JIS B 2706:2013 皿ばね | ページ 2

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B 2706 : 2013
4E t h0
I 2 2 C2 C3 (6)
1 C1D t 2t
4E t h0
II 2 2 C2 C3 (7)
1 C1D t 2t
4E t h0
2 2 2(C3 C2 ) C3 (8)
1 C1D t 2t
4E t h0
2 2 2(C3 C2 ) C3 (9)
1 C1D t 2t
d) ばね定数の計算式 ばね定数は,非線形であるので式(5)をたわみδで微分して,次の式(10)によって
求める。
2 2
dP D d 4E t3 h0 h0 3
k 2 3 1 (10)
d (D d) 3r 1 C1D2 t t t 2 t

7 荷重特性

7.1 単体の荷重特性

7.1.1  特性曲線
ばねの荷重特性は,h0/tの比に依存しており,図2のように非線形の曲線となる。図のS点は計算上の
密着荷重であり,S点における荷重は,式(5)のδにh0を代入して,次の式(11) によって求める。
D d 4E t3h0
Ph0 2 2 (11)
(D d) 3r 1 C1D
図2−荷重特性
7.1.2 計算値及び実測値の荷重特性
荷重試験機でばねの荷重特性を測定すると,ばねの荷重は,図3に示すようにばねのたわみが0.1h0

――――― [JIS B 2706 pdf 6] ―――――

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0.4h0までは初期ひずみなどで計算値より低くなり,0.75h0(使用最大限界)を超えてh0に近くなると荷重
の支点が変化するため,計算値より高くなる。
図3−計算値及び実測値の荷重特性例

7.2 組み合わせたときの荷重特性

  ばねは,様々な組合せによって,次のような荷重特性が得られる。ばねを組み合わせて使用する場合,
荷重を負荷したときに,ばねがくずれないよう一定の位置に保つ必要がある。そのために一定の隙間をも
った案内が必要となる。案内は,基本的に内径案内が望ましいが外径案内でもよい。推奨隙間は,表5に
よる。
なお,案内の形状については,受渡当事者間の協定による。
表5−案内の隙間
単位 mm
外径又は内径 径の隙間
15以下 0.2
20以下 0.3
26以下 0.4
45以下 0.6
75以下 0.8
140以下 1.0
250以下 1.6
a) 並列重ねの荷重特性 図4に示すように,ばねを同じ向き(以下,並列という。)に重ねると,重ね
枚数倍荷重が大きくなる。重ね枚数をnとして,荷重PG,たわみδG及び自由高さL0は,次の式(12)
式(14) によって求める。
PG n P (12)
G

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――――― [JIS B 2706 pdf 7] ―――――

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L0 H0 (n )1 t (14)
図4−並列重ねの荷重特性
b) 直列組合せの荷重特性 図5に示すように,ばねを交互に組み合わせる(以下,直列という。)と,
枚数倍たわみが大きくなる。組み合わせた枚数をmとして,荷重PG,たわみδG及び自由高さL0は,
次の式(15)式(17) によって求める。
PG P (15)
G (16)
L0 m H0 (17)
図5−直列組合せの荷重特性
c) 並列重ね及び直列組合せの荷重特性 図6に示すように並列と直列との組合せをした場合,各並列の
枚数をn,直列の組数をmとして,荷重PG,たわみδG及び自由高さL0は,次の式(18)式(20) によ
って求める。
PG n P (18)
G (19)

――――― [JIS B 2706 pdf 8] ―――――

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L0 [H0 (n )1 t] m (20)
図6−並列重ね及び直列組合せの荷重特性

8 許容応力

8.1 一般事項

  ばねの断面が長方形のため,各角部に応力が集中する。図1に示す位置I,II,III及びIVの応力は,式
(6)式(9)によって計算する。最大圧縮応力は,位置Iで発生し,最大引張応力は,図7に示すように外内
径の比(D/d),及び全たわみと厚さとの比(h0/t)によって,位置II又はIIIに発生する。
図7−最大引張応力の位置

8.2 静的荷重を受ける場合

  静的荷重を受ける場合,又は使用期間内に5 000回以下の繰返しを受ける場合,高さHt=H0−0.75h0の
ときの最大圧縮応力σIの絶対値は,2 500 N/mm2を超えないことが望ましい。

8.3 繰返し荷重を受ける場合

  繰返し荷重を受ける場合,荷重の最大及び最小におけるσII及びσIIIのそれぞれの引張応力を計算し,そ
の最大値及び最小値で耐久限度を検討する。
なお,一例としてSUP10のばね鋼を使用し,ショットピーニングを施さない場合の耐久限度線図を図8

――――― [JIS B 2706 pdf 9] ―――――

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図10に示す。
図8−耐久限度線図(グループ1) 図9−耐久限度線図(グループ2)
図10−耐久限度線図(グループ3)

9 ばねの形状及び寸法並びに荷重特性

  ばねの標準的な形状及び寸法並びに荷重特性は,表6及び表7による。
なお,グループ分けは,表2に対応している。

――――― [JIS B 2706 pdf 10] ―――――

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