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B 6315-1 : 2013
E.2 共通の補助機能(M)のコード
E.2.1 M機能のコード化の基本
M機能のコード化は,次のa) e)の基本による。
a) 機能は2桁,又は必要な場合は3桁のコードで表す。
b) 定義した全てのM機能を必要としない機械の制御装置においては,2桁のコードを用いてよい。この
場合には,百の位のコードについては,制御装置に無視され,プログラムに現れてはならない。
c) 特定のクラスに対応するM機能の割当て(1,10,100の位)は,2桁のMコードの最大限の利用を
促進するものでなければならない。同じコードを異なる機能に割り当ててはならない。
d) 表E.3は,全てのクラスにおいて同じ定義をもっている共通のM機能を規定する。
e) 定義したそれぞれのM機能は,100の位の値に対応するそれぞれの“クラス”に割り当てる(E.2.2
参照)。
E.2.2 M機能の分類
ISO/TR 6983-21)に示すM機能の分類は,次による。
− クラス0 : 数値制御汎用指令
− クラス1 : フライス盤,横中ぐり盤及びターニングセンタ
− クラス2 : 旋盤,立て旋盤,立て中ぐり盤及びターニングセンタ
− クラス3 : 研削盤及び測定装置
− クラス4 : ガス,プラズマ,レーザ及びウォータージェット切断機,並びにワイヤ放電加工機
− クラス5 : 多テーブル,多頭,多軸工作機械及び付随する搬送機構
− クラス6 : 鍛圧機械
− クラス7 : 永久に割当てない。個々の用途に使用できる。
− クラス8 : コード拡張に用いる。
注1) 2012年現在,ISO/TC184/SC1において審議中である。
――――― [JIS B 6315-1 pdf 26] ―――――
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B 6315-1 : 2013
表E.3−補助機能(M)のコード化(クラス0)
コード 機能 説明 略号a)
M00 プログラムストップ AAM,
主軸又はその他の機能(例 : クーラント機能)を中断させる指令。そ
TBO
のブロックでのコマンド完了後に,それ以降のブロックの処理を行わ
ないようにする。
M01 オプショナルストップ AAM,
作業者がこの指令を有効にするスイッチをあらかじめ押しておけば,
プログラムストップと同様の機能を果たす指令。 TBO
スイッチを入れていないときは,この指令は無視される。
M02 エンドオブプログラム AAM,
工作物の完成を示す補助機能。そのブロックの動作が完了した後,全
TBO
ての機能(例 : クーラント機能)は停止する。制御装置及び機械のリ
セットに用いられる。
M03 主軸正転 FRC
時計回りの主軸の回転を開始する指令。主軸回転速度は,Sコードに
よって指定する。
M04 主軸逆転 FRC
反時計回りの主軸の回転を開始する指令。主軸回転速度は,Sコード
によって指定する。
M05 主軸停止 主軸の回転を中断する指令。 FRC
M06 工具交換 DDFC,
手動又は自動によって工具交換を実行するための指令。工具の指定は
TBO
含まない。この指令によって,クーラント及び主軸を自動的に停止し
てもよいし,しなくてもよい。
M07 ISO/TR 6983-2参照。
M08 ISO/TR 6983-2参照。
M09 ISO/TR 6983-2参照。
M10 工作物クランプ 機械の案内面,工作物,取付具,主軸などのクランプを行わせる指令。 DDFC,
TBO
M11 工作物アンクランプ DDFC,
機械の案内面,工作物,取付具,主軸などのアンクランプを行わせる
指令。 TBO
M30 エンドオブデータ AAM,
工作物の加工プログラムの終わりを示す指令で,そのブロックの動作
TBO
が完了した後,主軸及び他の機能(例 : クーラント機能)は停止する。
制御装置及び機械のリセットに用いる。制御装置のリセットには,プ
ログラムスタートのキャラクタに戻ることを含めることができる。
M48b) オーバライド無視のキ M49のキャンセル。
ャンセル
M49b) オーバライド無視 AAM,
手動設定による主軸速度又は送り速度のオーバライドを無視して,プ
ログラムどおりの速度で動作させる指令。 AWM
M60b) 工作物交換 TBO
工作物を必要に応じて取り外し,又は方向を変える指令。このブロッ
クにおける全ての指令が完了した後,主軸及びクーラント機能は停止
する。
注a) 略号の意味は,次による。
− AAM(action after motion) : ブロックで命令された動きの完了後に動作する。
− AWM(action with motion) : ブロックで命令された動きと同時に動作する。
− DDFC(desingation in the detailed format classification) : 詳細フォーマットで指示する。
− FRC(α)(function retained until canceled) : 適切なその後のコマンド(様式)で中断されるか,又は取っ
て代わられるまで保有される。
− TBO(this block only) : 現れるブロックだけに影響する。
b) これらのMコードは,個々の用途に使用できる。
――――― [JIS B 6315-1 pdf 27] ―――――
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B 6315-1 : 2013
参考文献 [1] JIS B 6310 産業オートメーションシステム−機械及び装置の制御−座標系及び運動の記
号
注記 対応国際規格 : ISO 841:2001,Industrial automation systems and integration−
Numerical control of machines−Coordinate system and motion nomenclature(IDT)
[2]ISO/TR 6983-21),Automation systems and integration−Numerical control of machines−Program
format and definition of address words−Part 2: Coding of miscellaneous functions M (class 1 to 8)
注1) 発行予定
――――― [JIS B 6315-1 pdf 28] ―――――
B6
2
附属書JA
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(参考)
5-
1 : 2
JISと対応国際規格との対比表
013
ISO 6983-1:2009 Automation systems and integration−Numerical control of machines
JIS B 6315-1:2013 産業オートメーションシステム及びその統合−機械の数値
−Program format and definitions of address words−Part 1: Data format for positioning,
制御−プログラムフォーマット及びアドレスワードの定義−第1部 : 位置決め,
直進運動及び輪郭制御システム用データフォーマット line motion and contouring control systems
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの(V) JISと国際規格との技術
国際規格 評価及びその内容 的差異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号及び 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
題名 の評価
4 プログラム 4 JISとほぼ同じ 追加 国内の実情に適合するため。
準備機能コードの規定において,イン
フォーマット チデータ入力のGコードG70に“又は 国際規格の定期見直しの際に
G20でもよい”の文を追加。 修正提案を行う。
メトリックデータ入力のGコードG71
に“又はG21でもよい”の文を追加。
7 補間のため 7.4.1 放物線ス 7.4.1 JISとほぼ同じ 追加 国際規格の明らかな誤り。
箇条の題名が欠落しているため,追加
のプログラミ パンの定義 した。 国際規格の定期見直しの際に
ング方法 修正提案を行う。
8 工具長オフ 8 JISとほぼ同じ 追加 使用者の理解を助けるため。
工具長オフセットのキャンセルに用い
セット及び工 るG40の説明文を追加した。技術的差国際規格の定期見直しの際に
具オフセット 異はない。 修正提案を行う。
附属書D マシンプログラ 附属書D JISとほぼ同じ 変更 記載内容から,国際規格にお
国際規格ではこの附属書は“規定”で
(参考) ムの互換性につ (規定) いても“参考”とするのが妥
あるが,あくまで注意事項を記載して
いての注意事項 いるものであり,JISでは“参考”に変
当であるため,国際規格の定
更した。 期見直しの際に修正提案を行
う。
附属書E 表E.1 附属書E G2024については未 変更 国際規格では未指定のコードG20を 国内の実情に適合するため。
(規定) (規定) 指定 “インチデータ入力”,G21を“メトリ
国際規格の定期見直しの際に
修正提案を行う。
ックデータ入力”としてそれぞれ使用
してもよいとした。
――――― [JIS B 6315-1 pdf 29] ―――――
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6983-1:2009,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
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1 : 201
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3
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JIS B 6315-1:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6983-1:2009(MOD)
JIS B 6315-1:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.20 : 数値制御工作機械
JIS B 6315-1:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合