この規格ページの目次
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B 7027 : 2018
b) 針は,12時位置の±2分に設定をする。
c) カレンダー,又はほかの時計の表示要素を駆動する機構は非連結にし,作動時間以外にする。
d) クロノグラフの表示項目は,リセット(ゼロ位置)状態にする。
e) りゅうず,ボタンなどの操作部を操作した後,通常状態にする。
f) ねじロックりゅうず及びねじロックボタンは,ねじ込み位置にする。
5.3.2 第1衝撃つい試験
時計面に平行にケース胴の9時側に,衝撃ついによる衝撃を1回与える(図1参照)。
図1−第1衝撃方向
5.3.3 第2衝撃つい試験
時計面(ガラス面)に垂直に,衝撃ついによる衝撃を1回与える(図2参照)。
図2−第2衝撃方向
5.3.4 第1衝撃つい及び第2衝撃つい試験後の歩度及び指示差の測定
第1衝撃つい及び第2衝撃つい試験後の歩度及び指示差の測定は,次による。
a) 機械式の時計は,第2衝撃を与えてから5分間後,指示差を測定した後,30秒間以上の歩度安定化時
間をとり,文字板下,6時上及び9時上の姿勢で,歩度測定器によって各1分間以上,順次歩度を測
定する。
歩度の残留影響は,同じ測定姿勢で測定した歩度の最大差から算出しなければならない。
実用上の理由から,上記の測定はぜんまいを最大巻上げ後に60分間以上経過した後,測定を行わな
ければならない。
b) 水晶式の時計は,第2衝撃を与えてから5分間後,指示差を測定した後,歩度測定器によって文字板
上又は文字板下の姿勢で歩度を測定する。
――――― [JIS B 7027 pdf 6] ―――――
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5.3.5 時計の運転状態,機能及び外観の確認
時計の運転状態,機能及び外観について,目視での確認及び規定の操作を行う。
5.3.6 第1衝撃つい及び第2衝撃つい試験後の防水性の確認
第1衝撃つい及び第2衝撃つい試験後の防水性の確認は,5.2.1による。
5.4 第3衝撃つい試験
5.4.1 第3衝撃つい試験に使用する時計の準備
第3衝撃つい試験に使用する時計の準備は,次による。
なお,第1衝撃つい及び第2衝撃つい試験に使用した時計とは別の時計を使用する。
a) 時計の各機能の事前確認は,次による。
1) カレンダー機構は,かみ合い外れ又は回転異常がなく正しく作動しなければならない。
2) 時計の停止機構が正しく作動しなければならない。
3) ボタン,スライドスイッチなどの全ての機能(クロノグラフのスタート・ストップ・リセット,ア
ラームのオン・オフ,照明など)が正しく作動しなければならない。
4) CDセグメント又はほかの電子表示項目全てが機能しなければならない。
5) 機械的動作,振動,音又は信号を発生させる機械的要素が正しく作動しなければならない。
b) りゅうずは,通常使用位置(首引きなし)にする。
c) ねじロックりゅうず及びねじロックボタンは,ねじ込み位置にする。
5.4.2 第3衝撃つい試験
巻真に平行にりゅうずの頭部に,衝撃ついによる衝撃を1回与える(図3参照)。
図3−第3衝撃方向
5.4.3 第3衝撃つい試験後のりゅうずの確認
第3衝撃つい試験後にりゅうずの機能及び外観について,目視での確認及び規定の操作を行う。
5.4.4 第3衝撃つい試験後の防水性の確認
第3衝撃つい試験後の防水性の確認は,5.2.1による。
5.5 衝撃つい試験装置
衝撃つい試験装置については,JIS B 7001のD.5(試験装置)による。
衝突の速さは,1 mの高さから自由落下させたときの衝突の速さV=4.43 m/sとする。
6 自由落下試験方法
6.1 一般
落下場所の衝撃特性は,附属書Aによる。
――――― [JIS B 7027 pdf 7] ―――――
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時計は,バンド付きの完成時計に対して試験を行う。
バンドは美錠又は中留を開いた状態にする。
自由落下試験は時計を回転させず,姿勢を維持し鉛直方向に落下するように行う。
試験前にバンドとケースとの取付け状態,バンドの外観及びバンドの機能を確認する。
6.2 第1自由落下試験
りゅうずを上に向けた姿勢で,厚さ3 cm以上のかし板上に1 mの高さから時計を1回落下する。
なお,りゅうずがない場合は,9時方向又は3時方向を上に向けて時計を落下する(図4参照)。
又は
図4−第1自由落下方向
6.3 第2自由落下試験
文字板を上向きにした姿勢で,厚さ3 cm以上のかし板上に1 mの高さから時計を1回落下する。(図5
参照)
又は
図5−第2自由落下方向
6.4 自由落下試験後のバンドの確認
自由落下試験後に,バンドとケースとの取付け状態,バンドの外観及びバンドの機能を確認する。
――――― [JIS B 7027 pdf 8] ―――――
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B 7027 : 2018
7 表示
この規格で規定する衝撃性能に適合する耐衝撃時計には,本体のよく見える箇所又はタグに,次のいず
れかを表示してもよい。
a) 耐衝撃
b) hock resistant
――――― [JIS B 7027 pdf 9] ―――――
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附属書A
(規定)
衝撃特性の検証
A.1 一般
試験の再現性を適切にするために,試験装置によって時計に与えられる衝撃特性(加速度及び持続時間)
を初期及び定期的に検証することが重要である。
時計の形状,質量及び材料は,衝撃特性自体に影響を与えるので,A.2に示す試験試料によって検証を
行う。
A.2 試験試料
試験試料は,次に示す仕様に適合しなければならない(図A.1参照)。
材質 : ステンレス鋼 JIS G 4303に規定するSUS303
質量 : 0.1 kg±0.002 kg
注記 加速度を測定するために接続する部材を含む。
a : 試料長さ
注記 指定の質量を満たすように設定する。
b : センサー接続部
c : 衝撃方向
図A.1−試験試料の仕様
A.3 衝撃波形
箇条5及び箇条6に規定した試験手順によって,A.2で規定した試験試料を試験した場合は,次のエン
ベロープ(包絡線)を満たさなければならない(図A.2参照)。
――――― [JIS B 7027 pdf 10] ―――――
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JIS B 7027:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1413:2016(MOD)
JIS B 7027:2018の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 7027:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7001:2018
- 時計―試験方法
- JISB7010:2013
- 時計部品―名称
- JISB7021:2013
- 一般用防水携帯時計―種類及び防水性能
- JISB7023:2014
- 潜水用携帯時計―種類及び性能
- JISB7023:2021
- 潜水用携帯時計―種類及び性能
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒