JIS B 2710-4:2021 重ね板ばね―第4部:製品仕様 | ページ 4

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表12−目玉内径の許容差
単位 mm
目玉内径 タイプ3 タイプJ
DI ブシュなし又は外筒なし 金属ブシュ及び
ゴムブシュ用目玉 外筒のあるゴムブシュ用目玉
許容差 許容差 許容差
機械加工 機械加工 機械加工 機械加工
なし あり なし あり
DI≦25 ±0.5
±0.15又は圧出力a)によって定める(圧出力の
25 値は,受渡当事者間の協定による。)。
DI>40 ±0.7
注記 JASO C 601:2015参照
注a) 圧出力とは,ブシュを引抜くときの力である。
9.4.2 ブシュ内径の許容差
金属ブシュをばねに組み込む場合には,ブシュ内径の許容差は,JIS B 0401-2に規定するH10とする。
それ以外の場合のブシュ内径の許容差は,受渡当事者間の協定による。
9.4.3 ブシュなし又は外筒なしゴムブシュ用目玉の内径寸法
ブシュなし又は外筒なしゴムブシュ用目玉の内径寸法は,リーフのタイプに関係なく,表13による。
表13−ブシュなし又は外筒なしゴムブシュ用目玉の内径寸法
単位 mm
目玉の内径寸法
23 25 28 30 33 35 38 40 45 50
9.4.4 目玉軸線の傾き
金属ブシュ用目玉軸線の傾きは,図15による。直角度の公差域zの値は,受渡当事者間の協定による。
また,ゴムブシュ用目玉軸線の傾きは,図15を参考に,受渡当事者間の協定による。
単位 mm
図15−金属ブシュ用目玉軸線の傾き
9.4.5 目玉幅の許容差
目玉幅の許容差は,表14による。

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表14−目玉幅の許容差
単位 mm
目玉の幅 許容差
タイプ3 タイプJ
0 指定寸法は,板幅から1以内を減じたものとし,そ
機械加工あり
−0.5 の許容差は,0/−0.5とする。
機械加工なし ±1.5 1.5以下

9.5 二番巻

9.5.1 形状の種類
二番巻を設ける場合には,その形状は,次のいずれかとする。
a) 上巻き3/4タイプ 上巻き3/4タイプの形状を,図16に示す。
図16−上巻き3/4タイプ
b) 上巻き1/4タイプ 上巻き1/4タイプの形状を,図17に示す。
図17−上巻き1/4タイプ
c) ベルリンアイ5/8タイプ ベルリンアイ5/8タイプの形状を,図18に示す。

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図18−ベルリンアイ5/8タイプ
d) ベルリンアイ1/4タイプ ベルリンアイ1/4タイプの形状を,図19に示す。
図19−ベルリンアイ1/4タイプ
9.5.2 二番巻の寸法
図16図19に示す二番巻の主要寸法は,リーフ間にサイレンサを挿入する場合を除き,表15による。
この中での各寸法は,一番リーフがまっすぐに伸びた状態での値とする。
リーフ間にサイレンサを挿入する場合には,そのサイレンサの形状を考慮して,寸法h及びLを表15に
規定する値より大きく定める。また,L及びm1は,作用力によるスパン変化を考慮して,リーフ間の干渉
を起こさないように定める。
表15−二番巻の寸法
単位 mm
h L m1 m2 a)
DO+3 DO+8 5 受渡当事者間の協定による。
注a) サイレンサを挿入する場合のm2の値は,サイレンサ板厚とする。
9.5.3 展開形状
二番巻を設ける場合には,リーフ端部の展開形状は,次のいずれかによる。
a) 平行切り 平行切りの形状を,図20に示す。
なお,bEの値は,板幅−20 mm程度が望ましい。

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図20−平行切りの形状
b) 三角開先 三角開先の形状を,図21に示す。
なお,bEの値は,板幅の1/2程度が望ましい。
図21−三角開先の形状

9.6 組立幅

  組立幅(図22参照)の許容差は,ばね取付け用Uボルト間において,表16による。ばね板中央部に機
械加工のあるばね及び/又はばねの種類によっては,受渡当事者間の協定で取り決めてもよい。
図22−組立幅
表16−組立幅の許容差
単位 mm
組立幅 許容差
範囲 タイプ3 タイプJ
+2.5
bA≦75
−0.8
+3.0
75 −0.8
板幅に対して+2.5 %とする。
+3.5
100 −0.8
+4.0
bA>125
−0.8

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9.7 胴締め

  ばねの組立は,図23に示す胴締め(鉄製のバンド)で中央部を締め付けることによって行う。
なお,胴締め部は,車両の車軸箱及び台車枠並びに車体に接する部分であるため,リーフのタイプに関
係なく,許容差は表17による。さらに,胴締めの長さとは,まくらばねの場合には図24,担いばねの場
合には図25に示す位置とする。また,ばねつり穴(図25及び図26参照)の大きさ及びばねつり穴の偏心
については,表17による。
図23−胴締めの形状例
図24−胴締めの長さ(まくらばねの場合)
図25−胴締めの長さ(担いばねの場合)

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JIS B 2710-4:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 18137:2015(MOD)

JIS B 2710-4:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 2710-4:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0103:2015
ばね用語
JISB0156:2015
ばね記号
JISB0205-2:2001
一般用メートルねじ―第2部:全体系
JISB0209-2:2001
一般用メートルねじ―公差―第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法―中(はめあい区分)
JISB0401-2:2016
製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第2部:穴及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
JISB1021:2003
締結用部品の公差―第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット―部品等級A,B及びC
JISB1051:2014
炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ
JISB1181:2014
六角ナット
JISB1213:1995
冷間成形リベット
JISB2710-1:2008
重ね板ばね―第1部:用語
JISB2710-1:2020
重ね板ばね―第1部:用語
JISB2710-2:2008
重ね板ばね―第2部:設計方法
JISB2710-2:2020
重ね板ばね―第2部:設計方法
JISB2710-3:2008
重ね板ばね―第3部:試験方法
JISB2710-3:2021
重ね板ばね―第3部:測定及び試験方法
JISB2711:2013
ばねのショットピーニング
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISG3131:2018
熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3302:2019
溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISG3445:2016
機械構造用炭素鋼鋼管
JISG3445:2021
機械構造用炭素鋼鋼管
JISG3505:2017
軟鋼線材
JISG3507-1:2010
冷間圧造用炭素鋼―第1部:線材
JISG3507-1:2021
冷間圧造用炭素鋼―第1部:線材
JISG4051:2016
機械構造用炭素鋼鋼材
JISG4053:2016
機械構造用合金鋼鋼材
JISG4801:2011
ばね鋼鋼材
JISG4801:2021
ばね鋼鋼材
JISZ8401:2019
数値の丸め方