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JIS B 6190-2:2016 規格概要
この規格 B6190-2は、機上で各運動軸について独立に直接測定する数値制御工作機械運動軸の位置決め精度試験方法及び評価方法について規定。複数の運動軸を同時に制御する試験には適用しない。
JISB6190-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B6190-2
- 規格名称
- 工作機械試験方法通則―第2部 : 数値制御による位置決め精度試験
- 規格名称英語訳
- Test code for machine tools -- Part 2:Determination of accuracy and repeatability of positioning of numerically controlled axes
- 制定年月日
- 2008年3月20日
- 最新改正日
- 2016年11月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 230-2:2014(IDT), ISO 230-2:2014/AMENDMENT 1:2016(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 25.040.20, 25.080.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 工作機械 2019
- 改訂:履歴
- 2008-03-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2016-11-21 改正
- ページ
- JIS B 6190-2:2016 PDF [40]
B 6190-2 : 2016 (ISO 230-2 : 2014,Amd.1 : 2016)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 試験条件・・・・[6]
- 4.1 環境・・・・[6]
- 4.2 試験する機械・・・・[7]
- 4.3 暖機運転・・・・[7]
- 5 試験プログラム・・・・[7]
- 5.1 運転モード・・・・[7]
- 5.2 目標位置の設定・・・・[7]
- 5.3 測定・・・・[8]
- 6 結果の評価・・・・[10]
- 6.1 2 000 mm以下の直進軸及び360°以下の回転軸・・・・[10]
- 6.2 2 000 mmを超える直進軸及び360°を超える回転軸・・・・[10]
- 7 受渡当事者間で協定する事項・・・・[10]
- 8 結果の表示・・・・[10]
- 8.1 表示方法・・・・[10]
- 8.2 評価事項・・・・[11]
- 附属書A(参考)直進軸の位置決め測定における測定不確かさの推定-簡易方法・・・・[17]
- 附属書B(参考)ステップサイクル・・・・[30]
- 附属書C(参考)周期的位置決め誤差・・・・[31]
- 附属書D(参考)校正されたボールアレー又はステップゲージを用いた直進位置決め誤差の測定・・・・[34]
- 附属書E(参考)最小設定単位送り試験・・・・[36]
- 参考文献・・・・[38]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 6190-2 pdf 1] ―――――
B 6190-2 : 2016 (ISO 230-2 : 2014,Amd.1 : 2016)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
工作機械工業会(JMTBA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 6190-2:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 6190の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 6190-1 第1部 : 幾何精度試験
JIS B 6190-2 第2部 : 数値制御による位置決め精度試験
JIS B 6190-3 第3部 : 熱変形試験
JIS B 6190-4 第4部 : 数値制御による円運動精度試験
JIS B 6190-5 第5部 : 騒音放射試験(予定)
JIS B 6190-6 第6部 : 対角位置決め精度試験(予定)
JIS B 6190-7 第7部 : 回転軸の幾何精度試験
TR B 6190-8 第8部 : 振動試験(予定)
TR B 6190-9 第9部 : JIS B 6190の規格群に規定する試験における測定の不確かさの推定(予定)
JIS B 6190-10 第10部 : 数値制御工作機械のプロービングシステムの測定性能の求め方(予定)
TR B 6190-11 第11部 : 測定器及び幾何精度試験への応用(予定)
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日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 6190-2 : 2016
(ISO 230-2 : 2014,Amd.1 : 2016)
工作機械試験方法通則−第2部 : 数値制御による位置決め精度試験
Test code for machine tools-Part 2: Determination of accuracy and repeatability of positioning of numerically controlled axes
序文
この規格は,2014年に第4版として発行されたISO 230-2及びAmendment 1(2016)を基に,技術的内
容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。ただし,追補(amendment)については,編集し,
一体とした。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
この規格は,数値制御軸による位置決め精度及び繰返し性を決定するために用いる試験方法について規
定している。試験は,工具を保持する構成要素と工作物を保持する構成要素との間の相対運動を測定する
ことによって行う。
製造業者は,指定どおりの位置決め精度を機械に発揮させることのできる温度環境に関する指針を提供
することに責任をもっている。機械の使用者は,製造業者の温度環境指針に合わせた適切な試験環境を提
供する責任をもっており,そうしない場合は低い性能の機械を受け入れることになる。環境温度指針の例
は,JIS B 6190-3の附属書C(工作機械の環境温度指針)に示す。
温度環境によって工作機械の性能に過度の不確かさ又は変動が生じ,環境温度が製造業者の環境温度指
針を満たさない場合には,要求精度を低くする必要がある。機械が仕様性能を満たさない場合は,この規
格のA.2.4に示す工作機械温度の補正による不確かさの解析及びA.2.5に示す環境変動誤差による不確かさ
は,問題の原因を特定するのに役に立つ。
この規格は,次の事項を新たに追加している。
a) 4 000 mmを超える直進軸の試験方法(5.3.3参照)
b) 位置決め試験の評価事項を表す記号の定義,例えば,EXX,A↑(8.2.4参照)
c) 位置決めの周期的な誤差の評価(附属書C参照)
d) ボールアレー又はステップゲージによる位置決め試験(附属書D参照)
e) 最小設定単位送り試験(附属書E参照)
1 適用範囲
この規格は,機上で各運動軸について独立に直接測定する数値制御工作機械運動軸の位置決め精度試験
方法及び評価方法について規定する。規定している方法は,直進軸及び回転軸に適用する。
この規格は,複数の運動軸を同時に制御する試験には適用しない。
この規格は,形式検査,受渡検査,比較検査,定期点検,補正などに適用できる。
この規格に規定する方法は,各目標位置で繰り返して測定を行う。その不確かさは,ISO/TR 230-9の附
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2
B 6190-2 : 2016 (ISO 230-2 : 2014,Amd.1 : 2016)
属書Cに従って評価する。
附属書Aは,測定不確かさの推定方法を示す。
附属書Bは,代替試験サイクル,すなわち,ステップサイクルの適用について示す。ステップサイクル
によって得られた結果は,受渡当事者間で特別に協定した場合を除いて,この規格を引用した技術文書又
は受渡検査には使用してはならない。機械の受渡検査でこの規格を引用できるのは,標準試験サイクルと
する。
附属書Cは,周期的位置決め誤差に関する考察を示す。
附属書Dは,ボールアレー及びステップゲージを用いた試験方法を示す。
附属書Eは,数値制御軸の最小設定単位送りの試験方法を示す。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 230-2:2014,Test code for machine tools−Part 2: Determination of accuracy and repeatability of
positioning of numerically controlled axes 及びAmendment 1:2016(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 6190-1 工作機械試験方法通則−第1部 : 幾何精度試験
注記 対応国際規格 : ISO 230-1,Test code for machine tools−Part 1: Geometric accuracy of machines
operating under no-load or quasi-static conditions(IDT)
JIS B 6190-3 工作機械試験方法通則−第3部 : 熱変形試験
注記 対応国際規格 : ISO 230-3,Test code for machine tools−Part 3: Determination of thermal effects
(IDT)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
軸の移動範囲(axis travel)
運動部品が,数値制御で直進軸上又は回転軸上で運動できる最大の移動範囲。
注記 360°を超える回転軸の場合は,明確に定義された最大の移動範囲はなくてもよい。
3.2
測定範囲(measurement travel)
測定値を取り込むために使用する軸の移動範囲の一部で,両方向から位置決めできるように選んだ最初
と最後の目標位置とで挟まれた範囲。
注記 図1参照。
3.3
機能点(functional point)
切削工具の先端点,又は材料除去を行うために切削工具が工作物に接触する工作機械の部品と関連する
点。
――――― [JIS B 6190-2 pdf 4] ―――――
3
B 6190-2 : 2016 (ISO 230-2 : 2014,Amd.1 : 2016)
(JIS B 6190-1の3.4.2参照)
注記 この規格では,切削工具を保持する構成要素と工作物を保持する構成要素との間の相対運動に
おける誤差について試験する。この誤差は,機能点の位置又は軌跡で定義し,測定する。
3.4
目標位置(target position)
Pi(i=1m)
運動部品が運動するように指令された位置。
注記 添字iは,直進軸上又は回転軸上で選択された目標位置のうちの特定の位置を表す番号。
3.5
実際位置(actual position)
Pij(i=1m,j=1n)
機能点がi番目の目標位置にj回目に到達したときの,測定した位置。
3.6
位置決め偏差(positioning deviation)
位置の偏差(deviation of position)
xij
機能点が到達した実際位置と目標位置との差。
xij=Pij−Pi
(JIS B 6190-1の3.4.6を修正)
注記1 位置決めの偏差は,切削工具を保持する構成要素と,試験する軸の運動方向に工作物を運動
させる構成要素との間の相対運動として求める。
注記2 位置決めの偏差は,ある間隔でサンプリングした位置決め誤差運動の限定的な表現である。
3.7
一方向(unidirectional)
直進軸に沿って又は回転軸回りで,常に同じ向きに次々に目標位置に近づけること。
注記 記号↑及び↓は,それぞれ正の向き及び負の向きに位置決めしたときに,測定した評価事項を
表す。例えば,xij↑又はxij↓。
3.8
両方向(bi-directional)
直進軸に沿って又は回転軸回りで,正及び負の向きからそれぞれ次々に目標位置に近づけること。
3.9
標準不確かさ(standard uncertainty)
標準偏差で表される,測定結果の不確かさ。
(ISO/IEC Guide 98-3:2008の2.3.1参照)
3.10
合成標準不確かさ(combined standard uncertainty)
測定結果が幾つかの他の量から求められるときの,測定結果の標準不確かさ。これは,これらの各量の
変化に応じて測定結果がどれだけ変化するかによって重み付けした,分散又は他の量との共分散の和の正
の平方根に等しい。
(ISO/IEC Guide 98-3:2008の2.3.4参照)
――――― [JIS B 6190-2 pdf 5] ―――――
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JIS B 6190-2:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 230-2:2014(IDT)
- ISO 230-2:2014/AMENDMENT 1:2016(IDT)
JIS B 6190-2:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.20 : 数値制御工作機械
JIS B 6190-2:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB6190-1:2016
- 工作機械試験方法通則―第1部:幾何精度試験
- JISB6190-3:2014
- 工作機械試験方法通則―第3部:熱変形試験