JIS B 4211:1998 ストレート刃エンドミル | ページ 5

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B 4211 : 1998
6. 品質
6.1 外観 エンドミルの外観は,地きず,割れ,有害なまくれ,きず,さび,接合不良などの欠点がな
く,仕上げは良好でなければならない。
6.2 表面粗さ エンドミルの刃部の表面粗さは,8.1による試験を行ったとき,すくい面でJIS B 0601に
規定する0.80 刀愀 3.2 刀 下とする。
6.3 硬さ エンドミルの刃部の硬さは,8.2による試験を行ったとき,63HRC以上又は772HV以上とす
る。シャンクは,有害な変形又は損傷を起こさないよう適切な熱処理を施さなければならない。
6.4 振れ エンドミルの刃部の振れは,8.3による試験を行ったとき,図1-1,1-2及び表5-1,5-2によ
る。
備考 図示方法は,JIS B 0021による。
図1-1 エンドミルの刃部の振れの公差(ストレートシャンク)
備考 図示方法は,JIS B 0021による。
図1-2 エンドミルの刃部の振れの公差(テーパシャンク)
表5-1 標準エンドミル及びキー溝エンドミルの刃部の振れの公差
単位 mm
外径 D 外周刃の振れの公差 tr 底刃の振れの公差 ボル刃の振れの公差
S形 R形 M形 L形 E形 ta to
0.95を超え 4.75以下 0.02 0.025 0.032 0.032 − 0.025 0.025
4.75を超え 11.8以下 0.025 0.032 0.04 0.4 − 0.032 0.032
11.8を超え 30以下 0.032 0.04 0.05 0.05 0.063 0.04 0.04
30を超え 118以下 0.04 0.05 0.063 0.063 0.08 0.05 0.05
備考 キー溝エンドミルの外周刃の振れの公差は,0.02mmとする。

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表5-2 荒削りエンドミルの刃部の振れの公差
単位 mm
外径 D 外周刃の振れの公差 tr 底刃の振れの公差 ボール刃の振れの公差
R形 M形 L形 E形 ta to
4.75を超え 11.8以下 0.05 0.063 0.063 − 0.032 0.032
11.8を超え 30以下 0.063 0.08 0.08 0.1 0.04 0.04
30を超え 118以下 0.08 0.1 0.1 0.125 0.05 0.05
7. 材料 エンドミルの材料は,JIS G 4403に規定するSKH51又はこれと同等以上の性能をもつものとす
る。
なお,溶接エンドミルのシャンクの材料は,JIS B 4051に規定するS55C又は使用上これと同等以上の
性能をもつものとする。
8. 試験方法
8.1 表面粗さ エンドミルの表面粗さは,目視によってJIS B 0659に規定する比較用表面粗さ標準片と
比較測定する。
8.2 硬さ エンドミルの硬さは,JIS B 7726に規定するロックウェル硬さ試験機を用いて,JIS Z 2245
に規定するロックウェル硬さ試験方法によって測定する。ただし,ロックウェル硬さ試験機によって測定
できない場合は,JIS B 7725に規定するビッカース硬さ試験機を用いて,JIS Z 2244に規定するビッカー
ス硬さ試験方法によって測定してもよい。
なお,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。
8.3 振れ
a) ストレートシャンクエンドミルの振れ エンドミルの振れは,図2-1のようにエンドミルを精密定盤
上に置いたVブロックで支え,ダイヤルゲージを外周刃,底刃及びボール刃の切れ刃に垂直に当て,
矢の方向に回しながらダイヤルゲージの指針の動きを読む。読みの最大値と最小値との差を測定値と
する。
備考1. 精密定盤は,JIS B 7513に規定する1級とする。
2. ダイヤルゲージは,JIS B 7503に規定する目量0.001mmダイヤルゲージとする。
3. Vブロックは,JIS B 7540に規定する1級とする。
4. 鋼球は,JIS B 1501による。
b) テーパシャンクエンドミルの振れ エンドミルの振れは,図2-2にようにエンドミルのシャンク部を
測定用ゲージに挿入し,そのゲージの外周を精密定盤上に置いたVブロックで支え,ダイヤルゲージ
を外周刃,底刃及びボール刃の切れ刃に垂直に当て,矢の方向に回しながらダイヤルゲージの指針の
動きを読む。読みの最大値と最小値との差を測定値とする。
備考1. 精密定盤は,JIS B 7513に規定する1級とする。
2. ダイヤルゲージは,JIS B 7503に規定する目量0.001mmダイヤルゲージとする。
3. Vブロックは,JIS B 7540に規定する1級とする。
4. 測定用ゲージはテーパ穴をもちその精度は,JIS B 3301による。外周の真円度及びテーパ部
と外周との同軸度は,2 下とする。
5. 鋼球は,JIS B 1501による。

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図2-1 エンドミルの刃部の振れの測定方法(ストレートシャンク)
図2-2 エンドミルの刃部の振れの測定方法(テーパシャンク)
9. 検査 エンドミルの検査は,形状・寸法,外観,表面粗さ,硬さ及び振れについて行い,それぞれ5.
及び6.16.4の規定に適合しなければならない。
10. 製品の呼び方 エンドミルの呼び方は,名称(2),外径D又はボール半径R,シャンク径d又はシャン
ク部のテーパ番号及び刃部の材料記号(3)による。
例1. ストレートシャンク 2枚刃 エンドミル S形 10×12 SKH51
例2. テーパシャンク 多刃 ボールエンドミル R形 R8 モールステーパ番号2 HSS
例3. 7/24テーパシャンク 多刃 エンドミル L形 25 No.30 HSS-Co
例4. フラット付きストレートシャンク 荒削りエンドミル M形 16 SKH51
例5. ストレートシャンク キー溝エンドミル H形 10 SKH51
注(2) 名称は,表1による。
(3) 使用材料が,SKH51又はこれと同等の場合はHSSと,また,SKH55又はこれと同等の場合に

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はHSS-Coと呼んでもよい。
11. 表示
11.1 製品の表示 エンドミルには,シャンク又は首部になるべく刃部を下又は左にして,次の事項を横
書きに表示する。
例1. 例2. 例3.
(ボールエンドの場合)
(スクエアエンドの場合) (キー溝エンドミルの場合)
a) 外径D又はボール半径R : 16 : R8 : 7
b) 外径Dの許容差の種類(4) : H
c) 刃部の材料記号(5) : SKH51 : HSS-Co : HSS-Co
d) 製造業者名又はその略号
注(4) 外径Dの許容差の種類は,キー溝エンドミルの場合だけとする。
(5) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSSと,また,SKH55又はこれと同等の場合には
HSS-Coと表示してもよい。
11.2 包装の表示 エンドミルの包装には,名称(2),シャンク径d又はシャンク部のテーパ番号及び11.1
に規定する事項を表示する。
国際整合化調査研究委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 村 田 良 司 東京理科大学理工学部
中 嶋 誠 通商産業省機械情報産業局
本 間 清 工業技術院標準部
伊 藤 哲 工業技術院機械技術研究所
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
野 上 彰 株式会社不二越
羽 山 隆 貫 日立ツール株式会社
片 桐 泰 典 株式会社不二越
日下部 祐 次 神鋼コベルコツール株式会社
宮 林 光 行 株式会社彌満和製作所
倉 持 建 日本高周波鋼業株式会社
舞 田 靖 司 社団法人日本機械工業連合会
岡 安 英 雄 社団法人日本工作機械工業会
西 村 欣 也 社団法人日本歯車工業会
石 川 侑 男 社団法人日本金型工業会
安 武 昭 彦 社団法人日本工作機器工業会
手 取 正 輝 いすゞ自動車株式会社川崎工場
小 峰 武 夫 コベルコツールエンジニアリング株式会社
白 秀 明 オーエスジー株式会社
佐 藤 直 彦 理研製鋼株式会社
木 村 育 夫 株式会社三興製作所
(事務局) 平 野 武 治 日本工具工業会
西 垣 吉麻呂 日本工具工業会

JIS B 4211:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1641-1:1978(MOD)
  • ISO 1641-2:1978(MOD)
  • ISO 1641-3:1978(MOD)

JIS B 4211:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 4211:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0021:1998
製品の幾何特性仕様(GPS)―幾何公差表示方式―形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
JISB0172:1993
フライス用語
JISB0401-2:2016
製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第2部:穴及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
JISB0405:1991
普通公差―第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JISB0601:2013
製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
JISB0614:1987
円すい公差方式
JISB0659-1:2002
製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式;測定標準―第1部:標準片
JISB1011:1987
センタ穴
JISB1301:1996
キー及びキー溝
JISB1501:2009
転がり軸受―鋼球
JISB3301:2008
テーパゲージ―モールステーパ及びメトリックテーパ
JISB4003:1999
工具用テーパシャンク部及びソケット―形状・寸法
JISB4005:1998
フライス用ストレートシャンク部―形状・寸法
JISB6101:2004
7/24テーパの主軸端及びシャンク
JISB6339:1998
マシニングセンタ―ツールシャンク及びプルスタッド
JISB7503:2017
ダイヤルゲージ
JISB7513:1992
精密定盤
JISB7540:1972
Vブロック
JISB7725:2010
ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
JISB7725:2020
ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
JISB7726:2017
ロックウェル硬さ試験―試験機及び圧子の検証及び校正
JISG4051:2016
機械構造用炭素鋼鋼材
JISG4403:2015
高速度工具鋼鋼材
JISZ2244:2009
ビッカース硬さ試験―試験方法
JISZ2245:2016
ロックウェル硬さ試験―試験方法
JISZ2245:2021
ロックウェル硬さ試験―試験方法