は,次のいずれかによる。ただし,温度が350 ℃を超える用途では,a) 及びb) に
おいてナットの高さ(m)がねじの呼び径に等しい重ナットとする。
a) IS B 1181の本体に規定する六角ナットの並高さナット(スタイル1)の部品等級A又はBのもの。
ねじの呼びM30×3のものについては,M30のものの寸法を準用する。
各部品等級に対応する公差は,JIS B 1021による。
b) IS B 1181の附属書JA(ISO 4032ISO 4036及びISO 8673ISO 8675によらない六角ナット)に規定
する六角ナットの1種の仕上げ程度上又は中のもの。
ねじの呼びM30×3及びM42×3のものについては,それぞれM30及びM42のものの寸法を準用
する。
8 ボルト・ナットの表面欠陥
ボルト・ナットの表面欠陥は,それぞれJIS B 1041及びJIS B 1042に規定する限界を超えてはならない。
9 ボルト・ナットの検査
ボルト・ナットの検査は,次による。
a) 形状,寸法,ねじの等級及び幾何偏差の検査は,JIS B 1071又はこれに代わる方法によって行い,箇
条7の規定に適合しなければならない。
b) 機械的性質の検査は,表10に示す試験方法によって行い,箇条4及び箇条5の規定に適合しなければ
ならない。
表10−機械的性質の試験方法
区分 材料,強度区分又は呼び方(鋼種区分−強度区分) 試験方法
ボルト JIS G 3101のSS400,SS490,SS540 それぞれの材料規格の該当する規定
JIS G 4107のSNB7,SNB16
JIS G 4303のSUS304,SUS316
JIS H 4040のA2014BD-T6,A2024BD-T4,A6061BD-T6
JIS G 4051のS25C(N),S35C(H),S45C(H) JIS G 0404
JIS B 1051の4.6以上a) JIS B 1051の箇条8(試験方法の適用)及び
箇条9(試験方法)
JIS B 1054-1のA2-50,A2-70,A2-80,A4-50,A4-70,A4-80 JIS B 1054-1の箇条7(試験)
ナット JIS G 3101のSS400 それぞれの材料規格の該当する規定
ASTM A 194/A 194MのGr.4,Gr.7
JIS G 4303のSUS304,SUS316
JIS H 4040のA2014BD-T6,A2024BD-T4,A6061BD-T6
JIS G 4051のS25C(N),S35C(H),S45C(H) JIS G 0404
JIS B 1052-2の5以上a) JIS B 1052-2の箇条9(試験方法)
JIS B 1054-2のA2-50,A2-70,A2-80,A4-50,A4-70,A4-80 JIS B 1054-2の箇条7(試験方法)
注a) “以上”は,それ以上の高い強度区分を示す。
c) 表面欠陥の検査は,ボルトはJIS B 1041,ナットはJIS B 1042によって行い,箇条8の規定に適合し
なければならない。
d) 受渡検査は,購入者の指定がない限り,JIS B 1091による。
――――― [JIS B 1217 pdf 10] ―――――
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JIS B 1217:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.60 : フランジ,カップリング及びジョイント
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.20 : ナット
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.10 : ボルト,ねじ,びょう
JIS B 1217:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB0205-4:2001
- 一般用メートルねじ―第4部:基準寸法
- JISB0209-1:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第1部:原則及び基礎データ
- JISB0209-2:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法―中(はめあい区分)
- JISB1003:2014
- 締結用部品―メートルねじをもつおねじ部品のねじ先
- JISB1021:2003
- 締結用部品の公差―第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット―部品等級A,B及びC
- JISB1041:1993
- 締結用部品―表面欠陥 第1部 一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
- JISB1042:1998
- 締結用部品―表面欠陥 第2部:ナット
- JISB1051:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1052-2:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―第2部:強度区分を規定したナット―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1054-1:2013
- 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第1部:ボルト,小ねじ及び植込みボルト
- JISB1054-2:2013
- 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第2部:ナット
- JISB1071:2010
- 締結用部品―精度測定方法
- JISB1091:2003
- 締結用部品―受入検査
- JISB1180:2014
- 六角ボルト
- JISB1181:2014
- 六角ナット
- JISB1256:2008
- 平座金
- JISB2220:2012
- 鋼製管フランジ
- JISB2239:2013
- 鋳鉄製管フランジ
- JISB2240:2006
- 銅合金製管フランジ
- JISB2241:2006
- アルミニウム合金製管フランジ
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4107:2007
- 高温用合金鋼ボルト材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISH4040:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線