JIS B 1583-1:2012 滑り軸受―金属製流体潤滑軸受に生じる損傷の外観及びその特徴―第1部:一般 | ページ 10

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注記 明瞭な移動の痕跡を呈する領域で,上部から軸方向に始まり,円周方向に進行して,
最終的につばに向かってそれている。
図53−鋼裏金の破損
図54−合わせ面のピッチング及び材質の移着

7.4 軸受背面への粒子混入

7.4.1  典型的な損傷の外観
軸受背面への粒子混入の典型的な損傷の外観としては,埋収物,埋収した粒子,スコーリング及びその
他の摩耗粉がある。
7.4.2 損傷の推定原因
損傷の推定原因としては,不適切な組付けがある。
7.4.3 典型的な例

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軸受背面への粒子混入の典型的な例としては,図55及び図56を参照。
1 裏金
2 異物粒子
図55−ハウジングと軸受裏金との間に挟まった異物粒子,及びそれによって隆起した部分の模式図
a) 軸受とハウジングとの間に挟まった粒子が b) 同じ位置で軸受内面が隆起して摩耗した部分
抜け出した後に生じた軸受背面のくぼみ
注記 軸受とハウジングとの間に挟まった異物によって生じた軸受背面のくぼみ,及びそれと同じ位置で
軸受内面が,隆起して摩耗した。
図56−損傷の外観(材質 : 裏金は鋼,ライニングは鉛青銅,表面層は電気めっきオーバレイ)

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8 損傷の様々な位置

  ライニングの損傷は,通常,最も油膜厚さの薄い領域に集中する。軸受が理想的に設計及び製作され,
正しく組み付けられている場合,損傷の位置は,荷重方向にほぼ一致する。正常摩耗を,図57 a)に示す。
実際には,他の部分でも,摩耗又は疲労損傷を呈することがある。これは,軸受の設計及び製作並びに
組付けが正しくない場合,又は荷重方向にずれがある場合に発生する。摩耗又は疲労の特殊な位置及び外
観を,図57のb) i)に記載する。
これらの損傷の特徴は,損傷形態又は位置が予測できないことである。
その原因は,軸受組立の初期の幾何学形状不良,荷重による変形,軸受の組付け不良若しくは位置決め
不良又は予測できない荷重がある。
特徴 幅全体にわたる正常摩耗 (図13参照)
a) 正常
特徴(1) 片側だけ
原因 テーパ状の軸,軸受若しくはハウジング,又は回転荷重
によって曲がった軸
特徴(2) 対角上の位置にある両側
原因 軸と軸受との角度のミスアライメント(アライメント不
良のハウジング,曲がったコネクティングロッドなどを
含む。)
b) 端部
特徴 中央部全周
原因 つづみ(鼓)形の軸受又はハウジング,たる形の軸(一
時的な過熱又は潤滑油の不足を伴うことがある)
c) 中央
図57−摩耗又は疲労の特徴的な外観

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特徴(1) 単一方向[単一方向荷重(a)による。]
特徴(2) 全周両端部(回転荷重による。)
原因(1)及び(2) たる形の軸受若しくはハウジング,つづみ(鼓)
形の軸,曲がった軸,又は軸の過大なフィレット(すみ
肉)半径

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                                           実際の事例(3) 両端部に摩耗
d) 両端部
特徴 組み合わせた半割軸受。通常の荷重では説明できない。
原因 軸受又はハウジングの変形(荷重による可能性あり。)
e) 合わせ面近傍(両側)
特徴 各合わせ面近傍の片方の軸受
原因 軸受キャップのずれ
実際の事例 合わせ目付近に強い当たり発生。一部にライニン
グ脱落
f) 合わせ面近傍(片側)
特徴 爪の近傍
原因 位置決め溝に合わない位置決め部材
g) 合わせ面近傍の小さな領域
図57−摩耗又は疲労の特徴的な外観(続き)

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内径面
特徴 荷重によらない局部
原因 軸受背面とハウジングとの間の粒子,フレッティング摩
耗粉又は炭化した油
実際の事例 内径面に局部的な当たり及び外径面に油の劣化物
外径面 が堆積
h) 突部
特徴 通常の荷重から外れている。
原因 未知の付加的荷重,弾性又は塑性変形
i) 予測できない領域
図57−摩耗又は疲労の特徴的な外観(続き)

――――― [JIS B 1583-1 pdf 50] ―――――

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  • ISO 7146-1:2008(IDT)

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