JIS B 1810:2018 伝動用ローラチェーンの選定指針

JIS B 1810:2018 規格概要

この規格 B1810は、JIS B 1801に規定するローラチェーン及びブシュチェーンとスプロケットとで構成するチェーン伝動の選定指針について規定。

JISB1810 規格全文情報

規格番号
JIS B1810 
規格名称
伝動用ローラチェーンの選定指針
規格名称英語訳
Guidelines for the selection of roller chain drives
制定年月日
1999年3月20日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10823:2004(MOD)
国際規格分類

ICS

21.220.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械要素(ねじを除く) 2021
改訂:履歴
1999-03-20 制定日, 2005-01-20 確認日, 2011-04-20 改正日, 2016-10-20 確認日, 2018-10-22 改正
ページ
JIS B 1810:2018 PDF [27]
                                                                                   B 1810 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 記号,用語及び定義・・・・[1]
  •  4 基本式・・・・[2]
  •  4.1 伝達動力・・・・[2]
  •  4.2 補正伝達動力・・・・[2]
  •  5 選定条件・・・・[2]
  •  6 スプロケット歯数の選定・・・・[3]
  •  7 チェーンの伝動諸元の計算及び選定・・・・[3]
  •  7.1 普通の運転条件における伝動能力・・・・[3]
  •  7.2 その他の運転条件の場合の補正・・・・[7]
  •  7.3 チェーン選定・・・・[8]
  •  7.4 チェーン長さ・・・・[9]
  •  7.5 チェーン速度・・・・[9]
  •  8 最大軸間距離・・・・[10]
  •  9 潤滑・・・・[10]
  •  9.1 潤滑区分・・・・[10]
  •  9.2 潤滑油の粘度・・・・[12]
  •  10 チェーン伝動の設計・・・・[12]
  •  10.1 スプロケットの軸間距離・・・・[12]
  •  10.2 チェーンの張り調整・・・・[12]
  •  10.3 他のチェーンの張り調整・・・・[12]
  •  10.4 配置・・・・[13]
  •  附属書A(参考)チェーン伝動の選定例・・・・[14]
  •  附属書B(参考)伝動能力の計算式・・・・[17]
  •  附属書JA(参考)伝達動力導出式・・・・[21]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[23]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1810 pdf 1] ―――――

B 1810 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本チエーン工業
会(JCA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 1810:2011は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1810 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1810 : 2018

伝動用ローラチェーンの選定指針

Guidelines for the selection of roller chain drives

序文

  この規格は,2004年に第2版として発行されたISO 10823を基に,我が国の実情に合わせて技術的内容
を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,JIS B 1801に規定するローラチェーン及びブシュチェーン(以下,チェーンという。)とス
プロケットとで構成するチェーン伝動の選定指針について規定する。
なお,チェーン及びスプロケットの選定例を附属書Aに,チェーンの伝動能力の計算式を附属書Bに,
伝達動力導出式を附属書JAにそれぞれ示す。
また,負荷の特性,雰囲気,保管の状態など様々な条件によっては,この規格が適用できないことがあ
るので,その場合には,チェーンの製造業者に確認する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 10823:2004,Guidelines for the selection of roller chain drives(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1801 伝動用ローラチェーン及びブシュチェーン
注記 対応国際規格 : ISO 606,Short-pitch transmission precision roller and bush chains, attachments and
associated chain sprockets
JIS B 1812 チェーン,スプロケット及び附属品−用語

3 記号,用語及び定義

  この規格で用いる主な記号,用語及び定義は,JIS B 1812によるほか,表1による。

――――― [JIS B 1810 pdf 3] ―――――

2
B 1810 : 2018
表1−記号,用語及び単位
記号 用語 単位
a 最大軸間距離 mm
a0 おおよその軸間距離 mm
f1 使用係数(表2参照) −
f2 歯数係数[図4及び式(5)参照] −
f3 軸間距離係数(表5参照) −
f4 リンク数係数(表6参照) −
i 回転速度比 −
n1 駆動スプロケット回転速度 min−1
n2 被動スプロケット回転速度 min−1
ns 小スプロケット回転速度 min−1
p ピッチ mm
P 伝達動力 kW
Pc 補正伝達動力 kW
Pd 伝動能力 kW
T 伝達トルク N・m
v チェーン速度 m・s−1
X チェーンリンク数 −
X0 計算チェーンリンク数 −
z1 駆動スプロケット歯数 −
z2 被動スプロケット歯数 −
zs 小スプロケット歯数 −

4 基本式

4.1 伝達動力

  スプロケットの伝達動力Pは,伝達トルクTが明らかである場合,式(1)による。
1n
T
P (1)
9 550

4.2 補正伝達動力

  補正伝達動力Pcは,駆動機及び被動機の特性並びにスプロケットの歯数を考慮して,式(2)による。
Pc P f1 f2 (2)

5 選定条件

  チェーン及びスプロケットを選定する前に,次の事項を明確にしなければならない。
a) 伝達動力
b) 駆動機及び被動機の形式
c) 駆動スプロケット及び被動スプロケットの回転速度及び軸の寸法
d) 軸間距離及び軸の配置
e) 雰囲気条件

――――― [JIS B 1810 pdf 4] ―――――

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B 1810 : 2018

6 スプロケット歯数の選定

  スプロケット歯数の決定は,次の手順による。
a) 駆動スプロケットの必要な歯数z1を選ぶ。
b) 回転速度比iは,式(3)による[箇条5 c) 参照]。
n1
i (3)
n2
c) 被動スプロケットの歯数は,式(4)による。
z2 i z1 (4)
d) スプロケットの歯数は,最低17から最高114までの間で選定することが望ましい。
e) 高速度1) での使用又は衝撃荷重のかかる場合には,小スプロケット2) の歯数は,最低25とし,歯は,
硬化処理を施す必要がある。
注1) 高速度とは,最大動力伝達時の回転速度を超える回転速度を指す。
2) 小スプロケットとは,z1及びz2の歯数の少ない方を示す。

7 チェーンの伝動諸元の計算及び選定

7.1 普通の運転条件における伝動能力

  次の条件を基に設定した伝動能力図の例を,図1図3に示す。
a) 平行かつ水平な二つの軸に取り付けたスプロケットによるチェーン伝動
b) 小スプロケット歯数は19
c) 1列チェーン(オフセットリンクを含まない。)
d) リンク数120のチェーン
e) 回転速度比は1 : 33 : 1
f) 期待寿命15 000時間
g) 運転温度範囲は−5 ℃+70 ℃
h) スプロケットは正しく配置し,チェーンは正しく調整する(箇条10参照)。
i) 過負荷,衝撃及び頻繁な起動・停止のない定常運転
j) チェーンの使用中は,継続して清浄かつ適切な潤滑が行われている(箇条9参照)。
注記 図1図3は,伝動能力及び小スプロケット回転速度とチェーンの呼び番号との関係を示す伝
動能力図の代表例である。
なお,伝動能力図は,チェーンの製造業者によって異なるので,選定に当たってはチェーン
の製造業者に確認することが望ましい。

――――― [JIS B 1810 pdf 5] ―――――

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JIS B 1810:2018の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10823:2004(MOD)

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